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運べ総北魂!2017フレッシュ日本橋②

山梨県南アルプス市(PC1)~山梨県道志みち入口(PC2)

 


さて、次の通過チェックまでは約65km。なんとこの区間獲得標高は1000mを超えているものの、下りは400mほど。
ほとんど登りという、結構な正念場だ。

 

ここからは完全な日没。

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通る道は精進ブルーラインや山中湖湖畔と、一部甲斐300で通っている道だが、かなりきつかったことは記憶に残っている。


とはいえ、これを乗り越えれば道志みちの下りや自分たちのお馴染み練習コースなどが待っていて、いくらでも挽回できる。
あせらず、淡々と。
そんな思いを胸に、再スタートをした。

 

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スタートから10kmほどで、20km近い登り基調が始まるはずのこの道。
勾配図を見るに、後半はかなりきつそうである。
結構身構え気味に暗闇の住宅街を走り、ほどなくして……まさに、ここから山の中というところだった。

 

 

 

通行止め

 

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……???

迂回路?????


暗闇の川浦の交差点で、茫然とした。


看板に迂回路の説明があるが、それがどの道なのか、一体何キロあるのか、戸惑いつつミーティングタイム。
スマホを駆使しして導きだしたルートが、迂回路としてあっているだろうということで、とりあえず暗闇の山道へと進むことになった。

 

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街並みの明かりが一望できる高さ。

これがまたしんどい。


そこそこ下ったかと思うと、やはりがっつりと登り。しかも斜度がかなりきついエリアもあり、何キロ続くのかもわからないまま、ヨボヨボと進んでいく。
迂回路を通ったせいで、目的地までの距離が測れなくなる。


ひたすら登ってようやく元のルートに復帰するも、そこは精進ブルーラインの合流地点。

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つまり、ここからが斜度もきつくなる、本格登りゾーンだ。

 

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甲斐300は途中で「若彦トンネル」の方面へ行ったので、そこそこで済んだが、今回はトップまで登らねばならない。
いつまで続くかわからない登り、暗闇、加えて結構な雨、しかし身体は汗でビショビショ、虫さんはドリンク切れ寸前……。


この区間は本当に地獄めいていた。
というか、精進ブルーライン再びのトラウマゾーン。

 

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今回のコースに頻発する「山の神」という名称にも、から笑いしか出てこず……。

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精進湖まで2km」という看板が見えてからほどなくして、ようやく登りは終わりを告げた。

 

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自販機で補給、距離を確認すると、おそらく予定の距離より7~8kmは伸びている。
時間も、想定よりは随分押しているようだ。


ここから次の通過チェックまで35kmほど。湖畔の平坦道と思いきや、富士吉田のゆる登りなど、まだまだ我々を苦しめる道のりは続くのだった。

 

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距離と時間が把握できたことで、気持ちは少し落ち着きはじめる。しかし、この時間帯、疲れや眠気が出てきてもおかしくない。

死にそうな女たちが「青木ヶ原樹海」へと差し掛かる……。


そこで、私たちは小江戸巡り400でも力を発揮した、弱虫ペダル(っぽければなんでもいい)しりとり」を開催することにした。

 

「あの夏を思い出す手嶋純太!!!!」

「たまには甘える荒北靖友!!!!」

「もどかしそうにする黒田雪成!!!!」

 

「「「それ同人誌で100億回みたやつ〜〜!!!!」」」

 

段々と、しりとりに妄想要素が強くなり、二次創作で見たやつしりとりになりつつある。

 

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「ホテルだ!!!登り坂だって〜〜!!!」

「ま!!!!な!!!!!て!!!!」

 

「「「ウーーー!!!!!ウーーーーーーーッ!!!!!」」」

 

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我らは、しりとりの言葉につまるたびに、

 

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御堂筋くんと同化した……。

(弱虫ペダル/15巻より)

 

これにより速度もノッてきて、かなりいいペースできたが、登り基調が強くなると、速度に対してずっとしゃべり続けるのは息切れを起こす。
というわけであえなく休戦。

 

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そろそろ、補給ゼリーの味にも飽きてきて、ペースが落ちかけていたとき……。
反射ベストを着た、2名のランドヌールがベルを鳴らしながら横を追い抜いていった。


「何のブルベだろ?」などとのんきなことを言っていると、後続かららきた更なるランドヌールのお兄さんたちが、「フレッシュですか?」と声をかけてくれた。
同じ日本橋フレッシュに参加する、別チームの方々だったのである。
かなりへばっていたので、励ましの言葉に力をもらい、「もしゴールできたらナイスプレイスで会いましょう」と告げてその素早い背中を見送った。


お兄さんたちは速かった。そして、本当に、めちゃくちゃ励まされた。
後で調べてみると、そのお兄さんたちとエンカウントするルートは、山中湖周辺のほんのわずかな距離だけだった。


元気を取り戻し、ようやく平坦路へ。
山中湖湖畔のマリモ通りに至る頃には、再び雨が強くなってきた。
そこを、上げ目の速度でひた走る。


予定より35分ほど遅れて、道志みち入口のローソン、PC2へと辿り着いた。

 

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グーグーいうほどお腹が減っているのに、胃酸のためか完全に胃をやってしまい、固形物が食べられない状態に。
鉄のとれるアサイードリンクと、ゼリーの速攻元気をぶちこみ、いざというときのためにおにぎりとプロテインバーをトップチューブバッグへ入れた。


いよいよ道志みち
甲斐300トラウマ払拭ライドのつもりだったが、またも大雨のダウンヒルと相成ったのだった。

 


山梨県道志みち入口(PC2)~神奈川県相模原市(22時間地点)

 


この次に止まるのは、フレッシュのルールに則り22時間地点の場所になる。迂回により距離が伸びてしまったので、予定した地点には時間的に辿りかないだろう。
というわけで、ここからはガーミンとにらめっこ。


最後の2時間で25km以上走行かつ、360km以上を目指すには、ここから3時間程度で55km以上は走った方がよさそうだ。


雨のなかの山伏トンネルまで登り、ストームクルーザーのファスナーをしめて道志みちダウンヒル
ちっとも、寒くない!

