目を開けて見る夢、2016佐渡ロングライド210③

クロ「ごっはん、ごっはん!おなかがすいた!」

 
ようやくたどり着いた弁当ステーションこと第4エイド、両津港。
 
そこには、弁当受け取りのための長蛇の列が形成されていた……。
なんでも、ビュッフェ形式を導入したため、ひどい混雑で、メインの食事にありつくまではかなりかかるという。
先にエイドにたどり着いた方や、ツイッターでの情報を得て、メインのごはんはパスすることに。ここで、30分以上も列に並んでしまい、完全にロスタイム。
 
味噌汁やいちご、クリームブッセ、プリンは並ばずにゲットできたため、それと補給ゼリーとでその場をしのぐ。
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のちのち、このエイド大混雑の原因は、島の人が一生懸命揚げたてを食べさせようとした天ぷらの遅れにあったらしい。
他は、米と佃煮数種と玉子焼きだったのだとか。
 
参加者の不満が噴出しているのを見て、非常につらい気持ちになってしまったのだが、時間制限がある以上ゆっくり待っているわけにもいかず……死んだ心で走り出す。
 
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次のエイドまでがもっとも長い40km。小さな起伏と平坦が多いとはいえ、心が死んでいて、だいぶ弱気に。
補給食を持っていてもこれなのだから、もし準備がなかったら……とぞっとする。
途中、生き返りのメダリストを投与した。
 
 
第5エイドも、到着したときにはすでにおにぎりとレモンのみ。おにぎりも瞬殺で、あとから来た人はまたも補給難民となっている。
 
次のエイドまでに何か買いたいね~~と話していると、PEKOさん(やっちゃばフェスなどで漫画を出している、エクストリームなライドとグルメの大御所。美味しいものをいつも食べているお方)御一行様と遭遇。
 
 
ただのファンなのだが、ありがたくご挨拶させていただく。
可愛いスカートのお方がPEKOさん。
 
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PEKOさんと一緒に走っておられたカルマおじさんさんの愛車は、お名前の通り
 
KUOTA KHARMA
 
しかも、私の愛車と同じ世代のもの。私より発売年は1年前だが、グレードも同じでそのまま色違い。ロゴはもちろん同じ書体!(2012年モデルから、KUOTAのロゴは変わってしまったのだ)
里親と再会したような……なんともいえないうれしい気持ちに。
かわいいかわいいKUOTA KHARMAを記念に撮らせていただいた。
 
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さて、この頃には前半慣れないアウターではしゃぎすぎたツケが回ってきたのか、右ふとももの裏に肉離れのような痛みを感じはじめた私。
 
これが人生初の肉離れ……?
弱虫ペダルの、1年目IHメンバーを決めるあの合宿の、ホームストレートの、涙なしでは語れない、T2のあの……!
 
ひとり感嘆しながら、鎮痛剤を飲み、エイドに無料設置してあるエアーサロンパスを噴射。
これも初めての体験だった。
 
走り出す頃には、なんとなく脚の痛みが引いている気がする。
 
平坦で乗ったトレインに、なぜか登りのたびにその集団をじぇんさんが抜いていき、またトレインを乗り換えて進んでいく。
 
そのままトレインに乗っていればいいものを……
 
と毒づきつつ、坂での加速はもはやデフォルトだった。
 
 
そして、快調に第6エイドに。
 
貯金もずいぶんあるし、ここのエイドは補給がたっぷりある。
しかも、郷土料理が盛りだくさんだった。
 
名物の海藻をいれた冷たい味噌汁、かにのほぐし身の炊き込みご飯「桜ごはん」、笹に餡入りのもちをくるんだ「たいごろう」、これが弁当食い逃しが70km近く地味~~に効いていた身体にしみわたる。
 
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3人「めっっちゃ、うまい……」
 
 
元気を回復して、笑顔で走り出す。
ちなみに、エイドで再会したかたやまさんが、すっかり食べてやる気に満ち溢れた私たちを撮ってくれた。
 
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元気に走り出すも、180kmに迫ろうかという地点での登り坂は、かなり脚にくる。
 
この210kmのコースのなかで一番長いと思われるヒルクライムゾーンをえっちらおっちら越え、蛇行する人々をよける人々で地獄の様相になりながらも
 
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ようやく最終エイドへ。
 
 
登りでの疲労感が強くなってきたことで、時間のロスを考えて早々に出る。せっかくなので、おにぎりをひとつ口に放り込んで、アミノ酸ゼリーと鎮痛剤を追加投与。
 
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脚の疲労と戦いながら淡々と最後の坂道を登っているときに、後ろで虫さんが立ち止まった。
 
 
虫さん「コンタクト落とした……」
クロ「えっ!!」
 
 
登り坂の頂上手前。後ろからどんどんと集団が追い抜いて行く。必死に地面を探してみるが、もうすでに誰かのタイヤが巻き込んでいってしまったのかもしれない。
 
「邪魔だよ!進路塞がないで!」
 
そう声をかけてくれたお兄さんに、謝罪と事情を手身近に伝えると、本気で心配して足を止めてくれた。
ここからゴールまでは、残り20kmほど。
 
虫さん「いや、大丈夫。走れる走れる!!ちょっとぼやけるだけ!!」
 
幸いにも、片目だけだというので、リタイアはせず走りきることに。
 
じぇんさんと私で虫さんを挟むかたちにして、ほとんど下り基調だからとゴールに向けて走り出した。
最後の坂で少し布陣が崩れただが、島民の方の
 
「最後の登りだぞ〜〜〜」
 
という励ましに、力をもらって一踏ん張り。
 
ゴール付近になり、市街地になると参加者で道も詰まりがちになり、ほぼ一列の長いトレインが形成された。
すぐ横を、速度の速い集団が、ビュンビュン追い抜いて行く。
 
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そして、ついに出走地点が目前に迫ってきた。
 
じぇんさん「どうせなら、3人で並んでゴールする?」
 
 
名案にうなずくと、3人で横並びになり、ゴールゲートをくぐる。
時間は、16:59。
長い長い島一周の旅が終わりを告げた。
 
 
 
 
 
でかしました!!!
 
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完走賞を手に、ふるまわれた味噌汁とおやきで乾杯。
塩気が身体に染みわたり、あんこが口の中を思いっきり幸福にする。
 
日が明るいためか、平坦だったらまだ走れるかもな~?というところでゴールしたために、やっと200kmという距離に対する耐性ができてきたことを知った。
 
最後に協賛ブースでもう一度お買いものを楽しみ、ホテルまでたらたらと自走。
 
 
 
念願の温泉と、
至れり尽くせりのホテルの夕食を堪能して、
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乾杯!!
 
 
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今日もお疲れ様でした!!(210km走破して体重プラス)