年末ぐらいに、とりさんから「水仙まつりを見に行く房総ライドをしましょう」とお声がけいただいた。
直前までなんやかんやと下調べをしていただきつつ、寒波到来?の中、敢行したロマンチックライド。
メンバーはとりさん、べいさん、ひとみさん、虫さんとクロ。そしてスペシャルサポートカーのひとみさん次男くんだ。
目指すは木更津駅! 目的地までの距離の割に人道的な時間に起床した。そう、今回の輪行旅はひと味違うのだ。
やたらめったらでけえおにぎり。のり弁を本当に全部まるごとおにぎりにしたやつ。磯部揚げ、からあげ、きんぴら、卵焼き、そしてのりの下の醤油おかかご飯。本当に全部入りでおいしい。
はい、やってきたのは横浜駅のバスターミナル。そう、今日はバス輪行なのだ。木更津駅行だが、荷物スペースも座席もガラガラ。ゴルフのピークのシーズン以外は、3台くらいまでなら断られることはなさそうだった。
スイカが使えない車両もあるということで、事前に切符購入。乗れるかどうかのリサーチも、切符のアドバイスもすべてとりさんから。不安を払拭してくれるありがたい情報たちだった。
自分で積み込ませてもらう。2台を輪行袋のベルトでつないで、いざ。
1時間ほどの快適すぎるバス旅。ベイブリッジを眺め、こんなにいい天気なのに寒波なのか~~と物悲しい気持ちになる。
東口で下車し、輪行袋を担いで待ち合わせの西口まで。イートインのあるデイリーヤマザキで皆さんと合流。冬支度は道具多いので、ばったばったとお待たせしてしまう。
ちなみに、これは皆さんにどうしても渡したかった富岡八幡宮の「完走守」、それぞれがそれぞれの目標のために! 皆さんがいい旅できますように。
さて、頼りがいのあるとりさんの背中に連なって、さっそくライドスタート。
着こんでいたのがウソのように、即暑い。なんと最高に追い風で、寒さはどこへやら。ポカポカ陽気のなか、平坦をひた走っていく。
歩道橋を越え、
君津にイン。
ゆるーーーい登りはないとはいわないが、ほとんどがウソ無き平坦だ。
これは今回のライド唯一ともいえる長い登りからの、めっちゃ冷える日陰の下り。
虫さんと「平坦だね〜♪」と喜んでいたら、突然の登り。立派な入り口があるが、これは?!!
クロ「登り?!焼き芋???デザートタイム?あっ違った」
虫さん「これは登りですね〜!!無理ですね!!」
ワーギャー言っているうちに切り通しのかっこいいトンネルを抜け、たどり着いたのは「燈篭坂大師」のふもと。
お目当てはこちらの景観、切り通しトンネルそのものだったのである。
とりさん「まあ上まで行くつもりはなくて」
べいさん&ひとみさん「じゃあここで待ってようかな〜」
クロ「で見えるとこまでですよね!!」
というわけで、ウキウキ階段を登る。行きたくなってしまったのだから仕方ない。
階段の男坂とゆるく傾斜の続く女坂があるが、SPDシューズ的に歩きやすかろうと男坂へ。
5分もしないでたどり着いたのが、「燈籠坂大師堂」である。小さいながらも雰囲気抜群だ。
ちょうど立ち寄った21日は月に一度はお大師様の日だったらしい。護摩焚きも行われていた。
とりさんが全員分用意してくれたろうそくと線香でお参り。
さまざまなライドの完走や厄払いや、皆様の安全をお祈りしておいた。
そしてこちらは、「造海城跡」である。今は丘陵に切り通しの壁があり、そこが入り口となっているがあとは何もない(と思う)海が見渡せる山の中という感じだ。
帰りは女坂を行く。
「お参りをしてきたら振る舞いがありますよ!」と声をかけてくれていたので、さっそく立ち寄る。
アツアツの豚汁をいただいた! 最高すぎる。
これは「からなます」というおからのなます。地元のお母さんが勧めてくれた。ゆずが優しくて美味!
ここからは、切り通しトンネルをたっぷり堪能。
ぬい活もかかせない。
ぬい撮影を撮られている虫とクロ。
いい感じのトンネルを皆で通る。
短いながらもカッコいい雰囲気満点!
さて、なんだか豚汁でお腹が減った気がするが再スタート。
べいさん「金谷港ではバームクーヘンが食べられて〜」
クロ&ひとみさん「バームクーヘン?!食べたい食べたい!!」
べいさん「お昼前だからダメです」
クロ&ひとみさん「🥺」
一瞬でバームクーヘンの口になったというのに、こんなに悲しいことがあろうか。
海が綺麗!
