チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

トラウマ克服、宇都宮〜いろは坂バースデーライド

クロ「お誕生日ライド、どこに行きたい?」

真嬉さん「宇都宮〜いろは坂の往復ライドがいいいな、思い出の」

 

そう、これは……5年ほど前、納車からライド経験3回ほどの真嬉さんが初めて100kmを超えるルートに参加をしたときの、トラウマまで遡る。

予定通りに進めずいろは坂の頂上についたのは15時すぎ、日暮れ極寒の日光街道を激弱いライトで照らしながら何とか駆け抜けたという思い出のライドだ。

そのトラウマを払拭すべく、バースデーライドに真嬉さんがチョイスしたのがそのコースだった。

 

 

3時半おきとかもはや夜である。

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とはいえ、朝5時前にコンビニラーメンをキメるくらいに元気な目覚めである。

そんなこんなで、コロナ以降初めての遠征なのであった。
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朝の電車の中で、真嬉さん、きいさんと合流。2時間半の電車もまたたく間にすぎていく。
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8時頃には宇都宮駅 ジャパンカップがないため今年は来れないかと思ったが……なんだか懐かしい。
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しぃさんがここで合流し、真嬉さんきいさんしぃさん虫さんクロの5名でスタートとなった。
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インハイ気分&ほぼ一本道ということで、今日は5kmごとに先頭ローテーションしながら走る。快晴とは言わないが、そこそこ過ごしやすい。
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虫さん、しぃさん、きいさん、と来て……

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真嬉さん「先頭!!出ます!!!!」
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クロ「先頭動いた、追うぞ!!!!」

とか言いながら、インハイ気分で前に出る。最初はよかったものの、少しずつ登り基調になっていくのがこのルートの特徴だ。
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真嬉さんに撮ってもらった先頭のクロ、スタート時のくもりとは打って変わってじっとり暑い。

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5年前にも立ち寄ったファミマ〜!!!ここまでで約20km、昔よりも1時間以上早い到着に成長を感じる。
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長谷部缶バッチを衝動的にお迎えするきいさん。

きいさん「思ったけどここにつけたら私長谷部見えないね……????」


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昔はこのファミマの時点でボロボロだったのに、今年は元気だ!さあ、まずは東武日光を目指そう。
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虫クロ「ほんっっっとうに、日暮れの杉並木が暗くてさ……それがトラウマでさ……」

きいさん「いや、そら確かにここは暗いわ」
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先頭交代しながらワイワイ進む。5年前はこの登り基調に泣かされたものだった……とか思いつつ、日光市街までジワジワと標高を上げていく。
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栃木県出身のきいさんから、小粋な地元トーク(主に、「ここは都会なんだよ!」みたいなやつ)を聞きながら進んでいく。が、後半はちょっと寝不足からの体調不良の兆しがきいさんに……?
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そんなこんなで、いつもなら電車でやってくる東武日光駅
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クロ「この時点で標高500m以上もあるんだね」

真嬉さん「いつもならここまでの登りはお金でキャンセルだもんね!」
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さあさあ、ここで恒例の揚げ湯葉まんじゅうタイム。このためにやってきたと言っても過言ではない。

衣もさることながら、塩の結晶がおいしさの秘訣であると思う。
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やっぱりちょっと、いろは坂に向かうには思わしくないきいさんの体調。しかしそこで奇跡は起き、きいさんの御父上がサポートカーとなって、きいさんを頂上まで運んでくださることに。

虫さん「ワーーーッ回収車だーーーー!!」

きいさん「今から全員抜くから!(©どろさん)」
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いつもなら混んでいる東照宮の辺りも、今日はずいぶん空いている。走りやすくてありがたいやら、観光地に人が来ないことに少し不安になるやら……なんとも複雑な気持ち。

というわけで、とりあえずクロが先頭になってえっちらおっちら走る。
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しぃさんと、気になるカフェなどが増えている話をしながら、いつもの通り羨みつつも走り抜けていく。

何度も5年前を思い出すトークがさく裂するが、そういえばその際に命を救ってくれたスーパーのさがみや安良沢店は閉店してしまっていた……。
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方向音痴でも先頭に出られる、宇都宮~いろは坂はいいものだ。まずは馬返しを目指して淡々とペダルを回す。
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はい、ついた! いろは坂前の休憩スポット。

ここできいさんの様子を確認すると、目ん玉が飛び出すことに「明知平ついた!」とのこと。瞬殺だとは思っていたが、どうやら我々がいろは坂に入る前にブチ抜かれていたらしい。さすが車だ。
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しぃさん「めっちゃ格好いいバシくんだよ~~~~」

