チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

BRM225神奈川300鎌倉①

1月8日の日本橋200は雪のためDNS
2月5日のセルフ逗子200は雨のためDNF


そんなこんなで、想定よりも長距離ライドができないまま迎えた、人生2回目の300km。

 
それが、BRM225神奈川300鎌倉


昨年、逗子200kmを初めてゴールした私たちに、レジェンドMさんが「じゃあ次は300ね!」と声をかけてくださった、AJ神奈川の伝統ある300kmブルベだ。


勢いで申し込んだじぇんさんが、昨年寝坊でDNSしたといういわくつき。


コースのうち200kmぶんは逗子200と同じ。残りの100kmも、河津までは一度走った経験があるので、まあ何とかなるだろう…?という微妙な心持ちのまま挑むことになった。

 

 

2月24日、仕事後に大船のビジネスホテルに虫さんと前泊。


花粉対策、寝不足の胃酸対策等々、そしてゴール後に朝ごはんを食べに行くための余分な荷物の準備などを済ませて、23時には就寝。

 


日中、「スマホを水没させた」というじぇんさんのネタのような報告を受け、


明日起きなかったらどうしよう……


そんな不安を抱えつつ、消灯。
3時50分には起床した。


虫さん「グローブ忘れた!!」

 

朝から不穏なハプニング。

じぇんさんは無事に目覚めていたので、この展開は予想外だ。


一縷の望みを託してじぇんさんにグローブの持参を打診してみるも、 

グローブを探す→待ち合わせに間に合わない→虫・クロがスタート地点までの道がわからない
という、地味なすれ違いが。


結局迫る時間と、連絡のかみあわなさから、私たちは5km先のスタート地点に一足先に向かうことになった。


本来、待ち合わせ場所だったコンビニで、虫さんがママチャリ用のクソでかいグローブを買い、撃沈。


準備をしてきたつもりでも、このドタバタっぷり。
今回も、一筋縄ではいかないのであった。

 


 

・スタート~PC1


おなじみ神奈川のスタッフさんたちに迎えられ、受付とブリーフィング。

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レジェンドМさんが言う、河津桜の影響や、道路工事における渋滞の予想」が、今回のブルベの一番の危険ポイントだろう。


ぶっ飛ばしてきてくれたであろうじぇんさんも間に合い、何とか合流。

 

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いざスタートというところで、


3人「ガーミンの電源が入らない?!」


これまた大騒ぎ。
私のガーミンはなぜか放電しきっていて、原因が分からないまま省電力モードになり、バッテリーをつないだまま、ボタン操作でのみ画面が表示する状態で走ることになった。


結局しんがりになり、トンネルを歩いて越えて、いざスタート!


小町通りを進み……


虫さん「2人とも道間違ってる!」


後ろから、虫さん、レジェンドМさんに呼び止められ、大慌てでUターンをした。

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普段鎌倉駅スタートがないことからいきなりのミスコース。

前途は多難であるが、とりあえずいつもの道に出ることができ、無事に私たちの鎌倉300がスタートした。

 

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残念ながら夜明けはくもり空。 

 

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おなじみの道をスイスイ進み、
早川口で曲がったところで大渋滞。

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人数の多いライドグループの後ろについてしまったことで、進むのはさらに困難に。

 


すり抜けもできないので、こまめに自転車から降りたり、止まったりしながらPC1のローソンへ。
貯金は1時間半ほどだと思われる。

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補給はヨーグルトジュースのみ。

 

・PC1~PC2


ここからも、お馴染の海岸沿いの景色を淡々と。

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コースも起伏が続くことだし、余裕が持てるように、相談のすえ平地ではガンガン踏んでいく。


35km/hをオーバーされると、やっぱりきつい。平坦が苦手な私にとっては、300km走るライドの中に組み込むような速度ではない。

 

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しかし、晴れた道は、いつでも美しかった。

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今回はじぇんさんのみ、間瀬で寄り道。

 

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お馴染の川奈のクソ坂を笑顔を越え、

 

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忘れ形見のような河津桜を愛でて、

 

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会社とは……働き方とは……


なんて雑談しつつ、PC2のローソンへ。

貯金も据え置き。

 

 

ちなみに、ちょうど100kmほどの地点から、空腹に腹の虫が止まらない。


個人的にはここが大休憩。
というわけで、てりやき串、ゲンコツコロッケ、ツナサラダ巻を食べ、ボトルも補給。


広く、ホットスナックも充実したローソンだが、標高のためか日陰のためか、とにかく寒い。

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定番ヨーグルトドリンクのストローが引っ込んでしまい、悲しみにくれる我らがじぇんさん。


ゆっくり食事をしていられないほどの寒さに震え、余分に着込みつつ、再スタートを切った。
ここから折り返しの下賀茂までの約50kmは未知の領域、南伊豆。


エスケープ不可能といわれる起伏道が待ち受けているのであった。

 

