チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

ひたすら坂を拾え!狂気の裏尾根幹ライド①

6月25日、散々な雨予報を蹴っ飛ばして、曇り。

 


家からの起伏道をエイヤコラと乗り越えて、待ち合わせ場所へと自走していた。
今日のライドは、裏尾根幹と百草園のヒルクラわんこライドという、なんともクレイジーな響き。


しかも!
しかも!


ライド後の酒が美味い」の のぞみさん、
しおいんですけど」の へるはうんどさん、
へるはんさんサイドのいかしたホモお兄さんたちとのライドなのだ!

 

ちなみに。
のぞみさんと天城越えライドをした帰り道、へるはんさんが虫さんの存在を疑うリプライをしたことなんかが発端だったように思う。


虫さん「ねえwww私、実在wwwwwwへるはんさんと走ってみたい!」
のぞみさん「じゃあ、私アタックしてみますね!」


そんな感じで、約束を取り付けてくれた。


ちなみにこのとき、私たちはほどほどに酔っていたし、

当日待ち合わせ場所に現れたのぞみさんが
「初めまして、のぞみです~」
と言っていたので、「初めましてだったの?!」と、積極的なアプローチにこっそり目玉が飛び出した。

 

 

そして、11:00
ローディーの多い尾根幹沿いのローソンに、バラバラと集合。


メンバーは
のぞみさん、じぇんさん、虫さん、私と
へるはんさん、ゆっけさん、と~るさん、トミィさん

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トミィさんの愛車はKUOTA KURARO。こちらも大好きな旧ロゴなので眼福眼福。落ち着いたマットカラーはとても素敵。

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虫さん「めっっちゃホモですね!若い男の人と走ること本当にないんで、めっちゃうれしいです!ホモみ感じます!」


実在を疑われていた虫さんは、のっけからフルスロットルで、存在証明に余念がない。
ご挨拶もそこそこに、へるはんさんにはへるはんさんになっていただく。

 

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フルームとフルーミーキャットのココちゃんも。

人数分のお面(新作含む)をお披露目して、大満足。ひとはしゃぎしてから出発となった。

 


走り出してすぐ、謎の坂が現れる。今回のライドはまさに冒険、といった感じで、大小さまざまな坂をひたすら拾ってつなげていくアドベンチャーコース。

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意外と距離があったり、斜度が10%を軽く超えたり、虫さんでなくとも?!!となるような道のりだった。

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「なんで登るのかとかは考えちゃいけない」
お兄さん方のアドバイスをかき消すように、虫さんの怒号が響く。

 

虫さん「ねえ、なにこれ?!坂じゃん!!」

 

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聞き慣れすぎているために、そんな声では無論振り返らない。
この程度の坂の雰囲気ならすぐ終わるだろ……となめてかかるとカーブの先にまたカーブ。狂気じみた坂の大放出祭だった。

 

 


さて、そんな私はつい先週ペダルとクリートを変えたばかり。


激ゆる安全使用のTIME/MAVICのexpressoから、これでも一番ゆるめてもらったSHIMANOultegraに。
しかし、黄クリートであるにも関わらず、立たねばクリートの脱着ができないほど、固い。


女性・初心者にやさしい設計のTIMEに慣らされきった私には、立ちゴケは必至という状態に。
事実、ペダルを変えた日の帰り道で派手な立ちゴケは経験済みだった。


なので、今日のライドの目標は、立ちゴケしない。人前で転ばない、なのである。
絶対に前の人につっこまないように、車間をあけてゆるゆると登る激坂は、これまで経験したことのない恐怖を味あわせてくれた。


と~るさん「逆に考えよう。外せないなら登り切ればいいんだよ」

 

そんなと~るさんは先頭に立ちひょいひょい坂を超えていく……。

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虫さん「クッソ!!!この坂、マジでクソ!!!はあ?!!!まだある!!!!」

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虫さんの怒り、へるはんさんの笑い声、先に行けと手で合図するゆっけさん。
加速する前方集団。中間でどうしたらいいか混乱する私。

 

ハアハアしながら前の方に追いつくと、「すごい…へるさんとゆっけさんと同じペースで走れる人がいるとは」という言葉を聞いたとか聞かなかったとか。

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坂巡り冒険ライドでは、こんなふうに遊び心のある道も。

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え?このへん、ひと気がない?

