名峰!ふじあざみラインへ、死にに行く合宿①


「この週末明けたらイベントだよ~~~~~!!!」

 

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これは、死地に赴く車のなかでの一コマである。


じぇんさん、虫さんと同じメンツで車バンに乗り込み、目指すは「道の駅すばしり」
薄い本の製本作業に追われながら、私たちは自転車とともに、ついに弱虫ペダル内最強の聖地へ足を踏み入れようとしていた。


運転しているじぇんさんは、製本どころか未だデータ状態である。


尚、人3人に対して自転車は4台。死地にはもう一人、ゆたそさんをも道連れにするのだった……。

 


 


・サラ足であざみライン


東名高速の渋滞を避け、日中の明るく騒がしい「道の駅どうし」に感動しながら、ようやく目的地へと辿り着いた。


連休の渋滞に巻き込まれ、1時間以上遅れて到着した道の駅すばしり。
土日の一泊二日で、じぇんさんの自転車仲間の皆さまの富士山ライド合宿に混ぜてもらった。
私たちの目的は、「ふじあざみライン」……悪名名高きその山を、ようやく走るご縁ができたのだ。


遅刻したので皆さまを早々に送り出し、我々のガイド役を申し出てくだったGさんとともにあざみへ向かう。


Gさん「馬返しまでは、とにかく頑張らないことです」


平均勾配10.5%、最大勾配22%、距離は11.8kmのふじあざみライン。


クロ「頑張るなと言われても頑張らないともはやそこまで行けないのでは……」


久し振りに胸がバクバクするような不安を抱え、計4名で走り出した。

 

 

・道の駅すばしり~3.4kmストレート


道の駅を出て、高架下をすぎれば即ふじみあざみラインがスタートする。
実は、最初がきつめらしく、平均斜度はゆうに10%を越えていると思われる。

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つづらが少なく、ほぼドスレート。道路の両側が自衛隊の演習場なので、びっくりするような砲弾の音なども時折聞こえる。


そして、このゾーン……日影が少なく死ぬほど暑い。

 

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虫さん「ほんと……世の理に反してる……重力」


恨み言をいう虫さんとはうらはらに、軽快にトークを続けるじぇんさん。アドバイスが的確なGさんのお陰で、


Gさん「鳥の絵が見えたら終わりです!斜度がゆるみます!」

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鳥に恨みを抱きつつも乗り越えることができた。

 


・3.4~6kmあたりの緩斜面


補給するならまさにここ、という緩やかな斜度が3km近く続く。

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ここでペースをゆったりめにしておけば、かなり回復するだろう。
暑さも少しずつやわらいでいくし、日陰も現れる。


そして、命を救うゆるやかな斜度は、唐突な下りで終わる。

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・7.4~8.2kmのハードゾーン


下りから、一気に斜度が上がっているのが見え、その先には「馬返し」のバス停が待ち受けている。

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ここからは斜度がガン上がりするので、正直どの部分が馬返しかはよくわからない。
ここからは、じぇんさんがあっという間に先行し、私はマイペースで真ん中、虫さんはGさんにエスコートしてもらい自分の速度を強固に保つ、という方式になった。

 

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7.4~8.2km地点までが、かなりきつめの斜度が続く。
馬返しとは結局、この800mの区間全部なのだろうか?

 

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さて、かつてお伝えしたことがあるが、私のスプロケは12-25である。何のことはない、平地向けのギアだ。
いくらコンパクトクランクとはいえ無謀だと、今日まで散々心配をされてきた。金での解決も進められた。


そして、そこに金をかけなかった自分を恨むかどうかは、……今日の結果にかかっている。

足つきなし(転ばない)を目標に、メインディッシュその1に差しかかった。


腰が爆発するほど痛い。


ちょっとだけ予兆はあったけれど、出力を増やした途端、腰の激痛が私を悶絶させた。
これは1ヶ月ほど前に変えたポジションのせいであることは明白だったが、ロングライドでは問題がなくとも、激坂に耐えうる体幹がなかったことが原因である。