視界は悪く雨もざあざあ降りだが、随分マシだった。


途中、眠気ざましのコーヒーのため、道の駅どうしに寄る。今回も道の駅どうしは命を救ってくれたが、ここからがさらに地獄を極めるのだった。

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クロ「雨だけどあったかいだけマシだね~~」
じぇんさん「少し雨脚も弱まってきてるね」

 

先頭をいく虫さん「霧やっっばい」

 

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濃霧。
ガードレールのリフレクターが意味をなさない。白線も見えない。
かろうじて機能しているのはオレンジの線のみ。

 

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ものはためしとvolt1600をハイモードにしてみるも、スクリーン効果になってしまい、真っ白になるだけで余計に何も見えない。


ここからは、声出しに意識を配って、注意深く走ることにした。


クロ「がんっっばらっないとーーー!」
虫さん「期待なんかぁあああ!!」
じぇんさん「されなぁあーーーーーい!!」

 

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(弱虫ペダル/34巻より)


かの名シーン、古賀公貴とインハイをかけて戦う手嶋純太の台詞である。
多分、私はこの手嶋純太の台詞が一番好きだ。
今回のフレッシュは、くりかえしくりかえし、時にはふざけて舞台役者さんの千秋楽verとか言いながら、何度も口にした。

 

「気持ちが切れない方が勝つ!」
この言葉にも励まされた。


完走を目指す気持ちに、相変わらず弱虫ペダルは力をくれる。
彼らの努力の結晶が、何とかやり遂げようとする私たちの背中を押してくれた。

 

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この区間は下り基調だろうとタカをくくっていたが、結構登る。
霧の中、半ギレになりながら、明け方4時。
330kmを超えて、ついに、証跡を残すのによさそうな相模原市のローソンへと辿り着いた。

 

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・神奈川県相模原市(22時間地点)~神奈川県川崎市の交番(24時間地点)


私たちは6:00スタート。
というわけで、ゴール時刻2時間前のジャスト4時に証跡をとり、ラストスパート。
30kmほど2時間で走り切れば、とりあえず完走にはなりそうだ。

 

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最後の敵、尾根幹。

 

矢野口方面へ向かうので、難易度は低い方ではあるが、ここにきて尾根幹とか何のトレーニングだよ!とシャウトしそうにもなる。

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じぇんさん、虫さんに襲いくる眠気。

そして、トイレTT……。

 

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トイレ………!!!!

 

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さまざまなものも振り払うために爆走し、尾根幹を抜けてもともとの通過チェックへと駆け込んだ。

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最後のレシートも確保、ついに夜が明けた。


明るい市街のラストスパートを、最後はじぇんさんの鬼牽きで駆け抜ける。
時間内の360km達成が確信に変わっても、最後までガシガシとペダルを回す。あくまで当社比だが、24時間経とうとする身体にしては、元気に走ることができた。

 

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この時間帯は、ほとんどのチームがまだ走っている。各地で、ようやく迎えた夜明けの中。
それだけで何だか心強かった。


最後まで速度を落とさないことで、ああ、フレッシュ(矢)みたい!と、感動が湧き上がる。
そして、3人そろって元気に、ついに24時間目を迎えた。

 

川崎市内の交番で、ゴール!!

 

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交番の時計とガーミンと一緒に写真を撮って、24時間363kmの走行が終了した。

 


ここからは、各々身支度のために一度解散
仮眠なり、シャワーなり、それぞれ人間に戻る作業を行って、ナイスプレイスで落ち合うことになった。


10時からの集まりは、他チームのカラーがよくわかる、楽しい時間だった。エンカウントしたお兄さんたちとも再会を果たし、ツイッターでお見かけしていた方々の無事も分かる。
そうして昼過ぎ、ほぼ屍となった私たちは、長い旅を終え、解散した。

 


今回もトラブルや気象条件がはちゃめちゃな中、ともに走り抜けてくれたじぇんさん、虫さんには感謝の気持ちしかない。


3人揃ってゴールをする、それこそ総北魂!!という、弱虫ペダル好きに恥じない、素晴らしいフレッシュを終えることができた。
繰り返し、純太を拝んだことも、この無事のゴールにはご利益があったのではないだろうか。


3枚のジャージを、ゴールに運ぶことができて、本当に本当によかった。

 

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今日もお疲れ様でした!(総北魂、きっちり届けたぞ!)

 

 

 

運べ総北魂!2017フレッシュ日本橋①

4月7日、気温は高いもののくもり空。
フレッシュのスタート地点となる新潟県に向かうため、虫さんと新幹線で前入り。


じぇんさんは午後休での現地合流となる。

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新幹線片道切符の旅を楽しみ、コロコロ変わる天気に、明日への不安を覚えながら……糸魚川駅に到着。

 

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ホテルに荷物だけ預け、15:00のチェックインまでそこそこ時間があるので、昼食を食べる。

そば屋「金七」、自転車を立てかけておいていいかと聞いたら、ものすごく感じ良く応じてくれた。

 

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私が頼んだジオ丼(観光地らしいジオパークからとったもの?)は、刺身と山かけのどんぶり。
ジオ丼の内容は、各店舗で違うらしい。
おいしくて、量も多く大満足。

 

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続いて、ヒスイで有名な糸魚川市
せっかくなので日本海&ヒスイ海岸を見にいこうということに。

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日本海は真っ暗……海もそこそこ荒れている。
海岸ではたまにヒスイが見つかるというが、結局関係のないきれいな石を拾って終わった。

 

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暗い!!

