チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

しおさいと行く!房総半島一泊二日ライド

心踊るゴールデンウイーク!


海野宿400を走り終えてから三日目、楽しい旅が始まろうとしていた。
メンバーはゆたそさん、どろさん、虫さん、クロ。
本当は渋峠に行く予定だったのだが、交通規制と天候不安により、急遽房総半島へと行先を変更。


スタート地点は銚子、一日目は御宿に泊まり、最後は金谷港からフェリー帰るということだけが走行プランだ。
すでに雨&暴風の予報が出ているため、臨機応変輪行しながら房総半島を堪能しようと計画していた。



・一日目、特急の旅立ち


朝7:00、集合は東京駅。 


クロ「ああ~~大好きなブルディガラでパンが買える~~!!コーヒーも好きなだけ飲める~~」
どろさん「肉!」


オーバーナイトのためのカフェイン抜き生活から解放された喜びが半端ない私。
各々好きなものを買って、特急しおさいに乗り込む。

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しおさい座席幅が広く、車両最後尾の座席の後ろは輪行袋がばっちり入る。
デッキも広く、荷物置き場もあるため、輪行で乗り入れるには適した電車だろう。しかも今回、GWにも関わらず、駅ねっとで料金は40%オフ!!さらには車両がガラガラで、一気にしおさいが大好きになった。


東京駅~銚子駅までは、2時間ほど。FGOのイベント周回タイムとなった。


虫さん「アッここ釘めっちゃくれる」
ゆたそさん「うちのラーマきゅん見て」


車窓を過ぎていく景色は、横殴りの雨と木々を揺らす風……。果たして、自転車に乗ることはできるのか。
ソシャゲやブログ執筆に取り組む私たちに、退屈という言葉はない。

 


銚子駅犬吠埼~昼ごはん


銚子駅着。
雨と暴風。周辺は順次止んでいっているらしいが、今はまだ動けそうにない。というわけで、銚子電鉄で犬吠崎まで電車で移動することにした。1時間ほど駅で待つことになったが、それはそれ。イベント周回がはかどるのである。


マイナー駅らしい風情。

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絶対にあきらめない銚子……?

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どうやっても金城さんを思い出す。

 

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ムードたっぷりの電車旅を経て、犬吠へ。

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雨が上がり、気温も高くなっている。何度も風に邪魔されながら支度を整えて、関東最東端を目指した。

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ここが、かねてよりずっときたかった犬吠崎灯台!!

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クロ「うわあーーーーペダルにおけるデートスポットに出てくるやつーーーーでも千葉の人にとっては心霊スポットらしいんだけど」


風に煽られながらも大はしゃぎ。

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純太と爆風のデートタイム。


風に乗りたいT.Mゆたそさん。

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観光スポットらしく、他にも人影がぱらぱらとある。とにかく、崖下に広がる波が高かった。

 

ひとしきり写真を撮ったあとは、海鮮を食べに5kmほど先のお店へ。

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海岸沿いを吹っ飛ばされそうになりながら漁港に入り、お店を発見。
「犬若食堂」、ぱっと見は、地元の方のためのお店といった雰囲気である。

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馴染みの皆さんが酒盛りをしていて、席は当分空かないとのことだったのだが、数名のおじさまたちが「オレたちは外でも飲めるからいいよ!」と席をゆずってくださった。
何ともありがたい!!そして、申し訳ない気持ちは多分にあるのだが、空腹なのでお言葉に甘えさせていただく。

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めちゃくちゃお礼を言って、店の中へ。ほろ酔いの常連さんたちがオススメを教えてくれる。


こちら、あずま丼(まぐろの漬け丼)!マグロも二層になっていて、ごはんもたっぷりでうまい。

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そして、マグロのモツ煮。これがまた酒を飲みたくなるような味で、うまい。あっさりみそ味だ。

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どろさんと虫さんが食べていたミックスフライ定食も最高だった。イワシの脂ののり方が尋常ではない。

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おいしさにはしゃぐゆたそさんと、やさしく見守るどろさん。どろさんのキャベツはほぼゆたそさんに託された!

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混んでいると入りにくい雰囲気があるかもしれないが、量の多さと味の良さは太鼓判だ。地元の人たちも店員さんも気さくでやさしい。
自転車で寄るのももちろんいいが、昼から一杯ひっかけるのも最高だろう。

 


・20km死のライド~再びのしおさい


雨で出だしが遅れたことと、ここまでの5kmでマトモに走れないことを知った私たちは、目的の宿までは電車で行くことをすでに心に決めた。
宿を予約した御宿までは、自転車ならば90km。


虫さん「じゃあとりあえず、一番最寄りの駅までは走ろうか」
どろさん「まあ20kmくらいだし何とかなるんじゃん?」

 


そして、
爆風。   

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房総半島だからと、予期していなかったキツめの起伏。

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まっすぐに走れるのは、先頭のどろさんだけ。

ゆたそさん(サイピクによる内股痛)
虫さん、クロ(海野宿400による太もも痛)
坂道では全員がどろさんから千切れていく。


虫さん「なんでどろさんぶれないの??」
どろさん「斜度はクソだけどまだ平気」


よろよろよぼよぼ走り、見つけたセブンイレブンで休息する。初めて出会う氷点下コーラに大はしゃぎした。ツメタクテウマイ!!!!