 

・PC2~PC3


防寒対策をしたのをすぐに後悔するくらい、ここからのアップダウンはかなりの暑さ。


天気の良さもさることながら繰り返される登りに、汗もだらだらになる。


日本一高い鉄道といわれる伊豆急行線沿いを、地道に地道に走った。

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ちなみに、こちらの方面は、母方の祖父母が住まいをかまえていたりと、小学校入学前から通っていて、何かと縁が深いのである。
車で走るにも、山道でひどく車酔いするほどの起伏であるというのに、そんなところを自転車で走るというのだから、あの頃の私が聞いたら発狂しそうなものだ。


以前のぞみさんと初めてのライド をしたときに立ち寄った、「肉チャーハン」が名物の中華店、ふるさとを横目に見つつ、進む。

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(思い出の肉チャーハンはこんな感じ)


片瀬白田無人駅で、街並みも閑散としている。
ああ、エスケープしようがないなあ……としみじみ感じされる、海沿いの高い高い起伏。


下っては登り、登り、下り。

 

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じぇんさん「2人には怒られるかもしれないけどさ、私この道好きだわ。トレーニングになりそう」


相変わらずのじぇんさん。暑さと口の甘さから逃れるため、スポーツドリンクを捨てて、麦茶にチェンジ。


ようやく河津駅をすぎ、桜を観に来たのか人もちらほら。

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起伏もゆるめになり、人気や車のある景色のなかを進み、多くのブルベ参加者の方とすれ違う。

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「もうすぐもうすぐ、折り返しだよ~」
あいさつがてら、明るく越えをかけてくれる方も。


そして、むせかえるような菜の花畑が目の前に広がり、ほどなくしてPC3のサークルKに到着。

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貯金はまたしても、同じか10分増というところ。

 
先ほどのローソンのコロッケの油で胃もたれを起こしているので、ここではボトル補給とスムージーのみ。
ここまでくると、「まだ150kmもあるよ~」というより、「折り返しに入ったから、勝機が見えてきた」という気持ちになる。
折り返しさえすれば、あとは距離を消費するのみ。


雨さえ降らなければいける、と根拠もなく思えるのだった。


②につづく

 

 

大磯クリテリウムを観に行こう!おじさまライド

2月19日、ぽかぽか陽気。


ひょんなことから、いつもより集合時間を早くして、おじさまとの練習ライドは大磯クリテリウムを自走で観戦することになった。

 

ちなみにこの日、体調は絶不調。


というか、寝つきが悪く、けだるさと寝不足により、いまひとつ力が入らない。
力が入らないので気持ちも入らない。

 

おなじみのおじさま、虫さんとのライドだが、どうにもこうにもうまくいかない、比較的しんどいライドだった。

 

 

・まったいらな往路

 


8:30に走り出し。
スタート地点から大磯ロングビーチまでは40kmないくらいだ。

 

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平坦の道のりを淡々と進む。

 

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あまり朝早いと寒いというおじさまの意見もあり、レディースクリテの出走時間に間に合わせるには少しスタートが遅かった。


大磯クリテリウムの会場となる大磯ロングビーチに着くと、すでに男性のビギナーが走り出していた。

レディースに参加のmioさんたちにあいさつをし、ふんわり観戦ムード。


海添いの冷たい風の中、おじさまが「えび~にゃ焼き」を買ってくれたので、あつあつクリームたっぷりの、人形焼のようなそれを頬張る。

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海老名市のイメージキャラクターのえび~にゃ焼き、意外と大きくて、甘さが身体にしみわたる。

 


男性ビギナーの三組目に、知り合いのKさんが出走するとのことで、観戦!
元々レースに出ていたおじさまが楽しそうで、とてもいい時間を過ごすことができた。

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・ちょい坂アリの復路


大磯クリテを離脱してすぐのコンビニで、熱海までお散歩するというどろさんとも遭遇。 
どろさんの自由で、マイペースに乗っていける強さに、尊敬と憧れの念を抱いてしまう。

 

二宮までのほんの一瞬追走して、お見送り!

 


今日は自転車乗りがじっとしていられないあたたかな気候なのだろう。

知り合い意外にも、たくさんのローディーとすれ違った。

 

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調子が上がらないまま、とろとろと長い二段坂を走り、小田厚のバイパス側道を抜けていく。

 

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ちょうど腹ペコのよい頃合いでおじさまお馴染みの中華屋へ。

 

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安い!うまい!
店員のお姉さんが抜群にかわいい!