 

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そして、最後の立ち寄りスポット。

「一印かまぼこ店」

観光情報誌にも載るくらい、有名なところなのだとか。

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名物のかまぼこメンチをいただく。さかなのすり身だけでなく、肉も入っているというそれは、驚くくらいのジューシーさ。
さっぱりしているのに、うまみがじゅわっと溢れだして、かなり美味だった。

 

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ここからは、後入りのじぇんさんと合流し、朝飯を調達してホテルにチェックイン。

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実はこの糸魚川で、まさかのフレッシュ参加者の方と遭遇していた。
ホテルも一緒らしく、先ほど街ですれ違ったときにはおたがいに励ましあったが、とても士気の高まる出会いだった。

 

あとはひたすらくっちゃべりながら、ブレーキシューを交換したり、ルートのおさらいをしたり。

周辺ホテルより少し高いけれど、実はこのホテル、大浴場がある。
のんびり足を伸ばして風呂に入ることで、明日への英気を養った。

 


さて、私たちをここまで自転車の世界に引きずりこんでくれたのは、言わずもがな漫画「弱虫ペダル」!!
ロードバイクが欲しくなってしまっただけのオタク女たちが、随分遠いところまで来てしまった気がする。


今回のフレッシュは、チーム戦。
チームといえば、やはり黄色の総北ジャージ。


私たちはこのジャージ3枚を完成形とし、魂を運ぶことに決めた。
じぇんさんのジャージの背中には渡辺先生直筆の、まばゆいばかりの手嶋純太の姿が……。

 

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祈祷タイム。
無事の完走を祈って、手嶋純太に想いを捧げる。

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ツイッターを見るに、他のフレッシュ参加チームの皆さんは、飲んだり食べたり充実している様子。


なぜ私たちは、風呂上りに祈りを捧げているのか……???


じぇんさん「純太~~純太~~~」
クロ「純太~~~純太~~」
虫さん「(動画撮影)」

 

とにもかくにも安全に、怪我をしないこと。
3人で元気にゴールすること。
命の危険を感じたらDNF。


そんなことを目標に、24時間にもわたる旅がはじまろうとしていた。

 

 

 

そして、出発の日、4月8日。

 

・スタート糸魚川駅~道の駅白馬


何かとばたばたしながら、スタート時刻の6:00。
糸魚川駅前にて。
証跡写真を撮ってくれたタクシーの運転手さんありがとう。

 

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総北ジャージを着込んで準備万端。
ここから、60km近くは登り基調だ。

 

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新潟の景色は山々に雪がだいぶ残っている。
前日の雨や、先週の雪の影響か、道はほぼウエット。
川も淀んでいて流れが強い。

 

白馬温泉のあたりのプチヒルクラポイントには、何だかありがたそうな大仏の姿が。

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クロ「ねえ、この大仏くじらいさん※に似てる!」
じぇんさん「わかる」


※クロが推している俳優さん。舞台弱虫ペダルの手嶋純太役である。
このあたりでペダステのモノマネも入れつつ、大仏様に無事を祈願。とりあえず何でもかんでも拝んでおくことにした。


ペースはとにかくあせらず進む。下りがくればそこでグロスも回復するだろうと、時間はあまり気にしない。

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やがて、雪景色が濃くなり、白馬のスキー場へ。総北ジャージと雪山という、レアすぎる組み合わせ。

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クロ「じぇんさん!前出て!ヒエーーー雪景色と総北ジャージとかめっちゃレアじゃん!!」


まだ残りが長いので、はしゃぎすぎて疲れないように、はやる気持ちを抑えつつ道の駅白馬で小休止。

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ここで55kmほど。
雪山に囲まれているが、気温はそこそこ高い。
前日にスーパーで買っておいた練り羊羹が、いい仕事をしてくれた。

 


・道の駅白馬~長野県松本市


30kmほど下り基調になり、長野県へ。

 

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青木湖や木崎湖はちょうど晴れているタイミングで見ることができ、青々とした美しさに思わずテンションも上がる。

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青々といえば、このあたりの景色の山は、まさに青く、自分が知っている緑の山々とは違うのだなあと見とれてしまった。


晴れたり、大きく雲がかぶさったりしながら、長いこと平坦道を行く。

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と、松本市街に入り、景色がかなり都会になってきた。

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気温もぐんぐん上昇し、途中でサーモジャージを脱いで半袖仕様に。
路面が悪く、車もそこそこ走るので路肩によけていたが、私が運悪くここでパンク。

 

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実は道中でのパンクは初めてだったので、ここで?!という気持ちになったが、修理を手伝ってくれた2人の手際の良さにただただ甘えてしまった。

特に、小江戸巡り400でパンクしたてのじぇんさんの手際の良さは、ちょっとした職人だった。

 

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さて、パンクはすぐに事なきを得たからよいものの、このあたりの爆風向かい風は、本当に凄まじかった。
2番目を走る私でさえ、まったく進まない。
息苦しいくらいで、突然風向きが変わると、横から自転車が飛ばされそうになる。


昼時、ずいぶんお腹も空いてきた。
風にヒーヒー喘ぎながら、110kmくらいの地点で、お昼休憩をとることになった。


ラッキーなことに、イートインのあるファミリーマート最初の通過チェックまでは、100kmを切ったところだ。

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・長野県松本市山梨県南アルプス市(PC1)


休憩のあとは晴天の向かい風を進み、塩尻へと向かう登坂車線へ。

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虫さん「登りつらい!!楽しい話して!」

 

さっきまでの晴れが嘘のように、真っ暗な雲に向かって突き進んでいく。

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登りの道中に、なぜか焼き肉店とラブホテルが。


「これ焼肉食いに行こうって言って、飲んじゃったから運転できない、少し休んでいかないかってなるやつじゃん~~~!ずるいわコセキン~~」


登坂のペースは、腐女子トークに花が咲く。
金城真護のあられもない話で盛り上がっていると、頂上へ。一応、ここが今回最大の標高地点。


このタイミングで、雨脚が強まってくる。

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しばらく下ってみるも、濡れ具合が凄まじいので、ようやくゴアテックスを着用!

 

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すごい、本当に濡れない!


保温性が高く、暑いくらいだった。


雨でも快適ダウンヒルのあとは、ムシムシムレムレで軽い登り基調の市街地を行く。

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この頃、15時頃だったが、なぜか先頭を牽いていてひどい眠気が。


何故だ??と思っていると、じぇんさんがカルパスをくれた。今回、じぇんさんはカルパス配るマンをキメるという。 


カルパスの塩分でびっくりするほど回復し、ふたたび背中の純太に祈りを捧げた。塩分不足とは恐ろしいものだ……。


そして、諏訪市の富士見峠を目指す。
峠といっても、最終地点は交差点の、やや登りがちな道だ。

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登り途中のコンビニで軽いトイレ休憩をとって、頂上へ。

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ここからは山梨県のPC1まで長い下り基調。


じぇんさん「この補給、ブログで読んだんだけど、最高におすすめだからあげるね!」


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魅惑のうずらのたまご!!!

