チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

お揃いジャージで満喫!伊豆大島合宿①

初めて行った伊豆大島で、島のローディーに助けられてから早数年……。


地道な伊豆大島布教活動が実を結び??ついに、大島じてんしゃ協会公式ジャージ(非売品)をゲット!


協会会長のフランクすぎる計らいで、虫さん、じぇんさん、ゆたそさん、クロの4名は、大島じてんしゃ協会への入会を果たしたのだった……。
今回はそんな、会長へのお礼も兼ねた、弾丸伊豆大島ライド。

 



8月26日、外は36℃との車内アナウンスが流れる


今回は、弾丸ツアーということで、いつものようにゆったり大型船をつかわず、熱海からジェット船で伊豆大島へ向かうことにした。
船中泊含め2泊3日必要なところ、今回は1泊2日で済むので、スケジューリングがしやすい。

 小田急トラベルが出している格安プランを利用したが、最寄り駅〜熱海駅の乗車券+熱海駅〜熱海港のバス券、熱海港〜伊豆大島のジェット船乗船券(すべて往復がセット)になって、なんと9000円前後だ!

最寄り駅によって多少の差はあるが、これは安い。


大島じてんしゃ協会入会メンバー4人での旅となったのだが……

 

じぇんさん「熱海駅からのバスに間に合わない……タクシー決定だわ」
虫さん「こっちも伊東線止まった……線路に人が入ったらしい」

 

 

伊東線・緊急停車
じぇんさん電車遅延
熱海駅での合流ならず


朝から、予定通りにはいかないというお馴染の展開。


虫さん、ゆたそさんと3人で、何とか10分程度の遅れで熱海駅に到着。

指定された熱海港行のバス停へと向かうと、そこには長蛇の列。そして、普通サイズの路面バス。


輪行袋が3台も乗るはずもないのでは……?


混みすぎて増発便が出ていたので、運転手さんに事情を話し、輪行の私たちだけは無理無理中扉から乗せてもらうことに。


旅行会社にあらかじめ輪行である旨を伝え、乗れるかどうかの確認もしてもらっていたので、運転手さんも事情を汲んで乗せてくれたが、これはどう考えても「無事に乗れる」とはいえないだろう。
旅行の窓口の方の「大丈夫」は、正直アテにならないこともありそうだ。

 

なんとか熱海駅に到着し、無事にじぇんさんとも合流。

ジェット船は、自転車持ち込みのための手荷物券が必要なので、忘れないように注意したい。

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はじめてのジェット船利用で、伊豆大島までわずか45分の船旅がはじまった。

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①スタート岡田港~筆島


あっと言う間に伊豆大島に到着。今回お世話になる、民宿のご主人にあらかじめお願いして、荷物だけは車で運搬してもらうことになっている。


身軽になって、岡田港から順周スタート。

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しばらくずっと登りが続き、トンネルを越えれば、大島らしい、ひらけた海の景色が見渡せる。

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クロ「あっっつ!!!」

 

この日は、びっくりするほど気温が高い。走行距離10km未満で、椿園の向かいの椿資料館売店に避難。

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こちらにはサイクルラックと売店がある。
さっそく、暑さをしのぐためにかき氷を食べた。

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伊豆大島と場所を変えても、仕事の話とホモの話が飛び交うのが私たちである。

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椿園からはえっちらおっちら、大島一周道路で一番の登りゾーン。暑さもあり、難所ともいえる。

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とはいえそこは慣れた道。はじめて大島を訪れたときのトラウマトークで盛り上がりながら、順調にこなしていく。


そしてようやく、筆島までの気持ちのいい下りに突入……

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と思うと、なんと大規模な路面工事。

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10月の頭まで続くということだが、結構油断して下るとすっころぶような砂利具合なので、十分に注意してほしい。

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気をとり直してふたたび下りを再開。

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すると、筆島からガンガン登ってくるローディーとすれ違った。


ゆたそさん「あっ!!師匠!」


そのローディーこそ、我らが大島じてんしゃ協会の会長殿なのだ。同じジャージを着た彼は、一瞬横を通り過ぎていき、筆島に到着した私たちのもとへ、颯爽と下ってきた。


会長「写真撮ろう写真」


会長も参戦して、おそろいの大島ジャージと、伊豆大島恒例お面芸。

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何度来てもはしゃぎっぷりが伺える、素晴らしい記念写真を撮ることができた。

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ひとまず、これから三原山ヒルクライムだという会長を見送り、私たちはふたたび下りを再開する。

 

 

②筆島~波浮港展望台・鵜飼商店


ある程度下ったあとは、「波浮港」へと突入。

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ここから波浮港展望台まではやさしい登りだ。
昔はここらでヒーヒーいっていたことを思うと、伊豆大島を楽しめるだけの脚に育って本当によかったと思う。
いつもならスルーする波浮の展望台だが、この日はトイレのために一度停車することにした。

