チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

クリスマス!ガーミンが家にやってきた話

クリスマスを前に世間が浮かれている週末、仕事後にショップへ猛ダッシュ。

 

 

そして、

 

念願の……

 

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ガーミン820J!!!

メリーーーークリスマーーーーーース!!!

 

私の手元に、クリスマスプレゼントがやってきたのだ。

昨年はホイール課金が自分へのクリスマスプレゼントだったので、毎年沼だなぁと思ってしまう。

 

さて、ガーミンを買ったはいいものの、ブルベ装備をしようとして、ハンドルの狭さにつまずく。

 

現状、ハンドル周りにつけるものは

キャットアイ ストラーダスリム

・ガーミン820J

・volt1600 

・ジェントス閃

・キューシート

だ。もちろん、鬼門となるのはキューシート。

 

結局、マウント系をつけるのかどうか、ブルベのたびにつけはずしが可能なのか、散々悩んで、下記の「普通にハンドルに全部載せる」形に落ち着いた。

 

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とりあえず、200kmまでなら許容範囲だろうと、マウント系は買わずに年始のブルベを試してみることに。

ただ、これではガーミン用の充電器がハンドル周りにセットできないなど、問題は山積みだ。

 

ブルベの方々は、ブルベのときにしかつけない装備は、一体どうしているのか…。

マウントごと外すのか、マウントはつけたまま装備のみ外すのか、いっそ自転車ごと変えるのか??

 

ごちゃつくハンドル周りとの戦いは、まだ始まったばかりだった。

 

そして、残すところ今年の野外実走はあと1日。

筋トレごときではしのげない体重の増加を、食い止めることはできるのか。

 

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今日もお疲れ様でした!(この時期は乾杯の嵐)

 

 

アタック城山湖、冬の日のおじさまライド

12月18日、平年にしては気温の高めの快晴。
久しぶりに、ショップのおじさまとのライドだ。

虫さん、ゆたそさん、クロとおじさまの4人で、馴染みのあるコースを走ることにした。

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・朝ごはん休憩


境川CRを雑談しながらまったり走りだし、10kmほどでコンビニに立ち寄る。
ゆたそさんが朝食をとり、その横で私はあんまんとホットコーヒーを補給した。
冬の補給食として、最高の組み合わせだ。

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夏ならば、セブンにかぎり豆大福とアイスコーヒーというのも素敵だが、トイレが近くなると困るので、ブルベの際には取り入れにくいのが悲しいところ。

 

ローソンのコーヒーカップがやたらと可愛らしい。

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・アタック!城山湖


そのまままったりとしたペースでいざ、城山湖へ。
城山湖発電所の上に至るルートは多々あるが、今回はそのうち13%の坂を含むコースで進むことにした。

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そして、坂道がはじまり、おじさまが加速。


追う。

 

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やっぱりちぎられる。

 

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ただ、せめてもとインナーローを封印し、減速してもあきらめない、踏めるところでは踏む、という気持ちで走った。

どうしておじさまはいつも坂で仕掛けてくるのだろうか……。

 

何度見ても、城山湖の景色は絶景。

 

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都市を見渡すのも、穏やかな湖面を見るのもとても楽しい。

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津久井湖インターバル

 

寒いダウンヒルのあとは、わりと高いところか津久井湖を見下ろし、アップダウンを繰り返す。

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おじさまが登りのたびに加速するので、二番手についていた私は追わざるをえず、キレ気味のゆたそさんの声を背後に聞きながら、集団はばらけることに。

 

追っても追っても最後にはちぎられる。

 

結局ちぎられたまま、バス停のベンチスポットにて小休止。

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その際に、虫さんが自慢のチタンフレームやら、ゆたそさんご自慢のカーボンホイールやら、おじさまご自慢のアレなカーボンフレームやらに跨らせてもらい、ちょっと遊んでみる。

 

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そして、ここから先はやや林道っぽさのある、細い道の登り基調だ。

 

