お天気がちょっとあやしげな日曜日。山に行こうとしていた予定をエスケープの可能な平坦に切り替えて、江ノ島スタートのゴール箱根で温泉というライドを企てた。
それぞれ、待ち合わせ場所まで自走してくることに。最近、集合時にエリアが近い同士と走って集まることを「プチフレッシュ!」と呼んでは盛り上がる我々である。
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前に三浦に自走した朝に食べたお気に入りパスタが復活していた! うれしい。
さあ、虫さん、ゆたそさんと集まって、待ち合わせの「片瀬江ノ島駅」を目指して自走スタート!
曇っているので走りやすい。道中ローディーが多くちょっとヒヤヒヤしたが、ツールドフランスの話で盛り上がりつつサクサク進む。
建て直した片瀬江ノ島駅の駅舎。竜宮城感がアップしていた!
まもなく、全員集合! ここで合流したしぃさん、きいさん、真嬉さんは逗子駅からカフェのモーニングを楽しんで走ってきたという。
こちら、3人が立ち寄ってきたカフェの「くじらぐも」さん。おしゃれで素敵だ。
さあ、まずは大磯港でのランチに向けて走り出す。
真嬉さんに撮ってもらった後ろ姿。この気候なら黒いゼブラジャージも心配なく着られた。
涼しいためか、とてもペースが良い。この夏死にそうになりながら走ってきたからかもしれない。
めしや大磯港に到着! どろさんからオススメされたこのお店だが、大人気。開店の30分前からすでに列が……早く来てよかった。
メニューにもますます気持ちが高まる。
虫さん「財布忘れた!!!!!」
こちら、私の頼んだタチウオの煮付け。やさしめの甘辛な味がたまらない。というか、小鉢が、小鉢の充実が魅惑なのである。
これは刺身盛り合わせ定食の豪華なやつ。
皆についているイワシのからあげ、美味。
ゆたそさん「ああ!レモンが落ちた!」
真嬉さん「ずいぶん活きのいいレモンやな」
きいさん「関西人みたいなこと言って〜」
真嬉さん「関西人やけどな!」
すっかり満腹になったところでリスタート、なのだが……予定よりも1時間以上余裕がある。
もともとは真夏の復帰戦に組んだコースなので、楽々ルートであり、大磯ランチのあとは箱根で温泉を目指すのみ。だが、それでは時間が余りすぎる。
🤔
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クロ「……一夜城行けるじゃん!!!!!」
とはいえ、雨雲レーダーによれば箱根の方面には強烈な雨雲も迫っているとのこと。
パラパラとお湿り程度の雨も降り出した。
とりあえず、箱根方面を目指しつつ、登れるかどうかは雨雲と相談に。
しぃさん「雨雲いなくなったみたいだね〜」
クロ「一夜城行けるじゃん!!!!スイーツ食べよ!!!!」
ゆたそさん「あのとき登らないでも食べれるスイーツだって聞かされていなければ……」
というわけで!!!あの手この手で???? 一夜城に行くことを決めたのだった。
左から、久しぶりに一夜城にワクテカするしぃさん、前回ので懲りているゆたそさん、初めてレベルの激坂チャレンジなきいさん、行きたくて仕方がないクロ、前回のでやっぱり懲りている真嬉さんの姿だ。
ゆたそさん「こんな頭のおかしな人たちの中だけど、私だけはずっときいさんの味方だから…」
きいさん「ゆたそさん…!!」
これはもはや、今生の別れである。
雨も止み、涼しく、時間にはめちゃくちゃ余裕がある。私にしてみれば、千載一遇のチャンス!!
坂を登りきり、ヨロイヅカスイーツを罪悪感なく貪りたいのだ。皆には申し訳ないが、もはや「無理をさせたくない」の冷静さも先導者の心意気もぶっ飛ぶくらい一夜城に行きたかった。ごめんね。
「歩いたたとしても1.7kmだから! 辛かったら歩こう!!」とか言いつつ、坂へ向かう。
真嬉さん「もう降りていいかな?!」
クロ「今降りたら歩くにはちょっと長いよ!もうすこし!!」
ゆたそさん「こいつさっきと言ってること違ぇぞ!!!!!」
とりあえず、600mほどのところでひと休憩。この後斜度のピークがくるはずなので、ここで休むのはとてもいい。
体の回復のため虫さんに体を伸ばされ、心の回復のためフォルダ内の推しの顔面画像を見させられまくるきいさんの図。
斜度はどうあれ、今日も暮らしが見える絶景なり。休憩後は、それぞれのペースでえっちらおっちら。
車にだけは気をつけつつ、じっくりのんびり登る。
程なくしてゴール!! 真夏のハンバーグライドのリベンジを果たしたのだった!! 前回の比ではないほど楽だったので、やはり暑さはこわい。
真嬉さん、しぃさん、ゆたそさん……皆次々と元気に一夜城公園へ!
