チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

目指せ名水わらび餅、久しぶりの柳沢峠ライド

ゆたそさん「ちょっと長い距離走りたいな……筋肉痛もほしいし。でもご褒美があるライドがいいな~」


クロ「じゃあ、わらび餅食べに柳沢峠に行こう!」
虫さん「ブルベでつかったルート借りて行こう!!」


そうして、企画された柳沢峠ライド。
自走で柳沢峠に向かい、有名なわらび餅を食べ、塩山駅からワインを飲みつつ帰ってくるという、片道の120km弱の旅である。

 



メンツはご近所組、虫さん、ゆたそさん、クロ。


最初はかなり走りにくい道をダラダラと進む。日頃使っている道とはいえ、信号も多く時間ばかり食うので、次回があれば要変更かもしれない。

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しかも、なぜか10kmに1回くらいトイレに行きたくなるという……(甲斐300でもそうだった。路面が悪いせいか?)

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百草園のあたりから、かつて死ぬ思いをした「甲斐300」のルートをトレース。
モノレール沿いはまだまだ車も多いが、だんだんと走りやすくなっていく。

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左折右折の多い、懐かしの道がしばらく続き、ようやく青梅の雰囲気がいい道へ。
目の前の景色はドーンと緑の濃い山々。軽いアップダウンも増えてくる。

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そして、古里駅近くセブンイレブンに到着。峠の前では最後のメジャーなコンビニだったと記憶している。

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柳沢峠200でも、甲斐300でも使った、大切なコンビニだ。


3人「ザクチキうま~~」


ここで、しっかりめに補給。わらび餅屋までは、42kmも登るのである。

 


・大菩薩ラインと道の駅たばやま


奥多摩湖と同じくらいの高さを走っているときは、「このときが永遠に続いてくれとさえ思う……」というほどの、気持ちのよい道。

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たまにでかい起伏があるが、頻度は少ない。

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途中、公園?広場?で自販機&わさびアイス休憩。

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虫さん「みどりのつぶつぶがわさび味……」
ゆたそさん「わさび、なくていいやって感じだね……」

 

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引き続き、美しい景色と気持ちのいい道だ。途中強歩大会らしい中学生たちとすれ違うのでヒヤヒヤするが、のんびりサイクリングを楽しむ。

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だんだんと道が大きく波打ち、「何が大菩薩ラインだ、クソが」という気持ちになってくる。

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最近比較的具合の悪い虫さん。日が照っているためか、道の駅の手前で少しつらそうな様子だった。
が、いい具合にあった「道の駅 たばやま」のおかげで少し整ったようだ。

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鹿肉を使った軽食などがあるが、そこまでお腹もすいていなかったので、覗くだけ。この道の駅は、10/1の奥多摩200でも使用するらしい。

 

・いざ名水わらび餅へ


実際の柳沢峠というのは、どこから始まるのだろうか。
感覚としては、道の駅たばやまを過ぎてから、いよいよという感じ。

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虫さん「ゆたそさんのせいだ……ゆたそさんが来たいって言うから……」

 

ゆたそさん「なんで?!!!私何も言ってなくない?!」

クロ「ゆたそさんが、負荷が多少あってご褒美があるライドがしたいって言うから〜〜」

 

要求に従ったのであって、このライドは騙し討ちではない。


比較的勾配はやさしく、時折トンネルなどできついところはあるものの、一定ペースを保ちやすい道だ。
じっくりと、秋の景色を楽しみながら進む。昨年ブルベで訪れたときよりは、まだまだ秋のはじめ、景色も緑がほとんどである。

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そして、名水わらび餅まで残り3kmほど。

我々は、キンプリ(KING OF PRISMという、ファンタジック?なアニメ映画。アイドルものといえるが、曲は随所にTKサウンドが使用されている)の、プリズムの煌めきを浴びるべく、iMusicを起動させた。

 

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ゆたそさん「は~~~~煌めき感じる~~~」
虫さん「ヒロさま~~~」

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残りわずかな距離も、縦揺れでノリノリ登坂。疲れが見えてきたタイミングをキンプリでしのぎ、ついに、お目当ての店に到着した。

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山の湯宿「はまやらわ」
ここが、名水わらび餅を出すお店である。


本来は宿のようだが、わらび餅の工場と、その奥に飲食用のテーブルが設けられている。
サイクルラックは最近できたものらしい。

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私たちはそれぞれ、白糖、黒糖、よもぎをチョイス。店頭で食べられるもの、おみやげ用では、別の味も用意されていた。

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うまい……。

 

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結構大きくてむっちりした歯ごたえがある。
全体的に、甘さはお上品である。これが意外と、お腹にたまる。

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焚いていただいたストーブと、あたたかい玄米茶で一息。

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標高が高く、夕方にさしかかっていたため、外は結構冷えるのだ。


あたたかさを求めて猫もやってくる。懐っこいのに撫でさせてくれないという、絶妙なツンデレ美人。

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すっかり英気を養って、残りは4km弱。
ここから微妙に斜度がきつくなるところもあるが、残り僅かな距離を、音楽とともに地道に上っていく。

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こういうときの感覚で話していた内容は、大体覚えていない。

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そして、ようやく登頂!

 

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峠の茶屋はしまっていた。


怒りというか騙された感というか……そんなものがにじみ出るゆたそさんの顔アップで記念写真。
達成感も十分。富士山は見えなかった。

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・らくらく帰還

 

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ここからは、塩山駅までほぼ漕がずに帰れる17kmだ。
かなり冷えるので、上着は欠かせない。

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路面がきれいで道幅も広く、スピードが出やすい。柳沢峠の下りはあまり車はこないが、おそろしい絶景スポットがあるので、注意して下りたい。

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空中のループ橋……。
圧巻の景色だがおそろしい。


しかし美しい。

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あっという間に峠を下り終え、少しずつ住宅が見える道を行く。このあたりになると、肌寒さは軽減していた。

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びゅんびゅん下りまくって、塩山駅に到着。

 

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ここからが、本日の目的第二段である。


クロ「せっかく山梨まできたんだから、輪行でワインが飲みたい!」


駅前のおみやげ屋さんで、小ボトルのワインを買う。店で冷やしたものを買ったら、ありがたいことに紙コップをつけてくれた。
どうやら、買って電車で飲む人は相当数いるらしい。

 


輪行で電車に乗り込んで、至福のとき……。
こちらの赤ワインはおいしかった。

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3本詰め合わせの方は、おみやげワインという代物で、正直アレなお味だったのでおすすめしない。

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さらに、おみやげ屋さんおすすめのおつまみほうとうチップス」

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これがまた、最高にうまい。

揚げほうとうだけかと思いきや、野菜チップスも入っているのだ!