 

虫さん「うめ~~~!」
クロ「うわ、うめえ!塩分うめええ」


じぇんさんはイイ笑顔で、カルパスとうずらの卵を配るマンになってくれた。


そして、ぎゅんぎゅん進んで山梨県入り。

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景色も住宅地が増え、ずいぶんと都会に戻ってきた感じに。

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信号も多少増えるが、何となく安心感がある。
空腹を覚えつつ、夕暮れ前の桜並木を楽しんで、

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ようやく初めての通過チェック、セブンイレブンへ。

 

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ここまで200kmほど2000up。
次のセクションへ進むための、大休憩をとることにした。

 


②につづく

 

2017フレッシュ日本橋参加を目指した話

 

Fleche(フレッシュ)

 

フランス語で「矢」を意味するそれは、ブルベの種類のひとつである。

 

日本では、
・3台以上5台以下の自転車で参加
・24時間で360km以上走行
・22時間目~24時間目の間に25km以上走行
といった、規約のあるものだ。


もともとは飲みの席で、私たち3人のブルベの師匠でもあるTさんから、「3人で走ってるならフレッシュ出なよ〜」的なことを、昨年から言われていたのが事の発端だと思う。気づけば、出るものとして組み込まれていた。

そのとき、じぇんさんは高らかに「出ますよ!!出る!!!ふたりともいけるいける!!!」と言っていたが、本人はその経緯をちょっとびっくりするくらい忘れていた。

 

 

そんなわけで、昨年からひとつの目標として心の中にあった「フレッシュの参加」

事前準備の段階から、七転八倒するのであった。

しかしよくもまあ、ブルベ一年目のひよっこが目指したものである。

 

 

まずは準備編、ざっくり時間の流れ。


・2016年12月
フレッシュの過去の申し込み資料を使い、コースを仮組みする。
新幹線の安さや、昨年の佐渡ロングライド200のいい思い出があることから、新潟スタートでナイスプレイスの日比谷目指すコースにした。
とりあえず、いくつかのブルベで使用したコースを繋いで、山はひとつだけ。
そのコースを持って、Tさんとフレッシュ作戦会議(という名の飲み会)。ルールを詳しく教わる。


・2017年1月
募集開始日などが更新され、書類を提出。定員があるため、この時点で参加できるかどうか祈るのみ。
このあたりで、スタート地点の宿は押さえておいた。


・2月
10日の時点で、全員参加の通知を受ける。ここから、コースの精査がはじまった。
しかし、21日に提出コースにNGが出る。

PCが最短距離にないなど、ここからがかなり大変。Tさんに何度も相談し、再提出。


・3月
新幹線の早割を申し込む、……がコースに再NG。やっぱり、PC間の最短距離確保が難しい。


加えて、コース自体に凍結の問題があることが判明。4月に走るにはかなり厳しいところがあり、(それがコース上唯一の山)、コース再提出期限直前に、「この道ダメかも」と先輩ランドヌールからのアドバイス


もう詰んだか?というところで、Tさんから「スタート時刻をずらせば大丈夫だから、うちのコース使っていいよ」と神のお達し……。
Tさんたちのチームは、すでにコースの許可が下りていたので、有難く頂戴し、直前でコースを変更することになった。


宿泊先、新幹線すべて取り直し。

 

コース精査期間終了の直前で何とか事なきを得たが、走力がまったく違うTさんから頂いたコースは、やはり一筋縄ではいかなかった。
もともと自分たちが引いていたコースの獲得標高は約2000m、Tさんから頂いたコースは獲得標高は約3700m。

 

フレッシュは自分たちでコースを組めるため、そこまで登る必要はないのに、この展開……。
こうして、新潟県糸魚川から日本橋を目指す、375kmの旅が設定された。 

 

 

 

・普段と違う事前準備

 

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普段のブルベと違って、事前にやったこと。
それは、キューシートをイチから作ること。
自分でルートラボを見ながら、必要な情報を書きだしていく。


①積算距離
②基本的な進行方向の指示、交差点名
③峠のトップ
④通過チェックの参考クローズ時間
⑤通過チェック以外のコンビニ、立ち寄りスポットなどの備考


私の場合、大体上記のことが載っていれば事足りるので、比較的シンプルなものができあがる。
あと、参考クローズ時間だが、これも用意したコースを完遂するためのものと、360km以上の認定を受けるためのものと、2種類書きだしておいた。


そこそこ手間のかかる作業ではあるが、この手のことがもともと好きな方だったので、やっている間は楽しかった。

最終チェックは虫さんが担当。ひとつキューが漏れていて、ちょっとゾッとした。

 


・導入!新兵器


先日の小江戸巡り400で相当雨に降られて懲りたので、ついに本格レインウェアを導入することにした。


その名も……ゴアテックス

 

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というか、これだけ雨ブルベに当たっていて、持っていないことをめちゃめちゃ驚愕されたほどである。
こういうものは高価なので、お金を持った、ブルベ装備に湯水のごとくお金をかけられる人がつかうワンランク上のものだと思っていた。
が、実際は「長距離になればなるほど雨に降られることはある。保険としては持っていて当然」とのこと……。


まあ、雨は生き死にがかかってくるものなので、それも納得といえば納得だ。


上)モンベル ストームクルーザー レインジャケット
下)モンベル スーパーストレッチ サイクルレインパンツ


トームクルーザーの方が、サイクルレインジャケットよりコスパもよく(ゴアテックスは消耗するため)、色も選べて軽量なので有難い。
色々考えて、手元や足元までの対策は及ばなかったが、今回の不安定な天気はひとまずこれで凌ぐことに。

 

・そういえば

フレッシュを初めて知ったのは、漫画「ろんぐらいだぁす!だった。

雛子から初めてフレッシュの話を聞いた亜美ちゃんのように、キラキラはせず、ただ何というか「とんでもねえ自転車の種目??もあるもんだな」と思った。

 

それが、3人でブルベの参加を重ねるうちに(それでも200kmばかりだったけど)、Tさんに出ちゃいなよ〜〜と言われての返事が絶対拒否ではなくなっていた。人生何が起こるかわからない。

 

昨年末、あすくさんとのぞみさんとライドをした時に、こっそりフレッシュの話をしたら、のぞみさんは「リアルろんぐらいだぁす!みたいだね!!」と言ってくれた。

すでにフレッシュの先輩だったあすくさんも、すごく応援してくれた。

 