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どろさん「まあ駅まであとちょっとでしょ」
ゆたそさん「だね~~」
クロ「???まだ3kmしか走ってないよ」
どろさん「え????」


あまりの起伏と風のしんどさに、少なくとも10kmは走った気持ちになっていた。残りはまだ15kmほどある。先日400を走り切れたのが嘘のようだが、この15kmがあまりにも遠すぎて、辿り着ける気がしない。

 

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決死の再スタート。

 

虫さん「風!!!!」
ゆたそさん「無理ーーーーー」
どろさん「斜度……」

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何とかたどり着いたのは、旭駅。

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しかし、ここから御宿駅に向かうには、なんとまたしおさいに乗って、千葉まで一旦戻らなくてはならない。


つまり、こうだ。(赤が電車移動、青が走る予定だったコースである)

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クロ「????また千葉に戻る??」
虫さん「でもこれしかない。てかあと10分で電車くる、そのあとは1時間後だ」

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チキチキ輪行レース開催!!


いつも輪行がクソ早いどろさんがフィニッシュを決め、4人分の特急券を買ってくれた。


そして、朝ぶりのしおさいの快適旅……。
千葉乗換で、外房線をつかい、ほぼ3時間の移動だ。やっぱりイベント周回がはかどるのである。今回の旅行は、もはやFGO強化合宿といっても過言ではない。


千葉駅でコーヒーやおやつを買って、うだうだと好きに喋りながらソシャゲタイム。これはこれで贅沢満開な電車旅を楽しむことができた。

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・到着!御宿駅~民宿まみや


夕方になり、目的の御宿駅に到着。

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セブンイレブンでおやつやつまみ、酒盛りセットを買って、いざ民宿へ。

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こちらが民宿まみや
ちょこっと耳が遠いが、元気のいいおかみさんが迎えてくれた。
自転車は普段は駐車場に止められるようだが、今回はバイカーの方と被ってしまったため、目の前の敷地に留めさせてもらう。

 

中はこんな感じ。

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チェックインが遅かったので、民宿についてすぐにご飯タイム。

部屋食だが、配膳は自分たちで行う形式だ。


ご飯、どーーーん。金目鯛の煮つけもある。

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趣向を凝らした品々の数々。どれもほっとする味で、あっさりめ。ご飯はお釜ごと渡されるので、食べ放題だ。

走ってないけど風により疲労困憊。

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虫さん「あ、夕焼け!!」
どろさん「やばい、きれい!撮りにいこう!!」

カメラマン2人が中座し、海まで駆けて行くのを見送って、ゆたそさんとまったり食事を続ける。カメラマンたちの夕焼けショットは圧勝だといえそうだ。

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夕食は量が多いので、途中に買ってきた白ワインを挟んだりして、やる気を出して食べる。ほどほどで戻ってきた2人、全員で食卓を囲み、完食!
こちらの民宿にもお風呂はあるが、小さめの家族風呂ということなので、近くにある温泉施設へとお風呂に入りに行くことにした。

 


・暴風の砂浜に死す


風速、14m/h……。
温泉施設まで徒歩15分の道のりだが、海岸沿いのため、死ぬほど砂がぶち当たってくる。

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もう尋常じゃない。
目も耳も砂だ。
短パンの虫さんが死んでいる。

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どろさん「砂!!」
ゆたそさん「口がじゃりじゃり」


懸命に歩いたところで、到着したのが「御宿の湯 クアハウス
こちらでは、褐色のとろみ温泉に入ることができる。

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地元の人でにぎわうスーパー銭湯といった感じだが、手足を伸ばしてのんびり楽しむことができていい。流し台が6台しかないので、大勢で行くには要注意だ。

 

クロ「歩いて帰ったらまたあの砂を浴びて風呂に入った意味がなくなるのでは……」


巻きあがる浜辺の襲来を恐れて上着で完全ガードで挑んだが、帰り道は風がおさまりつつあり、行きのような目に遭うことはなかった。

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民宿の女将さんのご厚意で、済ませておいてくださった洗濯物を受け取り、夜の自由時間。
ゆたそさんとシャブワインで酒盛りタイム。そして、虫さんどろさんはソシャゲに没頭……。

 

※シャブワイン赤白
セブンイレブンYOSEMITE ROAD白+冷凍マンゴー+ゼロキロカロリーサイダー
セブンイレブンYOSEMITE ROAD赤+ミックスベリー+ゼロキロカロリーサイダー

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こうして、自由な旅の夜は過ぎていくのであった……。

 

・楽しい旅、2日目

 

素敵な朝ごはん!

