チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

お揃いジャージで満喫!伊豆大島合宿①

初めて行った伊豆大島で、島のローディーに助けられてから早数年……。


地道な伊豆大島布教活動が実を結び??ついに、大島じてんしゃ協会公式ジャージ(非売品)をゲット!


協会会長のフランクすぎる計らいで、虫さん、じぇんさん、ゆたそさん、クロの4名は、大島じてんしゃ協会への入会を果たしたのだった……。
今回はそんな、会長へのお礼も兼ねた、弾丸伊豆大島ライド。

 



8月26日、外は36℃との車内アナウンスが流れる


今回は、弾丸ツアーということで、いつものようにゆったり大型船をつかわず、熱海からジェット船で伊豆大島へ向かうことにした。
船中泊含め2泊3日必要なところ、今回は1泊2日で済むので、スケジューリングがしやすい。

 小田急トラベルが出している格安プランを利用したが、最寄り駅〜熱海駅の乗車券+熱海駅〜熱海港のバス券、熱海港〜伊豆大島のジェット船乗船券(すべて往復がセット)になって、なんと9000円前後だ!

最寄り駅によって多少の差はあるが、これは安い。


大島じてんしゃ協会入会メンバー4人での旅となったのだが……

 

じぇんさん「熱海駅からのバスに間に合わない……タクシー決定だわ」
虫さん「こっちも伊東線止まった……線路に人が入ったらしい」

 

 

伊東線・緊急停車
じぇんさん電車遅延
熱海駅での合流ならず


朝から、予定通りにはいかないというお馴染の展開。


虫さん、ゆたそさんと3人で、何とか10分程度の遅れで熱海駅に到着。

指定された熱海港行のバス停へと向かうと、そこには長蛇の列。そして、普通サイズの路面バス。


輪行袋が3台も乗るはずもないのでは……?


混みすぎて増発便が出ていたので、運転手さんに事情を話し、輪行の私たちだけは無理無理中扉から乗せてもらうことに。


旅行会社にあらかじめ輪行である旨を伝え、乗れるかどうかの確認もしてもらっていたので、運転手さんも事情を汲んで乗せてくれたが、これはどう考えても「無事に乗れる」とはいえないだろう。
旅行の窓口の方の「大丈夫」は、正直アテにならないこともありそうだ。

 

なんとか熱海駅に到着し、無事にじぇんさんとも合流。

ジェット船は、自転車持ち込みのための手荷物券が必要なので、忘れないように注意したい。

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はじめてのジェット船利用で、伊豆大島までわずか45分の船旅がはじまった。

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①スタート岡田港~筆島


あっと言う間に伊豆大島に到着。今回お世話になる、民宿のご主人にあらかじめお願いして、荷物だけは車で運搬してもらうことになっている。


身軽になって、岡田港から順周スタート。

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しばらくずっと登りが続き、トンネルを越えれば、大島らしい、ひらけた海の景色が見渡せる。

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クロ「あっっつ!!!」

 

この日は、びっくりするほど気温が高い。走行距離10km未満で、椿園の向かいの椿資料館売店に避難。

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こちらにはサイクルラックと売店がある。
さっそく、暑さをしのぐためにかき氷を食べた。

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伊豆大島と場所を変えても、仕事の話とホモの話が飛び交うのが私たちである。

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椿園からはえっちらおっちら、大島一周道路で一番の登りゾーン。暑さもあり、難所ともいえる。

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とはいえそこは慣れた道。はじめて大島を訪れたときのトラウマトークで盛り上がりながら、順調にこなしていく。


そしてようやく、筆島までの気持ちのいい下りに突入……

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と思うと、なんと大規模な路面工事。

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10月の頭まで続くということだが、結構油断して下るとすっころぶような砂利具合なので、十分に注意してほしい。

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気をとり直してふたたび下りを再開。

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すると、筆島からガンガン登ってくるローディーとすれ違った。


