BRM901白馬・木崎湖300(ブルベ付きBBQ)①

私たちにとっての残暑の一大イベント。


それは……ブルベ付きBBQ

「白馬・木崎湖300」だ。

 

9/1金曜日の夜スタート。
オーバーナイトで東京から長野県の木崎湖まで走り抜け、キャンプとBBQをしようという、正気かどうかを問われるイベントだ。

 

今回初の夜スタートに備えて寝だめができればと、出発日の金曜日は有休をとって過ごす。
朝ごはんに軽ーく自転車に乗り、あとは寝たり起きたりして過ごした。

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そして、スタート地点へと向かう。
週末にかけての台風予報。果たして、無事に肉にはありつけるのか……。

 


・スタート~PC1

 

虫さんと2人、まずはドロップバッグを預ける。じぇんさんは、電車遅延の都合で早くもスタートTTフラグ。

スタート地点のなぜか兵庫島公園は雨がやんでいて、人も大勢いた。


受付を済ませ、DNS判断のRんぱぱさんに「これから雨に向かっていく」と散々煽られながら、「駄目だったら輪行で肉を食べに行く!」と心に決めて、ブリーフィング。

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最近ブルベ界隈で騒がれているモグリ対策のため、たまがわさんは巡回を行うそうだ。また、シークレットPCも設けられているらしい。
スタッフさんには大変な手間であることは間違いないのだが、ブルベの最中にスタッフさんに会うと、めちゃめちゃ気持ちが盛り上がるので、これは結構うれしかったりする。


私たちが車検という最後の最後で、慌ただしくじぇんさんが登場。
そんなこともあって、私たちはウェーブが別々だった。走っていれば遭遇するだろうということで、再会を願って虫さんと2人スタートした。

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PC1までは、何度となくたまがわブルベで使っているお馴染のルート。
川沿いの平坦を一定ペースで走る。
橋の下が蒸し暑く、軽めのレインウェアで走り出したが、すぐに雨粒を強く感じるほどの雨になった。

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気温がそこまで低くないからと、次に止まるまではこの格好で走ることに決めたが、これが裏目に出た。

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どんどん身体は濡れ、PC1につくころには寒さを感じるほどに……。

 

そして、PC1のファミリーマートへ。

この時点でストームクルーザーを上下着込むが、かなり冷たい。そして、胃弱女はこの時点でもう固形物を食べるが厳しい状態になっていた。
ウイダーインゼリーの高いやつと、おでんの厚揚げを購入。身支度を整え、ちょうど走り出すところで、PC入りするじぇんさんとすれ違った。


じぇんさん「過去最高に飛ばした!追いつくから、とりあえず先行ってて!」
虫クロ「おっけーー」


貯金は大切なので、じぇんさんを待たずにとりあえずさくさくと走り出す。

 


・PC1~PC2


深夜。土砂降り。
そしてPC2までの距離は80km超。
ここからが、いきなりの正念場だったりする。

サングラスに水滴が絶えず叩きつけ、それに車のテールライトが反射し視界がすこぶる悪い。

こういうときにはサングラスをとるべきなのか?
胃酸のためかペースが上がらず、力が入らない。そして、試走レポで見た「下り基調」とはなんだったのか……どちらかといえばアップダウンを強く感じた。


途中、着替えとトイレのためにPC外でコンビニに寄ったが、そこはPCかと思うくらい参加者がたくさんいた。
少しだけ明るい気持ちを取り戻す。ここで、がっつり身支度を整えているあいだにじぇんさんが追い付いてきた。
こちらはペースがいまいちなので、ここからは先行していてもらう。


虫さんと再スタートするもやはり暗闇と雨……会話も少なに、気持ちがめげてくる。頑張っているつもりが、全然速度も出ていない。あと20kmが途方もなく長く感じる。


というときに、先ほどPC外コンビニで話しをしてくれた、Hさんが現れた。
ラーメンを食べ、軽やかにはげましてくれたそのHさんは、私たちの様子を聞き、それはもうジェントルに、前を引いてくださるというのだ。

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絶妙なタイミング。
何という紳士さ。
こちらの気持ちを明るくしてくれる軽やかさ。
まさに神様。


前に人がいてくれるというだけで、こんなにも気持ちが奮い立つものだろうか。
私と虫さんはただひたすらにHさんへの感謝と賛辞を口にしながら、PC2までの距離を、先ほどよりもペースを上げてひた走った。

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そして、ついに雨も止み、PC2のミニストップへとイン。貯金は十分にできていた。夜が明け、雨がやみ、じぇんさんともついに合流!