ワインを飲みながら、憧れの輪行旅。
次回は距離を縮めて、ほうとうを食べたり、温泉に入ったりと、のんびり楽しみたいと思う。

 

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今日もお疲れ様でした!(帰りの電車にトイレはない)

BRM923神奈川200箱根

9月23日、朝はあいにくの雨。
早い時間の駅のホームは、ストームクルーザーを着ていてもかなり冷え込むほど。

 

今日、虫さんと2人で参加するのは、久しぶりの神奈川ブルベ。


BRM923神奈川200箱根


昨年3人で参加して、結構ひどいめにあった思い出の箱根200である。


交通量と凝縮した上りでぐったりした箱根200だが、今回は該当の区間が変更され、「やまゆりライン」なるものが新たに加わったという。
はたして難易度はどうなるのか……?


雨風の止まない大船駅へと向かった。


 

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雨が降りそそぐ受付で、主催のHとみさんや会長Tなかさん、お知り合いの方々にご挨拶。

Tなかさんが早速「ホモケイデンス」と絡んでこようとするのを、朝っぱらからつっぱねる。

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雨が嫌だ坂が嫌だとやいやい言っていると、Hとみさんから「追い風だから早くついちゃうかも」というありがたいお言葉が。
この言葉が、のちに波乱となったりもする。


Rんぱぱさん「俺が走らねーんだから雨がやむわけないだろ!」


不敵に笑うRんぱぱさんに、虫さんが「幼女……」とつぶやくのも、この悪天候では仕方がないことだろう。

 

・スタート〜PC1

 

そして、7:15のウェーブでスタート。
昨年よりもモノレール沿いの起伏に辛さは感じず、本当にあっさりと江の島へ出た。

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クロ「あれ?起伏もう終わり?」
虫さん「前よりに楽になったのかな~」


ウキウキと慣れた134号線に出た途端。


ゴオオオオ!!!


ひどい向かい風だった。


虫さん&クロ「Hとみさんんんんんん!!!!!!!!!!」


おっとりしていてやさしく、可愛らしいHとみさんに文句は言えないが、名前を呼ばずにはいられない。

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ちょうど同じくらいで進んでくれていたMつぱぱさんがササッと前に出て牽いてくれたのだが、少し離れると風の抵抗がひどくついていくことができない。

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立ち上がりが遅い&朝が早いと食事がほとんどとれないタイプなので、ここに向かい風となると、ペースがさっぱりだった。
Mつぱぱさんとつかず離れず、それでも慣れた道を行く。

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小田原辺りで風が弱まり、無事に雨も上がった。
上下着込んでいたストームクルーザーを脱いで、小田原以降のアップダウンに備える。

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昨年よりはゆったりペースだったと思うが、十分に貯金を作ってPC1のミニストップへと到着。出発の時点でも1時間15分くらいはあったはずだ。

 


・PC1~長尾峠フォトチェック


さて、ここからは大観山。
18kmほどの長い登りの区間だ。


日差しが出てきて、市街の区間は結構暑い。とにかくゆったりと進むが、セミも鳴き、秋とは思えないほど。
大観山のなかに入ってしまえば、木陰も出てきて斜度もゆるみ、比較的進みやすくなる。

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Rんぱぱさん「お前ら!ちゃんと登ってるじゃねーか!」


Tなかさん、Hとみさん、Rんぱぱさんのスタッフカーが軽快に横を通り過ぎていった。Rんぱぱさんはばっちりカメラを構えている。
こういうとき、とてもやる気が出てくるので、相当な手間ながらもスタッフさんの巡回は本当にありがたいものだ。


途中でMつぱぱさんとお話ししつつ、ゆったりながらも順調に進んでいく。

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クロ「あっ」


後輪がコケで滑り、だいぶゆっくりとすっ転んだ。
痛くはないが、変えたてのクリートのせいでペダルが外れずもだもだする。
後ろからきたお兄さん、Iぢちさんに助けてもらい、再出発。

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この看板が見えてからが、微妙に長い気がする。

 

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虫さん「ねえ、重くて進まない……なんでこんなキツいの……パンクしてるんじゃないの……」
Iぢちさん「あ、後輪空気抜けてる」
虫さん「あああああスローパンク!!!!!」


上りでつらい原因が自分だけのせいではなく、マジのパンクだったことが判明し、虫さん歓喜の修理タイム。
タイヤに小さな穴があいたらしく、チューブがわずかに裂けたようだった。
もたもたチューブ交換をし、使い慣れない携帯ポンプで空気を入れ……最後の最後は見かねたIぢちさんに手を貸してもらい、何とか完了。

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15分~20分程度は経過していただろうか。

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そして、ようやく頂上。

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MAZDAスカイラウンジの前では、スタッフカーで通り過ぎた御三方が待ち受けてくれていた。

 

うれしそうな私と、煽られてノリノリな虫さん(Rんぱぱさん撮影)

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尽きかけたドリンクだけを補給して、早々に下りに入る。
気持ちのいい下りだが、芦ノ湖まではほんの6kmほど。

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すぐに、箱根旧道でおなじみの辺りを畑宿入口まで登り返し、そこから仙石原まで登り多めのアップダウン。

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このあたり、気温も高く、車そこそこ多い。人の多い箱根の観光地を通り抜けるのもあり、あまり楽しくはない区間だ。

ペースも上がらないのでお腹も減り、カロリーメイトを少しずつ食べる。
しばらく上り基調が続いてから、ようやく絶景の仙石原を駆け抜ける気持ちのいい道に至る。
今年も見事なススキ原が見えるが、それもほんの束の間。

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大型バスにかなり悩まされながら、渋滞する車とともにじりじり進むしかない。

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大好きなラリックの美術館を過ぎ、えいやっとストレート気味の上りを越えて、ようやく長尾峠へ。
3km程度のゆるく気持ちのいいヒルクラスポットだ。

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斜度がゆるむため、雑談にも花が咲き、虫さんと2人で盛り上がる。


クロ「このコースみたいな順で真波が手嶋を連れまわし、どーのこーのでお泊まりでアレソレで……」
虫さん「やばいめっちゃ乳酸流れる~~~」

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山の奥深く、えっちな話で盛り上がっていると、うしろからコンビニ休憩を済ませてきたらしいIぢちさんの姿が。
思わず口をつぐむ我々。

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虫さん「ちょっといまえっちな話してたんで、ちゃんと黙ったんですよ~~~!!」
Iぢちさん「…………」

 

こうして、シュッと追い抜いていくIぢちさんは難を逃れたのだった。
ゆるゆる楽しく長尾峠の頂上まで辿りつき、フォトチェック。

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ここからは、通過チェックまで16kmほどの下り。

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長尾峠から御殿場にいたる道は、路面が悪く、つづら折りのため、対向車が見えにくい。
速度はあまり出さず、とにかく気をつけて進んでいく。

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御殿場までくれば交通量が増え、やや走りにくくなるが、それもほんの数キロ。

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大観山で減らした貯金をしっかり増やして、通過チェックのセブンイレブンへと辿り着いた。

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おでんを買ってみるも、すべてひとくちずつ口にして、お腹いっぱい。なかなかしっかり固形物を食べる胃にならないのが、相変わらずの悩みである。

 


