チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

豪雨に打ち勝てチームのために、2016富士チャレンジ200

9月22日、早朝から土砂降り。 

 

暗いうちから虫さんとともにじぇんさんの車にお世話になり、目指すは


富士スピードウェイ


年に一度開催される、富士チャレンジの開催地だ。

 


紗芋さんをピックし、いめさん(中部住まいのしっかりさんな、可愛い山姫)との現地合流を目指して、雨の高速を爆走する。


今日は、虫さんの発案でのレース参加である。


昨年まではソロ参加の場合は200km、チームの場合は7時間対抗のエンデューロだったが、今年からはチームも200kmをいかに早く完走するかを競うイベントとなったのだ。


しかし、本当に、大雨。


車も視界不良で速度が出せないほどだ。


走者交代も加味して、はたして7時間以内に200kmは完走できるのか?
このけぶるような雨の中?


スタートを前に、不安しかない胸中。

 

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一見するとガラガラの会場に焦りを覚えつつも、コース周辺の駐車場まで来ると、多くの参加者が……。

 


いめさんと合流し、広々したピットでしばしの休憩タイム。ピットは、ゼッケンナンバー順に、すでに割り当てられている。

残念ながら、天候の関係で試走時間には間に合わせられなかった。

 

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富士スピードウェイのコースは、1周約4.5km

 

平坦スタート→落車頻発の第1コーナー→下って軽く登って→ゆるく下って下って→コーナーを挟みつつ2段階のがっつり登り→気持ちよく平坦のホームストレート

 

路面も綺麗で幅も広いため、走りやすいという人が多い印象だ。

 

 

 

・第1走者、虫さん

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大雨のなか20分の開会式(コース上で濡れながら待機)のあと、全員でのローリング(速い)
下りが得意でいい調子
この間、じぇんさんと紗芋さんは穏やかに仮眠タイム

 


・第2走者、クロ

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雨は引き続きひどく、視界がまったく見えないほど
1周でヴェロトーゼ(シューズカバー)が浸水
第一コーナーで落車を2人目撃
落車した人は、皆右コーナーでブレーキなどかけていないかのように横すべりしていった
ゾッとするほどブレーキはきかない


・第3走者、紗芋さん

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アップとはいっていたが立ち上がりから速い
雨の勢いがほんのわずかだが弱まっているよう
戻ってきたときも元気そうだった

装備のウルトラライトダウンが大当たり

 


・第4走者、いめさん 

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このとき雨がほぼ小雨に
山姫パワー炸裂
カラフルなチャリとともに、「きつい!」といいつつ素早く周回をしてくる

回復も早い


・第5走者、じぇんさん

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今日のエース、最速だった
うまくトレインに乗れているらしく、ピット前を走るときも投げキッスの余裕がある

周回タイムが安定している

 

各々が1周回目を終えると、気持ちにも多少余裕が出てくるため、自分の番がくるまでは、うまく暖をとりながらピットで楽しく待機。

 

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外のブースではあたたかな豚汁やカレーが売っていたため、これで冷え切った身体をあたためる。

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2周回目には束の間の晴れ間が覗き、ようやく走りやすくなった。気温の上昇に伴い、霧でコースが真っ白に。

 

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ただ、霧とはいえ雨が上がると応援もしやすくなる。

 

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今回、リザルトや周回タイムをスマートフォンでリアルタイムで見られたのが非常にやりやすかった。
もしこれがなければ、雨の中コースにかじりついて、仲間の周回をすべて見届けなくてはならなかっただろう……。

 

最終周回となる3回目の出走は、またも土砂降り。 

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身体が冷え切ったこともあり、疲労を感じてこの周回が一番つらかった。


100kmの走者や速い男性チームなどは続々ゴールしはじめ、トレインもほとんどなくなり、全体に走者のペースが落ちるため、ほぼソロですぶ濡れの耐久周回に。

皆疲れてきているためなのか、それでも落車はちょこちょこ起こる。


ただ、この頃には競るような周回差ではなくなったために、ペース維持と落車をしないことだけ気をつけて、全員が順番に走っていく。

 

無料配布のきゅうりを食べつつ、仲間のラップタイムを見守り……。

 

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そして、最終走者のじぇんさんを雨の中送り出す。

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彼女の44周回目を確認して、6時間半での完走が認定された。


無事の達成女子チームでの1位を獲得!

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男女混合チームと比べても、10位くらいのリザルトだったため、これは頑張ったと言ってもいいかもしれない。

 

立ち上がりも下りもゴミのように遅い私なりに、皆の助けにはせめて乗っかるようなつもりで、念願の一等賞。


大雨のなか、走りに来た甲斐があった。

 

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うれしい。
そして、皆で走るのはやっぱり楽しい。

 

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ずぶ濡れでドロドロの自転車たちもよく頑張った。じぇんさん、虫さん、紗芋さん、いめさん、ありがとう。

 

誰も落車をせず、最後まで楽しく走れたのだから、感謝の念は本当に尽きない。 

 

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ちーむGaY Videoは強い!!! 

 

 

 

・ご褒美タイム


レース後は車で15分ほどの、小山町町民いこいの湯「あしがら温泉」へと向かう。
富士チャレの参加賞でもらったバスタオルを手に、500円で3時間という破格の温泉へと飛び込んだ。

 


しみる……


この世で一番くらい、ライドやレース後の温泉はしみる


ガタガタ震えるほど冷え切っていた身体が、ようやくほぐれるのを感じた。


最後は食堂で、紗芋さん提案の筋肉回復メニュー(豚キムチ丼+とろろ)を食べて、大満足。

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車での帰路になるため、いめさんとはここでお別れをすることに。

 

 

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今日もお疲れ様でした!(ドライブBGMは氷のエンペラー)