6月25日、散々な雨予報を蹴っ飛ばして、曇り。
家からの起伏道をエイヤコラと乗り越えて、待ち合わせ場所へと自走していた。
今日のライドは、裏尾根幹と百草園のヒルクラわんこライドという、なんともクレイジーな響き。
しかも!
しかも!
「ライド後の酒が美味い」の のぞみさん、
「しおいんですけど」の へるはうんどさん、
へるはんさんサイドのいかしたホモお兄さんたちとのライドなのだ!
ちなみに。
のぞみさんと天城越えライドをした帰り道、へるはんさんが虫さんの存在を疑うリプライをしたことなんかが発端だったように思う。
虫さん「ねえwww私、実在wwwwwwへるはんさんと走ってみたい!」
のぞみさん「じゃあ、私アタックしてみますね!」
そんな感じで、約束を取り付けてくれた。
ちなみにこのとき、私たちはほどほどに酔っていたし、
当日待ち合わせ場所に現れたのぞみさんが
「初めまして、のぞみです~」
と言っていたので、「初めましてだったの?!」と、積極的なアプローチにこっそり目玉が飛び出した。
そして、11:00
ローディーの多い尾根幹沿いのローソンに、バラバラと集合。
メンバーは
のぞみさん、じぇんさん、虫さん、私と
へるはんさん、ゆっけさん、と~るさん、トミィさん
トミィさんの愛車はKUOTA KURARO。こちらも大好きな旧ロゴなので眼福眼福。落ち着いたマットカラーはとても素敵。
虫さん「めっっちゃホモですね!若い男の人と走ること本当にないんで、めっちゃうれしいです!ホモみ感じます!」
実在を疑われていた虫さんは、のっけからフルスロットルで、存在証明に余念がない。
ご挨拶もそこそこに、へるはんさんにはへるはんさんになっていただく。
フルームとフルーミーキャットのココちゃんも。
人数分のお面(新作含む)をお披露目して、大満足。ひとはしゃぎしてから出発となった。
走り出してすぐ、謎の坂が現れる。今回のライドはまさに冒険、といった感じで、大小さまざまな坂をひたすら拾ってつなげていくアドベンチャーコース。
意外と距離があったり、斜度が10%を軽く超えたり、虫さんでなくとも?!!となるような道のりだった。
「なんで登るのかとかは考えちゃいけない」
お兄さん方のアドバイスをかき消すように、虫さんの怒号が響く。
虫さん「ねえ、なにこれ?!坂じゃん!!」
聞き慣れすぎているために、そんな声では無論振り返らない。
この程度の坂の雰囲気ならすぐ終わるだろ……となめてかかるとカーブの先にまたカーブ。狂気じみた坂の大放出祭だった。
さて、そんな私はつい先週ペダルとクリートを変えたばかり。
激ゆる安全使用のTIME/MAVICのexpressoから、これでも一番ゆるめてもらったSHIMANOのultegraに。
しかし、黄クリートであるにも関わらず、立たねばクリートの脱着ができないほど、固い。
女性・初心者にやさしい設計のTIMEに慣らされきった私には、立ちゴケは必至という状態に。
事実、ペダルを変えた日の帰り道で派手な立ちゴケは経験済みだった。
なので、今日のライドの目標は、立ちゴケしない。人前で転ばない、なのである。
絶対に前の人につっこまないように、車間をあけてゆるゆると登る激坂は、これまで経験したことのない恐怖を味あわせてくれた。
と~るさん「逆に考えよう。外せないなら登り切ればいいんだよ」
そんなと~るさんは先頭に立ちひょいひょい坂を超えていく……。
虫さん「クッソ!!!この坂、マジでクソ!!!はあ?!!!まだある!!!!」
虫さんの怒り、へるはんさんの笑い声、先に行けと手で合図するゆっけさん。
加速する前方集団。中間でどうしたらいいか混乱する私。
ハアハアしながら前の方に追いつくと、「すごい…へるさんとゆっけさんと同じペースで走れる人がいるとは」という言葉を聞いたとか聞かなかったとか。
坂巡り冒険ライドでは、こんなふうに遊び心のある道も。
え?このへん、ひと気がない?
というわけで、お面たちも大活躍。
飛んだり潜んだりまとまってみたり。
お兄さん方が全員同じタイミングでカメラを出すのがやたらと面白い。
へるはんさん「え?もう13時?」
ゆっけさん「ファミマのフラッペ飲みたい」
ひとまずコンビニを目指すことにした。