とはいえ、噂によればここから35km程度のPC2までは、ボーナスタイムの下り基調。
最後に残された強敵やまゆりラインのために、何としても貯金を作っておきたいところだ。
次のPCでしっかり食べればよいだろうと、さらっと休んで走行を再開した。

 

 多少の起伏はあるけれど、嘘なしの下り基調が次PCまで続く。
虫さん、Mつぱぱさん、Iぢちさんとほぼ一緒の塊になって、気持ちよく走ることができた。

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途中おみこしとすれ違い、町の人から激励を受ける。

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そして、PC2のセブンイレブンへとイン。納豆巻きと鉄分入りヨーグルトジュース、やまゆりラインに備えてBCAAを補給した。

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Tなかさん、Hとみさんに出走前から「何で入れたのか」と噂を聞いていたやまゆりラインへの恐れが半端ない。再スタートの時点で貯金は1時間半くらい。


・PC2~フォトチェック


走り出してすぐ、広域農道やまゆりラインへの左折の看板が現れる。
まっすぐ行けばこの道を避けても大船に帰りつけるはずだというのに、泣く泣く距離を稼がねばならない。

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虫さん「いやだよ……帰りたいよお……」
クロ「大丈夫大丈夫、帰ってるから」
虫さん「向こうからも帰れたじゃん!!!」

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やまゆりライン、入ってすぐの上りが一番長く、心を折ってくる。アップダウンのイメージが強い広域農道だが、最初の上りがあまりに長いので、感覚的にはまたもや峠越え、という感じ。
虫さんが泣き言を言うのもわかる。しかも、このとき胃が痛かったらしく、ほぼすすり泣きだ。

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クロ「あ、見えるところで終わりだよ、下りだよ」
Iぢちさん「いや、あれはまやかしだから」
虫さん「心折れる……むり……」
Iぢちさん「あえて率先して心折っていかないと」


実際この言葉の通り、下ったかと思えばすぐ上り、見た目にもガツーンとくるような10%をゆうに超えた斜度が待ち受けていたりする。

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虫さん「下りだ下り!!ヒャッホォオオオ」


(アウター、そしてトップギアへガチャガチャガチャ)


虫さん「あああああああ上り!!!アウターにした私がばかだった!!!!!」


(インナーローへ速攻でガチャガチャガチャ)


このときの虫さんは、今日イチで面白かった。


そんな七転八倒を繰り返し、ようやくフォトコントロールその2「あしがら乳業」へと到着した。

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おそれていたよりは、やまゆりラインは時間を削らずに攻略することができた。明るいうちにやまゆりラインを抜けられたことに感謝し、ひたすらゴールを目指す。

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・フォトチェック2〜ゴール


最後のがっつり上りともいえる、レイクウッドカントリークラブ(七国峠)にも、今年もしっかりと恨み言を言い、走り抜けた。

 

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時間内のゴールは確実となったので、日が暮れた街並(たまにアップダウン)を、信号峠に悩まされながらも、しっかり進んでいく。

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途中で魚肉ソーセージを貪る。


ラスト10kmでドリンクが切れたので、自販機で小休止。

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虫さん&Mつぱぱさん「りんごジュースが飲みたかったのにお茶が出てきた……!」


そんなこんなでやいやいやっていると、しばらく信号で離れてしまったIぢちさんが、またひょこっと現れる。
最後の最後まで4人で走らせてもらい、ラスト1kmの複雑な交差点で、何度かエンカした男女2人組の方も一緒になった。

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地味に細道で走りにくい住宅地を抜けて、ついにゴール。
スタートした、大船駅すぐのローソンへと辿り着いた。ゴールには、仕事で一緒に走ることのできなかったじぇんさんが待ってくれていた。一緒に受付業務をしていたらしい。

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じぇんさん「落車したんだって?大丈夫?!」


すでに忘れかけていたが、大観山での落車が程度がわからずに伝わり、じぇんさんとつくば200ぶりのA木さんに心配をかけてしまったようだった。
レッグカバーに穴があいただけであることを伝え、無事にゴール受付。
最後の最後までワイワイさせてもらい、楽しいブルベとなった。

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やさしく見守るRんぱぱさん。


受付の撤収を見届けて、3人でファーストキッチンにより、主にポテトを貪る。

 
個人的には、車が多く、PCまでの余裕がなかった昨年のすばしり経由箱根200より、今年の方が恐怖なく走ることができてよかった。

 

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今日もお疲れ様でした!(akiさんとむけないソーセージ)

 

台風一過、ステーキとカフェの激甘グルメライド

何度かライドでご一緒していただいている、氷結ブロガーのぞみさんと、久しぶりに走れることになった。


なかなか雨などで都合がつかず、ようやく迎えたこの日。


おしゃべりもたくさんしたいし、まったりしたいということで、甘えに甘えたゆるゆる女子グルメライドで、一緒に遊んでもらえることになった。



9月18日、台風一過のド晴天。
久し振りのオーバー30℃は、大変暑かった。


メンバーは、虫さん、ゆたそさん、しいさん、どろさん、のぞみさん、クロと6名。
私と虫さんが練習コースに使っていたところを下敷きにしたために、集合は町田駅

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明け方まで台風の影響もあったので、待ち合わせは遅めにしておいた。
ワイワイガヤガヤかしましくしていると、


のぞみさん「何か安定しないなと思ったら……」

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クリートがゆるゆる。


のぞみさん、のっけからかましてくれる。

 

さて、全員揃ったところで境川CRを通って、ポタポタとランチスポットを目指す。

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長竹カントリークラブに至る道が唯一と言っていいほどの上りらしい上りだが、ほとんどが平坦のこの道中。

このあたりが、数少ない登りゾーンだろう。

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最後にゆるゆるとオギノパンまで上り、下っていったところにその店はある。

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スピードがのっていると通り過ぎてしまいそうなので要注意だ。


前々からずっと来たかったステーキのお店「STUMP」である。

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サイクルラックもあり、ローディーのお客さんもたくさん。昼時ということもあって、駐車場もほぼ満車だった。

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とはいえ、20分ほどの待ちで店内へ入ることができた。しょうもない話ではしゃいでいたので時間はあまり感じない。

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暑い日にぴったりの炭酸……

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そして、「旭高砂牛のハンバーグステーキ」を注文。
グレイビーソース、さわやかさを醸し出すスライスレモンでこれまた絶品……。

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200gとライスでも、ぺろっといってしまう。むしろ、もう100gはいけそうだ。

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虫さんと私以外は「赤身のハラミステーキ」にしていた。こちらも柔らかくてジューシー、追加トッピングの山わさびとの相性が最高だった。


どろさん「無理……ステーキ出る……」
虫さん「ハンバーグ出る……」

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STUMPを出たあとは、そんな恨み節を背中で聞きながら、続いてオギノパンの上り返し。
そして即、あげパンである。


ゆたそさん「ライスなしにしたから食べちゃう~~!!!」
しいさん「わーい、買い物してくるね!」


ゆったり走っているからか、この日は食欲が止まらない。ライスも食べたのに、私も食べてしまう。
あげパンは相変わらず、あつあつじゅんわり、そして甘い。今日は、眞田珈琲も来ていたのでラッキーデーだ。

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水浴びもして、9月中旬とは思えない暑さをしのぐ。

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そして、心地よい秋晴れのなかを再び走り出す。気温はかなり高いものの、風が吹けば涼しく、雲もはっきりとしている。

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途中に意味のわからない坂が出てきたが、そこはたくましき女子ライド。わーわー言いながら難なくクリア。


7km弱の最短ルートで向かったのが、ローディーおなじみの「ZEBRA」

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自走帰宅の時間の都合で、のぞみさんとはここでお別れ!