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微妙に生乾きのジャージを着て、宿を立つ。


クロ「今日は昨日ほどの風ではないらしいんだけど……」
虫さん「すっごい風吹いてる」


確かに昨日ほどではないが、相変わらず神経を削るレベルの風が吹いていた。
波が荒れている!

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それでも、昨日よりは起伏のない、冒険的な景色のなかをのんびりと走る。

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途中、「かつうら海中公園」というとこに立ち寄って、トイレ&海休憩。

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海に挑むどろさん。

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海中展望塔はGWということもあって激混みだったので、外から眺めるだけ。

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リスタートしてすぐの橋でも記念撮影。とかやっていたら微妙にミスコースしていた。

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少しずつ車の増えていく道を走って、20kmほどの地点。コンビニで休憩をとっていると、「この先の鴨川シーワールド付近の渋滞がひどい」との言葉が耳に入った。

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……。
ここから、本日の目的のビンゴバーガーの最寄までは、電車で向かうことにした。電車を駆使する房総旅、最高である。


途中の海ポイントで、愛車と記念撮影。クロ、ゆたそ、どろ、虫の順である。どろさんのバランス感覚がすごい。

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そこから、のどかな道を2kmほど走り…… 

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輪行を開始したのは、電車が二時間に一本しかこない安房天津駅。のどかな駅だ。

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そこから目的の駅までは、相変わらずのソシャゲタイム。そろそろお腹も空いてきて、いい塩梅だ。

降りたった九重駅も、風情があって良い。

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九重駅から道の駅までは約6km、一瞬だけ本気の追い風と平坦になり、全員で大盛り上がり。

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目的地は「道の駅三芳村 鄙の里」だ。

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ここで売っている、顔ほどもある和牛パティのハンバーガーが、2日目のお目当てグルメなのである。
ビンゴバーガーの看板が輝かしい。

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そして、事前に情報は得ていたがだいぶ混んでいる。列に並んで注文をしてから、受け取りまでは3~40分かかっただろうか。


でかい!!

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うまい!!!!
生のたまねぎがからい!!!!

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パンもパティもどちらもうまいし、細切りで味濃いめのフライドポテトに、瓶コークのジャンキーさたるや、海鮮に慣らされた口には最高のご褒美である。

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ちょっと食べ過ぎた。

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相当満腹になったところで、最後はフェリーに乗るために金谷港を目指す。

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道はせいぜい20kmほど、房総半島の中ほどを通るので、多少の丘越えはあるものの、風はだいぶ弱まってきていた。

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どろさん「斜度!!」
ゆたそさん「はい登ってる!」
クロ「斜度……?」
虫さん「駄目だよクロさん感覚ガバカバだから!」

 

????
なぜかののしられつつも、比較的穏やかな丘を越え、過酷な交通渋滞の帰路へ。

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最後の6kmほどは、筆舌に尽くしがたい渋滞だった。先頭を進んでくれた虫さんがひどく疲弊していた。申し訳ない。


このトンネルすれすれのバスだとか、もう諦めてくれといいたくなるレベル。

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渋滞を避け、ゆるゆると海沿いの歩道を行き……。

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夕暮れになろうかという金谷港へ到着!


ここで、びわソフトを食べながら、房総半島との別れのときを待つ。

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風が冷たくなってきて、寒い。寒いので皆、暖をとりにどろさんの元へと集まってしまう。

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東京湾フェリーにそのまま自転車で乗り込み、

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むちゃくちゃ揺れる船内で夕焼けを楽しんだ。カメラマン組が看板で収めてきた富士山と夕日の景色はこちら。

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45分ほどの船旅……。
あわや船酔いというほど波が高かったが、無事に久里浜港へと辿りついた。

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この帰路で、最後にむちゃくちゃ話題になったのがアニクラ(アニメソングをかけるクラブイベント)における、とっとこハム太郎のコールである。


クロ「とっとこ~走るよハム太郎~~♪
だ~~い好きなのは~~」
ゆたそさん「ハイッ せーのぉ!」
クロ「ひ~~まわりの種~~」
虫・どろ「オレもーーーー!!!」


オレもー!を言いたいがために、このやりとり30回はしたと思う。
そんなことをやっているうちに、ついに久里浜駅へと到着。

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勝手気ままなGW房総の旅は、はしゃぎ回って終わりを迎えたのだった。

 

一泊二日の電車移動(赤)と、自転車移動(青)は、ある意味房総半島大満喫である。

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何事にも動じず、ソシャゲが好きで柔軟なメンツだからこそ楽しめたこの臨機応変な旅は、とても充実したものになった。
虫さん、ゆたそさん、どろさん、最後までありがとう。

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今日もお疲れ様でした!(オレもー!!!)