チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

BRM107神奈川200逗子①

新年一発目のブルベ参加!

BRM107神奈川200逗子

 

これは、昨年虫さんじぇんさんと共にブルベデビューを飾った思い出深いコースだ。

今年はそのブルベに、ゆたそさんを引きずり込み、4人で出ることに決めた。

 

虫さん「生かしてゴールさせるから大丈夫」

じぇんさん「ゆたそさん強いからいけるよ」

と、口説きに口説いて半年近くは経っただろうか。

 

ゆたそさんの本来のブルベデビューの日は発熱でDNSとなったが、今回念願叶ってランドヌーズへの一歩(?)踏み出してもらえることになった。

 

クロ「距離伸びてるし獲得標高増えてる」

ゆたそさん「私死ぬのでは」

 

申し込み後、まさかの逗子200のコース変更。

つくづくネタのような展開である。

 

 

 1月7日、朝は非常に冷え込むが、天気は申し分ない。

まだ日が昇らない逗子駅に、始発で向かう。

 

この時点で、朝からじぇんさんと連絡が取れない、というハプニングが起こっていた。

虫さん、ゆたそさん、クロと3人でラインのスタンプ連打。せめて通知に気づいてくれれば……。

起床予定時刻からは、1時間ほどが経過した。

 

じぇんさん「7:00までには向かうから、申し訳ないけど先に行ってて」

 

果たして、じぇんさんは7:00のスタートに間に合うのか?

ブルベの朝からTTをキメてくる、流石は我らがじぇんさんである。 

 

  

・夜明けのスタート地点

 

一足先に準備を整え、スタート地点の亀ヶ岡神社へ!

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定員100名ということもあって、かなり多くの参加者が見受けられる。

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お世話になってるTさんをはじめ、AJ神奈川のスタッフさん方にご挨拶。

レジェンドMさんにも、「ひとり仲間を増やしてきましたよ!!」とご報告。

さらには、ツイッターつながりのMさん・クロコさんという同好の士ともエンカウント。女性参加者が増えることは、レジェンドMさんも喜んでくださるのでとても嬉しい。

 

そこへ、すっかりアップを済ませ、体もあたたまったじぇんさんがようやく到着した。

 

じぇんさん「シューズカバー忘れて足の指がもげそう〜〜〜」

 

前途多難だが、それぞれの武運を祈り、走り出すことにした。

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・スタート〜PC1

 

辺りが明るくなるのを清々しい気持ちで眺めつつ、まずは逗子から江の島に至る起伏で体をあたためる。

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やがて、江の島からは慣れた国道134号。

他参加者の方と連なったり離れたり、とにかくマイペースに走っていく。

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途中、大磯のローソンでトイレ休憩。

冬のブルベはトイレが近くなることもあり、これだけは厄介だ。

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わいわいと雑談しつつ、早川口で左折し、真鶴方面へ。時間も申し分なく、PC1までは快走かと思われた。

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……だが。

 

本当に、よきせぬところで、ハプニングというのは降りかかる。

 

それは、やや道幅が狭い登り基調の道路で、交通量の多い場所だった。
走行順は、じぇんさん、ゆたそさん、クロ、虫さん。


登り基調で追いついてしまった参加者の方を追い抜くため、じぇんさんが少し加速。
全員がそれに続き、私は軽くダンシングをしたのだが。


踏み込みに対してギアが軽すぎて、ほぼ空転。 

大きくふらつき、最後は左に全開にハンドルを切ったまま、頭から落車。


このへんの記憶は頭を打った衝撃で完全に飛んでいるが、ビンディングをつけたまま自転車ごと車側に転び、後続の車の方は止まって出てきたくれたのだそうだ。


自転車から足を外し、車道の脇の広がった部分へと仲間たちに案内されたようだが、私の記憶には寝起きの状態でじぇんさんが夢の中から会いに来てくれたような映像しか残っていない。


打った場所の痛みも特にない。
怖いなと思ったのは、目の端がシュワシュワしているように感じ、右の上唇がしびれていたことであった。


動けることは確認できたのと、目的地までが本当にわずかではあったので、そのまま自転車に乗り、PC1へ。51.0km地点のローソンにイン。


このあたりも若干記憶がふわふわとしているが、飲み物と冷えピタを買い、きちんとレシートをゲット。


だいぶ腫れている側頭部に冷えピタを貼って、しばし様子を見ることにした。

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・PC1~PC2


気づいたら30分ほど休憩をとっていたようだが、とりあえず会話もでき、痛みもさほどではないので、真鶴駅を目指して走ることに。危なそうなら、すぐにDNFをするつもりでいる。


ここからは、アタック金精峠や柳沢峠のスタートでもお世話になったSさんもご一緒してくださることになった。

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自分の状態はともかく、「ゆたそさんを完走させたい。できれば一緒にゴールにいたい」という目的のほうが強かった。

 
ダウンヒルだけは視界がぶれると怖いので、ペースを気にしつつ、走り出す。
気力なのか、本当に大したことはないのか、軽い浮遊感が最初にあった以外は、走っている方が楽なくらいだった。

 

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この土地特有の桜も咲いている。

 

 そして、逗子のコースおなじみの「トンネル回避」

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海側の開けた景色や熱海城がよく見える。
晴れてきて、登りながら見る景色はとても美しい。

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昨年よりも熱海や伊東周辺のアップダウンも気にならない。

 
今年は、残念ながら私の落車のせいもあって、網代の間瀬(和菓子屋さん)についたのが遅かった。

名物のいちご大福はすでに売り切れ。

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この後は、多少の起伏と、海辺の平坦を気持ちよく進む。

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しばらく行くと、昨年に続き「川奈のクソ坂」(虫さん命名)である。


海女の小屋海上亭を過ぎてすぐの、川奈小学校に至るこの地味に長さと斜度を感じる坂は、AJ神奈川の遊び心なのだろう。

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シューッと加速していくじぇんさん、Sさんを見送り、マイペース登坂。
ガーミンを買って初の最高心拍数はこの坂で記録されていたが、体感は昨年に比べるとまったくといっていいほど苦しくなくなっていた。


じんわりと成長を喜びつつ、ここからは城ヶ崎海岸の先までアップダウン。

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昨年は富戸のドーロ商店で折り返しだったことを考えると、このあたりで距離も伸び、獲得標高も増えるのだろう。
じぇんさんと私、虫さんゆたそさんSさんと、二手に別れて起伏を乗り越えていく。

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往路と復路がほぼ一緒の逗子200だからこそ、このあたりでは、速い参加者の方とたくさんすれ違う。


皆さん笑顔だったり、片手をあげてくれたり、声をかけてくれたりと余裕がありさわやかだ。

これもブルベの楽しみのひとつだなあ……と、しみじみしながら、PC2のローソンへ到着!

ここで105.0km地点、折り返し。

 

途中までペースを合わせてくれていたSさんは、「クローズに間に合うから寄り道してくる」と、激坂の先のお目当てのパン屋さんへと途中離脱していた。

 

おそるべし……。


時間も問題なさそうなので、おにぎりや焼き鳥などしっかり食べて、お腹を満たす。

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ここまで来られたのだから、頭の方もひとまず問題ないと判断することにした。

 


②につづく