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というわけで、お面たちも大活躍。

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飛んだり潜んだりまとまってみたり。

お兄さん方が全員同じタイミングでカメラを出すのがやたらと面白い。


へるはんさん「え?もう13時?」
ゆっけさん「ファミマのフラッペ飲みたい」


ひとまずコンビニを目指すことにした。


②へつづく

胃弱女と長距離ライド、補給食の話

私は、あまり胃が強い方ではない。
加えて強度の高いライドをすると、すぐ食欲がなくなってしまう。
そんな私が、今年から始めたブルベで食べたものと、自分なりのおすすめを、記録しておきたい。


1月 BRM109神奈川200逗子

●スタート前

おにぎり、肉まん、ゆでたまごブリトー半分

●ブルベ中

アミノ酸ゼリー×4
缶コーヒー、おにぎり半分
スイートポテト
生菓子半分※
スポーツようかん半分×2
おでん牛すじ1本、厚揚げ一口、餅巾着一口
キットカット1袋

顆粒メダリスト

メダリストドリンク500ml×2

●感想

PCで購入した生菓子にあたり(おそらく)折り返しすぎで嘔吐ライドになった思い出のブルベ。気持ち悪すぎてほとんど食べられなかったが、そんなときでもおでんは強い味方に!!


4月 BRM403定峰200

●スタート前

おにぎり、ゆでたまご、飲むヨーグルト、フランクフルト半分

●ブルベ中

あんまん
アミノ酸ゼリー×3
コロッケ
飲むヨーグルト、ゆでたまご
顆粒メダリスト
プチようかん×2
ボンゴレパスタ、からあげ棒、コーヒー

メダリストドリンク500ml×2

●感想

一番食べられたブルベ。かなり調子が良かった。雨と向かい風でペースが落ち着いていたことも要因かも…?食事ができればゼリーの消費は減る。

 

7月 BRM702群馬200アタック金精峠

●スタート前

おにぎり、ゆでたまご、飲むヨーグルト、ロースハム5枚入り

●ブルベ中

アミノ酸ゼリー×3
ゼリーバー×2
エナジージェル×2
さけるチーズ半分
タブレット、梅干し適宜
顆粒メダリスト
プチようかん×1
ツナと大根おろしのパスタ、コーヒー

メダリストドリンク500ml、水500ml×2、麦茶650ml

●感想

朝から原因不明の胃痛に悩まされ、空腹を感じるが食べると痛むという一番ヤバいやつ。ほとんどをゼリーやゼリーバーに頼ったが、補給タイミングをミスらなければ脱力してしまうこともない。暑い日のためドリンクはいつもの倍に。

 

尚、5月に出た佐渡ロングライドも210kmとブルベとさして変わらないが、エイドがあるため食べに食べた。この日は気候がいいのかかなり食べられた印象。 

 

●個人的なおすすめ

アリスト メダリスト

めちゃくちゃ効く!!と思っている。9000の方をドリンクに、5500の方を折り返し地点くらいで水と一緒に摂取。かなり回復する。

 

グリコ BCAAゼリー
カロリー摂取系のゼリーじゃないので甘すぎのあの感じがない。筋肉疲労を感じたら即コレ、飲みやすくお気に入り。ヒルクラ中にもすすれる


ZAVAS ピットインゼリーバー
サイクルイベントでエイドのごはんが切れていたときにも最適!カロリーもとれるのに、つるっとした口当たりのいい固形なので食べた感がある。回復よりも、胃に物を入れたい感覚のときに。甘いは甘い


味の素 アミノバイタル スーパースポーツ
甘すぎず、カロリーもとれ量も多い。あっさりしていて夏でも冬でも。


かし原 ようかん
スポーツようかんより安い。うまい。種類もたくさん。いくらでも持っていけるし、みんなにあげられて素敵。


ただ、どれもそこそこかさばるので、ジェル系のなかでもコンパクトなジェルタイプのなかでのお気に入りを現在模索中。
どれもどぅるどぅるベタベタで甘すぎて、なかなかこれぞ!というものに出会えていない。

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これからも悩みつつ、胃をうまく飼いならしていきたいところだ。

 

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今日もお疲れ様でした!(皆様のオススメもお待ちしています)

その落車、本当に大丈夫?納車半年でフレームを割った話

つい先日、納車2周年を迎えた愛車。

そんな私のKUOTA納車半年で、一度フレームを割っている。


誰かの役に立つかもしれないので、割った経緯、修理の過程、金額を記憶している限りでお伝えしたい。

 

 

 

2014年秋頃。
手賀沼付近の一般道で、その事故(?)は起きた。
虫さんの後ろについて道路を走っていたところ、動線に表れたポールコーンの存在に気づくのが遅れ、衝突

 

当時、私はポールコーンがゴムでできていることを知らず、よけきれないと感じたために「止まるため」に意図的に突っ込んだのだった。


速度はせいぜい22km/h前後。ブレーキをかけながらぶつかれば、衝撃はあれど止まるだろう、と。
だが、そのポールは大いにしなった。


予期せず跳ね返されて、道路の右側へと思いきり転げたのだ。
幸いにも後ろから来ていたトラックは減速してくれ、私は自転車をよろよろと歩道に押し上げて、逃げおおせた。


本人は無傷だったが、ブラケットが大きく曲がり、サドルも激しく傾き、トップチューブにクラックが入っていることに気づいた。
気づいたのは当日ではなく次に自転車に乗ったときだったのだから、この頃はあまりにも無知だったのだろう。

 

