新しい年が始まりました。
遅ればせながら、皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2022年の最初の実走はというと、年始といえばこれ!の逗子200のお見送り。
年末にマヤさんとともに試走を済ませたひとみさん、とりさんとお見送りののちに自転車で遊んでいただくことになったのだ。
◆
ブルベのお見送り!
というわけなので、ブルベに参加するのとほぼ同じ時間に起きる。
朝4時台にキメたマリトッツォはさすがに胃もたれした。
駅前でコロナ以来ぶりとなるハチヤマさんと遭遇! ついはしゃいでしまう。
他にも、ご無沙汰していた皆様にお会いしてはご挨拶。
いつものスタート地点である神社にたどり着くと、そこには2020年ぶりに見るいつものブルベのスタート地点があった。
みいさんのお見送りもできた!
実は、ひとみさんとみいさんにオススメいただいていたヘルメットを即ポチしていたので、それを見てもらいたかったのもあった。
AJ神奈川の皆さんと、参加者の皆さんの安全を願ってお見送り。まるでいつものような素敵なブルベの始まりの日だ。
本日2回目の朝ごはん。久しぶりに食べた朝マックはおいしい。
スタッフの皆さんとのしばしの談笑のあと、とりさん、ひとみさん、虫さんとともに三浦を満喫するライドをスタートした。
路肩に雪の残る逗子を、横須賀方面に向けて走り出す!
震えるほどの寒さも少しずつやわらぎ、気持ちのいい太陽が。
最初は長指グローブでスタートしたが、すぐに手が熱くなり、指切りグローブへと変える。なかなか冬用グローブを常時したままでいるのは難しい。
三浦半島らしい、畑の横の景色を進み……
とりさんエスコートで辿り着いたのは、「小松が池公園」
桜の名所らしいのだが、冬の景色も渋くてかなりいい雰囲気だ。
池をぐるりと囲む木々が桜だということなので、春の季節にぜひともまた来たい。
AJおにぎり何個分のとりさん? の図。
虫さん「fool……かんじる……」
クロ「feelだったのをバカに書き換えたんだな」
とりさん「おっと、道まちがえた」
ひとみさん「feelに見とれてたからww」
と、思ったら謎の坂。三崎口駅へと向かういつもの長ーい坂に比べれば、これくらいは可愛いものだ。
虫さん「とりさん!!坂! 坂ですけど!!!」
そうしてエイコラと登った先にあった畑は……、なんとブロッコリー。
ひとみさん「ブロッコリーの畑ははじめて見たなあ」
とりさん「右に大根、左にブロッコリーって感じ」
ちなみにこちらは畑の近くにいたおりこう地域猫ちゃん。小柄でサービス精神満点、しばし可愛い態度で構ってくれたのだった。
のんびり走りながら、逗子200にちなんだおやつタイムを我々も楽しむことにする。
じゃん! こちらはできたて屋さんのいちご大福。これを間瀬とする~なんてはしゃぎながら、しばしの休憩タイム。
近くのセブンイレブンでカフェラテを買い、上等なひとときを過ごす。朝マックから間もない気もするが、ぺろりと食べきってしまった。
1月らしい光景、どんど焼きのやぐらを発見。だるまがたくさん飾ってあって、何ともダイナミックな感じ。
こちらはやぐらととりさん。
虫さん「パイナップルみたいなのにだるまがついてる~」
右手に見える建物、前はこんな感じではなかったような。こちらの方面まで来たのは、2年前のたまがわさんの走行会以来だと思うので、景色の変化もさまざま見受けられる。
次なる立ち寄りスポットは「燈明堂」という、江戸時代に作られた歴史ある和式灯台だ。ただ灯台が残っているだけでなく、かつてここは処刑場であったというエピソードがあり、インパクトもりもり。
クロ「首切り場か~~、そっか~~………」
とりさん「この前の佐島もなかなかだったけど、ここから見える海が一番きれいだと思う」
とりさんのおすすめの言葉通り、本当に海がきれい。しかも信じられないくらい砂浜が白い。ここは本当によく知る三浦なのか? というくらい。
こちらが復元された灯台。火を灯して維持するのに木造とは、時代を思えば当たり前だけれどなんともドキドキものである。
灯台とは反対側の海も、ほんとうにほんとうにきれい。色がどこまでも澄んでいる。
のんびりキャンプやたき火もいいし、夏に来てスイカ割りというのもよさそうだ。
首切り場であったことへの弔いだろうか。刻まれたさまざまな文言がなんともインパクトのある供養碑である。
さて、ここからしばし走って向かったのは……
実はずっと来たいと思っていたのになかなか来ることができなかった「浦賀の渡し」。短い距離ながらも自転車と乗船タイムだ。
ひと家族、先に乗っていく方々を見送り……
すぐに折り返してきた渡し舟に乗船する。
自転車と一緒にむき出しで乗る船は、明石のジェノバラインくらいしか経験がないのでなんだかうれしい。
ひとみさん「揺れるから立ってる!!」
ものの数分で到着!