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いつ会っても、やっぱり素敵でかっこいいのぞみさん。

のぞみさんとはまた、楽しいことを、気持ちが向くままにご一緒できたらありがたいなあ、というところ。
たまにお会いするときには、ブログにも書けないようなしょうもない話しか共有できないのだが、それでもついつい聞いてほしくなってしまうのだ。

 


そんなわけで、冷房の効いた店内で、各々カフェオレやマフィン、クロワッサンを頼んで16時すぎまでおやつタイム……。

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ZEBRAがおやつなら、先ほどのオギノパンは一体何だったのか。
流行りのアプリゲームを作業のごとく操作しながら、女子会感を味わった。

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さて、ここから町田駅まではほぼ下り基調。

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西日とともに走れる、いい時間帯なのだが、夕方の境川にはトラップがあった。

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散歩する人、ベビーカーファミリー、わんわん、体操おじいちゃん。


ゆたそさん「右、左……おーっと真ん中もきた!難易度高っ!」
クロ「これゲーム画面なら絶対制限時間出てるよ」
ゆたそさん「回復アイテムほしい」


最後はゲームのステージのように人を避けに避け、何とか到着……。
走りやすさを求めるのであれば、夕方は町田街道に出てしまった方がいいかもしれない。

 


ここで社畜ゆたそさんとは、明日への恨み節を聞きつつ解散。

輪行組のどろさん、しいさんとともに、最後はガストでぐだーっと喋って終了した。


グルメを目的とした女性ライドのポイントは、立ち寄った飲食店でしゃべり倒してもあせらなくていい設計でルートを組むことかもしれない。

 

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今日もお疲れ様でした!(今度はステーキが食べたい)

黄金の鯖を求めて……三浦半島ご褒美ライド

しいさん「三浦には、黄金の鯖っていうのがあるんだよ~」
どろさん「めっちゃとろけるよ」

 


これは、雨降りの三浦ライドで聞いた、ヨダレの出るような話。


季節限定で食べられるらしい「黄金の鯖」を、しいさんとどろさんが食べに行くという。


クロ「どうしても!鯖が食べたい!」


そんなこんなで、虫さんとともに2人のライドに混ぜてもらうことになった。
前日のGSR CUP(コスプレ、キャラジャージ必須のレースイベント)

の疲れを引きずりつつも、今年数度目となる三浦半島へと向かった。



9月10日、久し振りに気持ちのいい快晴。

 

クロ&虫さん「乗り過ごした!!!」


久里浜港で待ち合わせをしていたのに、久里浜駅で電車を降り損ね、気付けば三崎口駅
しいさん、どろさんと連絡をとり、三浦海岸駅にそれぞれ走って集まろうということになった。


虫さん「グーグルマップを頼りに行こう」


三浦海岸駅までの3kmを最短で選択したことにより、まさかの三浦半島の洗礼を受けることになった。


海岸沿いを離れ、一歩内陸に入れば……


激坂乱発

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クロ「なにこれ?!?すげえ下り急!えっ林道?あっあっ」

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クソのような登り。瞬間的に18%以上はある。

 

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クロ「むりむりむりむり朝イチは無理」


安全優先で、普通に押し歩きをしてくる虫さんを待っている間に、車をよけようとして立ちゴケ


虫さん「こわいよ~~三浦怖いよ~~」
クロ「ふたりに会いたいよ~~~」


ヒーヒー言いながら、三浦海岸駅しいさん、どろさんと合流。

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泣き言を言いながらも、サバを食べれば恐怖もふっとぶよ!ということで、いそいそと走り出した。

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その距離は10km未満。
本日のお目当て、黄金の鯖こと松輪の鯖が食べられる、「松輪エナ・ヴィレッジ」へ到着。

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周囲を海に囲まれた、素晴らしい立地だ。
11時開店のお店に、11時20分頃についただろうか。受付で名前を書くと、自分たちの前には8組ほど。


待ち時間は磯遊びをしようと、持参したマリンシューズでいそいそと岩場へ向かった。

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今年は、しいさんとどろさんのお陰で、大好きな海にたくさん来られた。とてもうれしい。


虫さん「フナムシ!!!!イヤァアアアア!!!フナムシ!!!」


ぞっとするくらいの小さなフナムシが、一歩歩くごとに、ザザザザザザと大移動する。なぜ大量発生しているのかはわからないが、これは視覚的にもくるものがある。

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何とかフナムシを乗り越え、安全な岩場で水遊び。

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30分ほど遊んだところでエナ・ヴィレッジに様子を見に行くと、ちょうどよく自分たちの呼ばれた頃合いだった。


いよいよ、松輪の鯖とご対面。

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注文はそれぞれ「松輪とろサバ炙りたて定食」と、「刺身の盛り合わせ」、極厚の「アジフライ」をシェアした。

 

小鉢の、あおさの寒天寄せ?あおさではなかったかもしれない。

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炙りたて、香ばしい香りの鯖は、ほんのり桜色。

 

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皮は微かにパリッと、中はとろっと……。
文句なしに、鯖がとろける。

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ポン酢にもみじおろしでいただく身は、とにかく絶品だった。


お刺身は、まぐろ、あじ、いなだ、わらさの盛り合わせ。新鮮そのもので、美味。

全員ご満悦顔だ。

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サックサクのアジフライは、一枚を2人でシェアしても食べ応えのある、かなりの肉厚フライだった。食べ終えるのがもったいないほど。

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小鉢2品、メインの鯖、刺身、ごはん、味噌汁、デザートもついて時価。本日は、2600円だった。
身も心もとろけて大満足。


ここからは、さらにのんびりと腹ごなしをするために、ふたたび美しい海を眺めに行く。
ここも、移動は10km未満だっただろうか。

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辿り着いたのは、「黒崎の鼻」という岬。


トトロのトンネル……ジブリを思わせるアドベンチャーな、夏草生い茂る道を行き、登ったり下ったり。

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開けたそこは、岩場が海に向かってせり出した、少し高さのある場所だった。

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海は青く見渡せて、打ち寄せる波もとても穏やか。

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ただ、高さがあるために、覗き込むと岩肌がむき出しで、落ちたらあぶないだろうなあ、というところ。
何というか「高校生が考えうることができる世界の果て」という感じ。
身近にあって、さびしげで、でも生死を選択できそうな場所で、見らに迷ったら訪れられる……大変個人的ですが、ホモの話です。