ゆったり走り出してすぐ、おじさまがポツリと「もう何をやっても速くならない」と零した。

冬で関節などに不調が出るのもあるし、もちろん年齢的なもので若い頃のようにとはいかないのだろう。 

 

それでもめちゃくちゃ速いのに、この人も衰えに悩んだりすることもあるのだろうと。

 

本当に、しんみりして、

「何言ってるんですか!」と口にした瞬間

 

おじさま、加速

 

「ああああ本っ気で油断してたのにぃいいいい!!!!!!!」

 

林道に響き渡る腹の底からの絶叫。

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死ぬ気で追いかけたが、次に斜度が上がったらもうもたない!!というところで、本当に斜度が上がって見事にちぎられた。

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息が上がる前に回転を落として重いギアを踏むなど、そんな芸当私にできるはずもなく。

 

ものすごく楽しかったが道半ばにして脚がブルブルしていた。

この写真は、完全におじさまに不満を訴えている図である。

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 ここからは気持ちよく下り、美しき橋でも一枚。

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このあとは補給食もないのに空腹になり、昼飯どころまでココア一杯でしのいだので、力はあまり出ず。

どんなライドでも、カロリーをとれるものは持っていないといけないというのに……近所のライドだと気を抜いてしまう。

 

インターバルをせずにゆるゆると慣れた道を帰り、胡麻味噌担々麺でようやく生き返ることができた。

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そして、夜は虫さんとゆたそさんとオシャレ飯。

「今日走ったしね〜〜」と言いながら、明らかにカロリーオーバーなデザートまでつけてしまうのだった。

 

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今日もお疲れ様でした!(夜のケーキは筋トレの戒め)

 

 

アナログな味方、キューシートホルダーの話

2016年からブルベを始めたものの、今シーズン中にはガーミン様というお高いものを手に入れることは叶わなかった……。


そんな中、頼りになるのは「キューシート」

交差点や進むべき方向、標識、区間距離などを記したブルベの必需品だ。


地図を正確に読むのが苦手で、病的な方向音痴で、かつ文字の認識だけが妙に得意な私の場合、このキューシートがかなり力を貸してくれる。


そして、欠かせないのが、キューシートをハンドルに取り付けるためのキューシートホルダー。

私なりに突貫工事で装着し、1シーズンを通して使ってみて、多少の不便もあったので改良することにした。

 



①簡易タイプ(旧型)


・必要なもの
ベルクロテープ
丸型面ファスナー(シール)
A6カードケース(ハード)
帽子クリップ


すべて100均で手に入る。


・作り方
カードケースの裏面に、面ファスナーシールを貼る。カードケースの上下に錐で穴をあけ、帽子クリップを通す。

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・装着
ハンドルとステムにベルクロテープを巻き、そのうえにキューシートを入れたカードケースを貼り付ける。
吹っ飛び帽子に、帽子クリップをハンドル下にくぐらせておくといい。

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これの利点は、「明日ブルベに出よう!」と思ったら、その日のうちに準備ができること。あと軽い。

ただ、難点は向かい風、ダウンヒル時の強風にかなり弱い。

ベルクロでは強い風ではがされてしまうので、いちいち気にするのが面倒臭くなり、2代目の作成を決めた。

 


②しっかりタイプ(新型)


・必要なもの

結束バンド
パイプ5~6cm
バインダー(ポリプロピレン)
A6カードケース(ハード)


100均もしくはホームセンターで手に入る。私の場合、塩ビのパイプはなんと28円。

 


・作り方
カードケースのサイズにあわせて、バインダーを切る。バインダーは、はさみで切れて雨にも耐えられるように、ポリプロピレンがおすすめ。
Z型金具という、挟むタイプのバインダーであることが重要。
※カードホルダー、バインダーのサイズは、自身のハンドル幅に合わせて適宜変更可能。同サイズのクリップボードがあれば、わざわざ切らなくてもオーケー。

 

バインダーに穴と切り込みを開け、パイプを結束バンドに固定する。

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・装着
Bikeguy バイクライトホルダーで、ハンドルに固定する。

このとき、バインダーの切り込みにベルトを通して固定すれば、かなり頑丈に。

カードホルダーにキューシートを入れて挟めば完成!