実際はリアルろんぐらいだぁす!というより、弱虫ペダル腐女子の珍道中になってしまったが、フレッシュの話を書いていると、この日の嬉しくて照れた気持ちをめちゃくちゃ思い出す。

 

 

そんなわけで、紆余曲折の事前準備を整えて、あとは大荷物を抱えて現地入りを果たすのみとなった。

 

 

BRM402定峰200

このブログをはじめるきっかけにもなった、2016年の定峰200春。スタートから雨、そして人をタコ殴りにするような向かい風。


そんな思い出深いブルベを、今回は人のエスコートを目的に、再挑戦することになった。



前日の極寒が嘘のようなあたたかさ、4月2日晴天。
逗子200でブルベデビューをしたゆたそさんを、虫さんとともに


BRM403定峰200


に案内することになった。今回は珍しく、じぇんさんは所用により参加ができなかったのだ。

正直、最初から心細い。


定峰200は定番かつ人気のコースなだけあって、参加者も多い。兵庫島公園でのブリーフィングはにぎわっていた。

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お知り合いの方々にご挨拶して、10分ごとのウェーブスタート。割り当ては7:20だった。


予想外……キューシートに記入してきたのは7:00スタートの時間だったため、少々悩むが、貯金分だと思って書き直しはしないことにした。

 

しかし、人気の定峰200。初めての参加者も比較的多いと聞くが、ママチャリやファットバイクでの参加など、人でない人がたくさんいることも、ある意味名物なのかもしれない…。

 


・スタート~PC1

 

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今年は残念ながら桜が満開になっていない。

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よくて五分咲きといったところだろうか?
平坦基調の道のりを、川沿い、住宅街、大通りとスイスイ進んでいく。

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すごい、雨が降ってない!
走りやすい、すごい!!


花粉に殺される。

 

昨年、初めて虫さんやじぇんさんと走ったとき、推しの舞台役者さんの話をしていたことを激しく思い出し、該当の道で胸が高鳴る。
推しは、いついかなるときでもペダリングを軽快にしてくれるのだ。


PC1は40kmを過ぎたところのファミリーマート
参加者も多いため、PCで多くの人と出逢う。それだけで気持ちも明るくなり、温かい。

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肉まんと麦茶、最近はまっているウィダープロテインバーを補給。うまい!

 

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登りの前なので、あまり食べ過ぎないように注意が必要だ。

 

 

・PC1〜PC2


定峰200はPCから登りに入るまでの距離が短い。そのため、PCで峠越えの準備が整えられるので、このへんがとても好ましい。


まずは、軽~い登り基調。
少し長い登りに入ったかな?と思うと、頂上に「山王峠」の看板。第一の峠はだまし討ちのようだ。

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そして、スギ花粉飛び交うのどかなゆるい起伏道を行き、第二の峠へ。

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道中には、昨年も目を留めたクジラの姿が。

 

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「山伏峠」そこそこ登り応えのある斜度で、6kmあるかないかといったところか?
片側通行の信号があるのがネックだが、それ以外は走りやすく、車もほとんどこない。

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坂に対しての怒りは、本日はゆたそさんの分パワーアップ。
虫さんは、一度は経験しているだけあって、ゆたそさんのペースに合わせて後ろで励まし続ける。

 

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虫さん「えらいよえらいよ!坂登ってるよ!ほらえらいよ!」


生きているだけで褒めてくれるbotなどの類になった虫さんが、ゆたそさんをきっちり連れてきてくれる。
山伏峠の頂上からPC2までは結構豪快に下り基調。

 

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ゆたそさんの胃の具合を考えて、以前立ち寄った揚げ物屋のひつじやはパス。

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45分ほどの貯金で、PC2のセブンイレブンへと到着した。

おにぎりやヨーグルトジュースなどを補給。今回の定峰は、PCで何を食べるかそればかり考えている気がする。

 

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・PC2~通過チェック


ここからは、本ブルベメインディッシュともいえる「定峰峠」が待ち受けている。

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登り基調になるところからは、大体11km程度だろうか?キューシート的には、「この辺りから登り」から7kmほど。

その前から登り基調ではあるけれど。
ここもひたすらマイペースに、しゃべれる速度で登坂。

 

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ギア比のせいか時には進みすぎてしまうので、何度かUターンして2人とともに走る。
終盤までは順調だったのだが、突然、左の臀部?太もものうしろ?に痛みが走る。


つったというよりもうちょっと大げさな、肉離れを予感させるような痛み。


実はこの痛み、400を走った際に少しだけ出て、走っているうちに消失したためノーケアだった部位なのだ。
かなり痛み出したので、一足先に頂上までいって、とりあえずロキソニン。 

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とはいえ、ここから道の駅 和紙の里ひがしちちぶ(なんと道の駅に昇格!)までは、14km程度の下り基調。
脚というか尻というか、とりあえず休めるモードに徹する。

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定峰峠越えは多少時間がかかると予測していたので、和紙の里での参考クローズ時間は多少オーバーしたが、それも取り返せる範囲のようだ。このあたり、本当に定峰200はよく考えられている。


道の駅の方には、「ランドヌールたちがたくさん買い物をしていくから」と伝えられているようだが、申し訳ないことにゼリーと水を買うのが精一杯。
ちょっと野菜にも手を伸ばしそうになったが、持ち歩きがつらいので我慢。


ちなみにこの道の駅周辺は、結構な向かい風が吹いていた。
悪い記憶が蘇る……。

 

ここからPC3に至るまで、松郷峠、そしていくつかの長い登りを越えられるかが、正念場なのだそうだ。

 


・通過チェック~PC3

 

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「松郷峠」は距離が4km弱と短く、襲いくるような斜度もないため、そこそこの辛抱で終わる。

明るい時間帯なので、道中に長い登り基調が現れても、それがそこそこの車通りでも、あまり嫌な感じはしなかった。

 

昨年のブルベの毛呂山越生の辺りは、本当に死ぬような向かい風で、下りでも16km/h出るか出ないかという凄まじさ。

3人ともバラけて、誰も誰かの風除けにならず、本気で削られながら死に物狂いでPCを目指した……そんな、怒りの思い出のある土地。

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今年は晴れているし風もない!!