テレビで放送していた、キムタクの医療ドラマのダイジェストを結構真剣に観ながら、三人で中華に舌鼓。


揚げ豆腐(厚揚げ)と豚肉の炒め、にサラダ、スープ、ザーサイ、白飯がついて600円ほど。
不調も忘れるくらい、あつあつで、幸せになった。

 

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花粉症の薬の副作用と思われる眠気と闘いながら、15時頃には帰宅。 


風呂に入って、そのまま寝不足のせい!と理由をつけてがっつつり昼寝をした。


花粉症の度合いがひどいので、一月からアレルギーの強い薬を飲んでいるが、これが眠気やパフォーマンスの低下につながっているらしい……?


元気なときはいいが、疲れたり寝不足だったりすると、その副作用が強く出てしまう気がする。


この週末にも、来月にもハードめなライドが待ち受けているが、はたして。

 

今日もお疲れ様でした!(今度は麻婆豆腐が食べたい)

 

お試し200km?!雨降りの網代グルメライド

ブログをはじめたきっかけのひとつに、「ブルベに参加してみたら七転八倒した」というものがあった。


ほんの一年前の話だが、ブルベに興味を持ってくれる女性、ブルベについてどんなものか正しく知っている女性というのは、今より少なかったように思う。


ブルベ=長距離ライドではない。難易度もコースによってさまざま。そして色々な楽しみ方がある。


……そんなことを知ってほしくて、ブルベブルベとのたまってきたが、自分たちの周りでブルベに興味を持ってくれる女性は、少しずつ増えてきたような気がする。


そんな気持ちを打ち明けてくれたひとりの聖母を、おだやかな沼へ手招くべく、セルフブルベを計画した。

 



2月5日。
残念ながら午後から雨予報。
今日のメンバーは虫さん、じぇんさんに加え、ブルベに興味を持ってくれたしいさんだ。

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ブルベと同じ装備、そして同じコースで200kmをともに走ろう!というのが本日の予定。


だが、全国的な雨予報で、当初の200kmはどうにもこうにも完走できそうにない。
スタート時からDNFも視野に入れ、行けるところまで突き進んでみることにした。

 


・2016年の逗子200、スタート


ドーロ商店折り返しの方のコースをチョイスし、逗子市役所前を7:05頃にスタ―ト。


雨が降るなど考えられないほどのいい天気だ。
気持ちゆったりめのペースを先頭のじぇんさんにお願いし、逗子から慣れた景色をじっくりと走っていく。

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しいさんは、どちらかという低ケイデンス、重めのギアでしっかりと走っている印象。


途中トイレ休憩などもお願いしつつ、小田原まで。

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しいさん「私熱海方面はじめてなんですよ~」
クロ「本当ですか!小田原からは言うても伊豆半島です!そこからちょっとずつ起伏になりますよ!」


普段は箱根方面へ行ってしまうというしいさん。
早川口で左折して、いざ真鶴へ。

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海を横目に見つつ、真鶴の料金所の起伏を乗り越え、ついでに今年の逗子200で自分が落車したポイントを通り過ぎ、PC1へ。

 

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1時間近い貯金があるので、ゆったりめに休憩。が、この時点でこれから迎う網代方面の降水確率は、12時から90%。

 

それでもせめて、ブルベ御用達の苺大福は紹介したい!
このPC1から網代の菓子店までは26km。


ここまでは降らずに行けるだろうということで、再スタートを切った。

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・12時を待たずして雨

 

伊豆半島へと進むにつれ、先ほどまで海を輝かせていた太陽が嘘のように、雲に隠れていく。
空は次第にどんより。

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河津桜がすっかり散ってしまった熱海駅のあたりで、ついに雨が振り出した。


おのおのシャワーキャップをかぶったり、電化製品をしまったり、対策をとるがなかなかの雨粒。

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気温が高いことは救いだった。


じぇんさん「降り始めが一番滑るから気をつけてー」


皆でグレーチング、マンホール、白線と、積極的に声かけをしながら目的地の網代を目指した。

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そして、雨降りの15km。
先週ぶりとなる「菓子舗 間瀬」に到着!
ちょうど12時頃だったが、苺大福は無事に残っていた。

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中で熱いお茶と、苺大福をいただく。
しいさんに間瀬を紹介するという目的は、ひとまず果たされた。

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今後の行先をあれやこれやとグーグルマップを片手に話していると……、この間瀬からほんの500mばかりのところに、評判のいいお店を発見。

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苺大福、伊豆の踊子と和菓子を堪能したあとだったが、昼食はそこへ向かうことに。


目と鼻の先のお店に向かうべく再スタートを切ると、いよいよ本降りの雨だった。

 

 

 

・相模灘を眺めてランチ


網代港のすぐ目の前にある、

海鮮料理店の「笑ぎょ」


自転車の止める場所を訪ねると、店内からものすごく感じのいいお姉さんが駐車場を案内してくれた。

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小さいけれど明るく、きちんとしたお店。
接客にあたってくださるお姉さん、お母さん方の面倒見のよさ、感じのよさは相当なものだった。

