チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

ビンディングシューズの魔境へ?熱成型シューズの話

 

ビンディングシューズを買い換えました!!

 

 

昨年秋、柳沢峠200の参加1週間前に、ビンディングシューズのソールがベローーーンと剥がれたことは記憶に新しい。

(あまりベローンとしてない写真しかないが)

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初代シューズは「MAVIC GIOVA」

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女性向けシューズで、サイズは38。歩きに歩いたために、底は随分と反り返っていた。
それでも、このシューズに不満を感じたことはなかった。


というか、足先のしびれは頻繁にあったが、平地では起こりにくいためにあまり気にしていなかったのだ。
頓着していなかったともいう。

 

この底の剥がれたシューズでのブルベ参戦をお世話になっている方々に激しく反対され、何とかしのぐために提供していただいたのが、


2代目の「SERFAS PODIUM」

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サイズは37なのだが、形が大変合わなかった。新品のため、窮屈さもかなり感じる。


いつかは伸びると信じて、柳沢峠200、甲斐300と履いていったが、かかとのカップが深すぎて、アキレス腱のあたりが擦り切れアザに……。


お湯につけたり、重りを吊ったり、2ヶ月ほど葛藤したが、ダメだった。

 

 

3代目は「SIMANO DYNALAST」

サイズは37、ゆたそさんのお古を貸してもらった。

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小さかったが、そう感じるのは右足だけで、一番具合がよかった。
それでも、やはり足はしびれてくる。


逗子200の完走に負担はなかったが、靴下が限定されるのと、調子が悪いと足の裏全体に痛みが出てくるので、これで押し切ろうといるのは難しい話だった。

 

 

そして、ついに……


SHIMANO RP9」

 

熱成型できるソールの入った、いわゆるカスタムフィットというやつに手を出すことに。

 

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感覚的に右足の方が大きいようなので、もうこれしかないだろうと。ストレスフリーを目指して、37では小さいし、38をオーダー。

 

だが、実際計測してみると


左足36、右足36半

 

37ですらなかった。


ではなぜ、サイズがあっているはずのシューズにひどい窮屈感を感じるのか?

 

それは、「靴が嫌い」だかららしい。

これも今回初めて自覚した。

 

昔は徒歩15分の距離さえ、靴が痛いという理由で歩くこともままならなかった女である。
私にとって快適な靴は、履いたときに足指が中で広げられる靴なのだと思う。

 


・いざ、熱成型


というわけで、本当にカスタムフィットの恩恵を受けられるのか?

いきなり疑念を抱きながらも、適切な指示のもと、靴の好みの傾向も踏まえ38で足の形に合わせていくことに。


①加熱
②履いた状態で、圧縮
③成型完了


これで、シューズ全体が、本人の足型になる。


本来は、通年履くソックス(しかも薄手)でやるべきものだが、普段使いがR×Lソックスなので、少し厚手だがそのままやってもらう。

 

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②の圧縮は、結構痛かった。

足の指がもげるかと思った。

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そして、完成!
謎の押し問答をしてしまった割に、熱成型自体はあっさり完了した。

 

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・結局どうなの?

 

感想はというと、……そのまま履いた感じでは、ぴったりすぎて、私のような靴嫌いは脱いでしまいたくなる。
しかし、ペダルに乗せての効果は抜群だった。


土踏まずのアーチが支えられている感覚、力の伝達がうまくいっている感覚。
これが一番大きい。


特にアウターにしたときの、足裏の支え感はすごい。


踏み込もうとする足裏に、ピンポイントで力がかかってしまうことはなさそうだ。
そのため、しびれも軽減する……と思う。


ただし、本当に繊細なものなので、適当な靴の履き方をしてはいけない。

靴下のヨレなどあった日には、漕いでいて足裏が痛くなってくる。

 

ブルベなどでは、普通のライドよりも靴を履いている時間が長い。
そんななかで、少しでも助けになってくれればと思う。


※この手のシューズは、シューズを扱う人の技量が問われるようだ。ぜひ、信頼できるショップの方にお願いしてほしい。

 

この日は近場の60kmほど走り、カロリーオーバーな焼肉を食べて、ライド終了。

 


今日もお疲れ様でした!(カーボンソールは猫に小判)