 

とにかく、好きな景色だった。


いつものようにジャンプ写真を撮ってみると、楽しく「さよなら現世!」という感じ。

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日向ぼっこをして、だらだらゴロゴロ。
崖から這い上がってみたりもした。

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すっかりのんびり過ごしたところで、デザートを食べにぽたぽた走る。

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ついた先は、「関口牧場」

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ソフトクリームを求めて、長蛇の列ができていた。
ここは、60種類もの味があり、3日ごとに味を変えて提供しているらしい。同じ味に巡り逢うことはそうそうないだろう。


本日はぶどう味。

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ミルクとミックスにして、どでかいソフトクリームをたった300円でいただく。
ぶどうが自然な甘さで、実においしい。
日差しがかなり強く、夕方でも汗をだらだらかくほどだったので、ソフトクリームは最高だった。


このあと、本日来られなかったじぇんさんからのおすすめのかき氷屋さんに行く予定だったが、閉店時間に間に合いそうになかったために、断念。


せっかくの牧場なので、牛たちとほんの少しだけ戯れる。

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本日ライドの最終目的地は、逗子方面。ファミレスを求めて走ることにした。

 

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クロ「看板に葉山が出てきたね~。そういえば、葉山教会が通り道だったような」
しいさん「葉山教会行ってみたい!」


ファミレスの前に、地獄の坂へちょっとだけ寄り道。

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登る気で行かなければ、景色もよく、アトラクション要素もあり、話題づくりには持ってこいだ。

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最初のカーブのその先まで登って行って、やばさを体感したら、危ないので下りる。

 

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美しい夕焼けの海岸沿いを3kmほど走って、ステーキガストへ到着した。


はじめは、「お腹がいっぱいだから、ドリンクバーがあるところへ入ろう」と言っていたのに、サラダバー・ライス・パン・スープ・デザート食べ放題のステーキファミレスに、いつのまにか食欲全開。
結局、話をしながら食べに食べ、解散となったのだった。

 


しいさんは、最寄りの逗子駅へ、どろさん、虫さん、私は、ラスト10kmを走って帰りやすい片瀬江ノ島駅を目指した。

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夜の逗子~江の島区間は車も多く、外灯はやや少なく、工事をしていて道幅が狭いのが難点だが、無事に走りきることができた。

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ライドというよりほとんどグルメと磯遊びがメインだが、それでも50km近くは走っていたようだ。


今日も、遊び上手なしいさん、どろさんから、たくさんお楽しみを分けてもらった。
GSR頑張ったね!というご褒美ライドにふさわしい、大変美味でまったりした一日となった。

 

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今日もお疲れ様でした!(タンパク質満載!)

 

BRM901白馬・木崎湖300(ブルベ付きBBQ)②

ブルベ付きBBQ、2日目。
片づけは6時からということで、人間らしく顔を整えるために起床時間は5時。

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片づけ自体は、人数も多いためか、本当に一瞬で終わった。

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朝の木崎湖はとても澄んでいて、じぇんさんが余生の住処の話などを始める。

いつも虫さんが撮ってくれる美しい写真には、頭が上がらない。

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ストームクルーザーは、朝の湖畔の冷え込みにも非常に役立った。

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そして、至れり尽くせりの朝食配給タイム……。

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シャウエッセンをパンにはさんで、優雅に朝パンタイム。
さらには、昨日の残りで焼きそばも振る舞ってくださるという。

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待ちきれず、鉄板のあたりをウロウロしたり、少しばかり混ぜるのを手伝ったり、火が通ったそばから口に運んでみたり。


Zっとさん「小熊山は8時半出発でーす!」


?!


気付けば7時すぎ。ゆっくり出発だと聞いていたため油断をしていたが、これでは片づけが間に合わない。

名残り惜しく焼きそばをあきらめて、バンガローへと舞い戻った。

 



・小熊山サイクリング


身支度を整え、大きなリュックを預けていざ、小熊山!
脚を痛めているじぇんさんは、車で運んでいただけるらしく、頂上合流することに。

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虫さん「小熊山って何キロ?」
クロ「皆バラバラなこというけど、看板出てたし……4.5kmくらい?」

 

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これは、大きな間違いだった。

登れども登れども、というか、斜度が結構きつい。

 

走り始めてすぐ、キュートな親子ライダーが下ってくる。お嬢さんを連れての登坂、お父様はさすがと言ったところ。

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景色もよく、適温で気持ちのいい峠なのだが、300kmを何とか走り抜けたショボ脚にとっては、「お手軽サイクリングではないな?」という感じ。
途中、子連れのサルがたくさんいて、見つめられてたじろぐ場面もあった。

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スタート時にパンクしていたらしいRんぱぱさんが途中で追いつき、追い抜き、雑ながらも励ましてくれる。

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ちょっと先にいって、「ここからキツイぞ!」とか言いながら、いい感じにご一緒にしてくださった。


虫さん「マダァ?!ねえマダァ?!!」

 

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登って登って、最後に憂鬱になるほど下ってから、登り、ようやく到着するパラグライダー場。距離は、結局8kmほどだった。


小熊山の頂上には、木崎湖と周辺の山々が一望できる絶景が待ち受けていた。
まさにフォトジェニック! 

このあたりの光景は、インスタ映えだといっても過言ではないだろう。

 

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3人で合流!!

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さらには、たまがわさん持参のドローンで参加者さんたちと記念空撮。
天気にも恵まれ、非常に楽しい時間となった。

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そして、ここからキャンプ場までは、小熊山での登り返し以外はほとんどペダルを漕がなくて済むという、神コース。
軽快なダウンヒルのあとも、ひたすら下り基調が続く。

 

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帰りをご一緒していただいた方々が、ちょこちょこ虫さんのカメラにピースサインをしているのが、見ていて微笑ましかった。


緑多く、のどかできれいな田舎道を、ちっっっとも脚に負荷をかけずに進むことができる、贅沢な時間を味わった。

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・最終BBQタイム


キャンプ場へ戻ると、その場に残っている人はたまがわスタッフさんを中心に、ごくわずかとなっていた。
さまざまなアドバイスを受け、電車の本数の多い信濃大町駅までお昼どころに寄りつつ走ろうかと話していると、まだ肉があるとの、素晴らしいお言葉が。


虫さん「米食いたいからローソン行って来よう!」
Zっとさん「じゃあ、皆で食べるぶんの白米ありったけ買ってきて!」

 
そんなこんなで、虫さんとクロでおつかい部隊となって最寄のローソンまで。


おにぎりがなかったので、仕方なく赤飯と、ありったけのレンジごはんをコンビニにてチンしてもらう。

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こんな折りに遭遇したMさんUさんには、ろくにあいさつもできず申し訳なかった……(Rゅーせいさんはやっぱり笑っていた)


遅いぞとどやされながらも、キャンプ場に戻って嗜好のご飯タイム。

 