 

本日のおすすめから炙り〆さばの定食セットと、四人でシェアするべく刺身の5点盛りを注文。


定食はだいたい1200円~2000円程度。
本日のおすすめは単品で刺身や焼き物と様々だが、それを定食にもできる。


きちんとダシの味わいがあるお味噌汁、ご飯、香の物、小付、茶わん蒸しがついてプラス500円。
量を考えると、ちょっと安いんじゃないか……?!と生唾を飲んでしまう。

 

そして、こちらが炙り〆さば定食。

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肉厚、半生、脂のりのりの〆さばがドーンとお目見え。酢がきつくなく、とろける味わいだ。

 

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うまい……。


雨に濡れたことなど、すっかり忘れてしまう。

虫さんのカキフライも、刺身の盛り合わせも絶品だ。

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止む気配のない雨と、それでも穏やかな網代港を眺めつつ、あれやこれやと情報交換。
お店に入ってゆっくりご飯は、貴重なのでついつい堪能してしまう。

 

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だいぶ喋ったが、まだ14時と日も高い。

 

あじろ温泉に立ち寄る案も浮上するが、雨足が強まり、駅から温泉までの間にかなり濡れてしまいそうだったので泣く泣く断念。
今度はしっかり下調べをして、温泉ライドにも挑戦したい。

 

 


・30分に一本の伊東線


こうしてふたたびビショビショになりながら網代駅まで走り、輪行準備。

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熱海でお茶でもしましょうかーなんて話していたが……


クロ「ねえ、私リュックがない」
しいさん「あれ?駅では背負ってたような……」

 

熱海駅目前の電車内。


なんと、いまさら網代駅のホームのベンチに、リュックをおいてきたことに気づいたのだ。


来宮駅のホームには、ちょうど折り返し電車が止まっていた。
こちらの電車の扉があくか、向こうが発車するかの瀬戸際。


クロ「乗ります!!」

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大声で女性の車掌さんに呼びかけ、ダッシュで網代駅へとんぼ返り。
皆には自転車だけ預け、駅前のマックに待機をしていてもらうことに。


なんとか網代駅でリュックサックを無事に回収し、皆との合流を果たしたのだった。

 

ここからは、駅前のマックに居座りだらだらとおしゃべり。
女性同士じゃないと共有できないような自転車の話も、こちらの勝手な経験談(失敗談)もあれこれしゃべり尽くし、帰路へ。


200kmライドは、ありがたいことにリベンジの予定が立った。

 


やるべきことで予定が立て込んでいることもあるが、こうして一緒に走りたいとしいさんに言ってもらえることは、うれしくてたまらない。
いつまでも初心者ではあるが、初心者なりに経験した話が相手にとって少しでも足しになれば、そんなにありがたいことはないのだ。


しいさんがたくさん褒めてくれたので、はずかしくてここには書けないが、しいさんは菩薩だということは多くの人に伝えたい。


なるべく視野を広く持ち、情報をアップデートしながら、自転車トークを楽しめる人間でいたいと、決意を新たにしたライドだった。

 

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今日もお疲れ様でした!(忘れ物には要注意)

 

冬でも絶景が見たい!西伊豆スカイラインライド

1月29日、晴れのちくもり。
西からの雨雲が迫っていた伊豆方面だったが、実際はあたたかく、ほぼ天気には恵まれていた。

 
そんななか、熱海駅じぇんさん、虫さんと集合。

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全開ケイデンス(腐った人たちがアレソレするイベント)を捨て、私たちは全開ケイデンス(物理)を選んだ……。


じぇんさんが、かつてブルベの方々に連れて行ってもらったルートを活用する。


補給の困難さから時期をうかがってきた、「西伊豆スカイラインに挑むライドが、ようやく果たされようとしていた。

 

 

網代でさっそくグルメ


今日は片道ライドのため、それぞれ大きめサドルバッグやドイターのリュックなど大荷物。


熱海駅を9時すぎに出発し、目指すは10km先の「菓子舗 間瀬」

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神奈川方面のブルベでは御用達の、立ち寄りグルメスポットである。

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お目当てはもちろん、この時期限定の「苺大福」

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生のいちごが甘くて大きくて、甘さ控えめなあんことの相性ぴったり。


ブルベではないので、立ち寄りグルメもあせることはない。が、食べ終えるとスッと出発準備をする辺り、3人で培ってきた時間感覚の賜物なのだろう。 

 

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というわけで、お茶をいただいてから、出発。

 