普通にこげば、普通に通り過ぎることのできる、普通の道だった!!!!!

 

最後の長い登り基調で疲れを見せるゆたそさんに声を掛けつつ、それでもグロスアベレージは回復し、申し分なし。

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45分ほどの貯金に復活して、PC3のセブンイレブンへと到着した。

参加者さんたちもたくさん、この時点で約160km。トラブルがなければ完走が見えてきた。

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最初の元気から比べると、少しずつ萎れていくゆたそさん。

 

 

・PC3〜ゴール

 

ここからは平坦か下り基調というご褒美ゾーン。

信号峠と、川沿いのアホのような暗さはあるものの、決して走りにくい道ではない。

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まだ桜の咲いていない桜祭りの景色も。

 

ペースが一緒になってしまい、20kmほど一人のお兄さんに牽いていただく形になってしまった。

正直、後ろで喋り散らかして申し訳なかった。空腹なところ、とってもお世話になりました!

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ゆたそさん「下り基調最高〜〜」

虫さん「ゆたそさん逗子200より元気だね?!」

ゆたそさん「は?クソほど疲れてるんだが」

クロ「ここ下り基調と違う」

 

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そんなこんなで、逗子200よりは元気なゆたそさんを真ん中に囲いつつ、虫さんとローテーション。

 

最後の川沿いは、何度かPCでご一緒していただいたお兄さんが先導してくれ、暗い中かなり安全に、ゴールの癒しふれあい館まで共に走ってくれた。

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そんなこんなで、13時間を切って、3人無事にゴール!

人が多く、駄菓子やラーメンで盛り上がる受付にて、しばし休息をとらせてもらった。

勧められるがままに食べたインスタント鶏南蛮そばの美味なこと……。

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改めて、晴天のマトモな天気で定峰200参加してみて本当によく考えられた、素晴らしいコースなのだと知った。

桜が咲いていなかったのは残念だったが、あたたかく、乾いた身体で走れるというのはとても素晴らしい。

ゆたそさんも、二度目のブルベを無事に完走できてよかった。

 

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今日もお疲れ様でした!(ゆたそさんにガーミン激推し)

 

BRM325日本橋400小江戸巡り②

そして、わくわく仮眠初体験。


「足利健康ランド」到着。
駐車場側から入口に回れるとはつゆ知らず、2~3kmほど迷子でタイムロスするが、多少は寝られることに。

 

受付でシューズロッカーキーを預け、一応館内着を受け取り、着の身着のまま仮眠室へ。

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ブランケットを手にしたら、マナーモードでアラームをセットし、30分強の仮眠タイム。


寝れているのかいないのか……
変な夢をもやもやと見て、起床。

 

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睡眠としてはともかく、横になったことに十分な価値はありそうだった。


そして、ここからは雨装備に切り替えての再スタート。この準備がなかなか手間取り、3時40分の走り出しとなった。

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この起き抜けからしばらくの間が、意外と走りにくい。
キューシートを確認していて、前方で停止したじぇんさんに突っこんでしまった。
一度寝たことで、ちょっと集中が切れてしまった感がある。
油断は禁物……本当に申し訳なかった。


そして、早くも4時頃から雨模様に。残りは170kmほど?ありがたい虫さんカメラも、ここで収納。

 通過チェックはファミリーマートだった。

 

 

・通過チェック~PC5〜PC6


うっすらと空が白みはじめた。

ここで、じぇんさんに眠気の関門。


雨も降りだし、辺りは白み始めていたが、走り方が危なくなってきたので途中で見つけたセブンに10分ほど非難。
仮眠と、カイロを貼って走り出した。
もうすでに、身体はかなり湿り気を帯びている。


この後も胃酸による胃痛など、トラブルはあったが、日も出てしばらく経つと、ようやく全員元気が出始めた。


それとともに強くなる雨脚。

走っているのは群馬県


平坦と見せかけて、ずっと、ずーっと登り基調。虫さんの斜度への怒りも炸裂する。

 

虫さん「Nさんに文句言ってやる!!!」

 

AJ群馬スタッフのNさん(無関係)に、群馬への恨みつらみを訴えたいらしい。

 

本当にわずかな傾斜だけれど、たまに道の小さな丘で登りを挟むと、なんと下りがほとんどないという。おそるべし群馬県


死ぬほど濡れて、1時間ほどの貯金でPC5のセブンイレブンへ。


停車した瞬間、本当の地獄を知る。
寒い。服が脱げないほど濡れている。
加えてこのセブン、トイレが小さくて狭い……。


止まってられないので早めに出発し、貼るカイロを求めて途中で再びコンビニへ。


残念ながら貼るタイプはなく、仕方なくぐしょぐしょのグローブをあきらめ、ゴム手袋を購入。
乾いた指切りグローブの上に、ゴム手袋で走り出す。上から、ものの数分で浸水した。


平坦じゃなかったらあきらめたくなるほどの雨。それでも、ペースはずーっと維持できているので、ここまできたら濡れようが何だろうが、とりあえず完走すればよしとする。


埼玉に入れば、気持ち、下り基調か?少なくとも群馬よりも進みがいい。
冷えすぎて内臓がやばくなってきたので、PCまで残り20kmを切ったが、もう一度コンビニに寄らせてもらった。


ビニールのカッパを買い、インナーのすぐ上に着こんで、上から濡れたウェアをすべてまとう。
脱ぎ着が困難になったので、トイレはゴールまではとりあえず我慢。

ここでカッパを挟んだことで、何とか耐えしのぐことができた。

 


……そして、PCまで残り1kmを切ったところで、じぇんさんが後輪スローパンク。
雨で滑るとのことで、残り数百メートルは、押し歩きになった。


川越の小江戸の町並みが迎えてくれているが、見る余裕もなく、貯金据え置きでPC6へ。
イートインのある大きなファミリーマートは、気持ちを安らがせてくれた。

 

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今回大活躍の味噌汁やらなんやらを補給し、他の時間の参加者の方ともつい雑談。