やむなし!と勇気を出し、近所にあるプロショップに自転車を持っていくと、あっさり「フレームが割れてしまっている」ということが判明。
そのクラックは、指で押すとへこむことが確認でき、塗装の割れどころの話ではないようだった。
サドルも座面が斜めに傾くほど曲がりきっていて、交換を余儀なくされた。


ちなみに、今でこそこのショップには大変懇意にしてもらっているが、最初に訪れた際の冷ややかな空気は忘れられない。


フレームが割れたという相談も、「買った店ならどうにかしてくれるかも」というのは最初に言われたことだ。
これは意地悪でもなんでもなく、個人のスポーツバイクのショップにありがちな、「身内とのつながりを大切にする」というやつなのだろう。


クロ「一度、購入店にも相談してみます」

 
なんとなく意気消沈しながら、私は家に帰ってフレームにせめてものセロテープを貼った。

さて、とりあえず購入店に、修理もしくはフレーム交換の場合いくらかかるのか、問い合わせてみることにした。


購入店舗は大阪、住まいは東京に戻ってきているため、直接見てもらうことができず、金額はあくまで目安なのだそう。

 

問い合わせのために送った写真は、こちら

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・損傷修理
55,000円(税抜き)~
写真のみでの判断で、大体これくらいになると。ただ、フレームばらし、組み立て、送料は別途必要。


・フレーム交換
150,000円(税抜き)
ありがたいことに、補修用としてメーカーにフレームの在庫があった。ただ、これも工賃、送料等は一切含まない。

 


どちらの場合にも、大阪の販売店に自分でばらした愛車を送付する必要があった。
メカ的なことは一切わからない初心者の私は、完全にお手上げ。


これはもう、例のショップに行くしかない。


破損発覚時には泊まりのライド予定を入れてしまっていたことと、すぐにでも破断するような傷ではないと言われていたことから、フレームにセロテープを貼ったまま1ヶ月以上経過してからの決断だった。


フレーム修理を申し出にいったとき、ショップの対応はやさしかった。12月ゆえ年末年始進行もあり、通常よりは時間もかかってしまうだろうとのこと。
当日は、冬にはあまり乗りたいと思っていなかったので、好都合だった。

 


結果、必要になったことは
バーテープ交換
・チェーン交換
・サドル交換
・フレーム修理
である。
ワイヤーは、なんとかそのまま使えるようにしてくれたと記憶しているので、ワイヤー代は含まなかったはずだ。


諸々のパーツ代、工賃、フレーム修理費、送料込で


約13万円(税抜き)


明細をなくしてしまったが、フレームの修理費自体は7万円台だったと記憶している。
カーボンフレームの修理をしてくれるのは、大阪の販売店でも、このプロショップでも、CarbonDryJapan-株式会社CDJホールディングスさんに委託しているようだ。どのお店から出しても、この値段はあまり変わりないだろう。


正直、この金額は私の自転車に対してはあまりにも高い値段だった。
型落ちでそこそこお安く購入した私の自転車は、この修理代を含めると、定価とトントンになってしまう。ただ、愛車を手放すことは考えられなかったし、新しいものを買う予算はなかった。
この決断に迷いはない。

 

それから、年末年始を含む1ヶ月弱KUOTAは帰ってきた。


手痛い出費ではあったが、この13万円で、私はショップとの縁を獲得した。
にこにこと出迎えてくれる店長のすすめで、バーテープを店長とお揃いにし、サドルも提案してくれたものに変え、生まれ変わった愛車と対面。

 

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めちゃくちゃ惚れ直した……。


この失敗で学んだことは、
・ショップとの縁はお金でつくるもの
バーテープは大事なおしゃれ
ということである。


大落車でなくともフレームは割れるし、カーボンならフレームの内部が剥離して、駄目になっていることもあるようだ。
なので、転んだときにはショップに一度見てもらってほしい。そして、そんなときに気軽に行けるようなショップとのご縁を、ぜひ課金でつくっておいてほしい。
(自分でメンテができる人はその限りではないし、他店の自転車に寛容なショップももちろんある)

 

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今日もお疲れ様でした!(修理前の思い出とともに…)

ワクワクTOJ観戦&ゆる坂トレーニングライド

梅雨入りし、休日の天気も思わしくない6月。
ここ2週のふわっとしたロードライフについてまとめてみようと思う。
いつものライド記録よりも、より雑感であることは間違いない。

 


6月5日、ツアーオブジャパン東京ステージ。
雨のためライドを中止して、じぇんさん、虫さんと会場へ向かう。
弱虫ペダル作者・渡辺航先生のチャリティーサイン会の整理券をもらってから、E1&E2のレースを観戦する。


やっぱりレースはゴール前!

