自転車を始めてから、多分6回目の伊豆大島。
今回は久し振りに、総勢8名の友達と大型の合宿をすることになった。
今回は、島一周にこだわらず、本当にゆるゆるっと楽しむプラン。
一日目:岡田港→御神火温泉で朝ごはん&身支度&荷物預け→岡田港で後発組と合流→都立大島動物公園→ぶらっとハウス→洋菓子屋シャロン→ホテル赤門
ゆるゆるのんびり、しかし大島を遊び倒すプランである。メンバーは、紗芋さん、真嬉さん、むっちんさん、どろさん、じぇんさん、虫さん、ゆたそさん。
船中宿含め、二泊三日のライド合宿が始まった!
◆
・竹芝ふ頭発! デッキで宴会
金曜の夜発のさるびあ丸(大型客船)で旅立つのは、どろさんを除いた7名。
どろさんは、夜出航便に間に合わないので、翌朝発のジェット船で大島合流となっていた。
平然と歩くクロとゆたそだが、この直前まで弱虫ペダル55巻(新刊・葦木場と手嶋がアレソレするやべぇやつ)を読んでいて満身創痍だ。
珍しく、港に一番乗りのじぇんさん。そして二番手にむっちんさん。
佇むじぇんさんのその鮮やかなネオンピンクのジャージは……天下のRapha!!
大はしゃぎのゆたそさんのツイート。早々に、本旅行のじぇんさんの立ち位置が決まった。
自走の紗芋さんと残業の真嬉さんがチキチキレースを決めて、全員で無事に船に乗り込む。ここからは、レインボーブリッジなど眺めつつ、デッキで宴会タイムだ。
風が強い!!!
寒いので室内に避難して、消灯の0時まで大はしゃぎのひとときを過ごした……。
なお、今夜は東海汽船格安プランの2等椅子席組と、お高めでも横になりたい2等和室組とに分かれて就寝した。
・おはよう!伊豆大島〜御神火温泉
2等椅子席はかなりリクライニングがきき、足置きもついている。下手な夜行バスよりよっぽどいい!!!!
というわけで、2等和室よりずいぶん静かなこともあり、快適な朝。昨晩飲みすぎたのか、腸の水分保持率がはちゃめちゃなことになっているが、それ以外は元気な目覚めである。
風が強いながらも大島に降り立ち、軽く支度をして、荷物預けと朝ごはんのための「御神火温泉」へ向かう。
なんだかよくわからないけど、ハブとマングース???のようなゆたそさんとじぇんさん。
岡田港を出て、まずはウェルカム1kmの坂である。おなじみ。
しばらく登り基調だが、御神火温泉までの7kmのうち、半分程度。あとはゆるっと下るのである。
到着!!
今朝は、ここで朝ごはんと身支度を整え、どろさんの大島入りを待つのだ。
御神火温泉の朝ごはんは、おかゆセット、トーストセット、豚丼の三種類。
広い畳の部屋でいただくのだが、早朝という時間帯もあって、同じ夜行便で来た人々が仮眠をしている。
おかゆセット600円、明日葉のつくだに、梅干し、のりがついて、鍋の締めのようなクタクタの白菜が入ったとろっとろのおかゆ大盛り。
これが、うまい。
身支度、仮眠。いつもは港でやっていることも、座敷なのでゆっくりのんびり支度できる。
……尚、荷物を預けにきたはずが、あまりにのんびりしてしまい、御神火温泉での預かり時間(観光案内所が開く9:00まで)をすぎてしまったので、観光案内所まで再度運ぶというアクシデントも。
そして9時を過ぎ、ジェット船で大島入りしたどろさんの到着連絡。
ホテルの人が荷物を送迎してくれるそうなので、その時間に合わせて、岡田港へと迎えにいった。
どろさん「ラーメン五分で食べたよ」
全員揃ってスタート!
本日2度目のウェルカム坂である。
紗芋さん「10%超えてるよ!!!!!」
・岡田港~大島公園動物園
ゆるゆると走って、12kmほど。
今回の一番の目的である、「大島公園動物園」に到着。
島を一周しなくてもいいから、動物園をのんびり楽しんでみたい。そんな気持ちがあった。バイクラックも完備でありがたい。
ゆたそさんめっちゃ嬉しそう。
つのでアタックしまくってくるヤギ
ふれあい広場でモルモット、うさぎとのひととき
皆であちこちウロウロ……
猫のような声でなくクジャク
大変!!捕らわれのゴリラが!!的なリクエストに答えてくれる、心やさしい姿
皆のポージング写真!