「信号峠があるからのんびりもしてられないんだよね~」


そうだった!!
あわてて支度に入り、各々最後の準備。


じぇんさんも、他参加者さんの力をお貸しいただいて、パンク修理。

お優しい心遣いに感謝は尽きないものの、頼りなさそうに見えてしまうのも、申し訳ない……。

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そして、残り43kmをだましだまし走ることに。

 尚、パンクの原因は釘だったとか。

 


・PC6~ゴール


ここからは、しばらく埼玉のターンだっただろうか。これといってランドマークもなく、記憶が曖昧だ。
ゴールに近づくにつれ、増える信号。
最後の15kmくらいは、本当に本当に正念場だった。


トラブル対処で貯金はほぼなくなっていたのもあったが、信号峠に加えて、ブレーキシューがすり減り完全にきかなくなってしまった。


速度はほとんど出せない。
虫さん、私はまだマシだったが、私たちに比べてじぇんさんの状態はかなり危険だった。
対処したパンクも、空気が抜け続け、走行するのもやっと。ブレーキはきかず、信号が延々と続く……。


あきらめる寸前のやりとりを繰り返し、それでも、たまたまご一緒した参加者の方の言葉に何とか平静を取り戻して、日本橋をくぐる。


冷え切った身体で、5分前のゴール!ナチュラルローソンへ。


最後は、本当につらかった。


今回もだが、ブルベ出会ったたくさんの人の言葉に励まされたり、冷静になったり、安心したりして、何とか乗り越えることができた。
また、手を貸してくださった方もいた。本当に、ありがたい限りである。

 


ゴール受付のある浜町公演に行くまでに迷子になり、ほとんど危なくて乗れない自転車を押し歩いて、AR日本橋スタッフさんのもとまで。


人でなきFさんとも佐渡ロングライドぶりにお会いすることができた。

スタッフの皆様に、いつもお礼が言いたいのだけれど、解放感から勢いで思いついたことを喋ってしまったような気がする。

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消耗しきって、顔がえらいことに。


そんなわけで、一番最寄りの駅から輪行帰宅。

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寒すぎて、駅から家までの距離を走ることすらできず、デパートで服を買って、着替えて帰った。
朝4時から夜の20時まで濡れた衣服でいるのは頭がおかしいと思う。

 

とりあえず、生きていたのでご褒美ラーメン。

雨のブルベはごめんだが、とりあえずブレーキシューは持ち歩くように心に決めた。

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今日もお疲れ様でした!(平坦っていいものなんだなあ)

 

BRM325日本橋400小江戸巡り①

ついに。
このときがきてしまった。


未知への挑戦は、正直楽しみというよりも緊張がまさる。


前日の夜、ハイステ(少年漫画ハイキュー!の2.5次元舞台)をウキウキ観劇しにいったにも関わらず、終演の頃には胃痛を発生するほどだった。


一年前の私ならば想像しえなかったであろう、ブルベのステップアップ……。

 

BRM325日本橋400小江戸巡り 


ついに、400kmブルベへの挑戦の日が訪れたのであった。

 



3月25日は、自転車にぴったりの晴れ。
昼スタートだから早起きも前泊もいらない~と浮かれていたら、どうやら昼スタートの方が難易度が高いらしい。
これはあとあと知った大誤算だった。


スタート地点の木場公園へ、虫さんと向かう。

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待ち合わせていたじぇんさんは、反射ベストを忘れたため、一足遅れてやってくることに。


ブルベはとにかくこれがこわい。

携行品や基本装備が多すぎて、いつも何かしら忘れてきたんじゃないかという気持ちになる。


初めてお会いするAR日本橋のスタッフさんにご挨拶。
400kmを完走するコツは、「しっかり寝ること」とのありがたいアドバイスが……。


じぇんさんも合流し、いつもと変わらずスタート前にバタバタやっていると、「それだけ元気なら大丈夫でしょう」と言われてしまった。

 

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元気だからといって脚が強くなるわけではないが、少し安心した気持ちになる。


先日の稲垣会長のことを思って黙とうをし、

無事に帰ってくる誓いを立てて、いざスタート。

400kmの長旅がはじまった。

 


・スタート~PC1

 

都会の速度が出しづらい信号峠を、10人くらいの塊となっていっせいに走る。
しばらくはつかず離れずゆったりと、千葉方面へ向かって平坦旅。

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ちょうど一日の中で一番走りやすい時間帯のため、あたたかくて気持ちがいい。
が、この気温もあとは下がる一方かと、悲しくなることも……。

 

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道幅の広い国道に入れば、小さなトンネルのたびに訪れる起伏で、集団は解散
信号もいやらしい感じに現れるので、文句のひとつも言いたくなる。

 

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平坦道の敵といえば「向かい風」だが、国道51号線に入ったあたりの横風、向かい風はひどかった。

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まったく速度も出ず、一生懸命前を牽いてくれていたじぇんさんをハンガーノック気味にさせてしまった。
先頭を交代し、ヒイヒイしていたところで、このしんどい国道のターンは終了。


相変わらずまったいらな千葉の景色。

左右には田んぼ、あるいは住宅街。

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先頭をローテしつつ進む。
小さな坂がたまに現れるが、虫さんが「10%の坂が出てきたら平坦とは言わないから!!」とキレていたこと意外あまり記憶にない。


PC1のセーブオンに、2時間近くの貯金で到着。ここで80kmほど、まだこの5倍は走るらしい。

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平坦なので、食べてもオエッとなる可能性は少ない。おにぎりと味噌汁、ホットスナック等々お腹を満たし、麦茶を補充。

持ち歩き分にさくら大根を購入。


おいしいんださくら大根……カロリーの足しにはならないけれど。あと意外と売ってない。


ここで、持ち主不明のブルベカードが発見されるという、恐ろしい事件も。結局どなたのものか分からず、レジに預けられたらしいが、その後どうなったのか……。


すぐに日暮れの時刻になるため、防寒装備をして再スタート。

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・PC1~PC2


走りだしてすぐ、このブルベ小江戸巡り」の見どころのひとつでもある、「佐原の町並み」が。
まさに小江戸。石畳と、小さな橋がかかった、美しい古き町並み。
完全に日が暮れる前だったので、じっくりと素敵な景色を眺めることができた。

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そんな小江戸を抜けて、再びの平坦。
霞ヶ浦を過ぎ、水戸、土浦と茨城県を突き進む。
正直、日が暮れてくるとどこを走っているのかよくわからない。

