起床!
支度、朝食込1時間は、ちょっと見通しが甘かった。各々、今日は総北ジャージと箱学ジャージ。
15分ほど押し気味に宿を出て、会場までは悲しきかなTT。これも、いつものことなのだが。
何とかL組スタートに間に合わせ、一同列に並ぶ。
MCのお姉さんに「弱虫ペダル御一行様」みたいな感じでいじられて、少し恥ずかしかった。
ファンライドイベントにペダルジャージ、ほんの1年前まではたくさんいたと思うのだが……。
ちなみに、じぇんさんの純太は、今日は祭壇のようになっている。
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さて、緑のあづみのセンチュリーライド160kmコース。
全体的には、ヒルクライムっぽい要素はないが、まっ平らな道もあまりない。
起伏と、長めの登り基調といった印象が強い。
道がどーたら、斜度がこーたらいう感じではないので、ここからは素敵なエイドに絞って紹介していこうと思う。
・スタート~折り返し
最初は女性だけのトレインがしばらく続く。
じぇんさんがまさかのスローパンクで、あまりの回転の悪さに自分の脚の退化を疑ったとか。
「きついきつい!!!!」「でもエイドまでは止まりたくない!!!!」と言いながら、リム打ちに注意するために段差にはとかく気を使う。ついでに、ウキウキしても縦ノリ禁止令。
にもかかわらず、歌いたくなってしまうのが本日も「やれ! do it!!」
①あづみの公園穂高エイド
じぇんさんのタイヤは、こちらのエイドでとりあえず空気を入れて様子見。
銘菓「あずさ」と米粉パンに3種類のジャムが最初のエイドメニュー。
銘菓「あずさ」これがとっても美味……。
バームクーヘンのような生地(年輪はなし)にホワイトチョコがコーティングされている。
②あづみの公園大町エイド
先ほどから僅か20kmほどで第二エイドに。やや下り基調で進みやすかったが、じぇんさんのホイールはやはり空気抜けていっている。
公園内のちょっとだけ上り基調のあとのこのエイドが、噂のねぎ味噌おにぎりの配布地である。
おにぎり、つける味噌が6種類、朝採れ新鮮野菜(レタス、野菜スティック、お手製のレモンマヨソースのサラダ)が用意されていた。
これが、かの有名なねぎ味噌おにぎり……
いや、噂に聞きし、ウマさ。
全種類ちょっとずつつけて、味わう。私のお気に入りはにんにく味噌だ。
このエイド、どれもこれも感服してしまうくらい美味しかったのだが、いかんせん前のエイドと距離が近い。1~2時間に一回食事を与えられるのは、結構キツいものがあった。
最後に、マビックカーさんのお世話になって、じぇんさんのパンク修理。
じぇんさん「弱ペダ女、パンク修理もできねーのかよとか言われないかな」
虫さん「大丈夫だよ、せっかくサポートしてもらえるんだからしてもらおうよ!」
クロ「これも料金内だし、たまには頼ってみよう」
至れりつくせりりエイドに、ちょっと挙動不審な私たち。
ファンライドは、たとえ何かがあっても回収してもらえるのだ……それは何と稀有で、素晴らしいことなのだろう。
③大町木崎湖エイド
近すぎる!!
絶景の中を10kmほどで、このエイドだ。
もうお腹は空いていない。
と言いつつ、出されたものは喜んで食べる。
ひやむぎ(お好みで辛味つき)と、固めの水ようかん。
何が満腹だ、と言いたくなるほど、どちらも口当たりがよく、高めのこの日の気温にぴったりだった。
④私設エイド・木崎湖
前日に行われていた、「ロングライダースミーティング」の参加者様、スタッフ様なのだろう。
先のエイドを出てすぐの木崎湖で、私設エイドを運営してくださっていた。
貯金もたっぷりあったので、ありがたーく寄り道。
フレッシュのときには通り過ぎただけの木崎湖で、よくローディーの方々が写真を撮る例のスポットで撮影もできた。
・折り返し〜ゴール
⑤白馬エイド
ここにいたるまでもタラタラ~~とした登り基調。そして、まさにカンカン照り。
エイドでは、あっあつの豚汁と紫米のおこわのおにぎり、そして天然水のペットボトルが与えられた。
日陰で涼み、ペットボトルは手持ちのボトルに詰め替えて出発。
暑いとはいえ、豚汁は身体にしっかりしみわたった。
いざ!折り返し!
⑥Yショップニシ(緑川商店)
この辺りの道のり、先月走ったばかりのフレッシュのルートと随分かぶっている。
しかもAACRルートも往復で、同じ道を二度通っているので、「一ヵ月ぶり二度目」「一ヵ月ぶり三度目~~」とついついはしゃいでしまった。
縁がある場所というのはあるものである。
祭壇には、つねに祈りの気持ちをわすれない。
程なくして、こちら。「おねがい☆ティーチャー」という作品の聖地でもあるYショップニシ。
店員さんが呼び込みをしていたため、私設エイドのように立ち寄らせてもらった。
名物らしい「梅ソーダ」をいただく。涼やかでとても美味だ!クエン酸が疲労回復に大活躍。
お腹が空いていたら、おやきも買いたかった……。
⑦大町美麻エイド
ここまでは道幅が少し狭くなり、田植え中の田んぼを抜ける感じ。もしかすると、このエイドまでが一番上りらしい要素があったかもしれない。
メニューはそば焼きと、行者にんにくがのった固めの冷奴。
ここのエイドはやや小さめで、スルーする人もちらほら見受けられた。
余ったらしく、ここでは水ようかんも出ていた。
味噌が挟んであって、もちもちと美味。
⑧安曇野エイド
最終エイドに到着!凍らせたりんごジュースと、つけものが出た。歯ごたえが気持ちをリフレッシュさせてくれる。
気温はかなり高く、この年初の30℃越えでの野外活動のため、ちょっと具合が微妙な感じに……。
もうあと20kmもしないで終わるのか、と。160kmの短さに感慨深くなる。
そして、ここからほぼ平坦といってもいいくらいの軽い登り基調。暑さか、アレルギー物質か、気管支に炎症を起こしたらしく、地味~にキツい区間になってしまった。
⑨ゴール
最後は肺が苦しくなってしまったものの、時間にだいぶ余裕を残して楽しくゴール!
ゴール地点であっつあつのたい焼きが渡されたときには、少し面喰ってしまった。
こんなに手厚く、おいしいものが食べられ、人がわいわいしたファンライドイベントというものは、素晴らしいなあ……としみじみ。
エイドで関わる地元の女性たちが皆、明るくさっぱりしていて、少し強い印象なのが魅力的だった。
最後に、梓水園で念願のひとっ風呂を浴び、帰りは一番最寄の新村駅から輪行。
(おそらく、ガーミンはこの入浴時に紛失したものと思われる)
何かも至れりつくせりの、ブルベ感覚とは程遠い、手厚~い思い出になった。
たまにはこういうのもいいかもしれない。本当に、本当にいい息抜きになった。
今日もお疲れ様でした!(あずさも買って帰った)