2月24日、この頃にしてはずいぶん気温の高い、15℃。
ライドのトラウマはライドで晴らせということで、明るい昼間の道志みち(夜の死のダウンヒルでおなじみ)を、楽しい話をしながら登ろうと決めた。
メンツはしぃさん、虫さん。来週末に迫ったペダステへのシャブみを胸に、我々は走り出した。
なぜか極寒の町田の駅前をスタートし、町田街道へ。
車と年度末工事と思われるトラックの多さに辟易としながら、ペースゆったりと進む。
15kmほど走ったところで、激ウマパン屋さん「パルムドール」へ。
オープン前に到着してしまったが、「出ているのだけでよければどうぞ」とやさしく迎え入れていただく。
8割方はパンの揃った、素晴らしき焼き立ての香り。深呼吸せずにはいられない。
ベーグル、スコーン、その他もろもろ、おいしいものがたくさん並んでいる。
ベーグルならつぶれまい、ということで、おみやげもたっぷり買い込んで小休止。
開始からたった15kmでパンをつまむことに。
さて、ここからは、初日の迫った舞台弱虫ペダル(通称ペダステ)の、前作のリリイベ(舞台DVDリリースイベント、役者たちのトークショー)の話題で盛り上がる。
しぃさん「でね、Kさんがね!」
クロ「おっけー私Kさん役やるわ」
しぃさん「そこに、Rくんが……」
……
(双方地団太)
ヒートアップしすぎて、消耗する。
虫さん「むり、今日の登り終わったわ……」
しぃさん「もう疲れた……」
クロ「ここが道の駅どうしだわ」
あやうく、道志みちに入ることを諦めそうになる。
また、ペダステ某スプリンターズのキャスティングが最高な件についても、死ぬほど盛り上がる。
しぃさん「私の中のキャスティングは終わった」
たった15kmで名言が生まれた今日のライド。何とかかんとか気力を振り絞り、走り出すも……
クロ「もうつかれた……このままゼブラ行きたい」
虫さん「わかるペダステトークしたい」
しぃさん「ゼブラ行ったらくじらいさんの話の続きするね!」
クロ「ゼブラ行こうよぉおおお今行こうよ道志みち行かなくていいよおおおおお!」
くじらいさん……我が最推しの俳優さんである。登坂をやめてすぐさまカフェに吸い込まれたい。
・コンビニ休憩~道志みち
道志に入る前に、笹子200のPC1でもつかったファミリーマートへ。ここはお馴染みのパラソルとラックのあるコンビニだったが、もともとはサークルKだったはず。
ファミマになり、時代の流れを感じる。
雑談しながら、ゆるゆるゆる~~っと、登り基調。
路肩に雪はあるが、かなり暑い。
神奈川県の国道最高地点を越え、ひたすらの道志みち。
ペダルトークにはいついかなるときも全力だ。
ガーミンとのずれで、道の駅どうしまで思ったより距離があったので、いったんトイレ休憩。
ラストの5kmはずいぶんゆるい。
虫クロしぃ「豚串~~~!」
というわけで、無事に道の駅どうしに到着!
明るい時間に来ると、素敵な道の駅だ。栄えているし、食べ物も多い。道志みちも、しゃべりながら登るには、気持ちのいい場所だ。
あまり景色が変わらず長いので、ダレるといえばダレるが、ペダステトークがあれば怖いものはない。
豚汁と豚串セットでなんと600円。
あたたかな食堂でお昼ご飯タイム。
ここでのんびりしても、ゼブラまでの30kmはほぼ下りなので、軽快に行けるはずだ。
明るい時間最高!楽しいトーク最高!
死の思い出が多い道志みちを、無事に塗り替えた。
・ダウンヒル~カフェ ゼブラへ
ダウンヒルに備えて、着込んでから道志みちをビュビュンと戻る。
暑い。
バイカーのお兄さんたち「がんばれ~~!」
三人「ありがとうござさいまーーーーす」
バイカーのお兄さんたち「おい、女の子だったよ!!」
冬だからわからなかったらしく、はしゃがれてちょっとうれしい気持ち。
ツーリングデート♂のバイカーお兄さんたちも、お幸せに……!
登り返しに悪態をつき……
真夏に私が手嶋純太の幻影を見た話を熱く語り……
最後のひとやま!
ついにコーヒー&クロワッサンの「ゼブラ」に到着。
相変わらず、ローディーであふれている。
ここから、ペダステで死ぬ会再会。頑張って登坂した甲斐があり、推しのトークが身にしみる。
ここで、店内に飾ってあった花の花粉により、しぃさんに過激なアレルギー症状が現れる。そもそも、この日は花粉がすごい。
たっっっっぷりシャブトークを楽しみ、日暮れの道を帰路についた。
しぃさん「アレルギーやばい……」
この日は天気も良く、乾いた路面から花粉も舞い上がり、かなりつらそうだった。
私も目のかゆみやくしゃみなどに苛まれながら、何とかゴール!
花粉による被害にはあったが、気温も高く天気もよく、楽しい話題いっぱいの満足グルメライドになった。
そして、そのライド後、私は次の日の同人イベントのための印刷用紙を買いに猛ダッシュしたのだった。
今日もお疲れ様でした!(花粉で目が死んだ)