チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

スギ花粉とおじさまライド、ぶらり裏ヤビツの旅

鎌倉300以降の3週間は、自転車は少しまったりモード。おなじみのおじさまと、3週連続で週末ライドをするに留まった。

 

3月に入ってからというもの、スギ花粉が猛威を奮ってくるため、目や鼻が燃えるように熱くなり、窒息しそうになることしばしば。

3月19日のライドは、少ししっかりめに走りたいということで、昨年購入したスポーツ用のマスクが大活躍した。

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 このように、目の粗い面と詰まっている面があるので、自身の息の通りや花粉症状、運動の強度などでどちらの面を使うか選んでもいいかもしれない。


私は粗い面でもしないよりは格段に症状が楽になるし、詰まっている面では、息苦しく感じる度合いが強く、使うことができていない。

(花粉症の度合いはというと、朝晩飲み薬、目薬を服用、ひどい時は点鼻薬を要するレベル)

 

 

花粉の備えをして、いざスタート。

 

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境川を近況報告などしながらゆるゆると走り、橋本方面へ。

地味に長い登りだな、と思えばそこはどうやらカントリークラブへ向かう坂のようだった。 

 

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カントリークラブはどこにでもあり、100%くらいの確立で結構な坂なので「●●CC」という看板を見るたびに身構えてしまう。


おじさまは調子がよく爆走していくが、追わずに、花粉でしなない程度にえっちらおっちら登る。


何度通っても道を覚えない私。自転車乗り御用達の、ラックとテーブルのあるサンクスでひと休憩。

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裏ヤビツはゆったりペースで登れるが長いので、絶対に空腹を感じることを踏まえ、塩大福を補給。


登り基調でゆるゆると行けば、ヤビツ峠の標識が現れる。右折をし、そこから裏ヤビツ峠がスタートすると考えていいだろう。

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河原でキャンプか釣りを楽しむ人を見ながら、アウターで走る。前半は斜度がゆるいため、気張らず、バードウォッチングなどしつつ、進む。

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この山々、そもそもスギの塊である。


連休のためか、普段に比べれば少しだけ車が多かったかもしれない。

 

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虫さん「重い!!!」


後半になるにつれ、彼女の怒りは勢いを増していく。それもそのはず。アウターで粘ってはいるが、そこはやはりノーマルクランク。


坂への殺意を持ちつつも、最後の勾配10%ほどの道が現れるまでは、虫さんはアウターで突き進むらしい。


同じアウターといえど、こちらはコンパクトクランク。
ギア比とやらに関しては、ものすごく勉強しているわけではないが、とりあえず私はクランクによって随分楽をしていると思う。

 

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ちなみに裏ヤビツ、工事で少し不安な気持ちになる場所も。

 


来週末に、ふたたびチャレンジ的なライドも控えているし……ということで、多少負荷をかけるつもりで走り切り、ようやく頂上へ。

 

日中は19℃まで気温が上がったらしいが、登りの裏ヤビツは適温だった。

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ストレッチなどしつつ、頂上で休んでいると、表からしっかり走り込んできたらしい、黒い姿の女性が。

カペルミュールの可愛いスカート、そして見た目に「もしや……?」の気持ちが働いたが、車体で判別できず、スルー。


そのまま裏ヤビツ側へ下ろうとすると、その女性が声をかけてくれた。


虫さん・クロ「あすくさん!!」


以前、小田原一夜城ライドで遊んでくれた、あすくさんだった。随分お住まいが遠いにも関わらず、チームの方と山練できたのだそう。
自転車を複数持ちさんだったことを、このときようやく思い出す。

 

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汗がきらきら光る、やさしいあすくさんとしばし歓談。本当は話したいことがたくさんあるけれど、それは一山超えてから……!

また遊んでもらうお話をしつつ、思わぬ出会いがとてもうれしかった。

 


そして、来た道をダウンヒル

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……寒い。


空腹も感じてきたが、予想以上に寒い。


クロ「さむいさむいさむい」
虫さん「登りで適温のときは、下りだと大体寒いんだよね」


正論だ。
だからこそ、夏の裏ヤビツ峠は快適なのである。


虫さん「日なた……あったかい……」


わずかな木漏れ日に差し掛かるたびに、虫さんが安らかな声を出していた。日が当たる場所では減速したくなるほどに、とにかく寒いダウンヒルだった。

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時刻は13時半頃。まだ日も高い。
ここからは宮が瀬湖にかかった橋を通り、(自転車に乗ったままの通行はNG)、

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服部牧場の横をかる~く登って、すぐにオギノパンへ。


あげパンはいつ食べても、甘くて熱い油がじゅんわり。
つかれた身体に染み入る。

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そして、ここでもあすくさんと再会。

このへんで食べるとすればここなので、実は会えそうな予感がしていた。
虫さんと三人で、パンの販売列の間だけご一緒させてもらって、名残惜しみながらも今度こそお別れ。
おじさまと一緒にパンで腹ごしらえをし、帰路につくことへ。


ちなみにオギノパンは、標高が高いのか昼時とはいえいつも肌寒い。
帰りは登ってきたぶん随分と下り、行きと同じくほとんど街道を通らず境川CRをつかって帰宅した。  

 

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お気に入りの、なんとなく、ノスタルジックな小さな踏切。

 

この日は妙に車が多く、渋滞しがちだったのも連休のせいかもしれない。川沿いを選んだことは正解だった。
おじさまライドでは珍しく、今日は106kmほどのぶらり旅。


久しぶりの裏ヤビツは楽しく、オギノパンはとてもおいしかった。脚にもだるさがあるので、きちんと筋肉に影響するような走り方ができた……と思いたい。

 

 

あと、自分自身はこのライドでは出会わなかったけれど、境川では最近ローディーにすれ違いざまに暴行を働くランナー風の怖い人物がいるらしい(ローディーだけに留まらず、ランナーにも手を振りかざすという報告あり)

 


そうでなくとも、突然両腕を伸ばしラジオ体操をするおじいさんや、ゴルフのスイングをするおじさんもいて、たまにひやっとする境川なのだが……。


夕方によく出没するということなので、その時間帯に境川CRを利用する方は、十分に気をつけて走行してほしい。

 

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今日もお疲れ様でした!(花見にはまだまだ)