 

旧型より重さはあるが、風で吹き飛ぶ心配はなさそうだ。位置も高くなり、やや見やすくなった。

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新型は、諸先輩方の様々な知識などを集結して、安く作れるように改良したものである。

とりあえず、年明けからのブルベはこれで走ってみようと思う。

 

尚、自分へのクリスマスプレゼントとして、ハンドル周りに新しいデバイスが増える予定もあるので、そのへんのごちゃつきはまた追々……。

 

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今日もお疲れ様でした!(ブルベカードも収納完了)

 

農道城攻め、小田原満腹グルメライド

12月4日、冬晴れで気温は17℃。
気持ちのいい自転車日和だ。


いつものじぇんさん、虫さんと、風張林道ぶりに遊んでくれるのぞみさん、そしてかねてよりライドの機会をうかがっていたあすくさんをお招きしてのグルメライドだ。  


朝はややゆったりめに、平塚駅集合。
だが、自走かつ早めに駅についていたのぞみさんから、

湘南国際マラソンのため、国道134号封鎖」

との連絡。

一瞬二宮までの電車移動を考えるが、じぇんさんの機転で予定ルートとは違う方から行くことになった。

 

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まさにのぞみさん!といったツールボトルが目に眩しい。

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晴天の海沿いの平坦道はあきらめて、30kmほど離れた開成町へと向かった。

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富士山が見渡せる、どこを走っても気持ちのいい絶景。

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ペダルを回す脚も自然と軽く……

 

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クロ「なんかペース上げ目じゃない?」


先頭を牽くじぇんさんに聞いてみる。
後ろからも同様の意見が飛んできた。


じぇんさん「サイコン壊れて速度がちゃんと出ないんだよね」


誰だじぇんさんに先頭を任せた奴。
と思いながらも、このルートはじぇんさんとご縁あるランドヌールの方から教わったもの。
一度走ったことのあるじぇんさんに、アテンドを頼むしかないのであった。

 

とはいえ、看板が見えれば、もう間もなくである。

 

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・絶品ハンバーグ  


1時間半もかからないくらいで、目的地へ到着。

 

これが、 「備長グリル もん」だ。

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通称、坂シャブハンバーグ。


これは、過去の記事でもちょろっと書いた、私がじぇんさんとの初ライド&初ヤビツ峠で連れまわされたときに、用意されていたご褒美メニューである。
坂シャブに目覚めた記憶を思い返しながら、実に一年半ぶりの来店だ。

 

ここの、「自家製ハンバーグもんスタイル」
ライスかパン、サラダ、ドリンクもついてたったの972円。
しかも自家製ドレッシングが3種類ついてくるし、ハンバーグのソースも種類から選べるのだ。
基本は200gだが、+108円で肉の量も増量できる。

 

肉を増すのか、ライスを増すのか、そのカロリーは消費できるのか……?女性の集まりらしく、あーでもないこーでもないと言いながら、注文をする。


このあとスイーツも待っていることを加味し、内容はやや控えめに(?)
ちなみに、このお店のオープンは11:30だが、昼時はかなり混みやすいので注意してほしい。

 


ほどなくして……

 

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たまらない。
シャブい。

 

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ソースをかけるとこんな感じ。


さわやかのハンバーグに比べると、コショウがやや弱く、肉のうまみのわりにアッサリしている。
食べると誰でも坂が好きになる、魅惑のハンバーグ。尚、虫さんにはその効果は期待できないようだ。

 

ランドヌーズの先輩、あすくさんからブルベの話を聞き、じぇんさんの素ボケにのぞみさんさえつっこみ、虫さんはひたすらに坂への恨みと美食の写真を極め。
おしゃべりに花が咲く感じは、女性同士のライドの醍醐味だ。
ブルベのときにはない、自転車のお供に座ってゆったりご飯は、とてもしあわせな気持ちにしてくれる。


