永遠のライバルの聖地へ……榛名山・小さな峠ライド

 

弱虫ペダルのコミックス、49巻を読んでほしい……。 


かつて、箱根の国道1号最高地点に向かって、インターハイで熱い戦いを繰り広げた男たちの、再びの対峙が描かれている。


インターハイ2年目、2日目の夜。

小さな峠で繰り返される、久しぶりの、熱いヒルクライム偉大な先輩クライマー2人と、それを見守る主人公。
この胸アツな展開に、私たちは榛名の地へ聖地巡礼することを決めた。

 



4月29日、晴天。
前橋駅まで3時間ほどの輪行旅。


本日のメンバーは、虫さん、クロ。
熱きクライマーたちを崇めるゆたそさん、みそこさん、真嬉さんの5名だ。

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9時すぎに前橋駅前をスタートし、すぐの利根川サイクリングロードへと降りて、まったり15kmほどの平坦路。


天気もよく、のどかな景色。
雑談をしながら、ゆるめのペースで走り抜けていく。

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道幅はところどころ狭いところもあるが、景色もよく変わり、休憩所や緑地公園も多く、非常に走りやすい。

 

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馬の厩舎とすこやかな馬たちの様子も眺め……

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かつて、アタック金精峠でつかったスタート地点、思い出のよしおか温泉。
「帰りに足湯に入っていこう」なんて話しつつ通り過ぎ……

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あっという間に、渋川まで。

楽しかったCRもここで終わり。

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ここからは、20kmほど上り基調になる
伊香保に入るまでは、上り基調といっても斜度はほどほど。ペースに気をつけて、八重桜を眺めながら進む。

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そして、伊香保の温泉街へ向かう分岐。
目指すは、榛名湖。
本来のインターハイであれば、沼田の方から南下してくるが、私たちの場合はここから弱虫ペダルインターハイのコースへと合流する。

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本格登坂に入るとコンビニがない気がするので、途中のローソンで一休み。このあたりは、そこそこ斜度がある気がする。

 

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休憩中、なぜか怒られ顔のゆたそさん。


止まると風は冷たいが、気温はかなり上がっているので、さらに「グリーン牧場」にも立ち寄り。
おのおの、まったりとソフトクリームを楽しんだ。 

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バニラ!!とてもおいしい。

 

そして、斜度でいけばそこそこの正念場。
以前、ハルヒル試走ライドで下ったことのある伊香保温泉街を、えっちらおっちら登っていく。

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見事な石段を横目に見つつ、ほどほどににぎわう温泉街を、車に気をつけながら進む。
正直、この区間はあまり走りやすくはないが、距離もむちゃくちゃ長いというわけではないので耐えられる。

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伊香保榛名口を過ぎれば、そこからは30個ものヘアピンカーブが待ち受ける「ヤセオネ峠」だ。

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榛名山伊香保側には、ヤセオネ峠という名前がついていることを、今回初めて知った。


車の量もぐっっっと減って、走りやすい。
雰囲気は、いろは坂によく似ている。つづら折りで、斜度もゆるやかで、景色もいい。

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途中雨がぱらつくも、おおむね適温で走りやすい。


高根展望台で少しだけ記念写真を撮って、間近に迫った頂上を目指す。

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見つけた! 


本日の最高地点!

 

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そして、この「1170M」こそが、東堂と巻島がそれぞれ叩いていった標識。


クライマー2人を愛する者たちが屍になる様子を記録に残し、

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本日のメインディッシュともいえる「小さな峠」を目指した。
「小さな峠」とは、松之沢峠と天神峠の間の名もなき峠のようだ。頂上は登山道に入るための、関東やすらぎの道という看板がある。


2km弱、斜度はゆるすぎずきつすぎずの峠のようだ。
東堂と巻島に想いを馳せて、県道126号線へと左折。

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路面は……最悪だった。


割れているわ、砂だらけだわ、下手をすると後輪が持って行かれそうなほど。

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ただ、短い峠だという割につづら折りが多く、カーブの先に主人公が見た偉大な先輩たちの姿がちらついてもおかしくない場所だった。
ちょっと踏めば、すぐにゴール。

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全員で、こんな場所にドラマを生み出した東堂と巻島のライバル関係に情熱を高めつつ、来た方と逆側に下ってもみる。
そして、再び2kmほどでUターン。

 

漫画に出てきたようにきちんと往復をし、記念写真も欠かさず撮って、小さな峠ライドの目標を達成した。

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ゲストの小野田坂道くん(BEST BOY)と、我々を代表して腐女子の亡霊のツーショット!

 

 

「いやあ、いいライドだったね~」
「お腹すいたね!」
「帰りにモーモー焼き食べよう」
「マックでポテト!」
「ボックス席でポテト祭り!!」

 

なんて、浮かれていた。

 


このときまでは……。

(と、この入りをするのも、ブログで果たして何度目になるのだろうか)

 

ちょうど、榛名湖そばのメロディーラインを伊香保方面に向けて上り返しているときだった。

 

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真嬉さん「雨……?」


クロ「いや、これは……

 


雹(ひょう)だ!!」

 

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強くなる雨脚
降り注ぐ氷の粒
遠くから雷鳴……


これで、自転車乗車中の天候を、ほぼコンプリートしたのでは?

 

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ここからは利根川CRまで20kmほどのダウンヒルだというのに、身体の冷え方が尋常ではない。
天気予報でも、該当エリアの雨マークが消えていたため、ストームクルーザのような装備はない。
むしろ、誰しもが簡易的なレインウェアしか持っていなかった。


「さむいさむいさむい!」
「尻がつめたい!!」
「ふざけんなよ、また雨ライドかよ!!」


これ以上濡れ続けるのは危険だと判断し、急遽伊香保温泉街にある、カレーうどん屋さんへ飛び込んだ。

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カレーうどん 游喜庵」
カレーうどん専門店だというここは、メニューとトッピングの豊富さと、そのお手頃な値段で私たちに救いの手を差し伸べてくれた。


クロ「あったかい……」

 

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冷えた手を、思わずどんぶりであたためる。

 

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追加トッピングの揚げ野菜、アボカド店、牛とろ肉が最高にいい仕事をしてくれた。

正直、命からがら飛び込んだ店とは思えないくらい当たりで、美味しく、手が込んでいる。

 

必死の思いでカレーうどんを貪り、暖をとる。
しばらく、外の景色は土砂降りと雷鳴が続いたが、一時間ほどすると、ようやく雨が上がった。


雨もやんで一安心……と言いたいところだが、ここから前橋駅までは30km弱。乗りたい電車までは2時間を切っている。電車も結構な長旅のため、このあたりの出発時間はどうしても後ろ倒しにしがたい。


再スタートするにあたって、ここからは雨上がりのTTとなった。足湯どころではない。


路面も濡れていて、車も信号もそこそこあるために軽快に、とはいかないが、それでも比較的スムーズに下りてくることができた。

 

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利根川CRに入る頃には、すっかり気温も上がり、ウェアも乾いてきている。

 

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傾いていく日を横目に見つつ、走りやすい川沿いをぎゅんぎゅん進んでいけば……

 

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なんとか目標時間にゴール、前橋駅へ。


往復で80km弱。無事に、予定していた電車に乗り込むことができた。
連休初日とはいえ、電車もほとんど混まず、雑談を楽しみながら快適な帰路となったのだった。

 

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今日もお疲れ様でした!(雨女は誰なのか)