相変わらずRゅーせいさんにはめちゃくちゃ笑われる。

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「水ハケがいい」という理由でクロックスで走るIぢちさん……うーん、おかしい。

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しばし談笑をしていたが、空が白みはじめるだけで、精神的にも余裕を取り戻すことができた。
なかなか溶けない粉飴をとりあえずボトルに突っ込んで、第一の関門碓氷峠へ向けて走り出した。

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・PC2~通過チェック~PC3


虫さんは貧血ながらも平坦は快調だが、じぇんさんと私はいまひとつ。
私はカロリー補給で回復したが、聞けばじぇんさんはここまでの間に脚を痛めたらしい。
元気ではあるが痛みが強く、ペースはゆったりめでいこうということになった。

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碓氷峠の入り口で、ストームクルーザーを脱ぎ捨て、登坂の準備を整えた。

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そして、碓氷峠がはじまる前のトイレポイントで、シークレットPCを発見。
主催のZっとさん含め、多くのたまがわスタッフさんたちが迎えてくださった。


ここでまさかの、コーラとポテトチップスのりしおという最高の塩分補給をいただく。
あまりにもおいしすぎて、先ほどまで固形物が食べられなかったのが嘘のようだった。
以降、じぇんさんが「次のPCでは絶対ポテチ買うわ」しか言わなくなった。

 

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じぇんさん「イェエエエーーーーーーーイ」
クロ「イェエエーーーーーーーーイ!ジャスティス!!」
虫さん「サンシャイン池崎wwww」


登坂直後から、サンシャイン池崎のモノマネが飛び交う。どうしてこうなったのかはわからないが、碓氷峠は平均勾配4%、15kmほどの非常にゆるやかな峠なので、しゃべりながら進むには持ってこいだ。 

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いつもの通りしょうもない話がはかどる。

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そして、念願のめがね橋に到着。ここは、フォトチェックである。

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初めて見るめがね橋と自転車の組み合わせは、素晴らしくフォトジェニックだった。
そこから、とにかく多いカーブの看板を数えつつ、やっとのことで頂上へ到着。

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きつくはないが、こまかに振られたカーブの番号のせいで、本当に長く感じた。


そして、ここからはPC3へ向けての道のり。

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軽井沢は市街なので、明るく、車があるが何となく気持ちが明るくなる。

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浅間サンライン手前でエンカウントしたIぢちさんが「結構登る」という不穏な言葉を残していき……、そこからの道はまさに広域農道。
でっかいアップダウンが続くが、下りも多く、ペースは順調。
ノーブレーキで下って登りきれるようなV字っぷりだった。

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PC3手前で、そこそこ長く暗い、登りのトンネルがあった。そのトンネルがあまりに怖すぎて、体感的にはこの300kmでの最大心拍はここだったように思う。

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そして、元気にPC3のセブンイレブン入り。
ここでおにぎりと味付けたまごを食べ、ようやくゼリー以外の補給をとることができた。


じぇんさん「何かあれだけポテチ食べたかったのに、今は全然違うものが食べたい」

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尚、軽井沢のあたりで優雅にパン活をしていたTりさんは、この30km区間を鬼のように走ることになったらしい。
皆様そもそも人外すぎるので、多少の疲れなどどうってことはないのだろう。

 


・PC3~PC4


ここは下り基調、距離も40km未満と短い。
ここで貯金を作れるのかな?と思いきや、車が多く、渋滞しがちでいまいち進まない。
信号も多く、一番日が照っているので、やたらと眠くなる。

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あせっても仕方ないなと、途中でPC外コンビニに寄り、イートインで虫さんが10分ほど仮眠。
確かに下り基調ではあるが、渋滞していて向かい風では、想像よりもあまり恩恵を受けることはできなかった。

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・PC4~通過チェック~ゴール


最後の正念場となる鬼無里、嶺方峠の前のPC4はローソンだった。ささいなことかもしれないが、PCのコンビニが毎回違うのも、なかなか楽しい気がする。

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ここからの暑さに備え、凍ったペットボトルを背負っり、ボトルに氷を入れたりする。
誤って自分にプロテインゼリーをぶっかけるなどしたが、気持ちのうえではまだ元気。

