BRM526神奈川600興津②

4:30すぎ起床。
胃の状態は最悪、胃酸が上がって気持ち悪い。
むしろ痛い。
あれだけいろいろ気にかけてきてこれかと、ものすごいブルーな気持ちに。食べられるかが肝と言われながらきたので、ああ今度もダメか、とここで思ったのは事実。


2つ買ったおにぎりのうち、1つを半分だけ食べ、ヨーグルト飲料を飲んでおしまい。
胃腸の状態が悪すぎてしばらく動けず、ブリーフィングがほぼ終わる頃に地下の受付へ向かった。

田中さんやマヤさんに励まされても、もう全然行きたくない気持ちになっている。


とはいえ事前準備が実らなかっただけでいつもの調子といえばいつもの調子なので、ぜっとさんに様子を聞かれて「いつも通りです。まったく食べられません!」と言ったら、「なんだいつもどおりか」と自分でちょっと持ち直した。

駿河健康ランドの前は、まさにスタート地点!という感じ。

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ここでも、たくさんの人に会うことができた。まるでお祭りのようだ。

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そんなわけで、集団に紛れるような感じで、ぜっとさん、虫さんとともに興津600のスタートを切った。

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・スタート~PC1


確かに、平坦。
トラウマのいちご海岸通りも、朝というだけで軽やかに走れる。

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海岸沿いだが暴風というわけでもなく、薄曇りで走りやすい。そのうちに、買っておいたカロリーメイトと、用意しておいた行動食(ボトルに入れた、無塩ナッツ類と柿の種のミックス)が食べられる程度に回復。40kmかけてカロリーメイトを二本、その辺りで軽いコンビニ休憩。


出走前から噂に聞いていた大崩海岸を過ぎていく。崩落した旧道の景色が何とも赴き深い。

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このあとに小峠があったはず。

 

間を空けようにも、この辺りはとにかく参加者がたくさん連なりがち。信号はやや多めだろうか。

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ぽたじゅうFCのFCは何なのか……ファンクラブなのではないか……という謎の疑問。

(調べてみたら、フランチャイズのFCのようだ!!!!)
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ひょこっとしてくれているのはあっこさん。
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PC1はセブンイレブン1時間半を越える貯金だったはず。

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まだまだ皆さん元気で、PCが楽しい。

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ヨーグルト飲料とプリンと、食べられもしないチョココロネを購入。とりあえずパンは持ち歩くことに。

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・PC1~PC2


走り出してすぐの、御前崎灯台前で記念撮影。静岡県最南端の岬だそうだ。

こういうフォトスポットで止まろうと提案してくれるぜっとさんのお陰で、楽しい思いをたくさんさせてもらった。

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これは確か原発の施設に沿った道。

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そして、御前崎といえば、まさに東海道600のDNF地点。トラウマのホテル、くれたけインの前で虫さんと大盛り上がり。因縁の地だ。

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この区間は多少の起伏あり。
軽快に進んではいくが、だんだんと日が出てきて暑い。

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ここまで、各PC間が80km以上あるので、とにかく適当にコンビニ休憩をとる。


暑いので、ミニストップでひとやすみ。人生初のハロハロはとてもおいしかった。

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ぜっとさんの食べていた全部いちごのやつは、もっとおいしそうだった。

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気温の上昇が見られるので、冷えピタを首の後ろに貼ってみたり、弱りやすいひざ関節に貼ったりする。
順調に進み、べいさん、vegaさんとも再エンカウントべいさんはいつもしゃべるときにキリッとしている。

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いつの間にか浜松入り。母方の一族はみなこの辺りの出身なので、なんとなく懐かしい気持ちになる。

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大きな起伏もチラホラと。


暑くてぐったりしてきたので、PCまで10kmないくらいのファミリーマートで昼飯大休憩。
イートインが広くてありがたい。

ここで、虫さんが弱虫ペダルのテーマソング集に2700円の課金。以降、登りではこのアルバムがガンガンループされる。
冷し中華を期待したがなかったため、とろろそばに。

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このとろろそばを半分、塩のやきとりを半分。これが、かろうじて食べられた人間らしい食事である。味がしなくて美味しくない。


この休憩にじっくり時間をつかい、PC2には貯金2時間ほどでイン。ここからが本番、いよいよ登りの区間である。

 


・PC2~ラストコンビニ~新野峠トップ


ラストコンビニのファミリーマートまでは登り基調の50kmほど。ご飯を食べたあとで元気は出ていたけれど、あんまり道の記憶がない。
まず最初に、ぐぐっと登って、静岡県と愛知県の県境のトンネルへ。いよいよ、自転車での愛知県入りだ。意味が分からない。

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とりさんが好きそう?! と思った神社への道。
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三時間に一本ほどの鉄道の線路下。情緒ある景色はそこかしこに。
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続いて、川沿いのアップダウンを繰り返しながら、最後にぐっと斜度が増す池場峠へ。
個人的には、この峠の最後に疲れさせられた印象だった。


そして、197km地点の峠前ラストコンビニ。でかい休憩スペースのついたファミマには、多くの参加者さんたちがいて、苦難の峠越えを前にほっとひと息。

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ここで、虫さんと私のブログを読んでブルベを始めたというHさんに声をかけてもらった。Hさん、今年からはじめて200、300、400と進み、今回が初600なのだという。


なんとなく温かな気持ちになりながら、リスタート。ここで食べた人道的なものは肉まんだけ。一応、いざという時のためにカロリーメイトとカルパスミニを買って持っておく。

 


クロ「なんかさあ、人生狂わせてしまった感あるよね」
虫さん「わかる……私たちのブログ見てブルベはじめるとか、いいのかと思うよね……」


夕暮れに向かってえっちらおっちら。
ぜっとさんお手製の標高見取り図に励まされるやら気が滅入るやら。
登りの道はやはり時間が長く感じる。

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虫さんは斜度がきついと心拍に負荷を感じるらしく、返事の声が細くなる。どうにも、あまり調子がよくなさそうな印象だ。


サカウバとは何なのか? 坂は命を奪う?