途中行列のラーメン屋さんの話などしながら、穏やかな道沿いを進んでいくと……
お目当ての「水仙の里」にたどり着いた。ゆるーーーく登りながら水仙まつりライド。
右を見ても左を見ても、水仙が満開! ついでに菜の花ももう満開だ。
水仙ってこんなに咲いても爽やかで芳しいのだな。背筋の伸びる、やさしくて清潔な匂いだ。
一方の菜の花は見た目通りの、元気でむせるような香りである。これはこれでまた良し。
水仙のなんと慎ましやかなことか。
たっぷり景色を堪能する。
本当はもう少し進み、ヒルクライムが待っていたようなのだが、皆の空腹コールにより早々に引き返すことに。
引き返せば進んできた道は下り基調になり、景色をいっそう楽しめる。
もうお腹ぺこぺこーとなりながら、水仙の里からは10kmほど。
こちらは行軍の様子をうまいことbossaさんというお方が撮影してくれたものだ。ひとみさんたちと既知ローディーさんで、偶然すれ違っておられたらしい。
そんなこんなでお昼スポットに到着。
AJ千葉忘年会あとのランチとして定番スポットらしい「住吉飯店」へ。12時半だが待ちも1組ほどで済んだ。
そして、一番のおすすめの「えびそば」を食べる。これでもかというぐらいエビがはいっていて一口あっさりめの味でめちゃくちゃ美味だった。
こんなにエビを食べる事があろうかというくらいのエビ。量も多めであるが、もたれない。
おいしい料理を堪能しながら、ここでは「バームクーヘンエンド」という創作用語というか、二次創作界隈のひとつの傾向について説明した。クロは割と好きなやつである。
お腹も満たされたところで、少し海を見に。
竜ヶ崎堤防なるここは、自転車で先端まで来られる、珍しい場所だ。ヒヤヒヤするがなかなか面白い。
寒くて海も空も鈍色。
鈍色だが景色もいい感じだ。しかしこの時が一日の中で一番寒かった。
さて、走り出して10kmもないのだが。我々のバームクーヘン欲はまだ続いていた。
ランチを食べて間もないが、バームクーヘンを食べに訪れた金谷港の「見波亭」だ。こちらはThe fishという建物の中にある。
のこぎり山バームクーヘンは、ぎゅっと目の詰まった素朴な味がおいしいバームクーヘン。
こがしバームクーヘンもおいしそう。あれこれ目移りしつつ、限定の言葉に弱いのでおやつは「焼きたてバームクーヘン」のアイストッピングにした。
あたたかいコーヒーと一緒に、ランチから間もなくおやつタイム。
バームクーヘンもさることながら、アイスが濃厚でうまい。べいさんから、千葉は酪農王国と聞いて、なるほどと思う。
いやしかし、アイスがちょっと目を見張るほどのうまさだ……。
縁結びのかなにゃん。なるほど、金谷港的ゆるキャラだ。
さて、金谷港から少し走って……
行きにもちらりと振り返りみたが、インパクト抜群の半閉塞隧道。オレンジの線右側は私有地らしい。とにかく私有地!!ということを全力でアピールして蓋したのだろうか。「島戸倉トンネル」というらしい。
トンネルの中はもう少し広いが、右手側にはなんともいえない私物?ガラクタ?が積んであり(まあ私有地なのだから何を置いてもいいのだろうが)いやはや摩訶不思議。
土地の持ち主のガッツを感じる面白スポットだった。
このへんは最後の長め~の登り。
きれいな橋での一枚。なんやかんやと、最後まで追い風気味であたたかく、恐れていたわりには走りやすかった。
ライドの後半、最終目的地の前にべいさんの家を通っていくことになったので、途中で先頭はべいさんに交代。
べいさんも気づかいのアテンド。
ひとみさん「久しぶりに自転車に乗ったから筋肉が驚いてるのかも~」
とりさん「いやいや、でも走れてますよ」
このひとみさんのRaphaアウター、どこにいてもひとみさんとわかるのでとってもいい。視認性が高く、そして可愛いのだ!
暮れなずむ街の中をこつこつ走り……
我々一行はべいさんのご自宅へ!(見せられないよ)
そこで、キャッキャウフフなイルミネーション観光を楽しむため、自転車をべいさん宅に預けたり、軽く着替えたり、サポートカーを務めてくれている次男くんの車に皆で乗り込んだりした。
車でビューーンと向かったのは「東京ドイツ村」(千葉)!!!
東京ドイツ村は、冬のイルミネーションがとってもきれいらしい。どんなもんかとのろのろ近寄っていくと、
その輝きは想像以上。
虫さん「パンダ!みいさん!!」
なんかすごいレインボートンネル。
あえて美人専用イスにとりさんとべいさんのおふたりを。いや~とっても仲良しなところが窺える、すばらしくツイッター映えする一枚だ。
ドイツ村、とにかくイルミネーションがすごい。華やかで、余すことなくライトアップ。ただドイツビールでドイツ飯を食べるような小さな観光地かと思っていた私は驚いた。
もう自転車は終了したので、気持ちよく乾杯!!
ブルストやザワークラウトなどなどをシェアして気持ちのいい小酌のひととき。
どこを歩いても本当にきれい。ライドのあとにする観光としてはかなりガチめなものだと感じる。
何ならイルミネーションを眺めるだけでは飽き足らず、アスレチックでも遊んでしまう。遊び足りない大人たち。
ターザンロープで後光が差してるべいさん。
ローラー滑り台で残像とともに滑り降りてくるべいさん。
そんなこんなで、ドイツ村をたっっっぷり観光して、本日のライドは終了。とりさん、べいさん、ひとみさん、次男くんに目いっぱい遊んでもらってウキウキの一日になった。
90km弱走って、ドイツ村を観光して、最後は次男くんの車でひとみさんと共に、虫クロはらくらく帰宅の旅路に……。海ほたるでクレープまで食べ、最後の最後までぎゅっっと詰まった楽しい冬の日だった。
◆
そして!
房総の次の日は!高崎へ!!
待ってろ群馬。というわけで、Gメッセで推しディビジョンのライブに行きます。
不思議なご縁からずーーっと不意に遊んでくださるマリリンさんとミミさんと合流し、きいさん、虫さん、クロの5名でランチタイム。
あまりに笑いすぎて、ライブの前にくたくたになってしまうがいつものこと。
これがまあ、その……ヒプノシスマイクのライブを見るために5人の女たちが持ってきたぬいぐるみの全員集合写真です。
いわずもがなライブは最高で、最高な気持ちのまま湘南新宿ラインのボックス席で乾杯しつつ帰る。
二日間、楽しいことだけぎゅっと詰まった週末であった。
今日もお疲れ様でした!(最高のポッセだよ)