BRM215神奈川400追い風 - チャリ沼にドボン!
↑これが、2020年2月。コロナ前の最後のブルベ。
このときは本当に当社比走力もあって、ローラーは身になるな……先々にも夢が見られるかなという感じだった。
だが、コロナを中心に本当にいろんなことがあって、ブルベ参加を選ばなかった。スタッフ業務も楽しいので、それはそれで充実していた3年8ヶ月。
◆参加のきっかけ
・とりさんが誘ってくれた
こんなに長くブランクが空くと、走れる気がしなくて、確かにブルベを中心にしない時間で楽しめることも趣味も増えて、悩ましかった。
ブルベはつらくて楽しいが、それは乗っている人のためのもの。間が開くと、なかなかエイヤッと参加するのに力がいる。
とりさんは、こっちがめちゃくちゃ不安がっててもそれに感化されない大らかさと、言葉選びのやさしさを持っているので、安心して乗っかれる素晴らしい先輩なのだ!
◆参加のモチベーション
・とりさんに遊んでほしい
・夜明けが見たい
自転車で見る夜明けは最高。本当に堪らない、何にも変え難い。非日常の凝縮、そして朝日はすべてを救うと思う。
完走のイメージはゼロ。でも前日になって「夜明けまで耐えられたらもういいと思ってたけど、今夜明けって遅いじゃん……100kmは走ることになるよな……」とかあせった。
◆なんとなくしている運動
・ランとローラー
ランは今年から週2回くらい、気持ちがいい。ローラーは前から30〜1時間(今はランと交互くらいの頻度で)。ただローラーは本当にのんびり乗るだけ。ハアハアはやらない(ライブ配信とか見ているとその限りではない)
そのほか、普通のライドはゆるポタだけ。
◆ブルベのためにやったこと
・簡単なダンベルと捻る腹筋
自転車に乗る頻度が減ったら、ライドで首が痛くなることが増えた。短い距離でも首が痛くなりやすく、とにかく地獄。ただ、痛くならなければいくらでも走れる感じがした。
お盆の台風回避!自走往復逗子・葉山ライド - チャリ沼にドボン!
↑このライドとか!
ランもローラーも上半身はあまり鍛えられない。夏のライドで効いたのでもしやと思ってたけど、今回も直前の10日くらいでもダンベルと腹筋は効果があった(でもなかなか続かない)
◆参加当日したこと
・とにかく寝る
スタートの日の日中はとにかく寝てた。朝ももちろん遅く起きた。
・カフェイン抜く
3日ぐらい。
・食事
なぜか胃が死んでで、昼にパンとゆで卵ひとつ。家を出る前になんとかハヤシライスをたくさん食べた、わりと無理をした感じ。
◾️
・スタート地点の芹沢公園へ

自走圏内!ということで夜道を走っていると、同じく自走中の参加者さんと遭遇。ほんのり雑談をして、補給のため〜と道を分つ。

21頃台のスタート地点付近では、地元の高校生たちがママチャリで道路を走っていった。車が少ないことを伺わせる。

芹沢公園のGoogleマップで案内された場所は……

暗くて人気がなく、迷子?!!と焦らせる。
「強い意志」という拳の銅像があった。

スタート地点はただの芹沢公園ではなく「北管理棟」だった。油断していたが、だいぶ戻る形でなんとか無事に到着。

そこで、待ち受けていたのはそばりさんの迎撃!!!というか、参加者であった。

推しのイラストが付いた差し入れをいただき、この時点でスタートに来たことが報われる。

聞けば、とりさんに誘われてのサプライズ参加だったらしい。何も知らない我々、うっかりDNSということがなくてよかった(翌日の天気を危ぶんだ時もあった……)

芹沢公園迷子だったとりさんと、お久しぶりのハチヤマさん!とりさんがさらに引っ張り込んでくれたべいさんは、まだ来ない。

主催の白ちょっきさんとも、ラーメンのないとさんとも、久しぶりが嘘のような気分でおしゃべりできた。そして、参加者として久しぶりのブリーフィング。

べいさんも着!!そんなわけで、いよいよ始まる伊東温泉200。

まずは夜明けが見たい!!
ウェーブ違いのべいさんは後から……ということで、とりさんを先頭に虫さん、クロ、そばりさん、ハチヤマさんの5名でスタートしたのだった。
・スタート〜通過チェック〜PC2

伊東温泉200は、7割くらいは馴染みのある道と坂なのだが、最初からかまされるのが座間トラップ!!!(地味なアップダウン)
インゼリー飲みながら走る。

しばらく知らない道を行く。

久しぶりだということもあり、全然馬力がない。平坦なやや上げめの速度に、クロ1人本当についていけない。

フォトコントロール1、謎の石碑。27.9km地点の「鎌倉 魚藍観世音の石碑」だそうだ。

とりあえず皆で四方八方から走る。

ここからはお馴染み134号へ。真っ暗なだけ知らない景色だ。
虫さん「この時間にここだと……鎌倉300とかならもうゴールなんですよ!!!」

エーーーーンつらい!平坦で着いていけない!!息が苦しいとかはない、足に力が全然ない。あんこのエナジードリンクをもうすすりはじめる。

50km走っての最初の休憩地点まで頑張った。そこで、べいさんが後ろから追いついて合流。
べいさん「とりさんちょっとペース速くない?」
クロ「すみません、ちょっと私には無理そうです…!左膝が痛いのと全然ついてけなくて!!」
このまま言ったら坂を登る力などなくなりそうなほどで、早々に弱音。踏ん張りが効かない。
とりあえず、またインゼリーとエビマヨスティック。