・伊東から、冷川峠へ


ここからふたたび10kmほど、伊東方面へと向かう。
お天気もよく、海岸沿いのライドはおなじみのコース。


伊東駅の辺りで少し中に入ると、唐突に「冷川峠 9km」の文字が。

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虫さん「9kmも登るの……」
じぇんさん「すぐだよすぐ!冷川峠でつらかったら西伊豆スカイラインとかもっとつらいよ~」
虫さん「500m以上登ったらもう苦痛」


いつも通りの会話を元気に楽しみ、とりあえず虫さん先頭の布陣に変えて、皆でしゃべりながら登っていく。

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冷川峠は、8kmほどで平均勾配はおそらく5%程度。とても好きなタイプの峠だった。
斜度もきつくなく、道幅はほどよく、車はまったくこない。


それでいて、ふと木々に囲まれるところなんかが、すごくいい。

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知らないうちにクイックに枝を引っかけて走っていたが、2人にめちゃくちゃ笑ってもらえたので、それはそれでオーライ。

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じぇんさん「ほら、もう頂上だよ!」
虫さん「えっ早くない??まだ8kmじゃ……」

 

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言われれば、そこは確かに頂上のようだった。
駐車場があり、開けていて、そこから見える道は下りだった。

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引きずってきた枝とここでおさらばし、下りに備えてジャージのファスナーを締める。

 

あっさり終わったな~と、下りはじめてすぐ。


あれ???登り??

 

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虫さん「詐欺だ!!」


じぇんさん「ごめん頂上じゃなかったwwww前来た時私もここで騙された気がする」


なんでもないところで頂上を取った気になってしまったが、実際のゴールはこちら。

 

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先ほどの詐欺ゴールライン「看板撤去されたのかな?」とじぇんさんがとぼけたことを言っていたが、そんなはずはないのであった。


このあたりから、じぇんさんの記憶を疑い始めることに。 

 

 

・最終補給ポイントのセブンへ


冷川峠を気持ちよく下り、そこからはのどかな道のアップダウンが続く。

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起伏を乗り越えながら、地味に標高が上がっていくのを感じる、比較的登り基調の道のりだ。

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起伏をアウターでえいやっと走っていると、意外と足は疲労する。
また、3人ともそろそろ空腹を感じていた。


虫さん「あとどれくらいー」
じぇんさん「あと5kmくらいかな」
クロ「ガーミンにコンビニのマーク出てこないよ~~」


5kmどころではなかった。


すぐすぐ、もうちょっと詐欺の洗礼を浴びながら、結構登って登って、西伊豆スカイライン前の最終補給ポイントのセブンイレブンへ。

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この時点で、ライド予定距離の半分ほどの52km。
がっつりめにコンビニ補給をとり、ここからはひたすら登り。

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自販機もなくなっていくので、この辺りが夏に来るのが難しい理由なのだろう。

 

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車もあり、あまり景色の変わらない登りが淡々と8km程度続く。


ようやく、西伊豆スカイラインへの入り口が見えた。

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ここからはところどころで景色が開け、「あの、西伊豆スカイラインに来ているんだなあ」という感慨も深くなる。

 

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3人でまとまったり、じぇんさんがはやる気持ちを抑えられずにちぎったりしながら、 最初のフォトスポットへ。 

 

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年間を通して暴風らしいのだが、本当に風が強い。自転車が簡単に持っていかれそうになる。

 

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3人の記念写真は、虫さんの悶絶によりちょっとしたいじめの現場のようになってしまった。

1年半ほど3人でライドをしてきて、なぜか未だにこの図式なのである。


ここからほんの少しだけ登り、

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その絶景をあわてて写真に収め、 

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(なにかの儀式のような図)

 

雲が富士山を隠してしまわないうちに、2~3カーブほど下って、また撮影。

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吹き飛ばされそうな風のなか、各自の親バカっぷりが窺える。

 

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眼下に見えているのはおそらく戸田港の街並み。とてもいい。

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景色をゆっくり堪能とはいかないものの、その壮大さをしっかりと目に焼き付けて、下山。


冬ジャージ(ファスナー全開)で登ってきたあとは、ファスナーを締め、ウィンブレを着込み、ネックカバーを装着してダウンヒル

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路面の悪さとつづら折りと強風に翻弄されながら、一瞬だけ戸田峠のてっぺんをかすめ、分岐で真城峠方面へ2kmのプチヒルクライム

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割れた路面と乱立する11%の看板にいつも以上に気をつかいながら、あまり気持ちよくないダウンヒルが終了した。 

 

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ここからは、沼津駅に向かって港町沿いに平坦ライド。20kmの距離をのんびりと走る。

 

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どこか淡路島を思い出させる、おだやかな港の生活が息づく景色。

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最後の最後に沼津駅前の大渋滞に巻き込まれるが、これもいつものことらしい。

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時間は17時ちょっと前、102km走って沼津駅前にゴール。

 

 

 