痛みに耐えつつゆるいところを探って蛇行し、何とか乗り越えた。
正直なところ、前輪が浮くような、といわれていたやばい斜度は感じられなかった。蛇行のお陰には違いないが、子の権現の方がよほど伸るか反るかだったといえる。

 


・9kmからの500m


僅かに斜度が緩んだところで、自転車の上で立ち上がって腰を伸ばす。痛い。
もちろん激坂では変わらずシッティングマンなので、ここで腰をかばいつつ、BCAAゼリーを摂取。
呼吸を整えたところで、メインディッシュその2。9kmからのきついエリアだ。

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が、ここは先ほどより短いためか、蛇行でうまいことクリア。


バスの台数は思ったより多いが、マイカー規制のためどうにか乗り越えることができた。
ここまできて、腰痛に耐えながらも足つきなし完走の希望が見えてきた。 

 

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ここからは、何度も短い下りが挟まり、「だから平均勾配を下げているんだな……」と、半ばイラッとする。
11.4kmから、さらに2山ほどあって、ようやくゴール地点。


道の左側に車が数台見え始めると、もう富士五合目は目の前だ。

 

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最後の標識まで登り切って、無事完走!

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持ってるものをつかう貧乏レーシングでも、ふじあざみラインは攻略できることがわかった。

 

頂上で皆様と再会し、先に到着のじぇんさん、程なくしてゴールの虫さん、Gさんと合流。

名物のしいたけ茶(茶というかお吸い物)と、きのこうどんを頂く。

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きのこを使ったメニューは、ここの売りらしい。

 

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サイクリストかつ、こちらの茶屋利用者限定でもらえる登頂シール。

おどろおどろしいが、これが結構うれしいものなのである。

 

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ここまでエスコートしてくれたGさんと、皆で記念に一枚。

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・決死のダウンヒル

 

ギア比以上に要注意とされてきたもの、それは……

 

あざみラインのダウンヒル

 

かなり危ないとされているこの下り。相変わらず下ハンが握れない私。

 どうなることかと思ったが、意外や意外、Gさんの指導の良さか安全かつ比較的スムーズに下ることができた。

 

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もちろん、上りの難所に当たる部分は下りでもスピードが出すぎるため、2度ほど路肩に止まって休憩をさせてもらった。

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無理をしない、速度を出しすぎないは鉄則である。

 

道の駅すばしりに戻れば、買い出し班、ライドおかわり班、先に宿に向かう班と各々別行動。

私たちも買い出しをし、ゆたそさんを迎えるため一足先に宿へと向かった。 

 

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何度となくブルベで通ったが、こんなに綺麗な山中湖見たことない……。

 

ゆたそさん、召喚。

 

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晴れたに明るい中で見る山中湖ドライブを心の底から楽しみ、何度となく死の大雨マリモ通り(甲斐300・フレッシュ)の思い出にえずきつつ、宿へ。

 


宿は「山景苑」
8名以上から、+1410円でバーべーキューができるという、すばらしいお宿。

 

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部屋からは富士山も見えるため、ゴリラも大興奮。

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団体だったため、宿も建物まるっと貸切で、大変快適に過ごさせてもらった。


バーべーキューは、富士山の山小屋に灯る明かりを眺めつつ、飲めや食えやの大宴会。


肉、野菜に加えて焼きそば、焼きおにぎり、新鮮なインゲンやキュウリも用意され、大変楽しい夜を過ごすことができた。

 

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こんな楽しい時間に、のちに死ぬほど苦しむほどぶよに刺されているとは、誰しもが思わなかった。

 

 そして、二次会まで飲みに飲み、夜も更け……。

 

酔っ払いじぇんさん「元気元気ーーーーー!!」
ゆたそさん「誰かガヤ芸人だまらせろ」

 

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そして、明日はふじあざみラインおかわりである。

 
②につづく