8月6日は、ふらっとひとりライド。
用事を済ませに、片道25km弱の道のりを走る。
特に景観も気持ちもよくはない普通の道を、コンクリートに焼かれながら走る。
痛いほどの日差しと、地面から立ち上る熱気で肺まで暑い。
せめてもと、ローディー界隈で割と有名な「パンパティ」というパン屋に立ち寄る。よく利用されているのは、おそらく広い方の店舗だろう。
ころもサクサクのとり天サンドとホイップクリームたっっぷりの素朴なフルーツサンドで生き返る。
この日のライドで学んだことは、たとえひとりのゆるいライド(移動目的)でも、飲み物は我慢してはいけない。
あと5kmで冷たいアイスコーヒーだから、ボトルの飲み物が少ないけど止まるほどじゃないか……とかやっていると、本格的に死にそうになった。
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8月7日はショップのおじさまライド。
今日はおじさま3人と私1人で、なるべく涼しいところを目指して走ることに。
別のコースを走ることにしたおじさまが
「新聞には出るなよ」
と夏にお馴染みの激励。
起伏を乗り越え、裏半原を登り、オギノパンに立ち寄り帰ってくるという70kmほどのコースだ。
スタートから、20km先のセブンイレブンまではすべての起伏でひたすらアタックをかけられる。
坂→おじさま加速
私→追う
千切れずに頂上を迎えられるときもあれば、離されることもある。
後半になると登りの頻度が増えるので、ひと区間は短いとはいえゼーハーゼーハー頭も真っ白に。
このあとに裏からとはいえ半原越かよ……と毒づきたくもなる。
裏半原(リッチランド側)は斜度も程よく、涼しいので大変走りやすい。多少落ち葉や小石で走りにくいところはあるが、雨上がりでなければ苦心するほどではないだろう。
ゆったりなので、猫の保護施設なんかを覗き見つつ、登っていく。
終盤になり、次のカーブでラストか?というところでアタック合戦開始。
これが最後だ!と4人中3人が間違うこと、計5回。
結局へとへとになり、最後まで一度も波に乗らなかったおじさまがスーーっと出て行って山頂を獲得。
おじさま「アタックは3回目までは皆ついてきちゃうから、早めにかけて、4回目くらいで決める感じかな」
かつてバケモノと呼ばれたおじさまは、今日も絶好調だ。
天気もよく、抜けていく風は涼しくて心地よい。
そこからオギノパンに立ち寄り、
いつもより飛ばし気味の巡航速度で帰路につく。このへんでも、バケモノおじさまは「ついてきてるな」と思いながら遊んでくれていたらしい……。
中華ラーメン屋で疲労回復をして、解散。
全員60代のおじさまたちの背中から学べることは数限りない。
そして、やっぱり長く続けたものが勝ちだなあと、渋い背中を見ていつも思うのだった。
今日もお疲れ様でした!(おじさまは大の猫好き)