・全開ケイデンス(物理) アフター


港を眺めながら「寿司食いたい」「寿司」「刺身」「みかん(虫さん)」の頭になっていた我々は、近場で寿司屋を探して食べて帰ることにした。

 

さすがにスポーツウェアでちゃんとした寿司屋には入れないので、海鮮に強い居酒屋で晩御飯。


靴を履きかえ、乾杯をすれば、途端にまったりオフモード。

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大当たり!ドリンク半額なハッピーアワーのうえ、魚介がかなり楽しめるお店だった。

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しあわせ。


帰りは二時間かからないくらいの輪行旅。思いのほか、沼津は近いのだなあと知る。


もっといえば、いつも一生懸命走っている小田原~熱海間は、電車に乗ればこんなに速く、かつ楽なんだなあ……という悲しい気づきだった。


そんなわけで、冬でも楽しめるヒルクラの旅は終了。

今度は真っ青な空の下、西伊豆スカイラインを楽しみたいものだ。

 

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今日もお疲れ様でした!(黄色のヘルメットは目立つ)

 

ビンディングシューズの魔境へ?熱成型シューズの話

 

ビンディングシューズを買い換えました!!

 

 

昨年秋、柳沢峠200の参加1週間前に、ビンディングシューズのソールがベローーーンと剥がれたことは記憶に新しい。

(あまりベローンとしてない写真しかないが)

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初代シューズは「MAVIC GIOVA」

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女性向けシューズで、サイズは38。歩きに歩いたために、底は随分と反り返っていた。
それでも、このシューズに不満を感じたことはなかった。


というか、足先のしびれは頻繁にあったが、平地では起こりにくいためにあまり気にしていなかったのだ。
頓着していなかったともいう。

 

この底の剥がれたシューズでのブルベ参戦をお世話になっている方々に激しく反対され、何とかしのぐために提供していただいたのが、


2代目の「SERFAS PODIUM」

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サイズは37なのだが、形が大変合わなかった。新品のため、窮屈さもかなり感じる。


いつかは伸びると信じて、柳沢峠200、甲斐300と履いていったが、かかとのカップが深すぎて、アキレス腱のあたりが擦り切れアザに……。


お湯につけたり、重りを吊ったり、2ヶ月ほど葛藤したが、ダメだった。

 

 

3代目は「SIMANO DYNALAST」

サイズは37、ゆたそさんのお古を貸してもらった。

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小さかったが、そう感じるのは右足だけで、一番具合がよかった。
それでも、やはり足はしびれてくる。


逗子200の完走に負担はなかったが、靴下が限定されるのと、調子が悪いと足の裏全体に痛みが出てくるので、これで押し切ろうといるのは難しい話だった。

 

 

そして、ついに……


SHIMANO RP9」

 

熱成型できるソールの入った、いわゆるカスタムフィットというやつに手を出すことに。

 

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感覚的に右足の方が大きいようなので、もうこれしかないだろうと。ストレスフリーを目指して、37では小さいし、38をオーダー。

 

だが、実際計測してみると


左足36、右足36半

 

37ですらなかった。


ではなぜ、サイズがあっているはずのシューズにひどい窮屈感を感じるのか?

 

それは、「靴が嫌い」だかららしい。

これも今回初めて自覚した。

 

昔は徒歩15分の距離さえ、靴が痛いという理由で歩くこともままならなかった女である。
私にとって快適な靴は、履いたときに足指が中で広げられる靴なのだと思う。

 


・いざ、熱成型


というわけで、本当にカスタムフィットの恩恵を受けられるのか?

いきなり疑念を抱きながらも、適切な指示のもと、靴の好みの傾向も踏まえ38で足の形に合わせていくことに。


①加熱
②履いた状態で、圧縮
③成型完了


これで、シューズ全体が、本人の足型になる。


本来は、通年履くソックス(しかも薄手)でやるべきものだが、普段使いがR×Lソックスなので、少し厚手だがそのままやってもらう。

 

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②の圧縮は、結構痛かった。

足の指がもげるかと思った。

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そして、完成!
謎の押し問答をしてしまった割に、熱成型自体はあっさり完了した。

 

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・結局どうなの?