とりさんが少し速度を緩めてくれたので、ほっと一安心。

ゆるいアップダウンが出てくる、お馴染みの道。

虫さんそばりさんと小田原クランクで盛り上がる。やっぱり弱虫ペダルはいつなんどきも私たちの人生なのだなあ。

すごい、本当に車がいない。早川以降のなんと快適なことか。

パピヨンという飲食店、コンビニだったはずだが……不思議な雰囲気に。

トンネルを越え、真鶴料金所も越える。
そして、真鶴のセブンイレブンで2回目の休憩。
とりさん「クロさんどう?足とか平気?」
クロ「あっはい、なんか治りました!使う部位も変わったみたいで平気です!」
ペースを緩めてもらったのももちろんあるが、平坦で漕ぐのがわりと苦手で、登りになると脚の使い方が変わって大丈夫になるという……ずっと前からそうだったじゃないか。

めちゃくちゃ頼れるべいさん、
アンクルバンドは動くので、暗い時に一番目立つ。

さあ、リスタート。伊東までの大きめの登りは4回?だったような。

斜度は変わらないが、車がいないだけで楽しく安全に話せる。喋り放題だ。

伊豆網代の辺りの坂。ワイワイ話せばあっという間に感じる。ちなみに今回の往路はわりと追い風だ。

もちろんやっていない間瀬、この時期はみかん大福を売っているようだ。

うっすら夜明けの色が見えてきた。もうすぐ5時といったところか。

最後の登りを終え、ぐーーっと下ってからの平坦が長い。空腹もあるのか、折り返しの伊東のコンビニまでの区間が地味に遠く感じる。
べいさん「始発電車だ!!!!!!俄然テンション上がってきた!!!」

到着!! コントロール2の「セブンイレブン伊東ベイサイド店」だ。

3日ぶりのカフェイン!!!!!

もうすぐ明けそうな空と共に、最高ウマイ。

とりあえず補給タイム。ここで初めてちゃんとした固形物を食べる。赤飯おこわを豚汁にイン。懐かしい、胃がダメな時にも食べられる私のブルベ飯だ。

ちなみに、到着するなり私たちを迎えてくれたのは、なんとAKIさん!

めちゃカッコいいしでっかいバイクで、皆さんを迎撃してくれている。本当に久しぶりのAKIさん、お会いできてとても嬉しい!

やりもしないずる賢い算段を立てたり、ボケたり、ひとときの休憩。あんなに見たかった夜明けだが、明るくなったらオール曇りのどんより真っ白な空だった。
・PC2〜通過チェック〜PC4

さて、最スタート地点で貯金が30分くらいある、穏やかな復路。

Akiさんが撮影してくれた我々6人、なんだかんだとここまで楽しくご一緒してもらえたので、復路も頑張りたいところ。
・PC4〜ゴール

いきなり爆風向かい風で心がクシャッとする。

けど、太陽がしっかり空にあるのを見られたのでもう大満足。ブルベに出てよかった。

べいさん「隊長!!伊東駅です!!!!電車に乗れますよ隊長!!!!」
これがまた、べいさんは励まし上手なのである。ゲラゲラ笑いつつ明るくなっていく街を眺めて進む。

勝手知ったる多くの登り返し。嫌いです。
ハチヤマさん「大丈夫大丈夫〜」

まあそれでも、車が少なくて暑さがなければ、おしゃべりしつつ走れないことはない。

ここ1番の、何度走ってても好きな景色。

平坦はまあまあ向かい風だし、老人ホームと病院とCCと大学は絶対登る。

べいさん「フルーツキングだって。海を見ながら食べると幸せになるって……」
クロ「めちゃくちゃ観光地文句だ……!!」

虫さんが胃がチャプチャプでしんどいモード。根府川のローソンでの休憩を試みるが、そこまでが結構遠い。

自分の写真がないが、ここで野菜ジュースとミニクリームパン4つ入りを買った。
実は私のガーミンは、ここの出発時にグロスが15.0km/hになっていて「オンタイムですね」と結構不安になっていた。
借金こわい……と思っていたら、なんのことはない、私のガーミンは7kmくらい計測されていなかったのだ!!!!!!多分トンネル。

真鶴旧道も登りに入るから不安だな〜と思っていた。やっぱりハチヤマさんが大丈夫、とほわーんと言ってくれるガバガバのやさしさ。

とりさん、そばりさんとおしゃべりしながら走ったたが、振り返ると虫さんは元気そうで、べいさんハチヤマさんとワイワイしてたので一安心した。

クロ「みかん買いたいな!」
そばりさん「直売所やってないね〜」
とりさん「まだ8時ですよww」

真鶴旧道気持ちいいよね〜とワイワイしていたらフォトコントロール2の「根府川駅」到着! ここで普通に貯金があることを知らされ、私のガーミンがアンポンタンなだけと判明した。