 

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ということで、チャーミングでパワフルなRR観戦の諸先輩方に混ぜてもらい、ゴールライン前の最高の位置取りで応援タイム。
雨が降ったりやんだりのため、落車が多かったり、選手が攻めきれなかったりするようだけれど、目の前を水しぶきを上げながら選手が走り抜けていく姿はやっぱり熱い。


その後は、各メーカーのブースでお買いもの。Raphaがこんなお値段で…?!てなわけで、虫さんたちもウキウキご購入。
レースやサイクルイベントは、ブースを見てお得に買い物するのがやっぱり醍醐味だと思う。


食事関係の出店も豊富で、それぞれボリューム満点。タコライスにサワークリームをどかっと盛ったり、大きなナンにカレー&ライスで舌鼓を打ったり、ビールなんかも観戦のお供にできる。


前日にTOJ伊豆ステージでステージ優勝をとった新城幸也選手が出走し、お目当てのレースが始まった!というところで、幸いにもサイン会に当選し、離脱することに。


わたるん先生に、感謝と応援と勝手なご報告なんかをして、熱い握手をしてもらう。
先生の手は、とても熱くて、力強い。この手であの話やあの子たちを生み出すんだなあ……と思うと、声も震えるというものだ。

 

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サインの抽選漏れと思われる方々がブースをたくさん取り囲んでいて、弱虫ペダルも面白いけど実際のレースも面白いんだよ~~」と、余分なことを言いたくなる。
レース観戦はただ見ているだけでも面白いけれど、推しの選手がいると多分300倍くらい面白い。

 

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新城幸也選手や、教えてもらったばかりの中村龍太郎選手を力の限り応援して、大満足。
先頭とメイン集団が最後の周回で絡まなかったのが残念だったが、とても白熱したレース観戦になった。

 

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ちなみに、選手のファンサービスが直接的な人気につながっていることは一目瞭然だ。なつっこい選手はやっぱり人気が出る。

 

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ぜひ、観戦の際には事前情報を手に入れて、心の中に推しを用意して応援してみてほしい。

 

 

 

 

そして、6月12日は虫さんと、ショップの定例おじさまライド。

 

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走り出しからさっそく、怪物おじさま(改造ママチャリで、富士急ハイランドに行ったり、ヤビツ峠30分台を叩き出したりした人)に、結構な起伏を30km/hオーバーで引き回される。


虫さんはしっかり追っていくが、私は位置取り的にも早々に離脱。起伏は下りで踏めないといけないんだよなあ……とつい苦々しい顔に。


そして、コンビニ補給をとってから裏半原越えへ。裏はリッチランドというカントリークラブの方からのアプローチだ。

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裏半原越えは、車通りのほとんどない林道といった気配だ。しかも斜度は一定で表に比べるとずいぶん緩く、距離も4.7kmと長くない。
加えて日陰のため夏場は涼しく、ゆるゆるとトレーニングするにはもってこいだ。

話せるくらいの強度で淡々と登り終える。

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表半原を下って、オギノパンの前を通り過ぎれば、間もなく服部牧場に。
馬や牛、ひつじやうさぎと結構な数の動物を抱えたこの牧場は、休日は家族連れであふれている。有難いことに、バイクラックも最近設けられた。

 

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名物は、もちろん牧場特製のジェラートだ。

 

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日も出てきて、ジェラートがほどよく美味しい気温。今回はドルチェ・デ・レチェ(ミルクと焦がしナッツ)をチョイス。

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途中、虫さんが足つり寸前になり、片足でしかペダリングできない!という事態になるも、梅干しなどをとりながら、誤魔化し誤魔化し城山湖に至るゆるい登りへ。

 

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3kmで150m弱を登っていくので、木漏れ日や巨大ミミズやらにも目を向けられるような、やさしい勾配だ。


登りとしてはやさしいとはいえ、頂上は市街地が見渡せ、城山湖も美しく広がっている。景色を楽しむにもいいスポットなのだ。

 

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厚木方面~宮が瀬湖~津久井湖~町田街道沿いに、ぐるっと円を描くような道のりで、この日は75kmほど。


暑くなってきたし、足つりを防ぐためには塩分だよね…と、家系ラーメンの補給が非常にはかどる。

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今日もお疲れ様でした!(麺固め油多めのライス付き)

 

 

目指せハンバーグ!足柄明神三国峠ライド

5月29日、ほどほどのいい天気。

 
今日のライドは、峠をはしごして美味しいハンバーグを食べにいこう!というものだった。
 
虫さん、じぇんさんと集合するのは
 
 
 
 
ここを出発して、足柄峠→明神・三国峠→籠坂峠を越え、御殿場の「げんこつハンバーグの炭焼きレストラン さわやか」に向かうのが、今日のコースである。
 
 
先にそれぞれの峠のスペックを挙げておくと、
 
足柄峠 7.2km 平均勾配7.4%
明神峠 4.5km(6.6km中) 平均勾配12%
三国峠 2.1km(6.6km中)
籠坂峠 2km 平均勾配4%?ほど
 
となっている。
 
足柄峠は、ランナーとバイカーにも人気がある、メジャーな峠らしい。
明神峠と三国峠は一続きの峠だが、その凶悪さは、ふじあざみラインの次とも言われているほど。6.6kmで、平均勾配は10%をやや上回る。
 
いつかふじあざみラインを楽しく(?)登るために、今日はその予行演習といったところだ。
また、籠坂峠はとても短いが、弱虫ペダルの1年次IH3日目で、鳴子章吉が命をかけたリタイア地点でもある。
 
ちょっとドキドキしながら、出発!
 