ゆたそさん「あっ!!師匠!」


そのローディーこそ、我らが大島じてんしゃ協会の会長殿なのだ。同じジャージを着た彼は、一瞬横を通り過ぎていき、筆島に到着した私たちのもとへ、颯爽と下ってきた。


会長「写真撮ろう写真」


会長も参戦して、おそろいの大島ジャージと、伊豆大島恒例お面芸。

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何度来てもはしゃぎっぷりが伺える、素晴らしい記念写真を撮ることができた。

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ひとまず、これから三原山ヒルクライムだという会長を見送り、私たちはふたたび下りを再開する。

 

 

②筆島~波浮港展望台・鵜飼商店


ある程度下ったあとは、「波浮港」へと突入。

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ここから波浮港展望台まではやさしい登りだ。
昔はここらでヒーヒーいっていたことを思うと、伊豆大島を楽しめるだけの脚に育って本当によかったと思う。
いつもならスルーする波浮の展望台だが、この日はトイレのために一度停車することにした。

 

そこで、展望台売店のおじいちゃんが、青年と何やら難儀をしている。

 

おじいちゃん「お姉さんたち、チューブ持ってないか」


聞けば、ピストの青年がパンクしてしまった様子。チューブは三か所も亀裂が入り、とても直せる状態ではなかった。

 
じぇんさん「チューブありますよ!あげます」
クロ「私も、チューブめっちゃある」
じぇんさん「400のときの失敗をいかして色々持ってるから」


そんなこんなでブルベの経験が生き、青年のピストは無事に乗れる状態へと修復された。
おじいちゃんにこの行いがやたらめったら絶賛され、有難いことに、アイスコーヒーをごちそうしていただいた。

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次のブルベのためにカフェイン断ちをしていたところだったので、禁忌のコーヒーが、最高にうまい……。

 

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なぜ、いけないものというのはこんなにもおいしいのだろう。


ひとしきり自転車の話などをして、ついでにブルベをおすすめして、青年とはお別れした。聞けば運転免許取得の合宿に来ていたらしい。
とても素敵な出会いだった。

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じぇんさん「胃が痛いけどめっっちゃコロッケ食べたい」

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さて、展望台でお腹をばっちり減らし、お馴染・揚げ物の「鵜飼商店」へとやってきた。
それぞれ、コロッケやら串カツやらを頼む。

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ウィギンス「コロッケ……!!!アッッチィ!!!!」

 

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ゆたそさんとクロがふざけている間に、じぇんさんと虫さんは石段を登ってカフェの「島京梵天で、冷したい焼きを買いに行っていた。

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虫さん「ふぁぶちゃんもたい焼き!!」
ファビアン「タイヤキ……ナクナッタ……」

 

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そして、夢女子憧れの撮影会まで。

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お腹も心も満たし、遅めスタートの大島ライドは少しずつ日が傾いていく。

 

 

③鵜飼商店~ゴール民宿椿山

 

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ここからゴールの民宿までは、大体15kmほどだろうか。難所もなく、フォトスポットは例の断層を残すのみだ。

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ゆったり走って、乾き気味の千波地層断面伊豆大島らしい写真を残す。

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残す登りは、元町にいたる大きな橋のみ。

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そこを越え、気持ちよく下り基調で元町港……

 

だが今回は、荷物を預けていないので観光センターに立ち寄らず、そのまま直進して大島警察署方面へ。 

 
警察署の交差点をすぎて1km未満、本日のお宿となる「ふれあい民宿 椿山」へと到着した。

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お宿には、サイクルラックが設けられている。

 看板犬たちが迎えてくれるこのお宿は、とくにかくアットホーム。

 

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多少壁が薄かったり、お風呂が大人二名程度が定員だったりと、自分たちの工夫が必要なところもあるが、接客は気持ちよく、とても過ごしやすい。


そもそも、お風呂は御神火温泉が近いので、そちらにいってもよかったと思う。
洗濯機も干場も借りられるので、サイクリストには持ってこいだろう。

 

とりあえずは部屋でぐだぐたお風呂の順番待ちをし、入浴と洗濯を済ませ……


待ちにまった夕食タイム!