お腹も膨れたところで、ここからさらに30km。
農道のアップダウンを超えて、小田原の石垣山を目指すことにした。

 

 

・南足柄農道インターバル

 

最短ルートでいけば、国府津~小田原のほんの10km未満で済むところを、あえて農道で攻めるじぇんさん。

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ここから先はひたすらアップダウンの繰り返しだった。
下りの勢いで登り切れるほどではない、ひとつひとつが長めの起伏が続いていく。
のぞみさん、じぇんさんと速度を合わせ、その後ろをあすくさんと虫さんがおしゃべりをしながら走る形になった。

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表向きは楽しく雑談。たとえば女子のレース界隈や、ブルベ、ちょっとしたお悩みまで。
しかし、その実際はというと。


クロ「何かペース速くない??!」


のぞみさん「さりげなくインターバルかけてるんだけど……クロさんついてくるなあ」


クロ「もうきついよ~~つかれたよ~~」
じぇんさん「でも走るでしょ!知ってる!!」

 

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なんだこのペース。
少なくとも私にとってはきつい。


グルメライドなのだから、もう少しゆったりすべきというか、しっかり踏み込むような脚の強さで走ることは想像していなかった……。

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そして、農道といえど結構な高さまで登っているようで、思わぬ景色にも出会える。

 

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せっかくなので、ミラーでテクニカルに記念撮影。

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このあともガッツリと起伏を越え、わりと長めのダウンヒルを経て、ようやく小田原駅のあたりまで降りてきた。

 

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早川口をすぎて、すぐ。

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いよいよ本日最後の激坂スイーツ。 

1.7km、最大勾配15%と聞く、石垣山一夜城だ。


瞬間で斜度15%ときくと、瞬間なら何とか?という気持ちになろうものだ。
それについては、「全然瞬間じゃない!!」とのちの虫さんからめちゃくちゃクレームが入った。

 
激坂は嫌いだというのぞみさんが一瞬で消えていくのを見送りつつ、各自解散で一夜城に挑んでいく。

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農道で私の脚は削り取られたのだ……。
そんな前提があろうがなかろうが、この1.7kmが想像以上にキツい。


全行程の8割強がドーナツ坂。 

 

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ハンドルにかじりつくような斜度ではないものの、蛇行する余地も脚を休める場もほぼない(一回だけ、勾配がゆるくなるところがある)結構な激坂だ。


予想以上に長く感じる道のりを行きながら、これでは到底「ふじあざみラインは無理だろうな……」と頭によぎるのだった。

 


・頂上に待ち受けるバターの香り


あすくさんとほとんど一緒に頂上へと到達。
待っていたのは、

「一夜城 YoroizukaFarm」

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有名パティシェ・鎧塚俊彦さんの農場付きパティスリー&レストランだ。 


ひろーい駐車場に漂うバターの甘い香り。
これは、ご褒美感が強い。


少し先まで登っていたのぞみさんが、頂上がよくわからないと言いながら上から降りてくる。
そして、あすくさんとのぞみさんは虫さんを迎えにリピートヒルクライムするのであった。


虫さん「ほんっとクソ~~~」


すぐに、虫さんが元気に登頂してきた。怒っているが、相変わらず元気である。


日暮れも迫っているので、さくっと記念写真を撮り、

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テラス席で贅沢にスイーツやパンを楽しんだ。

 

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ドイツ風のさくらんぼと洋酒が効いた、激ウマご褒美である。

こってりと見せかけて、どちらかといえば繊細な、さらりと食べられるケーキだ。

甘い物が好きなら、登り甲斐もあるだろう。

 

 

帰りのダウンヒルは、かなーーりキツいものの、小田原市街からうーんと先の江の島までが見渡せる、素晴らしい夜景だった。

 

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何度も止まりつつ、景色を眺める。

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最後に、小田原の有名な小野田クランク(弱虫ペダル1年次のIHで、小野田くんが一番最初に落車したクランク)をご紹介。

