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はじめては夏の味、そでがうらサマーサイクルロードフェスタ

イベント

7月10日、朝からじっとりと暑い。


濃霧の道を走り抜け、じぇんさん虫さんと私を車でピックアップに来てくれる。
今日の目的はライドではない。


そでがうらサマーサイクルロードフェスタ!!


そう、私もレースなるものに参加してみようという試みだ。
じぇんさんと私はクリテリウムへ、虫さんはカメラマンおよびマネージャー業にいそしむらしい。
濃霧の神奈川方面から、快晴の袖ヶ浦まではコンビニ休憩を入れても1時間半ほどの快適ドライブ。

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レインボーブリッジにはしゃぐ虫さん。
車にとんと縁がないため、楽さに身をまかせるクロ。 


あっという間に到着した袖ヶ浦フォレストレースウェイは、コンクリの照り返しで痛みを感じるほどの熱気と日差しになっていた。

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ちなみに、ここは今年の5月、9月と開催のGSRカップの会場でもある。


試走をひとまず3周し、すでに汗だく。

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じぇんさんと並走している写真なんて、とても珍しい。


チーム風輪さんの隣のピットでしばし談笑。
本当は、どんなみっともないことになるかわからないので、知り合いのいないところで初めてのレースを経験したかったのだが、予想外にたくさんの人と会ってしまった。
が、それはそれで楽しかったし励みになったと思う。


2時間ほどして、再びの試走ののち、レディースクリテのスタートラインへ。


帰りたい

せめてひとりぼっちになりませんように
あと、落車だけはないように


祈りながら、サングラス越しに夏の空を見上げる。


人生で自分が何かスポーツの競技に出ることがあるとは思っていなかったので、スタートラインに立っただけで、ちょっと泣きそうになった。


何事も経験……
という自己暗示と、
帰りたい
という気持ちがせめぎ合う。


周回数は全3周。
最初の3分の1周ほどは、バイクのコントロールで走るらしい。 


多くの人が微妙に先頭をゆずり合う空気のなか、ゆるっとスタート。
少し登り、下りはじめて大きくカーブ。 


そして少し登り始める手前で、バイクが離れ……


前方で落車が起きた。


あっという間に数人が絡んだらしい。
知り合いの体が飛んだように見えた。 


よけて進もうと道の真ん中を見れば、その一団の中にうつぶせのまま動かないじぇんさんの姿があった。


「じぇんさん!!」


膝から下が動いたので大丈夫だとは思うが、私が通り過ぎるまで、彼女は起き上がらなかった。


ほとんど回らない足。
こんな状況で先に進んでいいものか、これはレースでいつものライドでもブルベでもないのに迷う。
もしじぇんさんに何かあったら、走った私はどう思うのか?


心臓のバクバクが止まらないまま、容態を確認するには走り終えるしかないと、ほとんど茫然としたまま走る。

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スタートからホームストレート前の登り付近までほぼひとりだったが、そのあたりから数人の背中を見つけ、何人かは抜けたと思う。 


2周目に入り、落車付近とほぼ同じ場所回収車に向かって歩くじぇんさんと言葉をかわすことができた。
歩いていたし、会話もできたし、
とりあえずの無事を確認。 


不安は少しだけ収まった。

そこからは、短い時間だったが色々思うところがあり、クソみたいな走りぶりで、ホームストレートでは踏むこともできずに終了。 


それでも、張った意地を張らなかった方がよかったとは、今回は思えなかった。  


ゴールをしてからは虫さんとじぇんさんのところへ飛んでいき、ちょっと危うげな自転車の様子を見てもらう。
擦過傷はひどいものの、骨には異常がなさそうということで、胸をなでおろした。


状況報告やお買いもの、記念撮影なんかを楽しんでから、昼頃にはさくっと退散。

会うといつもやさしいゆうきちさん(チーム風輪の、カッコいい豪脚クイーン)とも一枚!f:id:dobon96:20160714222747p:image

 


そして、大変申し訳ない気持ちになりながら、じぇんさんに運転してもらい、私たちは本日のメイン会場へと向かう。


109シネマズ「疑惑のチャンピオン」……!!


リザルトすら見てこなかったことに気づいたが、無事に映画館には時間通りに到着した。

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落車シーンに心臓がもげそうになり、ランスが自分にかけたペテンに関心さえし、彼自体の持っている「ホシ」というか、身体の強さというか、そういったものに圧倒されながら終幕。


彼の勝ちへの強すぎる執着がどこから生まれたのか、彼がドーピングを始めるところから描かれているために、その気持ちの生まれどころだけが分からなかったがおおむね満足。


最後はガストで打ち上げをして、大充実のまま解散。

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後日アップされたリザルトを見て、色々あったわりにはいい思い出になる結果だったと思う。
たとえ順位が変わることがあったとしても、あの周回中に湧いたアレヤコレヤの感情は見ないふりはできなかっただろう。


ロードバイクに乗る身としては、ひとつ、いい体験になったといえそうだ。

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今日もお疲れ様でした!(映画のコンタが似ていない)