プルコギ、シャウエッセン、炒め野菜、いい肉……

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Rんぱぱさん「虫!シャウエッセンなくなるぞ!」


こんな声が響き渡るのを聞いていると、今まで一般人として擬態していたのは何だったのかと思う。
願わくば、ブルベを通じて出会ったオタクという生き物に耐性がない人たちから、嫌われませんように。

 

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本当に本当にたらふく食べ、楽しくおしゃべりし、電車の時間にあわせて木崎湖をあとにすることになった。


Tりさん「帰りがてらだから、駅まで一緒に行こう」

 
最後の最後まで、ジェントル……。


こうして、下り基調の駅までの6kmを、絶妙な速度で、ご一緒いただいてしまった。尚、Tりさんは一泊しつつ自走で帰られるという。

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何から何までお世話になりっぱなしで、こんなにも素敵な人がブルベにいるのだということを、特に世の女性の皆さんにお伝えしたい。

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レジェンドMさん「あっ!かしまし3人娘!」


信濃大町駅輪行を組んでいると、そこに表れたのはAJ神奈川、そしてブルベ界のレジェンドのMさんとHさん。
お土産を買い、聞けば電車待ちがてら飲んだくれるのだそう。
乗る電車が一本違うので、軽くお話しをさせてもらい、いったんそこで別れたのだが……

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駅の放送「踏切内で自動車が脱輪したため、電車が送れております。復旧予定時刻は未定です」

 

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なんと、私たち3人が乗る電車は、大幅遅延となってしまった。信濃大町から、唯一新宿まで直通で帰ってくれるあずさ……。


じぇんさん「仕方ないね、とりあえずホームで待とうか」


まあまあ、多少遅れても直通の快適さには変えられまいと、ホームのベンチに腰を下ろしていると、


Mさん「私たちもとりあえずここで待つことにしたの!せっかくだから飲みましょう!」

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なんと、MさんとHさんの御相伴に預かることに。お二人の電車が来るまでのあいだ、美味しく楽しい時間を過ごせてもらった。


じぇんさん「飲みたい……」
クロ「足りない……」


乾杯〜〜〜!!!!

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こうして、30分ほど遅れてきた直通のあずさをほろ酔いで楽しみ、長い長い、白馬・木崎湖300の旅は終わりを告げたのだった。


尚、電車は自由席の通路まで人が経ち、指定席がダブルブッキングするなど大混雑。

車両の間に立っていた、頭ひとつ飛び出たIぢちさんの姿が確認できた。

 

 

・まとめ


初めての、宴会的な要素のついたブルベ参加は、前半の雨の憂鬱を忘れるほど、素晴らしい思い出となった。


たくさんの方にお声がけいただき、スタッフの皆さんにもお世話になり、たくさん構い倒していただいて、ありがたかった。

これからも人様の迷惑にならない範囲で、私たちらしくブルベを楽しめたらと思う。

 

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今日もお疲れ様でした!(次は、さらにたくさん飲める元気を残しておきたい)

BRM901白馬・木崎湖300(ブルベ付きBBQ)①

私たちにとっての残暑の一大イベント。


それは……ブルベ付きBBQ

「白馬・木崎湖300」だ。

 

9/1金曜日の夜スタート。
オーバーナイトで東京から長野県の木崎湖まで走り抜け、キャンプとBBQをしようという、正気かどうかを問われるイベントだ。

 

今回初の夜スタートに備えて寝だめができればと、出発日の金曜日は有休をとって過ごす。
朝ごはんに軽ーく自転車に乗り、あとは寝たり起きたりして過ごした。

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そして、スタート地点へと向かう。
週末にかけての台風予報。果たして、無事に肉にはありつけるのか……。

 


・スタート~PC1

 

虫さんと2人、まずはドロップバッグを預ける。じぇんさんは、電車遅延の都合で早くもスタートTTフラグ。

スタート地点のなぜか兵庫島公園は雨がやんでいて、人も大勢いた。


受付を済ませ、DNS判断のRんぱぱさんに「これから雨に向かっていく」と散々煽られながら、「駄目だったら輪行で肉を食べに行く!」と心に決めて、ブリーフィング。

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最近ブルベ界隈で騒がれているモグリ対策のため、たまがわさんは巡回を行うそうだ。また、シークレットPCも設けられているらしい。
スタッフさんには大変な手間であることは間違いないのだが、ブルベの最中にスタッフさんに会うと、めちゃめちゃ気持ちが盛り上がるので、これは結構うれしかったりする。


私たちが車検という最後の最後で、慌ただしくじぇんさんが登場。
そんなこともあって、私たちはウェーブが別々だった。走っていれば遭遇するだろうということで、再会を願って虫さんと2人スタートした。

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PC1までは、何度となくたまがわブルベで使っているお馴染のルート。
川沿いの平坦を一定ペースで走る。
橋の下が蒸し暑く、軽めのレインウェアで走り出したが、すぐに雨粒を強く感じるほどの雨になった。

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気温がそこまで低くないからと、次に止まるまではこの格好で走ることに決めたが、これが裏目に出た。

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どんどん身体は濡れ、PC1につくころには寒さを感じるほどに……。

 

そして、PC1のファミリーマートへ。

この時点でストームクルーザーを上下着込むが、かなり冷たい。そして、胃弱女はこの時点でもう固形物を食べるが厳しい状態になっていた。
ウイダーインゼリーの高いやつと、おでんの厚揚げを購入。身支度を整え、ちょうど走り出すところで、PC入りするじぇんさんとすれ違った。


じぇんさん「過去最高に飛ばした!追いつくから、とりあえず先行ってて!」
虫クロ「おっけーー」


貯金は大切なので、じぇんさんを待たずにとりあえずさくさくと走り出す。

 


・PC1~PC2


深夜。土砂降り。
そしてPC2までの距離は80km超。
ここからが、いきなりの正念場だったりする。

サングラスに水滴が絶えず叩きつけ、それに車のテールライトが反射し視界がすこぶる悪い。

こういうときにはサングラスをとるべきなのか?
胃酸のためかペースが上がらず、力が入らない。そして、試走レポで見た「下り基調」とはなんだったのか……どちらかといえばアップダウンを強く感じた。


途中、着替えとトイレのためにPC外でコンビニに寄ったが、そこはPCかと思うくらい参加者がたくさんいた。
少しだけ明るい気持ちを取り戻す。ここで、がっつり身支度を整えているあいだにじぇんさんが追い付いてきた。
こちらはペースがいまいちなので、ここからは先行していてもらう。


虫さんと再スタートするもやはり暗闇と雨……会話も少なに、気持ちがめげてくる。頑張っているつもりが、全然速度も出ていない。あと20kmが途方もなく長く感じる。


というときに、先ほどPC外コンビニで話しをしてくれた、Hさんが現れた。
ラーメンを食べ、軽やかにはげましてくれたそのHさんは、私たちの様子を聞き、それはもうジェントルに、前を引いてくださるというのだ。

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絶妙なタイミング。
何という紳士さ。
こちらの気持ちを明るくしてくれる軽やかさ。
まさに神様。


前に人がいてくれるというだけで、こんなにも気持ちが奮い立つものだろうか。
私と虫さんはただひたすらにHさんへの感謝と賛辞を口にしながら、PC2までの距離を、先ほどよりもペースを上げてひた走った。

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そして、ついに雨も止み、PC2のミニストップへとイン。貯金は十分にできていた。夜が明け、雨がやみ、じぇんさんともついに合流!