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平らだが、たまに襲いくる小さな坂に、ついヒーヒーいってしまう。坂耐性の低下が著しい。

 

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PC2の直前で、ひどい横風と地味な登り基調による妨害を受けた。
とはいえ大きなトラブルなく、貯金は据え置きのままPC2へ。
ここのセブンイレブンで、160kmくらいだろうか。

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再度味噌汁とおにぎりを食べ、麦茶を補充。だいぶ気温も下がってきた夜の道へ。


たった160kmだというのに、日が暮れてきたせいで、身体はもう休みたいモードに。

 


・PC2~PC3

 

さて、暗闇のなか走り出したはいいものの、ここで第一の関門。虫さんに急激な眠気が。
かなり早い時間だが、満腹感と暗さも手伝い、少し危ない状態に。
隊列で真ん中に挟んで様子を見るが、声をかけていないと突然ガクンと落ちる。


これはまずい……そんなときに、目の前に現れたのは白く輝く大型コインランドリー。

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最高の仮眠スポットではないか!


この眠気が鍵という400km以上のブルベだが、大がかりな健康ランドにはあまり寄れる期待をしておらず、最初から寝られるスポットを読み漁ってきた。
精米スタンド、コンビニのイートイン、道の駅、バス停、そして……コインランドリー。 


時間にして約10分、かなり暖房の効いたところで休むことができた。虫さん、じぇんさんが目を閉じている間に、何時につけば健康ランドに寄れるか計算。 


多少とはいえ、横になることはできそうだ。
軽くリフレッシュして、再び夜道へ。

 

とはいえ、何もない田んぼと住宅がパラパラの平坦道。黙っていると、再びの睡魔が襲いくるらしく、ペースが上がらない。


虫さん「しゃべってた方がいいわ……しりとりしよう」
クロ「弱虫ペダルしりとりするか」
虫さん「ペダルっぽければ何でもいいしりとり」


というわけで、

しりとり開始。


これがまあ、かなり盛り上がり、目が冴える冴える。
時間帯も手伝って、炸裂する下ネタに、一気に覚醒モード。 

 

 

「真手の聖地はいろは坂!」

「カブ!かぶらぎいっさ!!!!」

「さ、さ、……さかみちィ!!!!」

「ちんこがでかい新開隼人!」

「東堂じんぱち!!!」

「乳首が弱い手嶋純太!」


「「はーーー純太!!!!!!!」」

 

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何でもありすぎて、頻発する新開隼人や手嶋純太で縛りはキツくなる。


じぇんさん「また、『た』から始まるもの?!」
クロ「おい、また『と』かよ!!」

 
……しゃべりやすい道だったのもあるが、気づけばPC3のセブンイレブンへと到着した。


健康ランドに時間を残したいため、ここは軽くトイレ程度の滞在に。

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・PC3~PC4


ふたたびのしりとり戦……と行きたいところだが、真面目に走らねば仮眠時間が足りなくなること必至。

 

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たまたま、前方をしばらく後発隊の競輪らしいお兄さんたちが走っておられたので、品のない話は口をつぐみ、後を追わせていただくことに。
べったりつけるわけではもちろんないが、人が前を走っているのはとてもありがたい。


先行するふたりのお兄さんの信号発信、きれいなフォームに見とれつつ、短い33kmのPC区間が終了。

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健康ランドのすぐ手前のローソンがPC4だ。
ここでも、買い物のみ。


深夜モードの会話が私たちを激しく呼び覚まし、本質とも思える腐女子性が発揮され、正直眠気は吹っ飛んでいるが、せっかくなので仮眠スポットへ向かうことにした。


②につづく

初400kmを前に、結果として装備が甘かった話

先日、ついに挑んできた400kmブルベ。

残念ながら、170kmほど雨に見舞われた。

 

まず、ブログ本編に入る前に、初400km当日の手薄な装備を紹介したい。
雨装備の手薄さはあまりあるが、ふざけていたわけでも何でもなく、「平坦コースだし、カペルミュールのレインウェアはいいものらしい」という安易な考えだった。
あと、いくら3/26日が雨予報だといっても、朝の4時からずっと本降りだとは思っていなかった……。

 


<<基本>>


おたふくインナー
dhd 冬用ウェア
パールイズミ 0℃対応ビブタイツ
defeet ソックス
指切りグローブ

<<防寒>>


冬用グローブ
薄手ウインドブレーカー
sportful HOT PACK5
おたふくネックウォーマー
シューズカバー


ここに、ゴム手袋とコンビニのビニールカッパを買い足した。

 

 

<<サドルバッグ内>>


サドルバッグは、ポーセリンロケット テスベーシックシートバッグ。容量9Lくらい。

 

・バッテリー関係
10000A モバブ(箱型)
5000A モバブ(ガーミン用、筒型)
ライトニングケーブル
microUSBケーブル
volt1600用バッテリー


・補給食
メダリスト5000×3
BCAA粉末×2
ジェル、ゼリー、羊羹など適宜


・雨対策
ドライバッグ
ヴェロトー
カペルミュール レインウェア
ヘルメットカバー
ジップロック適宜
ホッカイロ
足用カイロ


・薬類
ボルタレンゲル
ソフトワセリン
エスタロンモカ
ロキソニン
サクロン(寝不足の胃酸に)
芍薬甘草湯
その他常備薬


軽量輪行袋、行き帰り用シューズ、スカート
エマージェンシーシート(野宿用)も。

 

<<自転車装備>>


・ハンドル周り
volt1600
ジェントス閃
キャットアイ ストラーダスリム
ガーミン820j
キューシート


・尾灯
キャットアイ オムニ5
キャットアイ ラピッドミニ


・ツールケース
ミニ工具
チューブ2本
パンク用パッチ
タイヤレバー
雨天用チェーンオイル
使い捨てコンタクトレンズ
絆創膏


ほか、携帯用ポンプ、自作バッテリーマウント、ヘルメットに尾灯。

 

大体、こんなところだろうか。
終わってみたらサドルバッグの中身もぐっじょぐじょだったとか、寒すぎて家に帰れなかったとか、とにかく色々あったけれど、それでも、甲斐300よりはマシだった。

 

どうなったかは、これからブルベ本編にて。