 

そこで、展望台売店のおじいちゃんが、青年と何やら難儀をしている。

 

おじいちゃん「お姉さんたち、チューブ持ってないか」


聞けば、ピストの青年がパンクしてしまった様子。チューブは三か所も亀裂が入り、とても直せる状態ではなかった。

 
じぇんさん「チューブありますよ!あげます」
クロ「私も、チューブめっちゃある」
じぇんさん「400のときの失敗をいかして色々持ってるから」


そんなこんなでブルベの経験が生き、青年のピストは無事に乗れる状態へと修復された。
おじいちゃんにこの行いがやたらめったら絶賛され、有難いことに、アイスコーヒーをごちそうしていただいた。

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次のブルベのためにカフェイン断ちをしていたところだったので、禁忌のコーヒーが、最高にうまい……。

 

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なぜ、いけないものというのはこんなにもおいしいのだろう。


ひとしきり自転車の話などをして、ついでにブルベをおすすめして、青年とはお別れした。聞けば運転免許取得の合宿に来ていたらしい。
とても素敵な出会いだった。

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じぇんさん「胃が痛いけどめっっちゃコロッケ食べたい」

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さて、展望台でお腹をばっちり減らし、お馴染・揚げ物の「鵜飼商店」へとやってきた。
それぞれ、コロッケやら串カツやらを頼む。

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ウィギンス「コロッケ……!!!アッッチィ!!!!」

 

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ゆたそさんとクロがふざけている間に、じぇんさんと虫さんは石段を登ってカフェの「島京梵天で、冷したい焼きを買いに行っていた。

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虫さん「ふぁぶちゃんもたい焼き!!」
ファビアン「タイヤキ……ナクナッタ……」

 

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そして、夢女子憧れの撮影会まで。

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お腹も心も満たし、遅めスタートの大島ライドは少しずつ日が傾いていく。

 

 

③鵜飼商店~ゴール民宿椿山

 

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ここからゴールの民宿までは、大体15kmほどだろうか。難所もなく、フォトスポットは例の断層を残すのみだ。

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ゆったり走って、乾き気味の千波地層断面伊豆大島らしい写真を残す。

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残す登りは、元町にいたる大きな橋のみ。

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そこを越え、気持ちよく下り基調で元町港……

 

だが今回は、荷物を預けていないので観光センターに立ち寄らず、そのまま直進して大島警察署方面へ。 

 
警察署の交差点をすぎて1km未満、本日のお宿となる「ふれあい民宿 椿山」へと到着した。

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お宿には、サイクルラックが設けられている。

 看板犬たちが迎えてくれるこのお宿は、とくにかくアットホーム。

 

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多少壁が薄かったり、お風呂が大人二名程度が定員だったりと、自分たちの工夫が必要なところもあるが、接客は気持ちよく、とても過ごしやすい。


そもそも、お風呂は御神火温泉が近いので、そちらにいってもよかったと思う。
洗濯機も干場も借りられるので、サイクリストには持ってこいだろう。

 

とりあえずは部屋でぐだぐたお風呂の順番待ちをし、入浴と洗濯を済ませ……


待ちにまった夕食タイム!


料理が自慢のこの宿は、なんと部屋で食事がいただける。
親父さんこだわり(なんと、朝送迎に来てくれた方がこの宿の主人であり、料理長である)の、素晴らしい料理の数々をお楽しみいただきたい。

 

これが出てくるだけで、宿泊費に納得がいってしまうような、豪勢な金目鯛のお造り

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そして、焼き魚はタカベ。身もやわらかで、とてもおいしい。

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こちらはあたたかいおかずで、

ふろふき大根の上にあっさりとした豚肉入りの出汁がかけてあった。やさしい味付けと、大根の甘味に思わずほっとしてしまう。

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さっくさく、えぐみなし、ベタベタ感なしの明日葉の天ぷら。色々なところで食べたが、ここのが一番だ。

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そのほかにもおかずをいただき、最後に名物のおやじ丼。
これは、残った白ごはんの上に、刺身とおくら、あられ、のりを合えたものをのせて、ついでに生卵もかけて食べるという一品だ。

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ごはんはおかわりしてもいいし、金目鯛のアラとさざえの肝をつかった汁物がついているので、それをかけてお茶漬け風にしてもいい。


今この文を打っていても味がよみがえってくるほど、夕食には本当に満足させてもらった。

 

さて、食後。ナイトライドでもしようかと言っていたが、もともとの胃が不調組や満腹のあまりあまり動きたくないモード。


これからどうしたものかとダラダラ過ごしていると、会長から夜ドライブのお誘いが入ったのだった。

 


②につづく