そう、ここからは魂のペダルジャージを背負っていくことにした。いつもなら日光駅から着て走っているが、今回は宇都宮から来たこともあり、悪目立ちするのもな……ということもあり、ここからの着用である。
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イベントで先生に描いていただいた絵は、いつも我々を励ましてくれる。しぃさん銅橋、真嬉さん坂道くん、クロ純太を背中にご満悦。

虫さん「私は今回は鳴子くんにしたよ!!!きいさんが靖友だったから、やすともふたりいたら死ぬ」
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さあ、大好きいろは坂向かう。何度訪れても青春の地、あのインハイが蘇る。
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真嬉さん「いろはにほへとのい~~~」

クロ「いっつも途中で記憶を失って、いくつかひらがな見落とすんだよね」

真嬉さん「わかるwwwww」
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途中、しぃさんがハンガーノック気味に。虫さんがしぃさんにメダリストを差し出すが、若干距離が遠い。どっちにする~?というやつ。

クロさん「はよ渡してあげてwww」
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さてさて、半分くらいを過ぎて、筋肉ソングで気合を注入。めちゃくちゃ元気が出るので、ついついゴーゴーマッソゥーーーーー!!(シャウト)
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何度も来ているいろは坂だけど、いい景色だったことほとんどないなあと思い返す。本日も、登れば登るほど濃霧の気配だ。
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そして、黒髪平へ到着。いつもよりはまだ道の輪郭がしっかり見える。
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真冬でもないし雨でもないのにサドルバッグがパンパンだ。その理由は頂上で明かされる……というか、絶対につぶせないモノが入っていたりするのだった。5年前は軽量化傾向の私だったようだが、今はもはやライドの荷物の重さとかがあまり関係なくなってきている。
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めちゃくちゃガス……。
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いつもなら止まって写真を撮る真手伝説の「ね」のカーブだが、今回は頂上にきいさんも待っているのでスルーだ。大丈夫、純太の想いはいつもこの胸に持っている。
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そして、ゴール。きいさんがばっちり写真を撮ってくれた。
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こちらはしぃさんと虫さん。これで今回のライドの登り部分は、すべて終わったことになる。
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この写真、登頂した喜びを表すクロなのだが、何度見ても「ゆたそさんか??」と思ってしまう。
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きいさん&靖友も合流し、皆で記念撮影だ。なんと、こちらはいつものようにセルフタイマーではなく、きいさんの御父上が写真を撮ってくれている。

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そしてそして、本日の主役! 改めて、真嬉さんお誕生日おめでとう~~! 5年前のライドから、この日も共に自転車に乗っていられて本当にうれしい。自転車を続けてくれて、遊んでくれることに感謝と喜びしかないし、自転車以外でも楽しく遊んでくれるのでやっぱり嬉しい。今年も元気に一緒にここに来られて幸せだ!本当にいい日にいいライドを選んでくれた、おめでとう。
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こちら、サドルバッグの中の絶対につぶしてはいけないシロモノ。バースデーケーキのキャンドルなのだ!

むっちんさんのお祝いのときにも同じ物を渡したけれど、可愛いし気分も出るし、とてもいい。ふんわりとバニラのいい香りがする。
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景色は何も見えないけれど、今年も皆で明智平に来たぞ~~ということで一枚。

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ちなみにこれは、5年前の思い出からひっぱり出してきた写真。ブログもやっていなかったし、やるようになるとも思っていなかったけど、記録が残っているというのはいいものかもしれない。いつ見てもペダルジャージは元気をくれる。
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そろそろお腹が空きすぎて死ぬな……ということで、なんときいさんの御父上が海老の湯葉巻きをたくさん持ってやってきた。そう、我々のために差し入れてくださったのだ。いい年をして我々、とかはよそに置いておいて、それはもう心から甘えさせていただく。
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きいさん「大好きなエビがいっぱいあってうれしいから写真撮って」

これらのエビは、皆でおいしくいただきました。
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時間的にもどこによって食べれるより、こちらの売店でがっつり補給としたいわね~~ということで、売店にあるすべての軽食をいただくことに。そう、これすらもきい御父上に振舞っていただいたのだった……。
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明智だんご、あつあつで、みたらしといった感じでおいしい。
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大鶏焼き、見たまんまだが、塩気と香ばしさとタンパク質が染み入る。
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もちもちあつあつの中華ちまきどれもこれも肌寒い明智平では最高のグルメであった。
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せっかくきたので、いろは坂といえばの純太とも記念に。
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虫さん「般若の滝……きいさん!これ大般若※にしようぜ!」

