2019年ももう10月。
今期の最終ブルベとして、
BRM1006定峰200に出走した。
5回目の定峰200にして、初めての「秋開催」。何となく馴染んできたコースとはいえ、どうなるかとても楽しみである。
◆
おなじみの兵庫島公園スタート。
何だか天気がどんよりしている……。今日のブルベは降らないとは思っているが、微妙な空模様なのは事実。
知り合いの皆さまとあれやこれや話す、スタート前の楽しい時間。
何と!! 風輪さんから藤井さん(我らが姫)とそのチームメイトさんの初ブルベ。
ブルベへの参加を決めてくれた、我らが姫。もちろん我々よりもともとお強い方なので心配はないのだが、当日を迎えるまで「忘れ物の夢を見た」などのツイートが散見されたので、なんとこまやかなお人だろうか……と思うなど。
これは写真に写りたがるいぢちさん。あんなに背が高いのに、映り込みの瞬発力がすごい。
虫さん、akkoさんとともにスタート。この写真はばんばんさんが撮ってくれた。
akkoさん「とりさん、ちゃんと追いついてきてよね!!」
とりさん「私あなたたちの20分後スタートですよ!!」
……との言葉を聞きながら、どのへんで会えるかな~?とふんふん走り出す。
雨。
しっとり……寒くないけど、そこそこのこまかいやつが断続的に降る。
そして身体がつらい。私は風邪を引いているのだった。これはまさか、西上州300ふたたびか?
とりあえず、風もあるのでローテして先頭へ。
うーん、風邪を引くとすぐにぜんそくに移行するためか、肺の機能がいまいち。
しばし走っていると、アオバのスパイことりゅーせいさんと、とりさんの姿が!
何だか暴君様もいる速い集団になって、追いついてきてくれたらしい。
これは高笑いしつつ爆走していく暴君様を見送る我らの図(とりさんから)
りゅーせいさんは散々煽ってきたのに、その一団にはついて行かなかったという罪作りなお人……。
そんなわけで、PC1到着。これは入れ違いになる暴君様のお姿だ。私たちはだいたい1時間くらいの貯金、そのへんは毎年変わらない。
ここでは豚汁に塩おにぎり戦法。食欲いまいちのときはコレだ。
この写真、虫さんが撮ったもの。ごちゃっとした集団になっているのがよくわかる。
ちょうどこの辺りで、うきうきジンガイ仕様のハチヤマさんも追いついてきてくれた。
とりさんが教えてくれた、可愛い猫注意の看板。
この看板があるのが山王峠。
虫さんの斜度に対する怒りの叫びが響くが、今日はりゅーせいさんが一団にいるために、ガンガン煽りの言葉で返される。
りゅーせいさん「大丈夫大丈夫、平坦だから」
虫さん「あおり運転だ~~~!!!」
りゅーせいさん「ギアを変えるから坂だと思うんだよ、そのまま進めば……」
スーーーッ
そして、アオバスパイははるかかなたへ……。と言いつつ、今回はこのたびをご一緒してくださるらしく、煽りながらも何度もペースを合わせてくれるのだった。
山伏峠のふもとで軽くトイレ休憩。
ばっちりポーズを決めてくれるハチヤマさんと、何やらチェーン調整中のりゅーせいさん。
はじめて登ったときよりは短く感じる山伏峠。あと、何回目かで体験した交互通行の工事がなくなったのも影響している気がする。
ここからはガンガン下り。前回が平坦ブルベだっただけに、長い下りは気持ちがいい。
下りの練習は下りでしかできないのだよなあ、としみじみ。飛ばすのではなく、でもシャキシャキ進めるととってもうれしい。
これはハチヤマさんが撮ってくれたたまちゃん探検隊。
りゅーせいさんの下りはスコーーーンと速い(ともすると見えない)
さて、下りきってのお昼ご飯。PC2のセブンイレブンに到着だ。
貯金も1時間10分くらいだっただろうか、しっかり食べておく。
とりあえずたぬきうどん、あとからあげも食べる。
何だかやたらと気温が高いので、10月にも関わらずボトルに氷を入れるなどしておいた。とりさんが「定峰峠ではあぶられそうだ」というので、確かにバッチリ差し込む日差しに嫌な予感がする。
すぐに始まる定峰峠を目指してリスタート。
ちなみにりゅーせいさんがアオバのスパイなどといじられる所以は、この真っ赤なアオバヒドイ感を現したスタッフベストを着用しているからである。
さあ、いざ定峰峠。何度きても長いので、斜度がきつくないとはいえ結構気が滅入る。あと、ほどほどに暑い。
虫さん「消化……昼飯の消化……」
akkoさん「久し振りのブルベだからもう疲れた……」
という声が聞こえてるなか、ひょんなことからりゅーせいさんと2人定峰峠を登ることに。
ブルベのあれこれの話が楽しく、気づけばペースは当社ブルベ的には上げ目に……。いや、しかし話は続けたい、ということで息を抑えつつ懸命に登る。
一足先に登頂。このときのペースやや上げ目問題はゴール後にそっと暴露したのであった(その場で言ってよ(*´ω`*)と言われたが加速される未来が見えるので言わない)
そして、少しあとからakkoさんハチヤマさん、途中でポジション直しをやっていたらしい虫さんととりさんが到着した。
この写真の私、腕が垂れ下がって変な生き物のように見える。なぜ。