 

感想はというと、……そのまま履いた感じでは、ぴったりすぎて、私のような靴嫌いは脱いでしまいたくなる。
しかし、ペダルに乗せての効果は抜群だった。


土踏まずのアーチが支えられている感覚、力の伝達がうまくいっている感覚。
これが一番大きい。


特にアウターにしたときの、足裏の支え感はすごい。


踏み込もうとする足裏に、ピンポイントで力がかかってしまうことはなさそうだ。
そのため、しびれも軽減する……と思う。


ただし、本当に繊細なものなので、適当な靴の履き方をしてはいけない。

靴下のヨレなどあった日には、漕いでいて足裏が痛くなってくる。

 

ブルベなどでは、普通のライドよりも靴を履いている時間が長い。
そんななかで、少しでも助けになってくれればと思う。


※この手のシューズは、シューズを扱う人の技量が問われるようだ。ぜひ、信頼できるショップの方にお願いしてほしい。

 

この日は近場の60kmほど走り、カロリーオーバーな焼肉を食べて、ライド終了。

 


今日もお疲れ様でした!(カーボンソールは猫に小判)

最強寒波とおじさまポタ&ハンドル周りの話

1月15日、この週末は最強寒波が到来らしい。


幸いにも晴天ではあるので、近況報告もかねて、おじさまと2人でド平坦ポタリング


境川CRをゆるゆる走り、ブルベの報告や、落車の話をして、藤沢までまったりペダルを回す。
折り返しの藤沢では、とろける味玉つきの豚骨醤油ラーメンで暖をとり……

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大勢のローディーとすれ違いながら、おじさまとおしゃべりをしつつ走る。
凍結のおそれのため山は避けているのか、サイクリングロードは大人気で、とにかくローディーが多かった。


ポタリングの最後に自転車屋に寄り道し、ヘルメットを試着。


先週の落車で、一見へこんでいるだけに見えたヘルメットは、内部のパッドを外すと縁と真ん中に亀裂が入っていたため、早急に買い替えなくてはならない。

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このライドの前日に、ヘルメットを試すためだけに上野のワイズのウェア館を訪れたので、それも参考に、次のヘルメットを決めようと思う。

 

そんなわけで、寄り道もしつつ、60km弱のおしゃべりライドは終了。ラーメン分のカロリーは消費できていなさそうだ。 

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尚、落車以来のライドだったが、特に影響はなし。
打撲なりの頭痛くらいだろうか。
目の周りが思いっきり、昔ながらの殴打痕のようになっているので、この皮下出血が早く回復することを願う。

 

 

 


そして、ブルベ向けハンドル周りの苦難。


ガーミン820Jを装着し、200kmに挑んだわけだが、やはり気になってくるのはバッテリーの話。

 

逗子200ではマップモードを使用せず、サイコンとしてガーミンを使ったが、13時間は充電なしで持ちそうだ。
一応、40%を切ったあとに15分ほどPC3で充電をしたが、それで十分すぎるほど。


ただし、あくまでマップ機能を使用しない200kmでの話だ。今後のブルベでは、間違いなくバッテリーは必要になってくるだろう。


そこで、このハンドル周りにどうバッテリーを積むかが問題だ。

 


・よくある方法
トップチューブバッグに入れる
②フロントバッグなどに入れる
③ハンドル周り、フレームに直につける

 
ポピュラーな①は、トップチューブが短いため、かなり身体に触れる不快感がある。
トピーク、ジャイアントのトップチューブバッグは長さが14cm前後。ナシではないが、代替案があれば避けたいところ。 


②はいずれ、距離が伸びたとしたら導入を考えるが、200kmで常時使用するのは微妙……
そんなわけで、③の方向で、ない頭を絞りに絞ってみることに。

 

 

・試作第一弾

 

Bikeguy どこでもゲージホルダー

+ 携帯ポンプ用ホルダー

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昔車体に積んでいた、トピークのロードモーフGのホルダーが余っていたため使用。
ダボ穴が真正面についているタイプの方が、今回は都合がいい。

 

これを組み合わせて、トップチューブに装着。

 

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ここに、Ankerのバッテリー(10cm弱、3350mAh)をはめこみ、L字のケーブルで繋げば完成。

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すっきり……というにはあと一歩。

 

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というか、何だか無骨で戦闘機のようだ。

嫌いじゃない。

 


とりあえず、次のブルベの前にロングライドの予定があるので、そこで試してみようと思う。


今日もお疲れ様でした!(ハンドル周りの装備は沼)

BRM107神奈川200逗子②

・PC2~PC3

 

後半戦スタート。
ここからは、真っ白なRaphaがオシャレなYさんも復路を共にしてくださるとのこと。

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下ってきた道を登り、起伏を一定ペースで乗り越えていく。
ゆるゆると登って、下りで踏んで、その勢いで坂を越えていく虫さんとゆたそさん。その後ろにSさんYさん。

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一方の私とじぇんさんといえば、ブレーキをかけつつ下りきって、また登り、といった感じ。


じぇんさんはたいがいの起伏で、下りの勢いをほとんど殺してしまい、なぜかゼロから登りはじめる。昔からだが、考えてみると不思議である。

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起伏、平坦、登り返し……

 

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比較的元気に、ペースを乱さずに距離を伸ばしていく。


交通量回避のための真鶴旧道へ入る前に、ふわっとコンビニ休憩。時間に余裕があるためか、今回のブルベはPC以外でのひと休憩も多い。

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再びゆるやか〜な道を登って、真鶴の新道の合流地点まで下っていく。

