チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

農道城攻め、小田原満腹グルメライド

12月4日、冬晴れで気温は17℃。
気持ちのいい自転車日和だ。


いつものじぇんさん、虫さんと、風張林道ぶりに遊んでくれるのぞみさん、そしてかねてよりライドの機会をうかがっていたあすくさんをお招きしてのグルメライドだ。  


朝はややゆったりめに、平塚駅集合。
だが、自走かつ早めに駅についていたのぞみさんから、

湘南国際マラソンのため、国道134号封鎖」

との連絡。

一瞬二宮までの電車移動を考えるが、じぇんさんの機転で予定ルートとは違う方から行くことになった。

 

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まさにのぞみさん!といったツールボトルが目に眩しい。

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晴天の海沿いの平坦道はあきらめて、30kmほど離れた開成町へと向かった。

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富士山が見渡せる、どこを走っても気持ちのいい絶景。

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ペダルを回す脚も自然と軽く……

 

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クロ「なんかペース上げ目じゃない?」


先頭を牽くじぇんさんに聞いてみる。
後ろからも同様の意見が飛んできた。


じぇんさん「サイコン壊れて速度がちゃんと出ないんだよね」


誰だじぇんさんに先頭を任せた奴。
と思いながらも、このルートはじぇんさんとご縁あるランドヌールの方から教わったもの。
一度走ったことのあるじぇんさんに、アテンドを頼むしかないのであった。

 

とはいえ、看板が見えれば、もう間もなくである。

 

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・絶品ハンバーグ  


1時間半もかからないくらいで、目的地へ到着。

 

これが、 「備長グリル もん」だ。

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通称、坂シャブハンバーグ。


これは、過去の記事でもちょろっと書いた、私がじぇんさんとの初ライド&初ヤビツ峠で連れまわされたときに、用意されていたご褒美メニューである。
坂シャブに目覚めた記憶を思い返しながら、実に一年半ぶりの来店だ。

 

ここの、「自家製ハンバーグもんスタイル」
ライスかパン、サラダ、ドリンクもついてたったの972円。
しかも自家製ドレッシングが3種類ついてくるし、ハンバーグのソースも種類から選べるのだ。
基本は200gだが、+108円で肉の量も増量できる。

 

肉を増すのか、ライスを増すのか、そのカロリーは消費できるのか……?女性の集まりらしく、あーでもないこーでもないと言いながら、注文をする。


このあとスイーツも待っていることを加味し、内容はやや控えめに(?)
ちなみに、このお店のオープンは11:30だが、昼時はかなり混みやすいので注意してほしい。

 


ほどなくして……

 

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たまらない。
シャブい。

 

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ソースをかけるとこんな感じ。


さわやかのハンバーグに比べると、コショウがやや弱く、肉のうまみのわりにアッサリしている。
食べると誰でも坂が好きになる、魅惑のハンバーグ。尚、虫さんにはその効果は期待できないようだ。

 

ランドヌーズの先輩、あすくさんからブルベの話を聞き、じぇんさんの素ボケにのぞみさんさえつっこみ、虫さんはひたすらに坂への恨みと美食の写真を極め。
おしゃべりに花が咲く感じは、女性同士のライドの醍醐味だ。
ブルベのときにはない、自転車のお供に座ってゆったりご飯は、とてもしあわせな気持ちにしてくれる。


お腹も膨れたところで、ここからさらに30km。
農道のアップダウンを超えて、小田原の石垣山を目指すことにした。

 

 

・南足柄農道インターバル

 

最短ルートでいけば、国府津~小田原のほんの10km未満で済むところを、あえて農道で攻めるじぇんさん。

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ここから先はひたすらアップダウンの繰り返しだった。
下りの勢いで登り切れるほどではない、ひとつひとつが長めの起伏が続いていく。
のぞみさん、じぇんさんと速度を合わせ、その後ろをあすくさんと虫さんがおしゃべりをしながら走る形になった。

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表向きは楽しく雑談。たとえば女子のレース界隈や、ブルベ、ちょっとしたお悩みまで。
しかし、その実際はというと。