料理が自慢のこの宿は、なんと部屋で食事がいただける。
親父さんこだわり(なんと、朝送迎に来てくれた方がこの宿の主人であり、料理長である)の、素晴らしい料理の数々をお楽しみいただきたい。

 

これが出てくるだけで、宿泊費に納得がいってしまうような、豪勢な金目鯛のお造り

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そして、焼き魚はタカベ。身もやわらかで、とてもおいしい。

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こちらはあたたかいおかずで、

ふろふき大根の上にあっさりとした豚肉入りの出汁がかけてあった。やさしい味付けと、大根の甘味に思わずほっとしてしまう。

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さっくさく、えぐみなし、ベタベタ感なしの明日葉の天ぷら。色々なところで食べたが、ここのが一番だ。

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そのほかにもおかずをいただき、最後に名物のおやじ丼。
これは、残った白ごはんの上に、刺身とおくら、あられ、のりを合えたものをのせて、ついでに生卵もかけて食べるという一品だ。

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ごはんはおかわりしてもいいし、金目鯛のアラとさざえの肝をつかった汁物がついているので、それをかけてお茶漬け風にしてもいい。


今この文を打っていても味がよみがえってくるほど、夕食には本当に満足させてもらった。

 

さて、食後。ナイトライドでもしようかと言っていたが、もともとの胃が不調組や満腹のあまりあまり動きたくないモード。


これからどうしたものかとダラダラ過ごしていると、会長から夜ドライブのお誘いが入ったのだった。

 


②につづく

 

 

BRM819千葉200つくば

8月19日、湿度の高いくもり。
この日目指すのは、千葉県の我孫子駅にほど近い、「道の駅 しょうなん」


久し振りのブルベ参加である。
8時スタートゆえ何とか前泊しないで済んだこのブルベは、スタート地点まで電車で2時間ほどとちょっと遠い。


日頃お世話になっているSさんに強度を聞いたら、「いいから来なさい」と言われ、虫さんと参加することになったのだが……。


このブルベ、難易度は天候次第で★4

 

我孫子駅に降り立ったとき、くもり予報を覆しての雨模様だった。

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・スタート「道の駅しょうなん」


100名エントリーとのことで、受付の橋の下にはたくさんの人が。


お声掛けくださったSさんや、フレッシュぶりのYさん、たまがわ600ぶりのAさんとご挨拶。また、虫さんのブログをとても熱心に読んでくださっている某さんにも見つけていただき、スタート前の楽しいひと時を過ごした。

 


虫さん「おやじ来てるwwwww」

 

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そう、これは笑わずにはいられない。
最近ツール・ド・フランスを見てロードバイクに興味を持った虫父(毎朝クロスバイクで15kmほどライドしている)が、見送りきているのだ。
こんなに面白いことがあろうか。


友人を本名で呼ぶ友人父、「ブログ見ています」と世を忍ぶ仮の名で呼んでくださる方々が一同に会し……、まさに混沌。


そうこう言っているうちに、ていねいなブリーフィングを受け、出走の番となった。
虫さんの父に動画をとられつつ、雨も止んでムシムシと気温の上がりつつある道を走り出す。

 


・スタート~PC1


比較的走りやすい平坦基調。
が、聞いていたほどまったいらという感じではない。

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小さなアップダウンがところどころに挟まり、加えて信号が多い。
微妙に路面が悪いが、とりあえずマイペースに走る。

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早起きで食事もそこそこにしかとれていないため、信号で止まるたびにセブンイレブンのカルパスをかじる。

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終盤になって、私たちよりもずっと後のスタートのSさんと遭遇。お呼ばれしたのでお邪魔してはみたものの、Sさんは女性を牽いているいるらしいので、お話しもそこそこにお見送り。