きいさん「大!!」

※柳沢峠でも頻発される刀剣乱舞のcv三木氏の彼である。
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虫さん「視界悪いからね~~!はい、反射ベスト隊」

ブルベ組の装備は今日も安心安全だ。しかし、私はオレンジのオダ埼ベストを部屋の中で紛失してしまったのが、いったいどうしたらいいのだろうか。
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さあ、テールライトもばっちり、防寒もしっかりでいろは坂ダウンヒルタイムだ。
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今年は落ち葉がないから安全だね、と言いつつ、5年前の下りを思い返しながら注意深く進む。
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紅葉の時期ではないので、車はそんなに多くない。助かった。
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そう、まさにこの言葉の通り……。10月はもう、日暮れが早い。明るければ野菜の直売所に寄ろうという発言はフラグとなり、この先の道がどうなるかは予感できる時間に差し掛かりつつあった。
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数少ない登り返しゾーン。下りは割と寒かったので、ちょっとペダルを回すと暖が取れていいものだ。
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計画より30分押し? くらいでいろは坂を下ってきたので、コンビニへとイン。ファミマはホットミルクがあるので、肌寒いライドには最高だと思う。
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ここでしぃさんの眠気がピークになり、ひと休みタイム。反射ベストを着ているせいで、なぜかブルベ感がマシマシになってしまう一枚である。
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きいさん「主命とあらば電池も外しますよ!」

これはきいさんの宇都宮産長谷部缶バッジが、ピンで電池交換を手伝ってくれるという素晴らしい瞬間を捉えたものである。よもやこんな使われ方をしようとは。
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東武日光の駅前を通り過ぎる。あとは、完全に日が沈みきるまでにどこまで行けるかだ……! 幸い、装備は揃っている。そして、宇都宮までの道は、本当に見事な下り基調なのだ。そう、だからこそクソ寒いということを、5年前から知っている!
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虫さん「大丈夫、まだガソリンスタンドやってる大丈夫……」

クロ「5年前にめっちゃ早くしまってて絶望したガソスタどれだっけ」
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クロは先頭にいたので、二番目の真嬉さんのよく通る声を励みに当社比で踏みがちに走る。次の日は月曜日、早く電車に乗れるのならば、それに越したことはない。

真嬉さん「これで今何km/hくらい?」

クロ「だいたい先頭の私で35km/hくらいかな、下りだからね~」

真嬉さん「これが35km/hの世界かー」

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あ、あった。5年前、18時前に閉まって我々を絶望させたガソリンスタンド。
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虫さん「ギェーーーーー暗い! だが我々にはvoltがある!」

しぃさん「本当だ!めちゃくちゃ暗いね?!」
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いや、本当に暗いな杉並木。ライトがあるため危ない感じはないが、それでも暗いものは暗い。5年前の私は、フロントライトの充電が切れるというゴミクソだったりもした。
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ヘルメットの尾灯はやっぱりいいな。目立ってナンボ、とにかく安心安全第一である。
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まだまだ暗い道を行く。とりあえず、先頭なので黙々と走る。皆の笑い声とか会話とか、ぽーんと耳に入ってくるので、元気な様子でうれしい。

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そして、看板がぼやけているが宇都宮市に突入。いいペースをキープできているような気がする。
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明るければ直売所とか、飲食店とかが並ぶゾーン。過去のいろは坂だけ楽しむライドでは、何度か寄り道したこともあったと思う。

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5年前、死にそうだったときに飛び込んだセブン。ここまでくれば駅ももう間もなくといってもいい。ハムカツか何かを食べて救われたのを覚えている。
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ついに、明かりが満載の市街地にやってきた。一生懸命踏んでいるので結構汗ばんでいて、肌寒さはまったく感じない。この辺は、ほっとするのもつかの間、路面がめちゃくちゃ悪くてトドメのような道なのである。
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真嬉さんの「一生忘れない!」の景色だという、夜の街に明るく輝く宇都宮駅の光景。そう言われると、私にも特別なものに見える。だって、5年前はここに駆け込んだときには、20時頃だったのだから。
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というわけで、皆で元気にゴール!! 結構下り基調で巻けたので、イメージよりは40分くらいは遅いものの、過去を大幅に塗り替えることができた。
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しっかりお祝いして、しっかり走って、気持ちよく楽しいライドになった。

病めるときも健やかなるときも、推しに爆散するときも、楽しい思い出をたくさん重ねていけたらいい。

そのためにのんびり走ったり、気合を入れて走ったり、色々たくさん一緒に経験していけますように。

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今日もお疲れ様でした!(真嬉さんとその推したちに溢れるほどの幸いあれ)