 
小田原駅を出発してすぐ、街中に最大勾配17%という謎の激坂が。
 
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距離は短いものの、あまりに高いところまで車が走っているので????となる。
ルートラボから拝借してきたルートだったが、これを引いた人はいったい何を考えていたのか……その坂は、もちろん通らなくてもよかった場所であるのは言うまでもない。
 
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20kmほど走って、コンビニでひと休憩。
程なくして、峠道へと入った。
 
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足柄峠は、勾配の看板がやたらめったら乱立する、ちょっときつめの峠のようだ。見た目で脅されるわりに死にそう……というほどではないが、下ってくるランナーが私たちから見た左側を走行しているため、結構ひやひやする。
 
とはいえ、道幅は広く、舗装も良い。
 
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緑が濃くて美しい。
 
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標識による視界の暴力は感じるものの、つづら折りのため少しだけ楽に感じる気もする。
 
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ただ、いよいよアスファルトが太陽の熱でムッとする時期が到来。ちょっとはりきると、暑さ慣れしていないせいか、頭が痛くなる。
 
無事に登頂して、
 
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こいつは前菜にすぎないのだ……とばかりに、早々と下る。
 
 
途中、ビュースポットらしい「誓いの丘」を横目に、本日誕生日を迎えた、弱虫ペダルの真波山岳について想いを馳せる。
 
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彼が男をデートに誘った挙句に愛やらなんやらを誓う妄想をして、女3人は俄然元気に。巡航速度も上がるというものだ。
 
 
そして、向かうは明神・三国峠
小山交番前ににあるセブンイレブンが、鬼の峠へ向かう最後のベースキャンプになる。
ひとまずここで補給。
 
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有難いことに、このセブンにはバイクラックが用意してあった。
 
 
ブログ等の噂によれば、ここから魔の峠入口まではそんなに距離はないという。
 
が、
実際は、どう見ても山!という道を、登り基調で6kmほども走らされる。
 
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何度となく、
「ここから峠か?!」
「ここから7km弱?」
というトラップにあい、そのたびに、
「いや、斜度が10%を切ってる……どうやら違うらしい……」
と落胆するハメになった。
 
 
しかし、ようやく死の入り口が
 
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山梨県境まで6.6km」
という看板を、右折してすぐの道に発見。
 
目の前に伸びる道も、確かに勾配がきつそうだ。
そしてここからは、速度もクソもなく、ただの耐久戦。
ヒトケタ巡航なんて当たり前の、むしろサイコンが表示できる最低速度では?くらいのペースで、道の先だけをにらみつけて進む。
 
こんなに、体感の長い1kmがあっただろうか……?
 
今すぐ自転車から降りたい……。
 
そんなことばかり考えるが、有名な18%のドーナツ区間を超えると、ほんの一瞬だけ下り?緩斜面?が現れる。
 
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そこで、補給ゼリーをくわえて苦し紛れに息を整えるが、すぐに理不尽な16%が待ち受けていた。
 
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ハー……ハー……ッ……
 
いつまでも残り2kmの看板が現れず、死にそうになっていたところで、ようやく斜度が緩み三国峠1.5km」の看板が。
 
ここからはわずかばかり勾配も緩むので、最後の力を振り絞って登りきる。
 
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記憶にあるなかでは、2番目くらいにきつい峠だった…。
 
頂上で2人を待っていると、山中湖側から登ってきた同じKUOTAの女性ローディーに声をかけられた。
 
女性「どこからですか?」
クロ「小田原からです。足柄峠から、明神・三国峠と登ってきて……」
女性「キチ×イですね!!」
 
 
???
 
 
思わず吹き出してしまう私。
お姉さんも、初対面の人にキチガ×と言ったのは初めてだそうだ。
大変気持ちよく応援してくださったが、なんというか……坂シャブに慣れるのも怖い話である。
 
確かに峠をはしごするって頭変だよなあ~~と思いつつ、とりあえず愛車と記念撮影。
 
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ややあって、全員無事に到着!
 
