チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

目を開けて見る夢、2016佐渡ロングライド210①

5月14日、地元は25℃のいい天気。

 
私は、ここから最高気温が18℃という、随分と寒い場所を目指していた。
7時頃の電車に虫さんと乗り込むが、向こうへの到着は16時頃。
 
その目的地とは、
佐渡島!!!!
 
長い長い旅が始まろうとしていた。
 
 
私と虫さん、そしてじぇんさんは、国内屈指のサイクルイベント佐渡ロングライド210」210kmコースに参加するのだ。
これは、昨年の夏からの悲願でもあった。
 
今日も3人で長旅……と言いたいところだが、じぇんさんの姿がない。
それもそのはずで、じぇんさんは千葉県の袖ヶ浦で行われている、キャラクター×自転車のレース、GSRカップに出場しているのだ。
昼頃のレディースクリテをこなし、コスプレを脱ぎ捨て、アクアライン→新幹線→ジェットフォイルとまさかの佐渡TTをかまさなくてはならないのである。
 
新幹線は事前に割引チケットを押さえてあるうえ、船は最終の時間も決まっているし、そもそも佐渡の港から宿までは夜の15km……。
TTスペシャリストも真っ青な暴挙である。
 
同じGSRカップに出場する友人たちに、「じぇんさんをお願いね!!クリテが終わったらすぐに送り出してね!!!」とお願いし、私たちは一足先に佐渡へ。
事前受付のもろもろを済ませておこうというわけだ。
 
早朝の電車に乗りながら、TLでじぇんさんが予定時刻には目覚めなかったことを知り、青ざめる。
虫さんとふたり、彼女がまずGSRカップに間に合うように、神に祈ることにした。
 
 
さて、東京駅から新潟駅までは新幹線を利用する。
 
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自由席のため、ロードバイクの置き場を不安視していたが問題なく、ちょうど扉付近の荷物入れのスペースを借り、2台並べて止めておくことができた。
 
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同じ新幹線に、輪行袋を担いだローディーが、たくさん乗車する。
1時間半ほどで新潟駅に到着。そこからは、新潟港行きのバスを使って15分ほどだ。 
 
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輪行袋でぎっちぎちになるバス…。一般の乗客の皆さんが、とてもやさしく対応してくれる。
終点まで行く乗客の方に甘えさせてもらって、ほぼ通路をふさぐように車体をおかせてもらった。
 
新潟港には、すでに佐渡ロングライドのスタッフさんたちが多く配置されている。
二等のジュータン席なので、その場で乗船券も輪行用の手荷物券を買い、乗船の列に並んで少し長めの待機。
ラインには、GSRカップに出ている友人たちから、じぇんさんの到着報告が続いた。
 
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乗船ゲートを通る時に邪魔なので、輪行袋はゲート内で預かってもらえる。
この隙にお弁当などを買い、いざ乗船!!よく行く伊豆大島の大型フェリーとは比べものにならない豪華な船……。
輪行袋は、スタッフさんが非常にスムーズに預かってくれる。
 
 
 
3時間近くの船旅は、GSRカップのレースの模様をツイッターや動画で追いかけてひたすら応援タイム。
 
途中でじぇんさんと親交の深いかたやまさん(理論派のシャブを打つ、どこでも行ってしまう強いチャリ乗りの人)エンカウントし、先日行ってきたばかりだという「ふじあざみライン」の死の勾配グラフで盛り上がった。
 
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かたやまさん「箱根旧道に、銭洗弁天が5回出てくる感じで……」
虫さん「何この死の不整脈みたいなやつ」
クロ「うわあ」
かたやまさん「今、クロさん行きたいって顔してるね!!」
 
 
ふじあざみラインへのフラグが立ちつつあることは、言うまでもない。
 
 
 
楽しく話していると、あっという間に両津港へ到着!
 
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降りたそばから、「佐渡ロングライド210へ ようこそ!」みたいな垂れ幕やら、誘導してくれるスタッフさんやらで、島を上げての大歓迎。
思わず浮かれてしまう。
 
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船内は圏外だったが、無事にじぇんさんが新幹線に乗れたことを知る。
彼女が新幹線の乗り換えに9分しかなかったというのは、やはり……と言わざるを得ない。
 
予約制の大会専用シャトルバスに揺られ、スタートゴール会場へ!
輪行袋は、別途トラックが運んでくれる。
 
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受付を済ませ、学生さんの無料マッサージを受けたり、出展ブースでエイプリルフールネタのスコットに笑ったり、オンヨネで割引のウェアを買ったりして大満喫。
 
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自転車用品の割引販売は、こういうイベントの醍醐味だなあと思う。
 
一通り堪能したあとは、これまた大会を通じて押さえた
 
国際佐渡観光ホテル 八幡館
 
を目指す。
 
今夜はじぇんさんの到着の都合もあって、ホテルでの食事は頼まないでおいた。代わりに、スタートゴール会場近くのコンビニでごはんや飲み物を買い込んで、3.5kmほどの道を宿まで走る。
 
ホテルにはありがたいことに、専用の駐輪スペースが確保されていた。演芸場のようなひろーーーいところである。
 
一足先に源泉かけ流しの湯をいただき、着実にこちらへ近づきつつあるじぇんさんを待つ。
お風呂を上がって間もなく、無事に、彼女はホテルへと到着した。
 
虫さん・クロ「じぇんさん!!!!」
じぇんさん「港からの自走は諦めました」
 
思わず抱擁してしまうほどの喜び。この日は風が強く、部屋は暖房を入れていないと肌寒いほど。
じぇんさんが港からタクシーを使ってくれて良かった。
 
そのまま愛車を駐輪スペースに運び入れ、じぇんさんを送り出してくれた多くの人に無事の到着を報告。
 
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受付で朝食用の弁当を受け取り、夕食や風呂など一通りを済ませる。乾燥機はないが、宿では洗濯機をお借りできたため、有り難く利用した。
 
はしゃぎたくなる気持ちを抑え、
 
 
 
抑え……
 
 
 
抑えられずジロを見て
 
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美女にワクワクし
 
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それでも早めに就寝。明かりが消えてからが修学旅行状態だったため、寝付いたのは24時前くらいかもしれない。
明日はいよいよ本番。
 
起床アラームは、3時にセットした。