昨年、佐渡210に参加したあとに、じぇんさんから「来年は十勝中札内グルメフォンドに行ってみない?」とプレゼンを受けていた。
年に数度の大遠征ライドとして、かつてじぇんさんがお世話なっている自転車仲間の方々と行ったイベントを、私たちに紹介してくれたのだ。
おいしいものがあるなら行きたい!
素敵な景色があるなら行きたい!
そんなわけで、念願の北海道ライドイベントに、二泊三日で参加してきた。
◆
・初めての飛行機輪行
悩んだ末、飛行機用の輪行袋はドッペルギャンガー製のものにした。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 耐衝撃輪行キャリングバッグ 衝撃に強い10mm厚の肉厚パッド 収納簡単 自立機構 輪行 飛行機輪行 コンパクト 折りたたみ構造 DCB333-BK
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オーストリッチと迷ったが、こちらに決めたのは、小さくたためることと、お手頃な値段からである。
オーストリッチはやや小ぶりで見た目も素敵だが、三つ折りにしかならないそうだ。
こちらは想像よりずっと丈夫で、内ポケットもついていてとてもよかった。
しいて悪い点を挙げるなら、肩紐の長さが調節できないこと。
170cm以上の人がおそらく適切なのだろう。
155cmの私にとってはかなり長く、肩に掛けて持つのは困難だった(最終的には頭をくぐらせて、首から斜め掛けにした)
・7月8日 移動日&観光・前夜祭
虫さんと、タクシーをシェアしたりなんだりしつつ、羽田空港へ向かう。
電車は当たり前のように始発である。
この日は各地で自転車イベントが開催されているらしく、羽田空港は輪行客で混雑。
出発の一時間半前にはついていたが、荷物の預け入れに一時間近くかかってしまった。
それでもなんとかゲートを抜けて、じぇんさんと合流し、「とかち帯広空港」へひとっ飛び。1時間45分ほどの空の旅は、寝ている間に終わってしまった。
そして、無事に輪行袋を受け取り、まずはレンタカーを借りに行く。降り立った帯広の地は、北海道とは何たるかを覆すほどの猛暑だった……。
じぇんさん「見立てを誤った……おととしは行けたのに……」
レンタカーに、どうやっても自転車が三台入らない。
人間三人ももちろん乗り切らない。
猛暑の中四苦八苦していると、ちょうど同じイベントに参加予定だったじぇんさんのお知り合いが、自転車1.5台(1台と、ホイール1セット)を積んでくれることになった。
明らかに無理な積み込みを試みる様子に、見兼ねて声をかけてくれたらしい。
常にたくさんの人に頭が上がらない私たち……。
無鉄砲3人と自転車1.5台は、空港から15分かからない、「中札内農村休暇村 フェーリエンドルフ」へ。
そこが、宿泊地兼中札内グルメフォンドのスタート地点に当たる。
自転車を組み立てながら、大勢参加されている、じぇんさんの自転車仲間の方々へご挨拶。
グルメな皆さまの紹介で、おいしいランチにありつけることになった。
次なる目的地は、「ファームレストラン 野島さんち」
日替わりプレートと迷ってジンジャーポークソテーをチョイス!
肉のボリューム、文句なしのうまみもさることながら、添えられた野菜たちが抜群だった。
全体的に甘味が強く、新鮮。
すりおろしたてで、たっぷり乗った生のしょうがが辛くてうまい!
今日は夕食まで時間もあるので、もう少し観光。さらに近場にある、「花畑牧場」へ。
花畑牧場といえば、一世を風靡した生キャラメル……。
とか何とかいいつつ、ロディに乗るローディーになったり、ロディをとらえたり、
リャマとガチで戦闘したり、
ラクレットチーズたっぷりのパスタをシェアしたり。
めったに来られない帯広の地を大満喫。ちなみに、この日の帯広は、駅前で39℃近く。
東京よりはるかに暑く、地元の人に「北海道らしさを味わいたければ根室に行った方がいい」と言われるほどだった。
◆
宿に戻り、イベント受付を済ませてようやく寝床にチェックイン。
今日は、グランピングキャンプエリアのコットンテントに宿泊する。
日中はかなり暑いものの、広くて快適である。
ハンモックで一休み……。
他にも、うみたてたまごをゲットできるにわとり小屋や、実っていれば取り放題の自前の畑などなどを巡った。
夜は、この「十勝中札内グルメフォンド」の前夜祭として、ビュッフェスタイルで食い倒れ。
ワインやビールを飲みつつ、肉を食べ野菜を食べ、ステージを楽しみ、ツールの中継もチェック。
満腹になったあとは、車で近場の天然温泉「福祉の里温泉」までひとっ風呂浴びに行く。
こちらは、天然の温泉に400円で入れるありがたーい公共施設だ。
お風呂のお湯も、まろやかでとてもいい感じ。なんと露天も用意されている。
その日の最後に、じぇんさんのお知り合いの皆さまと、宴をご一緒し、夜遅くの飲み会にも混ぜていただいた。
ワインは美味しく、ほろ酔いで歩くコテージの道はムードがある。
そんなこんなで、1日目から摂取カロリー過剰なこの旅行。
ツールの中継に耳を傾けながら、明日の125kmライドに向けて、早めに就寝した。
夜は、20℃を下回っているらしく、適度な気温でとても快適だった。
②につづく