まずは東叶神社に参拝タイム。こちらと西叶神社両方に参拝すると、ふたつでひとつのお守りとなるお守り袋と中身の勾玉が購入できるので、まずはこちらでお守り袋を購入。
こちらはきれいな景色が見られる歩道、すーーーっと海が見渡せる。
手前がクロ、奥がひとみさん。
手前が虫さんと、とりさん。いい記念写真が撮れた。
虫さん「お腹空いてきたな~」
ひとみさん「本当、いちご大福どこに消えちゃったんだろう」
クロ「たしかに消えましたね? おかしいな」
とりさん「ごめん、ここちょっと上る」
虫さん「10%は嘘ですね?! ガーミンが12って言ってる!!」
坂を上って念願の富士山……と思ったら、残念。この日はそのお姿を見ることはできなかった。
虫さん「とりさん! 富士山のポーズしてください」
とりさん「こうか?!」
とりさん「違うな、こっちか!」
これで、無事に富士山を眺めたこととする。
ちょっと雰囲気のある鳥居と、
印象的なトンネル。
浦賀駅に向かってびゅーーんと坂を下り、
待ちに待った本日のお昼スポットに到着!
「Cool Clan URAGA」というおしゃれなカフェだ。
メニュー満載、どれもおいしそうで迷ってしまう。
広々とした席、これは今後のライドでも活用できそうだ。何年か前に来た時はちょうどいいご飯どころがなくて、坂を上って久里浜の方で探した記憶がある。
迷った末に決めたのは、ふわふわの大きなアジフライ定食。お腹がいっっっっぱいになりすぎるくらいの食べごたえのある、おいしい定食だった。
さて、そこからほど近い立ち寄りスポット、「浦賀ドック」だ。
国内にただひとつの、総レンガ造りのドライドックだという。水を張っていないので、つまり造りがよく見えるのだ。
水圧による扉の開閉に理解の及ばぬ点があったが、とりさんのていねいな解説を経て何とか把握。お陰で底までしっかりと見学することができた。
浦賀ドックに別れを告げて、
次は西叶神社へ。両岸の神社に無事にご挨拶を済ませ、これで勾玉入手。
こちら、テレビにもよく出ているポテチパンの「中井パン」なのだが、残念なことに今日はお休み。
名所巡りの最後は「三笠公園」へ。中に入るのは初めてだ。
東郷平八郎さんに自転車を持っていただく。
記念艦三笠、今度はぜひ中にも入ってみたい。なんとも立派!
おふねは艦これの知識程度しかないが、なんとも惹かれるものがある。
さあ、すっかり観光ライドを楽しみ、あとは逗子200のゴールとなる松汀園を目指す。
路肩にめちゃめちゃ雪が。ほとんどのエリアは溶けていたのだが、トンネルの辺りなどヒヤッとする場所も。
少しずつ日が傾くなか、まるで逗子200参加者のような気分で到着〜!!
無事に到着。時間は16:00頃、ゴールした方の姿はまだちらほら。
本多さんのお迎えイラスト、とっても素敵!
マヤさんとわいわいお出迎え。早い早い!! みいさんたちの到着だ!!
10時間切りを果たしたみいさん、べいさん、リュウさんのゴール!! 素晴らしい!!
2年ぶりになる実体のあるいぢちさんの姿。
お久しぶりの方も、初めての方もワイワイとゴールして、おかえりなさいのお出迎えをできる有り難い時間だった。
もちろんそれぞれに配慮はあるけれど、コロナ以前には当たり前に見えていたような景色がそこにはあって、しみじみとそのあたたかさを噛み締めてみたり。N2ではないブルベに初めて参加したという方のお声もあり、これからまたどうなるかはわからないけれど、この日はせめて少しでも楽しんでもらえたらいいな、と思ったのだった。
名残惜しいけれど、混み合う前に退散しようということで帰路につく。
と、思ったところでマウンテンで無事ゴールのハチヤマさん!さすが!!
こちらは帰り道ご一緒してくれたIさんの荷物からまろび出る、レモン。
レモン……。
立派な丸の国産レモンは、逗子200の戦利品ものことだ。
私たちが松汀園を離れるタイミングで、虫さんからサイドミラーを借りていたことを思い出したとりさんが走って届けてくれるという一幕も。
さて、帰りは自走せずにぬくぬく輪行タイム。
途中電車に乗り切れなくて、虫さんの乗った電車に置いて行かれてしまうなどのハプニングはあったが、楽しい一日は無事に過ぎていった。
◆
不意に大切な祈りにふれた、そんな初乗りの日でもあった。その人の旅路がしあわせであたたかくて満ち満ちたものであることを願ってやまない。
今日もお疲れ様でした!(キャリミの初乗りもしたよ)