先に着いた組でワイワイ記念撮影。
その頃のきいさんは足が攣り、死を感じていたという。
最終的には、ちょっと様子見に……と戻った真嬉さんと、ずっとエスコートをしていた虫さんととともに
感動のゴール!! 足攣りで踏めなくなってしまい、自転車を歩行器にしてなんとか上がってきたという。
お目当てはもちろんこちらのスイーツである。一夜城ヨロイヅカファーム 、坂を乗り越えてついにたどり着いた。
いそいそとお店へ向かう。
実は昔から鎧塚さんのケーキ、そしてお料理がたいそう好きだったというきいさん。登坂のモチベになったらしく嬉しい。
ケーキが!!!たくさんある!!!! 昔は夕方過ぎにきて、ほとんどなかったような記憶……。
ありがとうありがとう。
ケーキはもはや最高の域だった。味は濃いけどくどくない、食感もさまざまで、いま本当にここまで登ってきた甲斐もあるというものだ。
そんな団欒の最中だった。
ゆたそさん「あ、セミ……」
ボタッ!!!
「「「ウワアアアーーーーーー?!!!!!」」」
写真がないのが惜しまれるが、我々の机の上にファイナル寸前のセミが落ちてきたのだった。現場は騒然となったが、手を下すことなく、なんとかセミはどこかへ飛んでいった。
きいさん「写真撮り損ねた!!!!!ブログにしたかった!!!!!!!」
我々のブログネタとして、写真がないことを渾身の力で悔やむきいさんである。いや本人がブログの主かというくらいだった。
これはセミの再現映像。
そのあとチョロチョロっと直売所も覗き、気になるものがなかったので散策だけして撤退。お料理仲間のきいさんに恵まれて嬉しいクロである。
あとは、ゴール地点の箱根温泉に向かうため来た道とは反対側へ下ることを決めたのだが……?
ゆたそさん「ねえめちゃくちゃ登ってる!!!!!」
後ろから「登りそこで終わってる?!!」とか聞かれたので、先頭の私は「ここからは下りだよーー」と教えてみたのだが、返ってくるのは「信じないでおこう!」との言葉。
なぜだ?????
まあ、そんなこんなで無事に登りを制し、長めのダウンヒルタイム。
最後の方がめちゃくちゃガレていたので、下るときも登るときも、どうか気をつけてほしい。
坂を下って辿り着いたのは、だいたい西湘バイパスの辺り。
微妙に登り基調の道を行き、三枚橋から箱根旧道へ。
入ってすぐのセブンに寄ったのだが、ここできいさん激推しのメガネ拭きを分けて貰った。
これが、すごい!!サングラスが新品みたいに綺麗になったのである。
箱根旧道のさわりをじっくり登り…
セブンから1.5kmほどで目当ての立ち寄り湯の看板が見えてきた。
この温泉の最後の坂がアホのように激坂で、安定の阿鼻叫喚。
そして、到着!!! まだ明るいうちからお風呂を楽しめる贅沢タイムの始まりだ。
いい感じの露天風呂でひたすらしゃべりまくる。議題はペダルやシューズやら今後のライドやら。
すっかり温泉を堪能し、最後は休憩所でそばを頂いた。疲れた身体にダシが染みる。
さあ、あとは夜の装備を万端にして、小田原駅を目指す。そろそろ涼しい時期かな? とウィンドブレーカーを羽織ったり。
下れば下るほど普通に暑い。
真嬉さん「お!小田原城!!! 」
しぃさん「聖地だね!」
ゆたそさん「幻の小田原城!!!」
クロ「あああ幻想の小田原城だ!!!虫さん写真撮ってえ!!!!!」
自転車を始めて間もない頃、小田原城にライドで辿り着けず、よくわからない石垣と写真を撮ったことを思い出す。
そして、大はしゃぎしつつ小田原駅へ帰還!!坂あり平坦あり、グルメあり温泉ありの充実したライドとなった。
涼しくなってきたので、これから行ける場所が増えていきそうだ。
今日もお疲れ様でした!(一夜城また行きたい)