オタクとして新しい風が吹いて、ぬいぐるみの着せ替え遊びにハマっていたら、虫さんがぬい服を作ってサークル参加をするという。
オタクは何か活動的になっているとき、いい意味で「気が狂っている」と表現するというか、「狂っていていいね！」「狂っていたい」みたいになる。
なんか狂っているのいいな、と思ったので、クロは唐突にランニングを始めた。
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そういえばコロナ禍の始めの頃にも、ランと名のついた速足のお散歩にハマっていた。
これは股ずれを起こしてローラーに乗れないのをきっかけに始めたのだが、暑くなり自転車にも乗れるようになり、自然にやめた。
ちなみに小中高とマラソンは大嫌い。小学生の時は校庭を周回してスタンプ押してもらうやつが毎冬あり、ほぼサボった。中高はマラソン大会はなかったので、年に二回くらい体育を休めば外周とかは回避できた。とにかく走ること全般なんか無理……という感じ。
でもまあ、自分のペースでならやってもいいと唐突に思い立ったのである。今、早起きな暮らしをしていて日中は在宅勤務なので、朝ランを取り入れるチャンスが到来した。
1/11、まずは3kmから。ありものを身につけて勢いでスタート。初心者は1km10分で良いと聞き、マイペースに走ってそれはクリアしていたので光が差した。
1/13、信号にひっかかりまくるのでイライラする。この時点ですでに「初心者が1ヶ月で10km走れるようになるスケジュール」みたいなのを調べ始める。気が早い。
1/17には5kmに、いける。
1/19、1/24とも5km走る。近所の公園内の短いランニングコースをぐるぐる回って5kmにして帰ってくる。最中の暇感がすごい。
1/25、周回をやめ、いってこいのコースにしたら景色が変わりちょっと暇感が消えた！
ちなみに「7km走って無事だったら10kmのマラソン大会に申し込もう」と決めていたので、マラソン大会にエントリーした。
1/31、最初から目標がないと続かないと思っていたのだ。何せ、真冬の朝の着替えが本当に本当に面倒くさい。でも、7km2回目でも死にそうにはならないので、なんだか嬉しくなってきた。
2/2、ついに迎えた目標の10km。これだ！！壁だ！！！！間違いなく初心者にはひとつの壁。
長い、暇感がやはり押し寄せる。そして最中ではなく、終わってからやってきた、顕著な膝の痛み。すごい痛い。
しゃがむと痛い。深く曲げると痛い。その症状はなんと4日も続いた。しかも冷えるとぶり返す。
ちなみに冷えて痛みがぶり返したのは、追い風400スタッフ業務の怒涛の豚汁キッチンからだった。↑虫さんのブログをぜひ。
豚汁キッチンは嵐のようだったけど、それにすら耐えうる柱を用意してくれているのは田中さん。私は料理を作る人間の、さらに楽しいことだけやらせてもらった感じだった。
あと、追い風400でいえばひとみさんと担当した受付業務がとっても楽しかった！にぎやかなゴールはやっぱり嬉しい。
2/7、前回の10kmから5日後の朝、入念にストレッチをして、前回よりペースを落としての10km再チャレンジ！
ゆっくりを意識する分長くて暇感はさらにマシマシだけど、前回ほどの膝痛はない。
やはりこれはあれか、ブルベと同じか。何回もやるうちに勝手に身体が慣れてなくなる痛みもあるのか。ただ、昔必要に迫られてブックオフで適当に買ったランニングシューズとはもう別れた方がいいような気もする。
そして、最終練習日は短めのランをして……というつもりでいたが、その日は全国的に雪。積雪したので翌日のライドも困難に。
結局マラソン大会前日はFEELCYCLEをキメて、本番に挑むことになった。