相変わらずRゅーせいさんにはめちゃくちゃ笑われる。

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「水ハケがいい」という理由でクロックスで走るIぢちさん……うーん、おかしい。

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しばし談笑をしていたが、空が白みはじめるだけで、精神的にも余裕を取り戻すことができた。
なかなか溶けない粉飴をとりあえずボトルに突っ込んで、第一の関門碓氷峠へ向けて走り出した。

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・PC2~通過チェック~PC3


虫さんは貧血ながらも平坦は快調だが、じぇんさんと私はいまひとつ。
私はカロリー補給で回復したが、聞けばじぇんさんはここまでの間に脚を痛めたらしい。
元気ではあるが痛みが強く、ペースはゆったりめでいこうということになった。

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碓氷峠の入り口で、ストームクルーザーを脱ぎ捨て、登坂の準備を整えた。

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そして、碓氷峠がはじまる前のトイレポイントで、シークレットPCを発見。
主催のZっとさん含め、多くのたまがわスタッフさんたちが迎えてくださった。


ここでまさかの、コーラとポテトチップスのりしおという最高の塩分補給をいただく。
あまりにもおいしすぎて、先ほどまで固形物が食べられなかったのが嘘のようだった。
以降、じぇんさんが「次のPCでは絶対ポテチ買うわ」しか言わなくなった。

 

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じぇんさん「イェエエエーーーーーーーイ」
クロ「イェエエーーーーーーーーイ!ジャスティス!!」
虫さん「サンシャイン池崎wwww」


登坂直後から、サンシャイン池崎のモノマネが飛び交う。どうしてこうなったのかはわからないが、碓氷峠は平均勾配4%、15kmほどの非常にゆるやかな峠なので、しゃべりながら進むには持ってこいだ。 

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いつもの通りしょうもない話がはかどる。

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そして、念願のめがね橋に到着。ここは、フォトチェックである。

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初めて見るめがね橋と自転車の組み合わせは、素晴らしくフォトジェニックだった。
そこから、とにかく多いカーブの看板を数えつつ、やっとのことで頂上へ到着。

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きつくはないが、こまかに振られたカーブの番号のせいで、本当に長く感じた。


そして、ここからはPC3へ向けての道のり。

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軽井沢は市街なので、明るく、車があるが何となく気持ちが明るくなる。

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浅間サンライン手前でエンカウントしたIぢちさんが「結構登る」という不穏な言葉を残していき……、そこからの道はまさに広域農道。
でっかいアップダウンが続くが、下りも多く、ペースは順調。
ノーブレーキで下って登りきれるようなV字っぷりだった。

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PC3手前で、そこそこ長く暗い、登りのトンネルがあった。そのトンネルがあまりに怖すぎて、体感的にはこの300kmでの最大心拍はここだったように思う。

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そして、元気にPC3のセブンイレブン入り。
ここでおにぎりと味付けたまごを食べ、ようやくゼリー以外の補給をとることができた。


じぇんさん「何かあれだけポテチ食べたかったのに、今は全然違うものが食べたい」

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尚、軽井沢のあたりで優雅にパン活をしていたTりさんは、この30km区間を鬼のように走ることになったらしい。
皆様そもそも人外すぎるので、多少の疲れなどどうってことはないのだろう。

 


・PC3~PC4


ここは下り基調、距離も40km未満と短い。
ここで貯金を作れるのかな?と思いきや、車が多く、渋滞しがちでいまいち進まない。
信号も多く、一番日が照っているので、やたらと眠くなる。

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あせっても仕方ないなと、途中でPC外コンビニに寄り、イートインで虫さんが10分ほど仮眠。
確かに下り基調ではあるが、渋滞していて向かい風では、想像よりもあまり恩恵を受けることはできなかった。

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・PC4~通過チェック~ゴール


最後の正念場となる鬼無里、嶺方峠の前のPC4はローソンだった。ささいなことかもしれないが、PCのコンビニが毎回違うのも、なかなか楽しい気がする。

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ここからの暑さに備え、凍ったペットボトルを背負っり、ボトルに氷を入れたりする。
誤って自分にプロテインゼリーをぶっかけるなどしたが、気持ちのうえではまだ元気。

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スタートすると最初から登りで、げんなりする。何となく、赴きは箱根旧道に似ていた。

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鬼無里の標識までの20kmの登り、ここが、斜度もあり、今回一番きつかったかもしれない。
トンネルを抜けたらいきなり深い山で、暑さはさっぱりなく、涼しさも感じられるくらいだった。

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斜度があるためか、じぇんさんの脚はさらに痛み、この辺りはほとんど耐久戦状態である。
時間外完走で肉がなくなったらどうしよう……いや、今は肉よりも風呂だ……。
エスケープしようのない山の中にあっては、認定よりもそちらが気になって仕方がない。

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Rんぱぱさんの「お前ら、酒買ってきたぞー!!」の声と、励まされる我らの一枚。

 

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鬼無里」の標識で左折すると、そこからの登りはだいぶゆるくなる。
これならば、確かに碓氷峠に近い雰囲気かもしれない。

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まだか?まだなのか?と登り続け、ようやく白沢トンネルを越えると……

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そこには開けた、美しい景色が。

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多少雲がかかっていても、素晴らしい。


あとは、下りと平坦多めの28kmほどを残すのみ。時間としては、やっぱりギリギリというところ。軽快に行けるところは行こうということで、Tりさん、他参加者さんと同じくらいのペースで下っていく。

 

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ちなみにこのときエンカウントした参加者の方は、ゴール時刻を20時だと思っていたそうなのだが、BBQが目当てなので「間に合わなくてもまあいいか」と仰っていた。
それくらいの心の余裕を持ちたいものだ。とにかく、参加者の方々から学ぶことが多い。

 

下りきってラストスパートだが、じぇんさんが相当つらくなり、先に行ってほしいということになった。
幸いにも、じぇんさんは私たちより20分遅いスタートだ。私たちのペースに合わせなくても十分に間に合うだろうと、ここで一度解散。

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最終ウェーブのTりさんがじぇんさんについてくださるということで、私たちは安心して完走を目指すことができた。

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最後はほぼ平坦の木崎湖湖畔を走りに走って、時間内ゴール!