小野田くん推しのあすくさんも、喜んでくれた。

 

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小田原駅から輪行となるのぞみさんを心惜しくお見送り!また遊んでもらおうと心に決める。

 

ここからは、軽快な追い風のなか気持ちよく帰る。
あすくさんからは地元のコースの話もたくさん聞けて、とても有難かった。

(あと、虫さんのしょーもない下ネタに結構爆笑していたのが印象深い)

 

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あすくさん「明るいっていいね~~」
虫さん「ブルベの夜は暗いから……」
クロ「都市型は明るいけど、信号峠がつらくない??」
じぇんさん「それな~~~」


と、ブルベにくらべて随分明るい都会???の平坦ライドを楽しんだ。


暗いわりには早い時間に平塚駅に帰りつき、車で帰宅するあすくさんにお別れのご挨拶。
凍らない山へのライドを、ぜひにぜひにとお願いし、本日のグルメライドは終了となった。

 

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今日もお疲れ様でした!(おばけよりも怖いものがある)

 

意地と食欲の宴!MTB 24時間耐久レース②

MTBの神髄はナイトライドにあり?

 
あちこちのピットから夕食の準備の匂いが立ち上ってくる頃。
すっかり意気消沈した私も、とりあえず先生に連れられ、虫さん、じぇんさんと再びコースに出ることに。

 

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16時からは前灯2灯とリアライトが必須になるため、しっかりと装備を整えていざ出発!


走り出してすぐに日も暮れはじめたため、道はライトで照らしたところと、前を走る人のリアが目印だ。
ここで、私はS先生の凄まじさを知る。


コースはほぼ見えていないに等しいが、そのために、先生のライン通りに走れば、意外や意外、乗り越えられる場所が増えていく。


ヘアピンカーブやひどいぬかるみは降りてやりすごすが、明らかに昼間よりも乗車時間が長くなっていることは確かだった。

 

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じぇんさん「夜も走ろうよ~~!夜のCSCを走れる機会なんてめったにないんだからさ~~」
虫さん「私MTB好き!スキーに似てる!」


走行中は低い雄叫びばかりの2人も、意気揚々と周回を終えた。

 

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山道の本当の闇は、まだまだこれからである。

 

 


24耐真っただ中のMさんにお供え物をしたり、泥で動かなくなった自転車を洗浄したり、

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おすすめのオイル談義に花を咲かせたり、ダウンヒル動画で死にそうになったりしながら、素敵なディナータイムは更けていく。

 

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じんわり煮込みハンバーグのうまみに、敷かれたコーンバターライスが食欲を刺激する。


ポテトサラダやペンネとろけるガトーショコラにチーズケーキのメープルナッツ添えと、カロリーモンスターたちは誘惑をやめない。

 

クロ「飲みて~~~~」


赤ワインが手招きをしていたが、飲んだ人はナイトライドには参加できなくなるので、ここでぐっと我慢をした。
お腹を満たしたところで、今晩最後の周回に出る。

 

じぇんさん「登れた!!」
虫さん「ああああああ、足着いた!!」


数々のセクションで、できただのできなかっただの言い合いつつ、真っ暗闇を走行する。
レース中の人たちがくれば積極的に道を譲り、自分たちは自分たちのペースを守って走行。


人も減ってきているためか、走りやすく、アットホームでとてもいい雰囲気だった。
コースにはサイリウムがいくつか吊るされ、難易度の高いところには監視のスタッフさんたちがいるが、基本的には自分のライト頼りである。


とにかく、ライトのところ以外は何も見えない。


先生曰く、「昼間走ったコースをトレースする」のだという。


病的に方向音痴の私には、そんな技術はついていない。


しかし。


見えないことで、視覚からくる「こわい」という情報はほとんどなくなった。


見えないからこそ、ただ示されたライン通りに走れる。余分な情報がないからこそ、うまく力を抜いて挑める気がした。
そんな大発見にちょっと感動しつつ、結局ナイトライドは2周連続、それも周回速度は大幅短縮となった。