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スタートすると最初から登りで、げんなりする。何となく、赴きは箱根旧道に似ていた。

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鬼無里の標識までの20kmの登り、ここが、斜度もあり、今回一番きつかったかもしれない。
トンネルを抜けたらいきなり深い山で、暑さはさっぱりなく、涼しさも感じられるくらいだった。

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斜度があるためか、じぇんさんの脚はさらに痛み、この辺りはほとんど耐久戦状態である。
時間外完走で肉がなくなったらどうしよう……いや、今は肉よりも風呂だ……。
エスケープしようのない山の中にあっては、認定よりもそちらが気になって仕方がない。

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Rんぱぱさんの「お前ら、酒買ってきたぞー!!」の声と、励まされる我らの一枚。

 

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鬼無里」の標識で左折すると、そこからの登りはだいぶゆるくなる。
これならば、確かに碓氷峠に近い雰囲気かもしれない。

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まだか?まだなのか?と登り続け、ようやく白沢トンネルを越えると……

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そこには開けた、美しい景色が。

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多少雲がかかっていても、素晴らしい。


あとは、下りと平坦多めの28kmほどを残すのみ。時間としては、やっぱりギリギリというところ。軽快に行けるところは行こうということで、Tりさん、他参加者さんと同じくらいのペースで下っていく。

 

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ちなみにこのときエンカウントした参加者の方は、ゴール時刻を20時だと思っていたそうなのだが、BBQが目当てなので「間に合わなくてもまあいいか」と仰っていた。
それくらいの心の余裕を持ちたいものだ。とにかく、参加者の方々から学ぶことが多い。

 

下りきってラストスパートだが、じぇんさんが相当つらくなり、先に行ってほしいということになった。
幸いにも、じぇんさんは私たちより20分遅いスタートだ。私たちのペースに合わせなくても十分に間に合うだろうと、ここで一度解散。

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最終ウェーブのTりさんがじぇんさんについてくださるということで、私たちは安心して完走を目指すことができた。

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最後はほぼ平坦の木崎湖湖畔を走りに走って、時間内ゴール!

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スタッフさんたちから、「お、帰ってきたじゃん!」なんて声をかけていただいた。
ほどなくして、じぇんさん、Tりさんも時間内にゴール。

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ついに、土砂降りスタートの白馬・木崎湖300を走り切った。

 


そして、ここからが本番である。


スタッフのお兄さんのご厚意に甘えて、脚の痛むじぇんさんとともに車に乗せていただき、お風呂に入りに「ゆーぷる木崎湖へ。

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お兄さんとTりさんをだいぶお待たせしてしまったが、気持ちのいい露天風呂で人間としての尊厳を取り戻し、無事にBBQスタイルへと変身した。
やっと、けもののような何かから女性という生き物になれた気がする。いよいよ、お楽しみの肉タイムだ。

 


・BBQとキャンプファイヤーとバンガロー


キャンプ場へ戻ると、もう皆さま出来上がりつつあった。

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AJ神奈川隊の皆さまのところへお邪魔し、Tさんがひたすら焼く肉をいただく。

Rんぱぱさんが買ってきたくださった日本酒も美味……。

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とりあえず、肉!タンパク質!!


肉を食べ、キャンプファイヤーを囲み、フォークダンスは踊れずに、夜を過ごす。

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焼きおにぎりを手に、うれしそうなTさん。このTさんにtwitterバレしたなんて、まだ信じられない。

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妖怪としか言いようのない、走力・経験の持ち主の大先輩たちとひたすらお話しさせていただくが、何を聞いていても面白い。


そして、キャンプファイヤーをさらに楽しむ、「焼きマシュマロ」タイム!

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こげるわ熱いわ溶けないわで、不完全燃焼だったが、これもまたよし。


大大大妖怪のSさんからのお話し、明日への連絡を受け、会は流れでお開きに……。まだまだ楽しむ方々もたくさん。
明日の5時起床に向けて、バンガロー内に寝袋を持ちこんで、早めに就寝した。

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寝袋でも十分快適だが、横たわった瞬間、床が固いことに、寝ないで走ってきてまた野宿のような気持ち……と少し悲しくなったのだった。

 


②につづく