11月5日、最高の秋晴れ。
東海道600DNF以来、週末は台風と雨続き。観戦予定を入れてしまっていたのもあり、ほぼ1ヶ月ぶりに自転車に乗れるお休みとなった。
今日のライドは、みのさん、しむらさん、虫さん。パンやプリンを食べに行くという、なんとも楽しそうなライドのようだ。
グループ名は「ゆるく走る会」だったのだが……。
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輪行回避とのご配慮で、私と虫さんにとっては自走で行きやすいところからのスタート。
コースも何割かは過去の練習で使ったことのある、ふんわりと見覚えのある道だった。
途中途中で、みのさんが「ここはアオバのブルベでよく使います。覚えておいてください」と言ってくれていたが、アオバってあのアオバヒドイのアオバ……と恐れおののくしかできない。
さて。
まずは尾根幹と、みのさんを先頭に、私、虫さん、しむらさんと続いて走り出したのだが。
みのさん速い。
みのさんにとってはのんびりなのであろうことは伝わるものの、速い。
ずっと身体を伏せて踏み込んでいないと近くにいられない。
登りのたびにずっと息切れする私。
少しでも登りの距離が伸びればたやすくちぎれ、アオバジャージを見つめながら、とりあえずはと頑張って追いかける。
が、どうやらそんなことをしていたのは私だけのようで、虫さんとしむらさんはきっちりペース配分をし、少し離れたところでしっかり走っていた。
アップダウンやカーブの関係で後方に二人の姿が見えなくなり、私は美しい秋の景色の中、なぜか遠くのみのさんとツーリング(???)
尾根幹のほぼ最後で見た、話題の某大統領が乗っているかもしれないエアフォースワンの写真を、みのさんが撮影するために止まっていた。
みのさん「のんびり行きましょう」
それは、いわゆる当社比ですよね……。そんなことを心に思いつつ、後ろの二人とようやく合流。
前半30km地点のコンビニでアホのように疲弊していた。
相模原市、カインズホーム城山店の目の前にある、こじんまりとしたおしゃれなパン屋さん。
イートインはないが、空き地があるので、そのへんに腰かけてささっといただく。
生地がうまい。
抜群にうまい。
シンプルでおしゃれげなパンたち、後味がすっと引いていくところからも、素材の良さがうかがえる。
発酵バターのクロワッサンにも、脂っこさやもたれる感じが全然ない。
そして、むっちり感の強いベーグルサンド。噛めば噛むほどちゃんと生地の味がする。具材もシンプルかつおしゃれ。
基本は買って帰るようになってしまうけれど、ぜひ立ち寄ってほしいお店だ。
・立ち寄り二件目「シェア」
パン屋のあとはふたたびアップダウン。というかアップダウンしながら少しずつ標高を上げていく。
水位の増した美しい宮ケ瀬湖を眺めつつ……みのさんを追って息切れツーリング。
私は一体何を?と何度か思いつつ、景色よりもアオバジャージの記憶が濃い。
土山峠を下り、七沢のあたりをヤビツ方面に向かって走っていく。かつて、ZUND-BARというラーメン屋さんにヤビツ峠帰りに何度か行ったことがあるが、ちょうどその逆走だ。
みのさんと二人、一足先に目当てのプリン屋さんに到着。
勝栄舎牧場菓子工房「Share」という、牧場が隣接したプリン屋さんだ。販売スペースと小さなイートインは、これまた大変おしゃれ。
わずか2~3分で、楽しげな様子のしむらさんと虫さんがやってきたので、「これだけの差しかないのなら、みのさんを追わなくてもいいのでは???」とやっと正気になった。
「まきばの贅沢」という、絶品とけるプリンをイートインでいただく。紅茶をサービスでつけてくださった。
しむらさんが事前に、「おにぎり?おむすび??あれも持ってきて、好きにやっていいよ!」と言っていたので……
おまんじゅう!!
よかったね、純太。ここのお店やっと来られたね〜、とぬいママ活動に精を出す。
とろっとろのプリンは甘さ控えめで、大変おいしく、お上品なお味だった。ちっともくどくない。もう二個くらいは食べられそうである。
そして、そこから3kmあるかないか……
・立ち寄り三件目「ムール ア・ラ ムール」
伊勢原にあるパン屋さん、ここもまたフォトジェニックな雰囲気。
しかし、15:00閉店の店舗に14:00近くに来たために、パンがほとんど残っていない。
それでも何とか色々買わせてもらい、外のイートインで食べながら談笑タイム。こちらはハード系のパンが多い印象だった。
みのさんの笑顔が大変キュート。
こちらのパンも素材勝負な、ちゃんとした美味しさが味わえる。具材の味でごまかさないし、リーンな生地にうまみがしっかり。
シンプルなくるみのカンパーニュでカマンベールチーズをサンドした一品は、歯ごたえもよく、香りも抜群だった。
おいしいパン。単純にしあわせになって疲れも吹き飛びI.Qは2に低下。
結構ぐだぐたと喋ってしまい、ここからは夕暮れの帰路を進む。
お土産は、しむらさんのハンバーガー(巨大サドルバッグ)に入れてもらえることになった!
・立ち寄り四件目は定休日&27%激坂
このあたりからはしむらさんを先頭に、ゆったりと走って帰る。行きに比べればずいぶん平坦基調でだいぶ走りやすい。
そんな感じで少ないながらもウワッとなる坂をいくつか走っていると、……途中に凶悪な標識が。
アオバヒドイの試食タイム。
もちろん、しむらさん、みのさんは余裕のクリア。
待ち受けるみのさん。
歩かされる虫さん……。
みのさんのアオバ大魔王感が半端ない。
ちなみに坂自体は、短いだけあって、思ったよりは凶悪ではなく、走ることができた。視覚的にはちょっと怖いかもしれない。
一山越えて、高田橋の近くの住宅地の中を、もう一軒の気になるパン屋さんに向けてアドベンチャータイムとなった。
グーグルマップははたして頼りになるのか……?
と思ったら発見。
残念ながら、今日は定休日だった。
それでもずいぶん堪能をさせてもらい、最後は多大なる安心感のなか、17時の早い日暮れとともに帰路につく。
尾根幹は避け、平坦道をゆるゆる連れ帰ってもらった。
今回のベストショット。
うしろを走るみのさん。とてもとても強そうである。
最後にちょろっと補給に立ち止まり……
そして、スタート地点近くのコンビニでゴール!
あたたかなイートインでなんのためにもならない私たちの話をしながら、晩ご飯を食べた。
常に笑いのツボの浅いしむらさん。しむらさんは無意識に萌えネタをぶっ放してくるのであなどれない。
コースとしては、見知った道がほとんどだったのに、なぜか1人でつらくなり、図らずも良いトレーニングになった。
パン屋はおいしく、時間に追われずおしゃべりもできて、一ヵ月ぶりの自転車だというのに、本当に楽しい時間を過ごすことができた。
ちなみに、実はブルベの男性との普通のライドは初めてだったため、道中でしたコンビニトークに、「おお、ブルベの人とライドしているぞ!」と密かに盛り上がったのだった。
ぜひまた、楽しく、おいしいライドをお願いします。
※今回は顔出しの許可を得ているので、お二人ともそのまま写真を掲載しています。
※虫さんだけでなく、みのさんが撮ってくれた写真も使用しています。
今日もお疲れ様でした!(みのさんのスタンプ検討の痕跡)