 


・真打、ゆたそさん登場

 

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サイテルで時間限定の入浴を済ませると、時刻は23時。
ここで、一仕事終えたゆたそさんが、じぇんさんのお迎えによって合流した。
ひとっ風呂浴びたあとは、もう走らないと心に決めているので、ウキウキの飲み会タイムである。

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 夜のハイカロリーは何を食べても美味い。

おすすめの飲み物は、梅酒+赤ワインのお湯割りだ。フルーティーであたたかく、グビグビいける。

 

おやすみじぇんさん

〜大好きなクルトンを抱えて〜

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この夜は、例のテントにさらにみっちりと女4人で就寝した。

 

 

・11月27日、雨上がりの最終日


夜中に二度ほどテントを、雨が激しく叩く音がした。


7時すぎに目を覚ますと、夜中走ったらしい人たちが、
「もう走りに行きたくない」
と行っているほどだった。

 

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ホームストレートを見ると、各々の車体が引きずってきたらしい泥。

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昨晩のひどい雨で、コースはとても私たちのような初心者は走れないレベルになっているらしい。


最終日の走行は安全第一と諦めて、朝ごはんをいただく。

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親子丼に舌鼓を打っていると、魂が半分くらい抜けかけたような、Mさんがピットに戻ってきた。

その泥汚れの凄まじさが、この夜の過酷さを物語る。


食事をしてもらい、その隙に自転車の泥を洗い落とし、Mさんは再びコースへと戻った。

 

ブルベの逸話も聞いていたために、Mさんを神様と呼んでいたが、本当に神様になって身体が透明になってしまいそうな雰囲気である。


食事後に走り出すメンバーを、沿道の観客のごとく応援し、女4人は買い物を楽しむことにした。
コーヒーを飲み、レース参加の幼女に遊んでもらい、片づけを手伝い、応援し……。

 

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大充実で、ついにレースは24時間の終了時刻を迎えた。

 


・大満足のMTBレース

 

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こうして、無事に2泊3日のMTBレースは終幕を迎えた。


副賞が軒並み豪華な表彰式と、おみやげたっぷりのピットの片づけ、泥まみれのバイクの洗浄と、楽しいことが満載だった。

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今回はただただ皆さまのご厚意に甘え、面倒を見てもらうばかりだったが、本当にいい経験になった。


そして、間違いなくMTBには向いてないと思う。

 

それでもあたたかい人たちとのご縁に恵まれ、ついMTBが欲しくなってしまいそうな自分がいるのであった。

 

 

帰り道は、ゆたそさんを熱海まで送るために、かつて死を体感した山伏峠を下る。

 

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100km自走して売り切れた脚で登った山伏峠のつらさは、今でも忘れない。
なぜ、1年以上前の、今よりさらにクソ脚の頃に山伏峠を登ったのか、今回下ってみていっそう分からなくなった。

 

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今日もお疲れ様でした!(24耐は神々の宴)

意地と食欲の宴!MTB 24時間耐久レース①

人生初のMTB走行。


それは、24時間耐久レースという狂乱の宴の中で行われた。

  


伊豆・修善寺にあるサイクルスポーツセンター
ここを貸し切っておこなわれるのが、
「A&F 24時間耐久 MTB CUP」である。


我らがじぇんさんを中心としたさまざまなご縁で、今回このレースに参加させてもらえることになった。
参加とはいっても、チームでアウトドアを楽しみつつ盛りあがることを中心とした、エンジョイ枠である。


MTBといえば、かつて同じCSCで、ほんの30分ほどだけレンタルしたことがあった。常設されたコースに挑んだものの、整備不良のMTBは変速もできず、ブレーキも微妙。


というわけで、きちんとMTBに乗るのは、今回が初めてになる。
そんなクソ初心者にとって、雪や雨にさらされたコースは、とんでもない難易度で挑んでくるのだった……。

 