輝くネオンピンク、ラッファマン孤高の背中。ラッファマンの必殺技はカメラの連写だ。
(なお、メンバーにイエローのraphaとパープルのraphaがいたが、それぞれ仲間になることを拒否)
とにかくウロウロ
ゾウガメやらワオキツネザルやら……
なぜか体当たりをしたがる集団。
あれこれ見て回る、楽しい時間。
結構充実しているので、時間はいくらでもかけられてしまう。
なんと、入場無料!さすがは都立。
我々もオリの中の生き物たち、なんだかよくわからないけど楽しそうでよかった。
そのあとは、動物園すぐそばの、椿資料館売店でランチタイム。お菓子とラーメンしかないけれど、冷え切った身体にラーメンが染み渡る……。
小雨がぱらついているので、今日は三原山ヒルクライムは断念。
なんかラノベの話とか、昨今のアニメ化の話とかしてた気がする。からくりサーカスがいまさらアニメ化という話から、昔のラノベが地上波で放映してたかどうかまで。
紗芋さん「え?地上波じゃなくない??」
じぇんさん「あれだよたしか、WOWOW!ワウワウ!ワウワウ!!」
鳴き声のようなワウワウは、このあとしばらくグループ内で流行った。
・椿資料館~ぶらっとハウス
せっかくなので椿資料館内も楽しませていただいた。
個人的に好きな、花弁の多い椿の写真を撮りまくる。
ラッファーマン!!!
顕・現!!!!!
うちのおまんじゅうマスコットが可愛いという活動。
さて、ここからは、来た道を戻り、特製ジェラートが楽しめる野菜直売所「ぶらっとハウス」へ向かう。
距離にして9km弱、しかもほぼ下りだ。ゆるぽたの名にふさわしく、のんびり走る。
目的地に到着!
サイクルラックがあって、こちらもありがたい。
特製ジェラートだけでなく、ここではコーヒーや大島牛乳がいただける。
どれも美味。
大島牛乳とコーヒーで、手作りカフェラテを作ろうとするどろさんとじぇんさん。
あとで私も同じチャレンジをしてみたり。
むっちんさんとクロの2人で、程よいゆるポタであることを喜び合う。
ここで欠かせないガチャタイム。今日のじぇんさんはラッファマンだけあって、鬼のように素晴らしいガチャ引きっぷりだった。
・ぶらっとハウス~洋菓子屋シャロン~ホテル赤門
ここから3kmほど、港の土産物の「断層バームクーヘン」や「溶岩クッキー」でおなじみの、名物洋菓子屋さんへ向かう。
真嬉さんは虫さんのカメラにいつもいい感じの視線をくれている。
「洋菓子屋 シャロン」は、イートインもある、素敵なお菓子屋さんだ。
土産物の品々はもちろん、ケーキもどれもおいしい。特に、ケーキのスポンジ。
バームクーヘン同様、ぎゅっとつまった風の生地がくせになる。
しかも、どれもこれも甘すぎない。
素朴かと思いきや、ケーキの面々は結構おしゃれだ。ちなみに、これはDXショートケーキ。
おっと、今度はここでペダステクラスタのシーンの再現だ。オタクが集まれば、皆することは変わりない。
おやつをすっかり楽しんだところで、元町港方面へさらに3kmほど。
美しい港の景色に少し寄り道をし、観光センターで荷物を引き取っていく。
本日のお宿の、「ホテル赤門」へと到着した。
なんだかんだで40km弱。ゆるポタではあるが、岡田港~元町港をあれだけ行き来すれば、意外といい運動になる。
ホテルの方のご厚意で、倉庫に自転車をすべて入れさせてもらった。
こいつが最後の激坂だ。ビンディングシューズにはなかなかの洗礼だ。
地域猫と思われる、懐っこいやつのお出迎え。
フロントのお土産物売り場を、しばし物色する。
このあとは4名部屋×2に別れ、夕食前にお風呂タイム……。
露天風呂もついていて、温泉は最高だ。8名でも十分に入れる広さではあるが、洗い場は確か6個ほどしかなかったので、大勢で行きたい方は要注意である。
さて、料理が美味しいと噂の、ホテル赤門。待ちわびた夕食タイムのはじまりだ!!
みんなとても嬉しそう。私も嬉しい。
地魚のしゃぶしゃぶ、天ぷら(椿まつり期間なので、特別に椿の花弁の天ぷらつき)、伊勢海老のグラタン……。
どれもこれもくどくなく、とにかくおいしい。
何がいいって、バランスがいい。
宿の食事は、ともすると大きい焼き魚とか、魚の煮つけとか、ご飯のおともにしてしまう大物のおかずがたくさん並ぶことがあるが、赤門ではそんなことがなかった。
あたたかい、つめたい、ご飯のおとも、薄味、濃い味、そのバランスが非常にいい。
量も、十分満足だった。
夜は、一部屋に集まってだらだら。
パリ〜ニースとのティレーノ〜アドリアティコの中継を同時に流したり、アプリゲームにいそしんだり。
バーフバリの話を熱烈に聞いたり、コールしたりした。
そろそろ眠いね~ということで、むっちんさんと私は自室に戻って早めに就寝。
半分寝ながらも、とりあえずレースの中継が手放せないじぇんさんも部屋に戻ってきた。
じぇんさん「イェーツかよ~……!!」
この日、私が最後に聞いた声だった。