私の不安を返せ!!!!!!
ということで、もう多分行けるだろ、帰り着けるだろうという気持ちで普通に走る。

真鶴からびゅーーーーんと下り、

早川付近で、とりさんに教えてもらい念願の早生をゲット! いまどきの早生はこんなに甘いのか?!という驚きがあった。

大磯より手前で、いつもの帰路から少し逸れて進んでいく。さあ、また知らない道ゾーンだ。


なんだかワイワイお祭りをやっていて、おみこしなどとすれ違う。

しかしこの最後のPCまでの道がタラタラタラタラ登る。結構短いんじゃないかとか、すぐに終わるのでは??とか思って頑張りすぎて無駄に疲れた。
昨年ド真夏にここを走ったそばりさんの苦難を聞きながら、めちゃくちゃ納得してしまう。これで暑かったら無理だ。

というわけで、最後のコントロール「ローソン中井町井ノ口店」へ!
クリームパンを食べ切り、もちぷよ(ローソンスイーツ)をコーヒーと共に食べる。が、コーヒーがおいしくなくてしょんぼり。機械の洗浄かなあ……。
虫さんが食べ損ねたもちぷよと、高いいくらおにぎりを持ってリスタート。

七国峠のところ! 昔々のサイクルスポーツセンター自走や、初期箱根200でも通った登り。

これもまたゆるのぼり。

と思ったら、最後に平坦練でお馴染みの小田厚のバイパス側道!!!!!
ゲロ向かい風だったし皆散り散りになったけど、なんとか走り抜けた。虫さんのもちぷよ食べてしまった。

ショップ練で知ってる道ばかり。
この辺で右膝に珍しく耐えきれない痛みが出てロキソニン飲んだ。

あゆみ橋、もう何も怖いことはない。

最後の最後まで座間トラップで名もなき坂(そばりさんと虫さんは名前を把握していた?)があるけど、印象がない。とりあえずもうゴール確定だろうから、斜度だかなんだかは無視!!

スタートの際に地元高校生がはしゃいでいた橋まで来て、

不意にゴール!!!!!

実に3年8ヶ月ぶりのブルベ、一緒に走ってくれた皆様と揃って無事のゴール。ありがたいことに、借金を作ることもなかった。

後続のグループ心配をしていたら根府川のコンビニあたり??で抜かされていたらしく、我々がしんがりだったとのこと。

虫さんがお願いしたらしいみかん、心やさしい AKIさんからの差し入れをムシャムシャいただいた。甘い有田みかんだった。

たいへん良い200kmだった。
200kmのメダル持ってなかった!!!とか騒いで購入したが、帰宅したら普通に持っていた。
持っていても完走できたら買おうと思っていたのでよかった。
よかった。
もう全部よかった。楽しかった。あと個人的に白ちょっきさん主催のブルベに出たいとずっと思っていたから、それがようやく叶って嬉しかった。コロナ前に双龍で話を聞いて、出ます!!って約束した気持ちだったのだ、念願叶って本当によかった。

オーバーナイトブルベはお得!
ゴールしてもまだ昼なので、楽しく元気に皆でご飯が食べられる。

めちゃくちゃご無沙汰だった双龍へ。

ワイワイランチタイムが楽しくて嬉しい。

排骨飯。驚くほどボリューミーだったけど、おいしかった。疲れた身体に沁みる味わい、しばらく皆さんとにぎやかな時間を過ごす。

最後に、お店の前で記念撮影。虫さん、そばりさん、とりさん、べいさん、ハチヤマさん。そして主催の白ちょっきさんと迎撃のAkiさん。本当にありがとうございました!
小雨だったけど、雨具を着なければ雨じゃないとりさん理論で、自走でしっかり家まで帰った。
のんびりお風呂に入って一通り片付けて、夜7時すぎに就寝。これにて、無事に伊東温泉200は幕を閉じた。
◆
完走すると全部忘れてしまうので、ただただ1〜10までよかった。
やめなくていいんだな、ということ。そも「ブルベはやめるというのはなくて、お休みがあるだけ」というようなことをとりさんから始めたばかりの頃に聞いたので、自分で選んでいいんだな、と改めて思ったのだった。出たいときに出ればいい、誘ってもらって出るのもいい。
人生はやりたいことがたくさんたくさんたくさんあるんだから、無理なくいこうを5億回伝えたい。
あと、最後に。今回そもそも馬力が出ない補給しかできてないけれど、こいつが本当に良かったのでツイートごと紹介。

クロ on X: "そういえば今回土曜日の日中から胃の調子が今ひとつで、前半固形物全然食べたくなくてゼリーと共に過ごしてたんだけど、すあまさんから差し入れでいただいたあんこのエナジードリンクが最高だった!!口当たりのいいなめらかな、ただのあんこ。でももたれないし口荒れないし素敵なエネルギー源 https://t.co/bMbvdspVwy" / X
今日もお疲れ様でした!(皆さんお世話になりました)