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記念撮影を終えると、山中湖を眺めながら絶景のダウンヒルタイム!
残念ながら富士山は見えなかったが、景色の美しさはすばらしい。
 
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山中湖湖畔の道をゆるゆる走り、おまけのような籠坂峠を越える。
 
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このあたりから、道の舗装具合が怪しい感じに。
 
このあとも道の駅すばしりの辺りなど、長いダウンヒルが続くが、車がかなり渋滞しているため、危険なうえに20km/h以下の速度でしか進むことができない。
加えて道は悪く、大型バスをよけて歩道に上がると、その歩道がこれまたクソのように荒れているという始末。
白線にはよくわからない凸凹が埋め込まれ……御殿場市街に入る頃には、したたかに打ち付けられた股がとにかく痛い。
 
下り基調とは思えないほど時間がかかり、ようやく御殿場IC付近の、ハンバーグレストラン「さわやか」に到着した。
 
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この時点で17時すぎ。
 
まずい……
 
ディナータイムがはじまり、店内は混みあっている。1時間半待ちとアナウンスされ、小田原まで残り30kmほどの道のりと、自分の欲望と相談。
 
3人「食べていこう!!」
 
肉の香りにほぼ即決し、帰りのルートを組み直して、ウキウキと店内で待機。
自転車は、警備員さんのいる駐車場の電灯にくくらせてもらった。
ついでに、小型GPSもオン。
 
今日の峠トークで盛り上がっていると、待ち時間は意外とあっという間にすぎた。
迷いなく「げんこつハンバーグ 250g」を3人とも注文すると、10分前後で念願の肉々しいハンバーグとご対面。
 
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丸い塊を目の前で店員さんが切り、
鉄板に押し付け、
 
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立ち上るけむりと流れ出す肉汁を見ながらしばし待つ……
 
店員さん「ソースのハネがおさまったら、お召し上がりください」
 
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もう……、もう、待てない……
 
ふっとびそうな理性と戦い、じらしにじらされてからのひとくち。
 
肉!中は赤めの半生っぽいのがおすすめなそうなので、かまわずがぶり。
肉汁が半端ない。
 
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濃い味で、ライスが非常にすすむ。
もともと焼き目がついているため外側は固めではあるが、うまい。
内臓からあたたまって、血が巡るのがわかる。
 
3人とも食べ終えるのが非常に早かったため、待った割には早い時間に店を出発するこができた。 
 
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ここから小田原駅までは、下り基調の30kmほど。
 
完全に日は暮れてしまっているので、ルートに気を使いながら進む。
途中大型トラックの恐怖や、山北という地名の魔境や、街灯をケチった国道の闇と戦うこともあったが、無事に駅に帰りついた。
 
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今日もお疲れ様でした!!(つぎはさわやかでエビフライ)
 
 
 

2016佐渡ロングライド210、帰り道とまとめ

ロングライドイベントは、家に帰るまでがロングライドイベント。


というわけで、佐渡ロングライド後の素敵な帰り道と、今回のまとめや費用なんかを最後にお伝えしたい。
 
 
せっかくのホテル八幡館なので、ビュッフェ形式の朝食と、朝風呂をゆっくりと楽しんでから出発。
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チェックアウトの10:00ギリギリになると、ホテルの自転車置き場には私たちの自転車以外なくなっていた。
 
佐渡島はこんなかたちをしているので、一周するには210kmほどだが、真ん中をつっきればたったの15kmで反対側へ出ることができる。
 
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行きと同じ、両津港を目指して、平坦とゆるい起伏の道をのんびり走る。
ここがまた、景色がやさしくて美しい。
 
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あまり高い山がなく、水田と、低い建物。あますことなく佐渡を堪能した楽しみが、じわじわと胸に蘇る。
 
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尚、今回は入口を通り過ぎただけだが、佐渡には佐渡スカイラインという結構なヒルクライムスポットがあり、帰る前にそこを走ってくるという猛者もいるようだ。
 
荷物を背負って汗だくになりながら、港へ。
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乗船の列に並びながら、わかめアイスとかいう珍妙なものを食べてみる。
 
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船は行き以上に豪華なもので、食堂で佐渡限定メニューが数々用意されている。日本酒の金鶴は非常に飲みやすく、新潟限定サッポロビールは香り豊かでとてもうまい。
 
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途中PEKOさんのおすすめで、記念撮影をしようとカモメに餌をやってみるが、最後まで虫さんの手から餌がとられることはなかった
 
このかわいそうなポーズでカメラを構えているのが、虫さん。
 
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カモメにもてあそばれ、佐渡限定の酒を楽しみ、トランプをし、引きずり回されたライドの思い出で盛り上がり………
 
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あっという間の3時間弱。
 
おみやげは、新潟駅の新幹線乗り場の方に、商業施設がくっついているため、そのあたりでまとめて買うことができる。
 
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ここで、すでに酒の入った状態で、日本酒をさらに試飲しまくり、ふわふわへべれけで自分のおみやげにこちらをチョイス。
 
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その場で瓶詰してくれる、限定の吟醸生酒と、サーモン塩辛(いくら入り)はたまらない。
 
サーモン塩辛は独特の油分があるので、あつあつご飯に乗せて、とろっとやっても最高だ。むろん、サーモン塩辛をなめながら、キリリと冷やした日本酒は、抜群にうまい。
 
帰りの新幹線でもエチゴビールでまた乾杯。
 
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目を開けて見る夢は、帰路にいたるまでしっかりたっぷり夢心地のまま、幕を閉じたのだった。
 