あとは、気持ちよく貯金を取り戻しながら下り……
通過チェックの道の駅和紙の里へとイン。今回は、レシートをいただくためにもりもりのエリンギを買った。前回買っていったしいたけで味をしめたのだった……。
この通過チェックで貯金を残していると、気持ちはだいぶ安心である。
あちこちに姿を見せる彼岸花を、とりさんが教えてくれた。桜のない秋定峰の見どころといえば、これではないだろうか。
クロ「わ~~!本当だ咲いてる!」
虫さん「ねえ!!!!今兄者がいた!!鶴丸も!!!!」
そう、彼岸花といえば秋のコス撮影にぴったりの背景。春ならば桜というやつである。
刀剣乱舞のキャラクターにさぞ彼岸花は似合うだろうな、としみじみする。推しジャンルのキャラには目ざとい、それがオタクというものであるのだ。
さて、松郷峠に入る前の定番寄り道スポット、帝松だ。
ハチヤマさん「帝松寄りたい人~~!いや、皆が寄らないならあれだけど」
とりさん「はい!!!」
遠慮がちなハチヤマさんに、とりさんをはじめとした皆がワイワイと賛成する。
私と虫さんはアイスを食べるには冷えそうなのでやめておいた。しかしここの大吟醸アイスは、マジでめちゃくちゃウマいのだ。
おいしい笑顔のとりさん。
こちらもおいしいハチヤマさん。
男三人、アイスデート……。
さあ、これを励みに松郷峠を登るのだ。
ちなみに残り僅かとなったとりさんのアイスが地に落ちる出来事もあった。
これは松郷峠の登りはじめで、つらそうな様子を演出するりゅーせいさん。
短めのこの峠よりも、最終PC前にやってくるあいつの方が、よっぽどうんざりする。
今年は全体的に(あとで聞けば、時間帯のせいでもあるようだが)渋滞していなくては知りやすい。また、向かい風もなく、今までの春定峰と違って快適だ。
起伏にカロリー切れ気味になりつつある虫さんを、後ろで見守ってくれるハチヤマさん。
一度も開いているところに出くわしたことがない、伝説の「四里餅」である。
そしてこれが憎きあいつの正体……八高線の登りというやつだ。
akkoさん「ちょっと!とりさん褒めて!」
とりさん「姉さん!しっかり足まわってるじゃないすか!!」
坂を乗り切る方法は褒められることだった、といった虫さんの意見を取り入れるakkoさんと、何だかよく分からない褒め方をするとりさんの図。
ハチヤマさん「登りはだいたい忘れちゃうから大丈夫!」
虫さん「??????」
そうこういっているうちに、最終PCにたどり着いた。貯金は1時間以上、ここならオンタイムで到着したとしても、基本的にトラブルがなければゴールには間に合うだろう。
クロ「あっ!!とみ田がある!!」
このジェネリック二郎が好きだ、夏に出ていたつけ麺タイプはもっと好きだった。
一瞬ラーメンに走りそうになったが、そこまでペコペコでもないので親子丼にしておいた。ここにくるまでりゅーせいさんにずっと「何食べようかな~~どんぶり食べたいなあ~~~」と言い続けていたので、ひとまずそれを叶えておいた。
すっかりゆっくりご飯食べてしまった。何となく肌寒い気がする。
あとは、慣れた道(だれる道)を順調に帰るだけだ。
akkoさん「あっ!!私レシートもらったっけ?!」
とりさん「さっきレシートの話したでしょう。ちょっと、酔っぱらってるんですか(笑)」
この後、レシートは無事に見つかった。
今日のakkoさん、朝からいぢちさんにも酔っているのか疑われていたらしく、さすがに笑ってしまう。
さて、いつもはダレる甲州街道なのだが、なぜかハチヤマさんがガンガン引いてくれる。信号峠なので1km走っては止まり、またガッツリ漕ぎ出すというループ。
鉄道激写タイム。日が暮れているせいかなかなか雰囲気がある。
日本にラグビー旋風が吹き荒れている記録として。順調に勝ち進んでくれていて、とってもうれしい。
ちょうど19:00前くらいに、最大のおうち峠を迎えるりゅーせいさんが「今帰れば、すぐにお風呂に入ってビール飲みながら鉄腕ダッシュが見られるのに……」という話をしていた。その峠を乗り越える心の強さ、それもまたブルベ 。
多摩川沿いまで帰ってきても、インターバルトレーニングは続く。鼻水地獄かつ、カロリー切れを起こしはじめた虫さんが苦悶する声が聞こえていた。
やがて、本当の真っ暗闇へと戻ってきた。いやし館までのこの道のり、何度来ても不安になるほどである。
そして!無事のゴール!!
条件もコースもまちまちなのであまり比較にはならないが、今年のゴール時間が過去5回の中で一番早かった。ハチヤマさんインターバルのおかげかもしれない。
そして、なんとゴールの癒し館には、とりさんとK内さんがお約束していたらしく、K内さんお手製のめちゃうまビリヤニが……!!
これが噂に聞きしビリヤニ!パクチーもらっきょうもある!!辛い!うまい!!すごい。
本格的なビリヤニだ。
そんなわけで、とりさん、akkoさん、ハチヤマさん、りゅーせいさん、虫さんのおかげで、今期最終出走となるブルベを、楽しく過ごすことができた。
今年はDNFを選ばなかった、いい年になった。
今日もお疲れ様でした!(道の駅エリンギはつまみになりました)