 

 

・前夜祭


11月25日夜、仕事帰りに虫さんと合流して、小田原を目指す。
今回、MTBや現地で過ごすためのテント等はすべてチームの皆さまに借りるため、自分たちの荷物だけで現地へ向かうことができた。


小田原駅前のネットカフェで風呂を済ませ、じぇんさんの車に拾ってもらう。

 

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じぇんさん「山伏峠がチェーン規制で詰んだ」


夕方に届いたこのラインは、のっけからブログのネタか???と思わざるを得ない。
前日の季節外れの積雪は、CSCに行くための近道を、ことごとく閉鎖していた。


仕方がないので、距離は伸びるが亀石峠をゆるゆると登っていく。
夜の峠を車で越えながら、「こんな明かりのないところでヒルクライムするやつは気がおかしい」と、ブルベでは避けて通れない経験を呪った。

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そして、23時頃にはCSC内のピットエリアへ。

 

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すでに大型のテントとキッチン、寝るための小型テントなどはばっちり設営が完了していた。
お世話になる方々に挨拶をしてまわり、駆けつけディナータイムで水餃子をいただく。

 

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遅めの晩御飯、外気温は2℃。


しかし、あっつあつの水餃子にお好みの薬味をかけていただく一杯は、胃袋を最高にしあわせにしてくれた。
梅酒のお湯割りで晩酌しながら、深夜2時頃まで星空を堪能した。

 

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虫さん、じぇんさんと女3人みちみちになってテントで就寝。
テントに敷布団、寝袋、掛け布団で人がぎゅうぎゅうになって寝ると、コタツで寝るくらいあたたかいということを知った……。 

 

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そして4時間後。

閉じ込められた密室(テント)
襲いくる尿意……

 

結局、明け方にトイレに這い出し、その後8時まで二度寝を決めた。

 

 

・10月26日、24時間耐久レース当日


ずいぶん明るく、会場がにぎやかになったところで起きだし、当日入りのチームの方々にご挨拶。
じぇんさんと2人、ありがたーく朝イチのコーヒーを楽しみ、ぜいたくに過ごした。

 

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試走の準備とばかりにノロノロと化粧をし、冬用のウェアに着替え、ブランチをいただく。

 

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いなり寿司と、鶏ごぼううどんのあたたかさが、じんわり染みわたる。


夜に雨予報が出ているのが嘘に思えるほど、当日の日中は快晴だった。

 

 

・いざ試走へ


全長約5km弱。
常設コースとは違う、起伏に富んだ今回のコース。
テクニカルなカーブも、予期せぬ深い水たまりも、舗装路の長い登り坂ゾーンも待ち受けている。

 

用意していただいたMTBとともに、虫さん、じぇんさんと揃っていざ出発!

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今回、試走を含め、ほぼすべての周回でお世話になったのは、抜群のティーチング力を誇るS先生だった。

 

 

3人「(野太い声)!!!!」


走りだしすぐから、うるさいうるさい。
虫さんは滑りはしたものの転んでいないようだが、私といいじぇんさんといい、見事に転ぶ。

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木の根ですべり、ミゾにハマリ、ぬかるみに落ち、初回だからと冒険をしないで危ない下りでは自転車から降りているというのにこの有り様。

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先生の懇切丁寧な指導を受けているにもかかわず、絶叫と半ギレのデスボイスは止まらない。

 

じぇんさんにいたっては崖側へ頭からコースアウト。

起き上がれなくなり、同行していたソロ参加(同ピット)の神・Mさんに助け起こしてもらっていた。

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それでも何とか一周を終え、息も絶え絶え。

MTBは距離に関わらず運動量が多いというS先生の御言葉が染み渡るのだった。

 


・絶望のぼっち周回


その後は、3人でおそろいの靴下を買ってみたり、

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合わないサイズの靴を交換してもらったり、第一走者をつとめるチームの皆さんを応援したりした。

 

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ここから24時間耐久ソロの人は走り出すのか……と、その気がふれた取り組みに拝み倒すばかり。


