むっちんさん「坂の練習がしたい!ごほうびもほしい!」
そんなわけで、発足した坂トレライド企画。ゆる長い坂と、立ち寄りグルメや絶景がついてくるライドで、遊んでもらうことになった。
メンバーはむっちんさん、真嬉さん、虫さん、クロ。
湯河原駅に集合し、椿ラインで大観山頂上を目指すことにした。
9時頃、椿ラインの登り口ともいえる湯河原駅へ集合。出張続きだった真嬉さんが、青森みやげをくれた。甘くて美味しいこいつでカロリーを補充!
それぞれ準備を整えて、快晴のなかスタート。いくら2〜3%とはいえ、湯河原駅からいきなりの登り基調である。
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あれこれ話しながら、2人ずつに分かれる感じで走る。
話題はテニプリから遺産相続まで多彩だ。勾配は基本的にゆるやかなため、しゃべれるペースを維持しつつ、進む。
途中、オートバイと車の事故があったらしく、警察車両が交互通行の整理に当たっていた。
先ほどまでブンブン飛ばしていたバイカー、車の方々が、事故を見てか走り方がやや大人しくなる。
絶景休憩ポイント、椿台で補給タイム。
前日より5℃下がったとは思えない、ばっちりの快晴と暑さだ。風がやや冷たいくらいだろうか。
ゆったり走りだし、新緑の景色を楽しんで進む。
何かの補給タイム。
景色もいよいよ開けてきた。
ここまでくれば、レーダー台を横目に、あとひと頑張り……。
富士山のお目見えに期待して、山頂へ!
うーん、惜しい。富士山の先っぽだけが薄雲に隠されている。
それでも見晴らしのいい景色に、それぞれおまんじゅうやマスコットを取り出しママ活に励んでいると……
「虫ちゃんクロちゃん!」
がっちゃがっちゃしながら走ってくる女性の姿が。
なんと!!!!!
のぞみさんである!!
最近トレーニングを復活させたのぞみさんが、たまたまグループライドをしていて、私たちを見つけてくれたのだ。
意味不明だが、クリートのネジを紛失し、ぶっとばしながらここまで走ってきてくれた。
束の間の再会に喜ぶ私たち。でもなぜクリートが……。
ひとまず記念にと、女子的な写真で思い出を残した。一応、黄色の富士ヒルスプリット賞ジャージがのぞみさんである。
このときののぞみさんのライド記事はこちらで!!
のぞみさんと別れ、MAZDAスカイラウンジから、アネスト岩田スカイラウンジに名前を変えた休憩施設でお昼ご飯にする。
カツカレー!大観山を登ってきたので実質ゼロカロリー。
少し防寒をして、5kmほど芦ノ湖まで下っていく。ちょうど今日、箱根新道を登っているらしいどろさん、いんちょうさんと合流するなら芦ノ湖のあたりだろうと算段していた。
短いダウンヒルを終えて、芦ノ湖沿いの小さな起伏にさしかかったとき、真嬉さんが膝の痛みを訴えだした。
ヒルクライム中から痛みがあったらしいのだが、ここにきてかなりひどくなり、ペダルを回すことすらできないという状況に。なんとか芦ノ湖前のセブンに辿り着いて、マッサージ&休憩。このとき、声をかけてくれ、芍薬甘草湯をくださったローディーのお兄さん、ありがとうございます。
しばし休憩をとっていると、いんちょうさんが登場!
虫さん「わーい、いんちょうさん~~!!!!あれ?どろさんは??」
いんちょうさん「消えちゃった!」
話を聞けば、国道一号の登りの最中で解散したらしい。
真嬉さんの脚がほんの少し回復してきたところで、どろさんが到着。
クロ「わーいどろさん!!!!」
皆で芦ノ湖に移動して、記念撮影タイムになった。
どろさんがあったかいので、じゃれたくなる私。
旧道のお茶屋さんに向かうため、最後のひと踏ん張りと登り返し……
箱根旧道「甘酒茶屋」で皆でおやつタイム。
このとき、いんちょうさんに先日の海野宿について、まる1日以上自転車に乗っているってヤバい、という根本的かつ新鮮なリアクションをされたのが、なんだかおもしろかった。
あとは旧道ダウンヒル!
いんちょうさんの、天狗前登坂チャレンジ。
かなり軽々だった!
ここからもひたすら下っていき……
全員揃って、小田原駅に到着して、ゴール。
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このライドで、ずっと小さいな小さなと思っていたむっちんさんのスプロケが「12-25」であることが判明し、本人が茫然としていた。
完成車についていたスプロケのまま突き進む人が仲間うちではほとんどなので、インナーローが周りにくらべて1~2枚も重いというのは衝撃的だろう。そりゃつらいわけだ。
私も通った道だぜ……と思いつつ、たまにしかしないヒルクライムを快適にするためには、ギアについてはお店が最初に教えてくれたらいいのになあと思ったりもする。
一緒に走ると気づけることもあり、同じ立場で教えられることもあり、教わることもあり、遊んでくれる友人たちには感謝しかない。
走る目的について必要な機材は違うし、最後は本人たちが取捨択一するべきだけれど、「これいいよー」というものは、根拠を調べて共有できるといいなと思った。
気持ちよく坂を登って、食べてしゃべって帰る、楽しいライドだった。
今日もお疲れ様でした!(時代はワイドレシオ……)