本日のメンバーは、しいさん、どろさん、虫さん。
以前企画した房総半島ライドは、雨のため三浦半島ライドになってしまっていた。
そのときのグルメな思い出はこちら
今回はそのリベンジということで、汗ふき出す快晴の房総半島を、細長~く先端だけ走ってきた記録である。
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集合は久里浜駅。ここから自転車を組み、5分ほどの久里浜港へと向かう。
三浦半島に位置する久里浜港から、お向かい、房総半島の金谷港までは、フェリーで渡ることができる。
ろんぐらいだぁす!の4巻でも出てきたこの東京湾フェリー。
自転車を組んだままの乗船が可能だ。
チケット代は、往復で2180円。
乗ったまま、船内車両看板へ行き、乗船員の方にロードバイクを固定してもらって、出発。
よく晴れた甲板で……
ママの会!
皆、それぞれこの日のために連れてきた、弱虫ペダルのおまんじゅうマスコットでフォトタイム。
こういったマスコットやぬいぐるみにおくるみを着せたり、色々な場所へ連れて行って記念写真を撮ったり、こんな人間たちのことを「○○ママ」と称することがある……。(例:ぬいママ)
そうこうしているうちに、40分の船旅が終了!車に続いて、自転車に乗ったまま船から降ろされる。
房総半島のスタート地点は金谷港。まずはここから、30km弱の昼食ポイントを目指すことにした。
・暑い!トンネル多し海岸沿い
今回、はじめて海岸沿いを走ることになった房総半島。本当に平坦基調で、かなり走りやすい。
三浦半島も走りやすいほうだと思っていたが、三浦の道のりが「起伏」と言いきれてしまうほど、房総の海岸沿いの道のりはアップダウンがない。
ごくまれにある登り坂も短く、トンネルが通っているのでところどころ涼しい。反対側が見通せるような短いトンネルが多いことも、走りやすさのひとつかもしれない。
トンネルを抜けるとまたトンネル。
そして、見事な、雄々しいくらいの夏の雲。
どろさん「斜度~~~」
虫さん「お腹すいた~~~~」
しいさん「がんばれがんばれ、あとちょっと!」
最後の最後にトラップのような小さな坂を越えて、下った先にあるのが、本日のグルメスポット。
海鮮バイキング、浜焼き食べ放題の「漁師料理たてやま」だ。
浜焼き・海鮮丼の食べ放題は、60分で2700円ほど。11時までならモーニング料金ということで、100円ほどお安くなる。
というわけで、まだ30km弱しか走っていないが、朝も早くお腹もすいているので、いざご飯タイム!
浜焼きはサザエ、牡蠣、はまぐり、ホタテ、エビ、まぐろのカマ。豚バラ、きのこ、とうもろこしなどなど……。
海鮮丼も、サーモン、まぐろ、イカ、タコ、ネギトロと具材もさまざまだ。
もう、この時点で楽しすぎて、ライドという目的を忘れてしまいそうになる。
しばし動けなくなるほど食べて、房総グルメを大満喫。
・海遊びと房総半島最南端
お腹が落ち着いたところで、少しだけ内陸に入り、海を目指す。
房総半島も中に入ると少し登り基調になるが、それでも激烈な坂はない。
どろさん「ホタテ出そう……」
クロ「がんばれホタテ!がんばれホタテ!」
上り坂をゆるゆる踏ん張ったところで、広がる海。
4人「海だ~~~!!」
タオルももちろん持参し、濡れてもいいマリンシューズで、海に砂浜に駆け回る。
思ったより波が高く、荒れていた。それでもゴリラは海をゆく。
岩場で天日干しになりながら、海を眺め、あれやこれやと気ままなトーク。
この時点で、予定していた距離(120km)は走れないな……と思いながらも、この「遊び重視」「グルメ重視」のまったり柔軟ライドが、しいさん&どろさんプレゼンツの魅力なのである。
方向音痴でタイムキーパーなクロには真似できない形式なので、本当に勉強になる。
ついでに、めちゃくちゃ癒やされる。
ひとしきり海で遊んだあとは、塩っぽい身体で房総半島の最南端に向かった。遊んでいた浜からは約3km。記念碑やフォトスポットのある、素敵な場所だった。
まさに夏の旅、という感じ。
最南端を望む、虫さんとどろさん。
ここでもママ活動に余念がない。
暑さでバテバテの身体に、バニラアイスがででーんと乗ったかき氷を入れ、しばしの休憩で回復。
この辺りは観光スポットのため、軽食屋やおみやげ屋はいくつもあった。
少しずつ傾いていく日を浴びながら、房総最南端の地から最も近い館山駅まで、ふたたび陸側を走る。
道のりは楽だが、濡れたマリンシューズが何度も尻を叩く。
20kmないくらいの道のりで、あっという間に駅についてしまった。
ここから、フェリーの出ている浜金谷駅までは30分ほど。ただし、電車は1時間に1本くらいなので、注意が必要だ。
電車のなかで拝む西日の美しさ……。
船の乗船のため、高速で自転車を組み上げ、3分とかからない金谷港を目指す。
けっこうな斜度のスロープを上がり、2階の乗車看板に自転車を預けて、ふたたびの船旅だ。
ここでも、沈んでいく夕日は目を奪うものがあった。
船に揺られる40分は、本当に短い。
すっかり暗くなった久里浜港へと到着!
本日最後のグルメは、久里浜駅前でいきなりステーキ。
豪脚ローディーたち御用達のイメージがあるいきなりステーキだが、やはり、疲れた身体にがっつり肉のうまみがしみわたる……。
気ままで、おいしいところだけを詰め込んだような今回のライド。ある程度の力と柔軟性、地図への強さがないとなかなか実践できないものだな、としみじみ感じた。
今日もお疲れ様でした!(こんなに食べてもカリウムは不足する)