12月28日、そこそこ風が強い。
お天気にも恵まれて、2016年最後のライドの日を迎えた。
虫さんとおじさまと、ほぼ一年ぶりとなる牧馬峠(まきめとうげ)に走りにいくことに。
去年末も走り納めは牧馬峠だったなと、うれしい気持ちになる。
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冷たい風の中を、境川沿いにひたすらゆったり進む。
大きな道路は年末の気配で車で混み合っており、帰省などの久々の運転組も手伝ってかあまり状況がよろしくない。
それならば、人の影もほとんどないサイクリングロードを行った方がずいぶん楽そうだ。
城山湖のそばのコンビニで休憩。ここから城山湖へも登れるが、今日は回避。
くりいむわらびはやはり絶品……!ただ、個人的には黒みつが一番好きだ。
津久井湖方面から相模湖ピクニックランドの前まで行き、そこから牧馬峠に至る道へ入っていく。
国道517号の起伏といえば、柳沢峠200の最後に通った、街灯のまったくない「藤野の起伏」だ。
AJ西東京は、ブルベのコースをいつも分かりやすいイラストで紹介してくれている。
そのイラストで表された、この部分に当たる。
この暗闇に苦しめられたことは記憶に新しい。
ブルベのときは山中湖方面から来たために途中から道が変わってしまうが、私はこの藤野の起伏を含めた牧馬峠に至る道のりが大好きだ。
適度な自然林、登り基調、日陰と日当りのバランス、起伏道……
そして最後に待ち受ける、ドーナツ坂。
標識によれば12%だそうだ。
せっかくなので私のキシリウムの良さを虫さんに体感してもらおうと、ホイールを交換する。
12-25tのキシリウムと、12-28tのゾンダ。
ゾンダの最初の乗り心地はキシリウムに比べて「大味」という感じだった。
走り出し、低速域はキシリウムよりは重たいかもしれない。
そんな感じで、かつて乗り始めの頃に足を着き、一年前にはヒーヒー言いながらリベンジを果たした牧馬峠のドーナツゾーンへ。
きつく……
ない!!!
普通によくある斜度だ!!!!
せっかくいつもより軽いギアがあるので、28tを遠慮なく使ってみる。
軽い!!!まわる!!
これがインナーローの真髄か!!!!!
いつも、自分の脚力にとっては踏ん張るようなインナーローを使ってきたためか、1枚軽くなったときの感触は、相当なものだった。
ものすごい壮快感とともに、牧馬峠登頂!
好きな峠だけあって、今年もここに最後に来られたことを、本当にうれしく思う。
ゾンダは下りもずいぶんパワフルだった。キシリウムは高速域はあまり得意ではないと言われているので、速度が乗ってくるとギュンと伸びる!というやつは特にない。
ゾンダには、それがキシリウムよりもある気がした。
そして、ここからは慣れた起伏道をゆったり(時折アタック合戦で、最後までおじさまに抜き去られながら)走っていく。
吹きすさぶ風の中、最後は中華屋でゴール。豚玉ラーメンにライスまでつけて甘やかしランチ。
油たっぷりの中華風の、豚肉入り玉子焼きがラーメンの真ん中にドーン。
あったかくて、油があまくて、とても美味しい。
今年も、おじさまには敵わなかった……。
来年もまた、楽しく遊んでもらえますように。
今日もお疲れ様でした!(自転車の洗車も無事完了)