 
 
最後にまとめと、必要経費をご紹介。
 
昨年の7月末、アザミユウコ先生の漫画「いきなり!ロングライド」で佐渡ロングライドの事を知った。8月になんとか淡路島一周150kmを走破し、佐渡ロングライドに出たい!」という想いは強くなるばかり。
だが、「公式イベントでの100km以上の完走記録が必要」という、参加資格が非常にネックであった。
 
8月末ともなると、自転車イベントのピークを過ぎ、あとは山岳系のイベントか、西の方面でのロングライドと、自分の走力で出られそうなものがない。
そんなことを相談してみると、じぇんさんが声をひそめて私にこう言ったのだった。
 
 
じぇんさん「ブルベ、興味ありません?」
 
 
こうして、佐渡ロングライドの参加資格がほしくて、翌年1月のブルベの参加を決めた。まさかブルベを続けることになろうとは、思ってもみなかったのだが。
 
長く心の目標として掲げていた佐渡ロングライドを、絶好の天気のなか、7ヶ所すべてのエイドに寄って食べに食べ、じぇんさん、虫さんとともに完走できたことは、本当に本当に恵まれていた。
 
食べ物がうまい佐渡島
島民の方々がめちゃくちゃ応援してくれる佐渡島
景気がやわらかくて、美しい佐渡島
 
人におすすめしたいことばかりの、佐渡島ロングライド210。
 
210kmコースは、ある程度の脚が必要であることは間違いないが、それでも豪脚でなければ死んでしまうという道ではない。
ぜひ、ひとりでも多くの人に、この島のロングライドイベントに参加してほしい。
 
 
以下、夢を見るのに必要な諸経費である……。
 
●交通費(片道表記)
東京~新潟間の新幹線
10,500円※
新潟駅~新潟港バス
310円
新潟港~両津港カーフェリー 二等
2,250円
フェリー手荷物代(輪行袋)
510円
 
※新幹線はJRのえきねっとを使うと、 「お先にトクだ値という早割で購入することができる。乗車日の1ヵ月と1週間前から事前申し込みでき、抽選のようなもので振り分けられる。うまくいくと、30~35%オフで新幹線に乗ることができるのだ!
私たちも、激混みの行きの分は抽選に敗れたが、帰りは35%オフになった。
 
●宿泊費(2泊3日)
1泊目夕なし朝弁当あり、2泊目朝夕つき
24,400円
 
佐渡ロングライド210参加費
9,000円
 
 
これと、諸々の雑費(移動時の食費やお土産代など)があれば、佐渡ロングライドを楽しんでくることができる。70,000円あればお土産を買っても十分お釣りが返ってくるはずだ。
まとめてみて思ったが、トクだ値で新幹線を押さえなくては、高い……。
 
ちなみに宿は大会用意のものなら申し込み開始日に、自分で押さえるならば大会日程発表日には申し込まないと、近場は確保できないようだ。
 
ぜひ、至れり尽くせりのイベントを堪能しにいってほしい!
 

目を開けて見る夢、2016佐渡ロングライド210③

クロ「ごっはん、ごっはん!おなかがすいた!」

 
ようやくたどり着いた弁当ステーションこと第4エイド、両津港。
 
そこには、弁当受け取りのための長蛇の列が形成されていた……。
なんでも、ビュッフェ形式を導入したため、ひどい混雑で、メインの食事にありつくまではかなりかかるという。
先にエイドにたどり着いた方や、ツイッターでの情報を得て、メインのごはんはパスすることに。ここで、30分以上も列に並んでしまい、完全にロスタイム。
 
味噌汁やいちご、クリームブッセ、プリンは並ばずにゲットできたため、それと補給ゼリーとでその場をしのぐ。
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のちのち、このエイド大混雑の原因は、島の人が一生懸命揚げたてを食べさせようとした天ぷらの遅れにあったらしい。
他は、米と佃煮数種と玉子焼きだったのだとか。
 
参加者の不満が噴出しているのを見て、非常につらい気持ちになってしまったのだが、時間制限がある以上ゆっくり待っているわけにもいかず……死んだ心で走り出す。
 
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次のエイドまでがもっとも長い40km。小さな起伏と平坦が多いとはいえ、心が死んでいて、だいぶ弱気に。
補給食を持っていてもこれなのだから、もし準備がなかったら……とぞっとする。
途中、生き返りのメダリストを投与した。
 
 
第5エイドも、到着したときにはすでにおにぎりとレモンのみ。おにぎりも瞬殺で、あとから来た人はまたも補給難民となっている。
 
次のエイドまでに何か買いたいね~~と話していると、PEKOさん(やっちゃばフェスなどで漫画を出している、エクストリームなライドとグルメの大御所。美味しいものをいつも食べているお方)御一行様と遭遇。
 