クロ「何かペース速くない??!」


のぞみさん「さりげなくインターバルかけてるんだけど……クロさんついてくるなあ」


クロ「もうきついよ~~つかれたよ~~」
じぇんさん「でも走るでしょ!知ってる!!」

 

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なんだこのペース。
少なくとも私にとってはきつい。


グルメライドなのだから、もう少しゆったりすべきというか、しっかり踏み込むような脚の強さで走ることは想像していなかった……。

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そして、農道といえど結構な高さまで登っているようで、思わぬ景色にも出会える。

 

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せっかくなので、ミラーでテクニカルに記念撮影。

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このあともガッツリと起伏を越え、わりと長めのダウンヒルを経て、ようやく小田原駅のあたりまで降りてきた。

 

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早川口をすぎて、すぐ。

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いよいよ本日最後の激坂スイーツ。 

1.7km、最大勾配15%と聞く、石垣山一夜城だ。


瞬間で斜度15%ときくと、瞬間なら何とか?という気持ちになろうものだ。
それについては、「全然瞬間じゃない!!」とのちの虫さんからめちゃくちゃクレームが入った。

 
激坂は嫌いだというのぞみさんが一瞬で消えていくのを見送りつつ、各自解散で一夜城に挑んでいく。

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農道で私の脚は削り取られたのだ……。
そんな前提があろうがなかろうが、この1.7kmが想像以上にキツい。


全行程の8割強がドーナツ坂。 

 

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ハンドルにかじりつくような斜度ではないものの、蛇行する余地も脚を休める場もほぼない(一回だけ、勾配がゆるくなるところがある)結構な激坂だ。


予想以上に長く感じる道のりを行きながら、これでは到底「ふじあざみラインは無理だろうな……」と頭によぎるのだった。

 


・頂上に待ち受けるバターの香り


あすくさんとほとんど一緒に頂上へと到達。
待っていたのは、

「一夜城 YoroizukaFarm」

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有名パティシェ・鎧塚俊彦さんの農場付きパティスリー&レストランだ。 


ひろーい駐車場に漂うバターの甘い香り。
これは、ご褒美感が強い。


少し先まで登っていたのぞみさんが、頂上がよくわからないと言いながら上から降りてくる。
そして、あすくさんとのぞみさんは虫さんを迎えにリピートヒルクライムするのであった。


虫さん「ほんっとクソ~~~」


すぐに、虫さんが元気に登頂してきた。怒っているが、相変わらず元気である。


日暮れも迫っているので、さくっと記念写真を撮り、

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テラス席で贅沢にスイーツやパンを楽しんだ。

 

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ドイツ風のさくらんぼと洋酒が効いた、激ウマご褒美である。

こってりと見せかけて、どちらかといえば繊細な、さらりと食べられるケーキだ。

甘い物が好きなら、登り甲斐もあるだろう。

 

 

帰りのダウンヒルは、かなーーりキツいものの、小田原市街からうーんと先の江の島までが見渡せる、素晴らしい夜景だった。

 

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何度も止まりつつ、景色を眺める。

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最後に、小田原の有名な小野田クランク(弱虫ペダル1年次のIHで、小野田くんが一番最初に落車したクランク)をご紹介。

小野田くん推しのあすくさんも、喜んでくれた。

 

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小田原駅から輪行となるのぞみさんを心惜しくお見送り!また遊んでもらおうと心に決める。

 

ここからは、軽快な追い風のなか気持ちよく帰る。
あすくさんからは地元のコースの話もたくさん聞けて、とても有難かった。

(あと、虫さんのしょーもない下ネタに結構爆笑していたのが印象深い)

 

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あすくさん「明るいっていいね~~」
虫さん「ブルベの夜は暗いから……」
クロ「都市型は明るいけど、信号峠がつらくない??」
じぇんさん「それな~~~」


と、ブルベにくらべて随分明るい都会???の平坦ライドを楽しんだ。


暗いわりには早い時間に平塚駅に帰りつき、車で帰宅するあすくさんにお別れのご挨拶。
凍らない山へのライドを、ぜひにぜひにとお願いし、本日のグルメライドは終了となった。

 

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今日もお疲れ様でした!(おばけよりも怖いものがある)