PC1のセブンイレブンには、1時間ほどの貯金で到着。


バナナとゼリー、ボトルに麦茶を補給。また、登坂カロリー用に赤コーラを背中に入れることにした。

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ここで、AJ千葉スタッフかつ参加者の方(たまがわ600でもお会いしている、さわやかお兄さん)から、これからのコースについて恐ろしい助言を受ける。


お兄さん「ここから、クソの極みですよ!」


100km区間に2600アップを凝縮したこのブルベ。タイムアウトの噂を聞きまくるPC1。
私たちは、「なんで来たんだろう」との思いを抑えることができなかった。

 

 

・PC1~通過チェック


「このブルベは50kmから」とかつてどなたかのブログで読んだことがあった。その言葉の通り、本格登坂は50km以降からはじまる。

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不動峠
まずは不動峠筑波山というやつで、この辺りに住む自転車乗りに撮っては、お馴染の場所なのだろう。よく写真で見ることがある。

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表は3.8kmで平均勾配が約7%……意外と登りごたえがある。実際、ここを走っていたときはめちゃくちゃ暑く、ずいぶんとしんどく感じた。
が、頂上に近づくにつれ霧の濃さが尋常じゃない。

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ふたまたに分かれる不動峠の頂上も、もはやミスコースをしそうなほどのありさまだった。

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お兄さん「こんなのまだまだ~、メインディッシュはきのこ山だよ」


クソの極み発言のお兄さんが軽やかに先行していく。水分補給だけして、すぐスタートした。


②風返し峠
不動峠の終点?から左に登っていくと尾根道。軽いアップダウンがある。そして風返し峠をも越えていく。

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このまま少し下っていって、ここ50km区間で最後の補給ポイントとなるセイコーマートまで。
セイコーマートには立ち寄らなかったが、たくさんの参加者の方々が止まっていた。

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東筑ユートピア
このあたりの登りの道は路面がかなり悪い。加えて、斜度もそこそこ感じられる。

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草木が深く、霧も出ているため涼しいが、とにかく路面がガレている(まだ、ここでは荒れてるなー程度のレベル)

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珍妙な音楽を聞きながら、あやしげな東筑ユートピアを通り過ぎていく。

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④足尾山、きのこ山、一本杉峠
標識だの看板だのが多々出てくるので、正直どれがどの山の区切りかわからない。メインディッシュのきのこ山は一体どこからどこだったのだろう。

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路面で冠水し、木の枝が飛び散り、道いっぱいに泥が堆積し、悪路というか走行不可能では?!とさえ感じるレベルに。
斜度は時折厳しくなるも、終始殺しにくる感じではない。

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クロ「ていうか看板にずっと石岡市って書いてあるんだけど、いつまで石岡市なんだ???」


深い山とプチヒルクラの詰め合わせで、ガーミンはキューシートとわずかにずれはじめている。加えて、あちこちに山の看板があるので、どこを走っているのかさっぱりわからない。

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雨が降るなか終盤の一本杉峠を走っていると、

自分のガーミンに小枝のようなものがくっついている。

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よくよく見ればそれは、茶色のシャクトリムシ

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何を思ったか、ガーミンのふちを無限に周回しはじめた。


クロ「ねえwwww私のガーミンにシャクトリムシついてるwwwwwww」
虫「まじかwwwww」
クロ「ずっとこいつとヒルクライムしてる」


山も終盤に差し掛かったとき、この虫が逃げおおせようと立ち上がり、他につかまるところを求めてうごめきはじめたので、危うく急停車。
道端の枝の上に避難させ、そのまま端っこへと逃がしてやった。


クロ「やばいシャクトリムシにめっちゃ尺取られた……」
虫「wwwwwwww」

 

今思えばなんてことはない出来事だが、この時は悪路と終わらない登り下りに、テンションがだいぶハイになっていたらしい。

 

