6月18日、くもり。
午後から本格的な雨予報のため本来予定していた房総半島ライドを断念。
久里浜から金谷港に渡るはずだったが、急遽ライド場所を近場の三浦半島に変えた。
スタート地点は横須賀中央駅。
メンバーは、肉ナビゲーターのどろさん、しいさん、虫さんと私の4人だ。
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これまで、逗子~城ケ島は数度走ったことがある三浦だが、半島の反対側にあたる、横須賀中央スタートは初めてだった。
半島の先に向かって、灯台と美味しい定食屋さんを目指すグルメライドが始まった。
景色は基本的に海沿い。風が吹いていて海も暗いが、それでも気持ちのいい景色だ。
どろさん「この先クソ坂あるよー」
虫さん「うわマジだ、クソ坂じゃん!」
しいさん「短いから大丈夫!がんばれがんばれー」
すごく貴重な平坦好きのお友達、どろさん。虫さんも同じ意見の人がいてとてもうれしそう。
しいさんの手厚い励ましが、何とも心あたたまる。
三浦半島は、反対側から走っても比較的細かいアップダウンが続く地形だった。
しかし、この日はなんと追い風!
かなり快調に進む。
虫さん「ねえ、すっっごい坂なんだけど!」
どろさん「あれ??」
しいさん「どろさん道間違ってる!」
途中、どろさんがまったく意味のないストレート坂に案内するという一幕も……。
灯台の坂を前に、軽くコンビニでひと休憩を入れた。
そして、まるでブルベで夜走るような、畑の間の道を進み……
急坂はゴリゴリ押し歩いて……
「剱埼灯台」へと到着。
虫さん「みんなゴリラで飛んで~~」
素晴らしすぎるどろさん(左)の跳躍。
そして、海の岩場まで下りられるとのことなので、人気のまったくない草むらに自転車を置き、靴を履き替えて探検することにした。
どろさん「カニつかまえた~~」
潮だまりで生き物観察。
ついでに、岩場でポーズを決めてみたり、
探究心をそそる洞窟を覗きこんでみたり……
ライドとは思えない、自由な遠足タイムを満喫した。
そして、灯台のクソのような坂を登り返し、もう一息とばかりに長めの坂を登り、
それを残念なほど気持ちよく下って、
ひょいと曲がれば……
目的の定食屋さん「まるよし食堂」へと到着した。
こちらは、魚料理の定食屋さん。
この時期には、名物ともいえる高級海藻の「はばのり」が食べられる。
はばのりは、醤油を回しかけて、白ごはんの上にオン。磯の香りとうまみがたまらない。
私は、マグロのカマ焼き定食を選んだ。
脂がのりにのっていて、肉厚。炭火焼の香ばしさがあり、箸が非常に進む。
ひじきも漬物も、味噌汁もどれも素晴らしい。
小アジ?の南蛮漬けも美味だった。
ここでたっぷりゆったり食事とおしゃべりを楽しみに、時間に追われないライドのありがたみを実感する。
時間に追われていないとはいえ、雨雲レーダーには追われつつあった。
不穏な雨雲は、もう間もなくこの一帯へと迫っている。
どろさん「とりあえず行けるところまで行こう」
虫さん「降ってきたら、一番近い三崎口駅から輪行でいいんじゃね」
と、気楽な感じでスタート。
最悪降られたとしても、雨装備はしっかり揃えてきたし、逗子方面までそこそこ走れるのではないかと思っていた。最寄駅までもわずか7km。
走り出して数分、まさにバケツをひっくり返したかのような土砂降り。
雨粒が顔に当たって痛むほどで、雨装備を着用している間にぐしゃぬれになった。
ああ、結局こういうオチ……。
びっしゃびしゃになりながら、三崎口駅に緊急避難。地域猫が媚び媚び迎えてくれる。
大人しく輪行をして、本日第二の目的を目指すことにした。
その目的とは……
焼肉!!
ひたすら肉を焼き、肉を食い、しゃべり、肉を食い、肉を食い、満腹で眠くなるまで過ごした。
本日行けなかった房総半島ライドはリベンジを約束し、解散。
走った距離は50kmほどと短めで、それをご破算にするような量のカロリーをとったが、非常に充実したライドになった。
今日もお疲れ様でした!(きのこ焼きの美味極まる)