2017年、ブルベ2年目。
今年の参加はフレッシュ含め10本
完走7本、DNF3本。そして、10本中6本が雨。
思い返すだけでえずきそうな記録を、お気に入りの写真とともに今年もざっくり振り返ってみたい。
・BRM107神奈川200逗子
ゆたそさん、ようこそブルベ沼へ!の一本。
折り返しがドーロ商店から伊豆高原ローソンになり、つらい。
道中落車して頭から落ち、記憶が一瞬飛んだが何とか走り切った思い出のブルベ。
頭を打った瞬間、本当に「ぐえっ」て言ったらしい。
尚この日、職場に財布を忘れてきて、ノー保険証で挑み、このザマである。
・BRM225神奈川300鎌倉
起伏がつらい、次の日あわよくばパン食べ放題に行きたいとか言って、無駄な荷物が増えてつらい、そんな色々とキツかった300km。
無事に完走したしパンも美味しかったけれど、いろいろつらかった。起伏のペース配分は本当に難しく、今でもこのコースは走りたくない。
300km近く雨に降られたけど、まだゴアテックスを持ってなかった恐怖のブルベ。初健康ランド仮眠を無理やり入れた。
平坦基調だったので、ほぼ見通しのとおりの時間で走れて、すごくうれしかった。
しかし安心のためか、最後にパンクやブレーキシュー完全摩耗という憂き目にあい、5分前ゴールという地獄。
・BRM402定峰200
ゆたそさんおいでよブルベ、その2。
昨年の悪天候の記憶をすべてぶっ飛ばすような素敵な晴天。つらいことなんにもなかった、いいブルベだった。
・2017fleche日本橋
事前準備が大変で大変で、コースが通らず会長に泣きついてコースをいただいた初フレッシュ。雨予報で会長チームがまさかのDNSという過酷フラグ。
荒れ狂う川、積雪、凍結、雨、爆風向かい風、カンカン照り、濃霧、加えて通行止めでコース強制迂回の全部載せ……まさかの3800up。
それでも無事に24h363kmで認定。
このフレッシュに関しては、本当に総北ジャージが助けてくれたと思う。
・BRM603たまがわ600
初挑戦600、600の真髄を知る前に群馬の向かい風とものすごい気温の下がり具合で元気なうちにDNF。
群馬への恨みを募らせた、それでもまだまだ楽しかったブルベ。
東横インが快適すぎて、人間でありたいと思った。
・BRM819千葉200つくば
Sさんに呼ばれたから行ってみたら、とんでもない感じだったブルベ。
直前まで続いた雨のせいで、クソのような悪路。ロードバイクをはじめて、走ってきたなかで、文句なしのワースト1位の道の荒れ方。
雨と雷雨で危険と判断、DNFするも、帰ったら帰ったで地元の電車が大幅遅延。大荒れの天気はこわい。
・BRM901白馬・木崎湖300
身バレブルベ。
明け方まで続いた雨は、心に悪影響。
とはいえ全体的には走りやすく、楽しかった。
BBQも木崎湖も小熊山も本当に最高だったけれど、絶句するほどの身バレ率。ここで、会長に腐女子がバレる。
・BRM923神奈川200箱根
すばしりからやまゆりラインになって、ドキドキしながら参戦したスタート雨ブルベ。
IぢちさんとMつぱぱさんが長い間一緒にいてくれたので、お楽しみ感は倍増。個人的にはすばしりよりやまゆりラインの方が快適で、安心して走ることができた。
今年度ブルベの締めくくり、またも雨スタートブルベ。こちらもDNF
温度差が激しく、胃も痛め、結果散々だった。
話した内容は、早いうちからIQ2だったために楽しく、それだけが救いかもしれない。
箱根峠からの下りで見た市街の景色は、とても、とてもすばらしかった。
振り返ってみると、本当に雨ばかりで、気持ちの面ではだいぶゲンナリさせられた。
失敗も成功もギリギリも、いろいろあって、今は安全圏に逃げ込みたい気持ちというか、チャレンジングなブルベに出たいという挑戦意欲がすっかりなくなってしまった。
ブルベは、事前準備が結構プレッシャーで、走り出してしまえばなんとかなるのに、その直前までは「トイレが近い日だったらどうしよう」「忘れ物してたらどうしよう」という不安に苛まれる。あとは単純に早起きが辛い。寒いと発狂しそうになる。
勢いと気力だけでここまできてしまったのだから、今こそ色々見直すときだと思う。始めたばかりのような無謀さは持てないけれど、こんなときなので冷静に模索し、自分なりの楽しみを見つけ出したい。
……とまあ、実は11月辺りに書いたのだけれど、結局あげるタイミングを逃し、年の瀬になってしまった。
◆
そして、余談。
ブルベで好きだなと思うことは、「いってきます」と「ただいま」ができること。「おかえりなさい」と迎えてもらえるうれしさ、ありがたさ。
これは私が学生時代に習ったことなのだけれど、物語というものは、「行って、帰ってくる」ということが基本的な構造になっている場合が多い。
そして、行って帰ってくることによって「成長」しているのだ。「銀河鉄道の夜」とか「かいじゅうたちのいるところ」とかも、そういった感じである。
私たちの人生は物語ではないけれど、「行って、帰ってくる」ことに、やっぱり「成長」はあると思う。
だから、できるだけ「いってきます」と「ただいま」を大切に、走れるといいなあという次第。
ゴール間近になったとき、いつも「ただいま」とか「帰ってきました」とか、言いたくて言いたくて仕方がないのだ。
だからといって、これが成せないなら走るべきではないとはもちろん思わないし、DNFのなかに成長がないとは思わない。
よほどのことがなければ申し込んだ以上は出走したいし、DNFの帰り道も楽しく過ごしたい。認定外完走に至っては、それを成せた人には尊敬の気持ちしかない。
まあ結局のところ、物語ではないのだから、毎回人に認められるような形で成長しなくたっていいのだ。
ブルベに対して真面目ではありたいけど、気負わずに走れるようになることも、目下の目標かもしれない。
ついでに、速い人強い人、ブルベ歴の長い人にはもう慣れてしまったかもしれないけれど、完走して帰ってきた人への「おかえりなさい」には、絶対に手を抜きたくないと思う。
あなたが「やったぜ完走したぜ!」という気持ちで走り切ったとき、それを私がお迎えできる立場にあったのなら、一緒になってめちゃくちゃ喜びたいです。
疲れているときに騒がしくしてごめんなさい。
今日もお疲れ様でした!(イチからやり直し!)