 
ただのファンなのだが、ありがたくご挨拶させていただく。
可愛いスカートのお方がPEKOさん。
 
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PEKOさんと一緒に走っておられたカルマおじさんさんの愛車は、お名前の通り
 
KUOTA KHARMA
 
しかも、私の愛車と同じ世代のもの。私より発売年は1年前だが、グレードも同じでそのまま色違い。ロゴはもちろん同じ書体!(2012年モデルから、KUOTAのロゴは変わってしまったのだ)
里親と再会したような……なんともいえないうれしい気持ちに。
かわいいかわいいKUOTA KHARMAを記念に撮らせていただいた。
 
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さて、この頃には前半慣れないアウターではしゃぎすぎたツケが回ってきたのか、右ふとももの裏に肉離れのような痛みを感じはじめた私。
 
これが人生初の肉離れ……?
弱虫ペダルの、1年目IHメンバーを決めるあの合宿の、ホームストレートの、涙なしでは語れない、T2のあの……!
 
ひとり感嘆しながら、鎮痛剤を飲み、エイドに無料設置してあるエアーサロンパスを噴射。
これも初めての体験だった。
 
走り出す頃には、なんとなく脚の痛みが引いている気がする。
 
平坦で乗ったトレインに、なぜか登りのたびにその集団をじぇんさんが抜いていき、またトレインを乗り換えて進んでいく。
 
そのままトレインに乗っていればいいものを……
 
と毒づきつつ、坂での加速はもはやデフォルトだった。
 
 
そして、快調に第6エイドに。
 
貯金もずいぶんあるし、ここのエイドは補給がたっぷりある。
しかも、郷土料理が盛りだくさんだった。
 
名物の海藻をいれた冷たい味噌汁、かにのほぐし身の炊き込みご飯「桜ごはん」、笹に餡入りのもちをくるんだ「たいごろう」、これが弁当食い逃しが70km近く地味~~に効いていた身体にしみわたる。
 
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3人「めっっちゃ、うまい……」
 
 
元気を回復して、笑顔で走り出す。
ちなみに、エイドで再会したかたやまさんが、すっかり食べてやる気に満ち溢れた私たちを撮ってくれた。
 
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元気に走り出すも、180kmに迫ろうかという地点での登り坂は、かなり脚にくる。
 
この210kmのコースのなかで一番長いと思われるヒルクライムゾーンをえっちらおっちら越え、蛇行する人々をよける人々で地獄の様相になりながらも
 
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ようやく最終エイドへ。
 
 
登りでの疲労感が強くなってきたことで、時間のロスを考えて早々に出る。せっかくなので、おにぎりをひとつ口に放り込んで、アミノ酸ゼリーと鎮痛剤を追加投与。
 
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脚の疲労と戦いながら淡々と最後の坂道を登っているときに、後ろで虫さんが立ち止まった。
 
 
虫さん「コンタクト落とした……」
クロ「えっ!!」
 
 
登り坂の頂上手前。後ろからどんどんと集団が追い抜いて行く。必死に地面を探してみるが、もうすでに誰かのタイヤが巻き込んでいってしまったのかもしれない。
 
「邪魔だよ!進路塞がないで!」
 
そう声をかけてくれたお兄さんに、謝罪と事情を手身近に伝えると、本気で心配して足を止めてくれた。
ここからゴールまでは、残り20kmほど。
 
虫さん「いや、大丈夫。走れる走れる!!ちょっとぼやけるだけ!!」
 
幸いにも、片目だけだというので、リタイアはせず走りきることに。
 
じぇんさんと私で虫さんを挟むかたちにして、ほとんど下り基調だからとゴールに向けて走り出した。
最後の坂で少し布陣が崩れただが、島民の方の
 
「最後の登りだぞ〜〜〜」
 
という励ましに、力をもらって一踏ん張り。
 
ゴール付近になり、市街地になると参加者で道も詰まりがちになり、ほぼ一列の長いトレインが形成された。
すぐ横を、速度の速い集団が、ビュンビュン追い抜いて行く。
 
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そして、ついに出走地点が目前に迫ってきた。
 
じぇんさん「どうせなら、3人で並んでゴールする?」
 
 
名案にうなずくと、3人で横並びになり、ゴールゲートをくぐる。
時間は、16:59。
長い長い島一周の旅が終わりを告げた。
 
 
 
 
 
でかしました!!!
 
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完走賞を手に、ふるまわれた味噌汁とおやきで乾杯。
塩気が身体に染みわたり、あんこが口の中を思いっきり幸福にする。
 
日が明るいためか、平坦だったらまだ走れるかもな~?というところでゴールしたために、やっと200kmという距離に対する耐性ができてきたことを知った。
 
最後に協賛ブースでもう一度お買いものを楽しみ、ホテルまでたらたらと自走。
 
 
 
念願の温泉と、
至れり尽くせりのホテルの夕食を堪能して、
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乾杯!!
 
 
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今日もお疲れ様でした!!(210km走破して体重プラス)