そして迎えた7月16日。
富士山には思いきり雲がかかっていて、どんよりしている。
宿の朝食も、ザ・朝ごはんという定番がそろっていて大満足。コーヒーも無料なので、ありがたくいただいた。
じぇんさん「歯が痛くて寝られなかった……」
あれほどはしゃいでいたじぇんさん。歯の痛みに夜中に起きてから、寝られなかったらしく、残念ながらあざみリベンジはDNS。
件の原稿をやりつつ道の駅すばしりで待っててもらうことになった。
◆
ゆたそさん「さよなら現世……」
というわけで、ゆたそさんを連れて二日目のあざみラインスタート。
最初はお馴染み、10%平均のストレートエリア。ここはやはり暑い。カンカン照りである。
ここで、貧血による虫さんの状態異常が判明し、進むか戻るか危うい展開に。
とりあえず、休んでもいいし、馬返しまでは行こうということで続行した。
ゆたそさんは思いのほか軽快に、元気に登っていく。
しかも速い。
馬返し前の6km地点で各々補給をし、再スタート。
ゆたそさん「えっ、ここから馬返し?!!」
意外と大丈夫そうなので、ゆたそさんにはひとり先に進んでもらい、私は調子の悪い虫さんとつかず離れず上っていくことにした。
一番の難所でバスとタクシーがそれぞれ二台来てしまい、路肩に避けて自転車を降りたが、再発進はまず無理だった。
8kmすぎまで押し歩いて、車がこないのを確認し、リスタート。
昨日よりは腰が痛くないことが幸いだが、押し歩くにも困難な斜度である……。
バスとのすれ違いは、いつも肝を冷やした。気持ち、昨日よりもバスが多い気がする。
途中、カーブで虫さんをうきうき待つときの私。
クロ「いろは坂の純太み感じる!ねえ撮って!!!!!」
(弱虫ペダル:39巻より)
残念!逆だった!!
……そんなわけで、すずしい曇天模様のなかを総員マイペースに走り抜け、無事に富士五合目に到着。
想像よりもずっと元気に、頂上で合流できた。
昨日は見えなかった富士山も、雲が切れ、ダイナミックに目の前に広がる。
虫さん「今日貧血やばい~」
クロ「でもゆたそさんにあざみライン登ってもらえてよかった~」
ゆたそさん「クソでした」
五合目はびっくりするほど晴れていたので、富士山とともに記念撮影をしまくる。
そして、昨日教わった通りにさくっと下っていく。霧で若干ウェットなところもあるが、グレーチングに気をつければ問題はなさそうだ。
無事にじぇんさんの元へ帰還。この時点で空腹はマックス、自分たちを救ってくれるものは持参したプロテインのみだった。
じぇんさん「せっかくだから、帰りがてら御殿場の『さわやか』に寄っていこうか」
明神三国越えの時に初めて食べた、思い出のハンバーグ。
お腹をぐーぐー鳴らしながらその名案に賛成したのはいいが、たどり着いたさわやか御殿場店は、なんと3時間待ち。
結局あきらめて、海老名SAまで行ってから昼食をとることに。
翌々日に発売予定の真波・手嶋のキャラクターソングを視聴などして、
車を縦に揺らしつつ盛り上がりながら、
ちょっとした渋滞を乗り越え無事にSA入り。
おのおの、食べたいものをフードコートで貪る。
いつものごとく最寄までじぇんさんの運転のお世話になり、本気のやれ!do it!!をブチかまして、この合宿に終わりを告げた。
まさしく、大人の夏休み。
近くに泊まるだけで、サラ脚であざみラインに二回も登れるなんて……贅沢な話である。
今日もお疲れ様でした!(ぶよに刺された左足は、パンプスが食い込むほど腫れた)