加波山
このあたりは道も悪けりゃ斜度もある、という感じ。
何も見えないけれど、一揃いの山々トップ、風力発電所のあたりに到達。

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ここから、ようやく長めの下りに入ることになった。

が、とんでもない。ここでもまた、悪路の鉄槌を受ける。

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もともと苔むして割れた路面に、長雨の影響で枝やら岩谷ら木の葉やらが降り積もっている。
時には泥が堆積し、水たまりと化してスムーズな進行を妨げるほど。

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さらに、3m先は見えなくなるほどの濃霧。
これは……普通のライドだったら中止にしていたし、下手をしたら通行止めもありえるんじゃないかという有り様だった。

 


下りきって、しばし平坦を走る。

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数キロでようやく通過チェックのミニストップ。仮想クローズの15分押しぐらいだと思う。

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天気がすこぶるあやしい。


時間的にあまり余裕がないが、行けるところまで行くかとコンビニを出、3kmほど走ったあたりで雷の音がどんどん大きくなる。

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辺りは、今にも降りだすという真っ暗ぶり。
暗くて重い雨雲は、今まさに向かおうとする山の上に被っている。

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雨雲レーダーで警報が出ていること、これから向かう先が真っ赤になっていることを知り、ここでDNFの決意。
そもそも調べている間に雨が振り出してきた。
同タイミングでコンビニを出た男性陣と、ここでDNFの旨を会話し、一緒に先ほどのコンビニまで戻ることに。

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たった3kmのうちに雨粒は大きくなり、ふたたびミニストップへ戻った頃には集中豪雨になっていた。

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 車で参加者の通過を待つスタッフさんにDNFの旨を伝えて、長旅に備えておやつを買い込む。
話によれば、ここまでですでに5~6人が落車をしているという。あとあと知ったが、この天気はしばらくよくなることはなく、この先の山を越えたところで、夕刻には20人以上がDNFを決断したそうだ。


コンビニの裏は、エスケープポイントの羽黒駅水戸線というローカルなこちらの電車、1時間に一本程度しか運行がない。

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一緒にDNFした参会者の方は輪行袋の用意がなかったので、コンビニで袋を買い、創意工夫できちんと自転車のすべてを包み込み、輪行の形体を整えていた。

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ざぶざぶ降りしきる雨と雷の音を聞きながら、ここで私たちの挑戦は終了した。
ここから、地元までは3時間半……。

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・まとめ


夏のため、雨自体はそこまで苦痛ではなかったが、山にかぶるカミナリ雲はちょっと危ないな……ということで、自分なりには良い判断だったと思う。
通過チェックの時点で少し時間が押していたが、前情報で、ここで間に合わせていないと巻き返しは厳しいと聞いていたし、少しでも時間を稼げるような下りではなかったので、早々に止めてよかったのかもしれない。


路面としては、これまで走ってきたすべてのブルベ&ライドのなかで、史上最悪。
虫さんとともに、落車せずに終われて本当によかった。パンクしなかったことも幸いだった。

まったく知らない道だったので、コースと標高図を見てはいったものの、ここまでの難しさとは想定していなかった。つくば山周辺のギザギザはすごいものである。

 

その後、帰り道では集中豪雨が規定量を越えて襲いかかり、ようやく乗った馴染みの電車は、通常の半分以下の速度で走ることになった。
DNF後、最寄駅までの電車旅は、ぴったり4時間。これはこれで、いい経験になった。

 

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今日もお疲れ様でした!(実はSさんのお土産が山で救ってくれた)