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スタッフさんたちから、「お、帰ってきたじゃん!」なんて声をかけていただいた。
ほどなくして、じぇんさん、Tりさんも時間内にゴール。

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ついに、土砂降りスタートの白馬・木崎湖300を走り切った。

 


そして、ここからが本番である。


スタッフのお兄さんのご厚意に甘えて、脚の痛むじぇんさんとともに車に乗せていただき、お風呂に入りに「ゆーぷる木崎湖へ。

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お兄さんとTりさんをだいぶお待たせしてしまったが、気持ちのいい露天風呂で人間としての尊厳を取り戻し、無事にBBQスタイルへと変身した。
やっと、けもののような何かから女性という生き物になれた気がする。いよいよ、お楽しみの肉タイムだ。

 


・BBQとキャンプファイヤーとバンガロー


キャンプ場へ戻ると、もう皆さま出来上がりつつあった。

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AJ神奈川隊の皆さまのところへお邪魔し、Tさんがひたすら焼く肉をいただく。

Rんぱぱさんが買ってきたくださった日本酒も美味……。

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とりあえず、肉!タンパク質!!


肉を食べ、キャンプファイヤーを囲み、フォークダンスは踊れずに、夜を過ごす。

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焼きおにぎりを手に、うれしそうなTさん。このTさんにtwitterバレしたなんて、まだ信じられない。

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妖怪としか言いようのない、走力・経験の持ち主の大先輩たちとひたすらお話しさせていただくが、何を聞いていても面白い。


そして、キャンプファイヤーをさらに楽しむ、「焼きマシュマロ」タイム!

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こげるわ熱いわ溶けないわで、不完全燃焼だったが、これもまたよし。


大大大妖怪のSさんからのお話し、明日への連絡を受け、会は流れでお開きに……。まだまだ楽しむ方々もたくさん。
明日の5時起床に向けて、バンガロー内に寝袋を持ちこんで、早めに就寝した。

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寝袋でも十分快適だが、横たわった瞬間、床が固いことに、寝ないで走ってきてまた野宿のような気持ち……と少し悲しくなったのだった。

 


②につづく

 

お揃いジャージで満喫!伊豆大島合宿②

会長の粋な申し出で、私たちは車で夜の大島をドライブすることになった。


行き先は「山と海」

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真っ暗な御神火スカイラインを、イニシャルDトークをしながらぎゅりぎゅり揺られて登っていく。


そして、三原山の頂上に広がっていたのは


満点の星空


天の川やカシオペア座がくっきりと見える、美しい景色だ。
偶然にも、この夜の空は晴れ渡っていて、流れ星もたくさん見ることができた。


フォトジェニックな写真を撮り、さらにははしゃぎまわる。

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そして、お面をつけたまま500mほど離れた展望エリアへ移動。この光景は、ちょっとしたホラーかもしれない。

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そこでまたはしゃぎ、駆け回り、大島の夜を堪能した。

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ゆたそさん「ファインプレー!」
じぇんさん「この星座版のアプリ役に立たない」

 

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虫さん「めっっっちゃいい写真撮れた」


各々、とても楽しそうである。
山頂を堪能したあとは、人気のない浜辺へも連れて行ってもらった。

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会長「俺照明やるわ!」


やたらノリノリの会長の力を借り、撮れた一枚は比較的波の高い海をバックに撮れたこの写真である。

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心中前のカップルのようになってしまった。

 

最後に、会長が見つけたというクソのような激坂を見学しに、お墓の前など怪しい道のりをドライブ……。


クロ「すっごい!!!壁!子の権現的なやつ!!」

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ひとしきり騒ぎ、有難いことに宿まで送ってもらって、一日目の合宿は終了した。
明日は、三原山ヒルクライムが待っている。

 


8月27日、伊豆大島二日目。
ゆっくり起きて、しっかりとした朝ご飯を部屋でいただく。

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またも満腹すぎて、食後はしばしグダグダ……。

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チェックアウトの9時半ギリギリまで支度をして、ずいぶん余裕を持って宿をあとにした。看板わんこもお見送りだ。

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今日の御神火ヒルクライムは、会長も同行する。


ご厚意に甘えて宿泊の荷物を会長の車に預け、宿から数分で辿り着く、御神火スカイラインの入口へと向かった。

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クロ「あれ?もうここから?」

じぇんさん「今日はゆっくり行くから!」
ゆうそさん「は~~~クソ斜度」
虫さん「マジでクソ」

 

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というわけで、各々のペースで登坂スタート。
御神火スカイラインは、登りながら走ってきた道を見渡せるのがとてもいい。


ふもとの方はびっくりするほど暑く、上に登るほどに向かい風に苦しめられた。

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暑いなかでのヒルクライムはやはりつらく、半ばで目がチカチカする感じがしたが、それ以外はマイペースに走ることができた。

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最後の最後で、おかわりをしにいく会長とすれ違い、無事に頂上ゴール!


いつもの場所で記念写真……のつもりが、曇っていて何も見えなかった。

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しばらくして、全員が頂上に集合。
赤コーラがこんなに美味しいなんて……。

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そのまま気持ちのいい風を浴びつつダラダラと休憩してから、ダウンヒル

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降りた先は元町港寄りだが、自転車を輪行状態にし、会長の車で岡田港まで運んでもらうことになった。


ゆたそさん「塩気……ラーメン……」
じぇんさん「たこ焼き食べたい」
虫さん「えっ辛いラーメンあるの?!」


というわけで、到着した港の待合所で軽い昼食をとりつつ、ジェット船を待つことになった。
たこ焼きに、マヨネーズをがっつりかけてカロリーを貪る。

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虫さんが食べていた「青とうがらし入り塩ラーメン」は、舌にはこないが喉にがっつりくる辛さで、相当なものらしい。

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油断していると内臓を直撃するようだ。


お腹も満たしたところで、最後に港の目の前の「フルーツファクトリー大屋」でスムージーを買った。

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私はいちご、虫さんのはパッションフルーツだ。これがまた、フレッシュでおいしい。

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いちごの方は、大島牛乳を使用していて、幸せを感じるような甘さだった。

 


4人「ありがとう、伊豆大島!ありがとう会長!」

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こうして、美しく楽しい伊豆大島の旅は終了した。 

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帰りは熱海港からのバスはあきらめ、タクシー1台に2人ずつ分かれて熱海駅を目指した。
自転車でも決して遠い距離ではないのだが、すべてが登り坂のため、荷物を背負った旅行帰りには、できれば避けたいところ。


尚、タクシー利用は、運転手さんによって受け入れてくれる人、くれない人がいるので、よさそうな方に腰を低くしてお願いするのがよいと思う。

 


 

伊豆大島は近い。
自転車乗りならもちろん自転車で、自転車に乗らなくても運転ができればレンタカー(最安値は24H3000円)というのもある。

 

多少不便に感じるところがあっても、それがあるからこそ、あの島の空気や風土が守られているのだと、会長は言っていた。
そんな島独特の空気感を大切に、今後も礼儀正しく遊ばせていただこうと思う。


ひとりでも楽しい伊豆大島
皆でも楽しい伊豆大島
ぜひ、気軽に遊びに行ってみてほしい。

 

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今日もお疲れ様でした!(すぐに大島に行きたい)