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そして、完全な日没の頃。PC3、168.6km地点のセブンイレブンに到着した。


ここでも、しっかり食事の大休憩。おのおのインスタントラーメンや、あったかいおでんを貪る。

 

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このPC3で思ったよりも多くの参加者の方と一緒になるが、走り出しは私たちが随分と遅かったようだ。

 


・PC3~ゴール


もうひと頑張りで、残りは40kmほど。
小田原から逗子という、慣れた道かつ、当社比で最もダレる帰り道だ。

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特に、江の島の標識が出てからの、「残り○○km」は、いつも本当に長く感じる。


ゆたそさんはエネルギー切れという困難が何度か降りかかっていたが、それでもはじめて逗子200を走った私たちよりは、とても元気そうだった。


やはりゆたそさんは根本的に「強い」何かを持っているようだ。
途中コーラを摂取したり、速度を調整したり、ラストをうまく乗り切るべく、頑張りすぎずにゴールを目指す。


江の島を過ぎてしまえば、残りは10kmあるかないか。

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一年前の逗子200では、ゴール目前にじぇんさんが「鬼牽きします」と宣言し、アウター縛りにしてガシガシかっ飛ばすという謎のイベントがあった。


その頃の私は、200km走るのもオールインナー。クソ売り切れた脚で、逗子の起伏でアウターなんて、とてもじゃないけど無理だった。

 

クロ「ブルベのラスト数キロでアウターで坂なんか登れないよおおお!!!!!」

じぇんさん「あれ?クロさんまだアウターなんですかwwwww」←いつのまにかインナー

 

当時は敬語だったじぇんさんに、アウター縛り詐欺をされた記憶も懐かしい。

 


今回はというと、アウターのまま泣き言を言わずに、最後のトンネルの登り坂さえも乗り越えることができた。

 
そして、スタッフさん、参加者の方々が待つ逗子駅前のマックへとゴール!

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無事に時間内完走&認定を受けることができた。
ゆたそさんとゴールを共にできたことが、とてもとてもうれしい。


マック内で受付を済ませ、軽食をつまんでダラダラと。今回つながったご縁に感謝しつつ、挨拶を一通り済ませ、帰路につくことにした。

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Mさん、クロコさんともゴール後の再会を果たし、同じKUOTA乗りのクロコさんとはうれしはずかしKUOTAツーショット。

 

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縁にも恵まれ、さまざまな意味で、忘れられないブルベ初めとなった。

 

 

・まとめ


私が落車をしなかったら、もっと余裕もあっただろうし、もっと晴れやかなブルベになったのでは?と反省。
ゆたそさんのスコートをする容量が頭痛に奪われたのがつらかった。
一年ブルベをやって、ほんのわずかでも、成長は感じられた。

 

また、今回「ブログ読んでます」と複数の参加者の方からお声がけいただいたのが、本当にうれしく、ずいぶんと照れてしまった。
せっかくお声がけいただいても、気の利いたことひとつ言えませんでしたが、本当にありがとうございます。

身内ネタや根幹であるオタクなノリに偏ることもありますが、自転車には真面目に乗っていますので、これからもおつきあいください!


尚、じぇんさんはよく虫さんに間違われているが、その謎は未だにとけないままだ。

 

 

・落車後日談


頭は危ない、ということで、翌8日に脳神経外科へ診せにいった。

結論からいうと、「頭部は打撲のみ。頸椎ねんざの可能性」だった。


脳に出血が見られると、症状は6~8時間で出るらしく、これだけ時間が経ってこの状態なら、まず問題はないとのこと。普通は運動も入浴も控えた方がよいらしい(無論、150km走るというのもいただけない)


また、打ち付けた頭と頸椎ねんざ以外に、右肩の付け根と右の腸腰筋?のあたりに痛みが残った。
おそらく、ハンドルを左に切ったまま体に衝撃が加わったため、ひねったというか、筋を伸ばしたというか、そういう痛みのようである。
13日現在、変色してアザになっているのは、打ち付けた側頭部、右目の周り、右ひじの三か所だ。

速度が出ていないため、擦過傷はひじのみ。服の破れなし、ヘルメットは凹んでしまったため買い替えねばなるまい。

 

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だいたいこんな感じ。

 
いつどこで、落車や事故は起こるかわからない。
危険な道でもなく、速度も出ていなかったので油断をしていたが、「何が起こるかわからない」ということだけは、戒めとして頭の片隅に置いておきたい。
未だにへったくそなダンシングにも問題は大いにあっただろう。


今後のためにも、反省点がたくさん見い出せた200kmだった。

 

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今日もお疲れ様でした!(ゆたそさんを沼へ手招き)