・PC2~PC3
後半戦スタート。
ここからは、真っ白なRaphaがオシャレなYさんも復路を共にしてくださるとのこと。
下ってきた道を登り、起伏を一定ペースで乗り越えていく。
ゆるゆると登って、下りで踏んで、その勢いで坂を越えていく虫さんとゆたそさん。その後ろにSさんYさん。
一方の私とじぇんさんといえば、ブレーキをかけつつ下りきって、また登り、といった感じ。
じぇんさんはたいがいの起伏で、下りの勢いをほとんど殺してしまい、なぜかゼロから登りはじめる。昔からだが、考えてみると不思議である。
起伏、平坦、登り返し……
比較的元気に、ペースを乱さずに距離を伸ばしていく。
交通量回避のための真鶴旧道へ入る前に、ふわっとコンビニ休憩。時間に余裕があるためか、今回のブルベはPC以外でのひと休憩も多い。
再びゆるやか〜な道を登って、真鶴の新道の合流地点まで下っていく。
そして、完全な日没の頃。PC3、168.6km地点のセブンイレブンに到着した。
ここでも、しっかり食事の大休憩。おのおのインスタントラーメンや、あったかいおでんを貪る。
このPC3で思ったよりも多くの参加者の方と一緒になるが、走り出しは私たちが随分と遅かったようだ。
・PC3~ゴール
もうひと頑張りで、残りは40kmほど。
小田原から逗子という、慣れた道かつ、当社比で最もダレる帰り道だ。
特に、江の島の標識が出てからの、「残り○○km」は、いつも本当に長く感じる。
ゆたそさんはエネルギー切れという困難が何度か降りかかっていたが、それでもはじめて逗子200を走った私たちよりは、とても元気そうだった。
やはりゆたそさんは根本的に「強い」何かを持っているようだ。
途中コーラを摂取したり、速度を調整したり、ラストをうまく乗り切るべく、頑張りすぎずにゴールを目指す。
江の島を過ぎてしまえば、残りは10kmあるかないか。
一年前の逗子200では、ゴール目前にじぇんさんが「鬼牽きします」と宣言し、アウター縛りにしてガシガシかっ飛ばすという謎のイベントがあった。
その頃の私は、200km走るのもオールインナー。クソ売り切れた脚で、逗子の起伏でアウターなんて、とてもじゃないけど無理だった。
クロ「ブルベのラスト数キロでアウターで坂なんか登れないよおおお!!!!!」
じぇんさん「あれ?クロさんまだアウターなんですかwwwww」←いつのまにかインナー
当時は敬語だったじぇんさんに、アウター縛り詐欺をされた記憶も懐かしい。
今回はというと、アウターのまま泣き言を言わずに、最後のトンネルの登り坂さえも乗り越えることができた。
そして、スタッフさん、参加者の方々が待つ逗子駅前のマックへとゴール!
無事に時間内完走&認定を受けることができた。
ゆたそさんとゴールを共にできたことが、とてもとてもうれしい。
マック内で受付を済ませ、軽食をつまんでダラダラと。今回つながったご縁に感謝しつつ、挨拶を一通り済ませ、帰路につくことにした。
Mさん、クロコさんともゴール後の再会を果たし、同じKUOTA乗りのクロコさんとはうれしはずかしKUOTAツーショット。
縁にも恵まれ、さまざまな意味で、忘れられないブルベ初めとなった。
・まとめ
私が落車をしなかったら、もっと余裕もあっただろうし、もっと晴れやかなブルベになったのでは?と反省。
ゆたそさんのエスコートをする容量が頭痛に奪われたのがつらかった。
一年ブルベをやって、ほんのわずかでも、成長は感じられた。
また、今回「ブログ読んでます」と複数の参加者の方からお声がけいただいたのが、本当にうれしく、ずいぶんと照れてしまった。
せっかくお声がけいただいても、気の利いたことひとつ言えませんでしたが、本当にありがとうございます。
身内ネタや根幹であるオタクなノリに偏ることもありますが、自転車には真面目に乗っていますので、これからもおつきあいください!
尚、じぇんさんはよく虫さんに間違われているが、その謎は未だにとけないままだ。
・落車後日談
頭は危ない、ということで、翌8日に脳神経外科へ診せにいった。
結論からいうと、「頭部は打撲のみ。頸椎ねんざの可能性」だった。
脳に出血が見られると、症状は6~8時間で出るらしく、これだけ時間が経ってこの状態なら、まず問題はないとのこと。普通は運動も入浴も控えた方がよいらしい(無論、150km走るというのもいただけない)
また、打ち付けた頭と頸椎ねんざ以外に、右肩の付け根と右の腸腰筋?のあたりに痛みが残った。
おそらく、ハンドルを左に切ったまま体に衝撃が加わったため、ひねったというか、筋を伸ばしたというか、そういう痛みのようである。
13日現在、変色してアザになっているのは、打ち付けた側頭部、右目の周り、右ひじの三か所だ。
速度が出ていないため、擦過傷はひじのみ。服の破れなし、ヘルメットは凹んでしまったため買い替えねばなるまい。
だいたいこんな感じ。
いつどこで、落車や事故は起こるかわからない。
危険な道でもなく、速度も出ていなかったので油断をしていたが、「何が起こるかわからない」ということだけは、戒めとして頭の片隅に置いておきたい。
未だにへったくそなダンシングにも問題は大いにあっただろう。
今後のためにも、反省点がたくさん見い出せた200kmだった。
今日もお疲れ様でした!(ゆたそさんを沼へ手招き)