その後、自分の番が回ってきたのでオロオロと出走するが、


これがまあ、
走れない。

 


試走と違ってうしろにたくさん人がいるので、止まれず、降りられず、スピードも出せずでひどく転ぶ。


試走よりもずっと乗れなくなっていた。
もう後ろに人がいることで、巻き込んでしまったらどうしようとただただ恐怖。
広い道なら抜いてもらうのだが、道幅が狭いところでは顔を青くしてよろよろ行くしかなかった。

 

クロ「むりです……あと自転車から変な音がします……」


ピットに戻り、たった一周で泣きついた。
転びすぎて、ディスクブレーキのあたりがどうにかなっていたらしい。

 

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怖すぎるので、日中は戦線を離脱し、晩御飯の仕込みの手伝いをすることにした。

 

 

②につづく

2016年ブルベ参加記録

2016年ブルベデビュー!

 

今年は7本のブルベに参加することができた。

その七転八倒の記録をざっくり振り返りたい。

 

200km 6本(うち1本DNF)
300km 1本

 


・1月9日「逗子200」
記念すべきブルベデビューの1本。
お天気にも恵まれたが、PC1の生菓子にあたり110km地点で嘔吐。
さらにメカトラで片側ブレーキが効いたまま走っていた。リムにも大傷。
それでも完走した、思い出深いブルベ。

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・4月3日「定峰200」
スタート時には上がっているはずだったのに、予報を裏切りPC1まで大雨。しかも下りで16kmほどしか出ない向かい風
天気にキレまくったけど、コースはすごく好きだったブルベ。夜桜最高。

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この2回のブルベですでに大変な目に遭いまくったのもあって、ブログ開設を決意。

 


・7月2日「アタック金精峠200」
初めての遠征ブルベ、群馬県のよしおか温泉スタート。3000up
いろは坂&金精峠を登るものの、長い下りが気持ちのいいブルベ。
あとは下るだけ……といいつつ、それは山だらけ群馬独特の感覚だったと知る。

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・9月17日「箱根200」
ゆたそさんのデビュー戦予定だったが、まさかのゆたそさん発熱DNS
全ての登りが凝縮されたPC1~PC2区間、すばしりの交通量の多さ、想像より大変だったブルベ。急性胃炎だった。  

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・10月1日「富士山一周200」
朝から大雨。途中で止んだものの、37km地点でパンク、チューブとポンプの口金が壊れて峠で立往生……からのDNF。
これはこれでいい経験になった。

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・10月15日「柳沢峠200」
逗子200のときに紹介いただいていた、まさか出るとは思っていなかった山岳ブルベ。

恐れていた割には楽しく走れた200km4000up、ここでの柳沢峠の経験が甲斐300に生きてくる。

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・10月29日「甲斐300」
初めての300km、全員の体調不良、全員のサイコン故障。
深夜の大雨ダウンヒルで死にかけたけど、達成感がすさまじかったブルベ。せっかくゴールしたのに、始発を待つジョナサンが寒すぎて、長いこと濡れた衣服に苦しんだ。

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こうして振り返ると、イージーだったブルベなんてほとんどないと言ってもいいくらいの一年だった。
気候や体調に振り回されたり、サイコンが壊れたり、靴が合わなかったり。
それでも、終わってみればどのブルベも楽しかった。

 


それはもちろん、やさしい「いってらっしゃい」「おかえり」の声をかけてくれるスタッフさん方と、PCで話しかけてくれる諸先輩方、同志の方、そしてじぇんさんと虫さんがいてくれたからに他ならない。

 

私自身は長距離のライドは苦手な部類なので、1人でのチャレンジや完走は今後も厳しいだろう。
が、迷惑をかけないように地道に自分を鍛えていきたいと思う。


来シーズンもブルベの参加を楽しみに、肥えないように短いオフシーズンを過ごしたい。

 

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今日もお疲れ様でした!(いつかグルベを楽しみたい)