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道の駅グリーンポート豊根でドリンク補充とトイレ休憩、登りはまだ続く。

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流れ続ける弱虫ペダル歴代のOPやEDたち、これだけシャブみを感じられるのであれば、2700円の価値はある。ちょっと高いアミノ酸みたいなものだ。

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ついにとっぷり日もくれて、後半のきつめの斜度が待ち受ける。8%~10%がちょこちょこ顔を出すようだ。

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ようやく野峠のトップへ!

ここから阿南町へと入る。

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そんなタイミングで、後方から声が……!!

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とりさん「呪いの主に追いついたぞ〜」

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虫クロ「とりさん!!!!????」

ぜっとさん「お前5kmくらい前から登場のタイミング狙ってただろwwww」


まさに、新野峠頂上という絶好のタイミングだった。
この600のブルベを36時間あたりでゴールし、日曜のうちに帰ろうとしていたとりさんに、虫さんがあらかじめ「先に帰ろうだなんて許しませんよ!私たちと同じくらいの時間になりますように」という声(呪い?)をかけていたのだ。


まさかの我々の後ろから現れたとりさん、なんとここまでに3回パンクしていたのだという!!虫さんの呪いだとするなら、効果はテキメンだった。
何はともあれ、この場面でのとりさんの登場は、めちゃくちゃドラマチックではないか。


加えて、ラストコンビニで会ったHさんとも遭遇。ここから、標高300m近くガッツリ下りに入る。

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・新野峠トップ~伊那パークホテル


バコーーーンと下れるお楽しみゾーン。
道が狭くく暗いので、二灯を煌々と照らすに越したことはない(と、走り出して気づいた。片手を離すのはちょっと不安なのであきらめた)

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道の駅の人権のあるトイレでひと休憩に立ち寄ると、一人足りない。

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クロ「あれ?とりさんは?」
虫さん「下り始めて即パンクして離脱したよ」
ぜっとさん「あいつwwwww」


のちに原因はとりさんのブレーキシューだとわかるのだが、劇的な登場をしたとりさんは、ここで速攻パーティーを離脱することになった。
そして、ここからまた下り、楽しい時間はあっという間。野峠本番ともいえる、きつめのアップダウン区間だ。

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尚、これらを乗り越えると、峰竜太の出身地である下條村へと突入する。
苦しみ抜いた末に現れる、峰竜太の看板が、この苦痛の起伏を峰竜太区間とローディーに呼ばせるのだとか。
勢いだけで乗り越えられない大きめの山が5つほど?これはなかなかに、しぶとい。
Hさんとも雑談をしつつ走っていたが、冷える時間帯ということもあり、ぜんそくの発作が起こる。
おしゃべりをセーブし、じりじりじわじわと起伏を乗り越えていった。


途中の下りでカロリーメイトが吹っ飛び、Hさんに拾っていただく一幕も。


そしてついに峰竜太!!

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あとはホテルを目指すだけと、コンビニ休憩。

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やっと空腹を感じ、ここで納豆巻きだけ食べた。


時間帯としても、コースとしても、個人的にはここからが正念場だった。
山を越えてきて疲れも出るし、夜中に向けての時間帯だから胃も弱る。加えて、全然安心できないゆるい登り基調。

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虫さんも、どんどん疲れと眠気と呼吸でふらふらに。心臓の負荷が今日はやっぱり大きいらしく、なかなか妙な呼吸音で走っている。
普段ならカフェイン錠を入れるところだが、胃を守るためと、ホテル仮眠の効率を良くするため、という理由でやめておくように助言を受けていた。


が、いよいよ危ない。虫さんが不意に意識を飛ばす。
後ろからずっと声をかけつづけて走る。
伊那パークホテルは310km地点。あと10数キロが遠く、危ない。とりあえず2分休みたいと道路脇に伏したところで、寝起き?と思しきべいさんが登場した。

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べいさんが見たのはきっとこんな虫さん。

べいさんは、ここより前の区間で仮眠をしてきたらしい。会話で少し元気を取り戻し、とりあえずリスタート。


クロ「べいさん来てからちょっとペースよくなったよ、ホテルまでもうちょと、頑張ろうね!」


10kmくらいはずっと声をかけ続けた。
前方を行くぜっとさんのテールライトと、ふらつく虫さんを励ましながら走る。あと5kmホテルが手前にあればと、何度思っただろうか。
信号でちょっと休み、左側に右側に転ばぬように、とりあえずできるのは声に反応してもらうこと。

深夜ともなると風が強くなり、気温が下がって両膝がめちゃくちゃ痛かったことを覚えている。胃を空にすると機能が止まるので、行動食をときどきボリボリ。


貯金を使い果たしつつも、伊那パークホテルにイン。

ぜっとさん「ここからのコースならリカバリーできるから、借金をしてでも1時間は滞在しよう」


こうして、ホテルの1階廊下に自転車を置かせてもらい、(ほかにも自転車は何台もあった)部屋にチェックイン。

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シングルを3部屋とっていたが、眠気マックスの虫さんの寝過ごしが心配で、ドロップバッグ2箱とともに、1つの部屋に集まることにした。
ホテルにたどり着けば、彼女もようやく落ち着いた状態に。高速でシャワーを浴び、軽く準備を整えてベッドに入ってもらう。


私も、歯磨きと両ひざにボルタレンゲルを塗って、就寝。
45分後には、起床のアラームが鳴る。そのときには、ほぼ夜明け前だ。


③につづく