山の日は登らずにいられない?!濃霧の日光いろは坂ライド

山の日といえば、やはり名勝負のあの地へ行きたい……。


上半期にはアニメでも放映され、秋には舞台でも取り上げられる、弱虫ペダル2年目インターハイの名シーン。


いつまでもいつまでも、私の心を捕えて離さない、「日光いろは坂・真波VS手嶋」である。


今年も山の日は聖地で過ごしたい!
そんな強い思いを胸に、悪天候とわかっていながら、いろは坂でのライドに出発した。



三時間ほどの電車の旅を経て、集まったメンバーは虫さん、真嬉さん、しいさん。
当初はもう少し多かったのだが、悪天候や、各々の体調のため、半分ほどの人数に。


雨雲レーダーによれば、東武日光に到着する9時半には止んでいるということだったが……ついて見れば、霧雨が降ったりやんだり。

 

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宇都宮へ向かう下り基調の餃子ライドへの変更も考えたが、幸いにも気温が高く距離が短いので、山を走ることも問題ないだろうという判断になった。


しいさんのキュートなNEWシューズが光る!(しかし濡れる)

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各々準備を整えてきたので、きっちり雨対策をし、まずは補給タイム。
東武日光駅前にある、「さかえや」さんで揚げゆばまんじゅう。

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湯葉と豆乳が練り込まれたらしい生地に、天ぷらのような衣。
中はあつあつのこしあんで、衣には塩気がしっかりと感じられる粗塩がまぶしてあった。


虫さん「おいしい!塩気がたまらん!」


甘さとあたたかさ、程よい塩気に皆ご満悦。これから山を登るのだからと、2個ほどぺろりといただいて、霧雨のなかを走り出した。

 

 

・いざ!いろは坂頂上へ向けて

 

日光東照宮は、風鈴まつりのため観光客でにぎわっている。

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しっとりと霧に包まれた景色のなかを、好き勝手しゃべりながら登っていく。

かつて、初めて宇都宮発でこの道を走ったときに補給スポットとして命を救ってくれたスーパーの周りだけ、雨が止んでいた。何かに守られているのかもしれない。

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途中、もも売りの看板を見かけ心惹かれるも……さすがにこの個数は食べきれないため断念。

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暑くないだけで随分と登りやすい。あっという間に到着した馬返しの公衆トイレで、手洗いのため小休憩。

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軽く休んでから、いよいよいろは坂ヒルクライムのスタートだ!

 

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いろは坂は、最初のい~に辺りの斜度がややきつめだが、あとはかなり緩やかで、おしやべりをしながらでも登りやすい。
霧で視界が悪いなか、2年目のインターハイに思いを馳せつつ、女たちはのんびりヒルクライム


車も多少通るものの、走りにくさは感じられない。

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虫さん「この霧ラスボス感あるね」
クロ「きっとこの霧の中に、純太が捕らわれてるんだ……」
しいさん「魔王が真波?」
真嬉さん「坂道くんが!!助けにいくんだ!!!」

 

急ぐ旅でもないので、雲海への期待を込めつつ黒髪平で足を止めるが……残念。霧は頂上まで続いているようだ。

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そして、我々の記念撮影スポットである「ね」の看板の前で、今年もたくさん写真を撮った。
こんなところで止まっているのは、弱虫ペダルファンくらいのものだろう。

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赤い屋根どころか思い出の景色も見えやしない。頂上に近づくにつれ、さらに色濃くなる霧。

 

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数メートル先も見えない、笑ってしまうような視界のなか前に進み……ついにゴールゲート!

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今年も、山の日にいろは坂を登りきった。
ひっそり開いている売店で揚げもちやからあげを頬張り、白ホリさながらの背景で記念撮影。

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そろそろ下山するかというとき、バイカーのおじさまたちに「去年もいたよね?もっと大勢で」と声をかけられた。
本当にそれが私たちだったのか定かではないが、何となくうれしいお声掛けに、「また来年、山の日に!」とうきうき返事をして、その場を離れた。

 


・ウェットなダウンヒル


ここからは装備を整え、リアライトをばっちりつけてダウンヒル

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頂上付近は霧がかっていたが、下るにつれて視界は晴れ、逆に霧雨になっていく。
湿り気は増したが、前が見えないというわけではないのでいいのかもしれない……?

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観光バスや家族旅行の車と抜きつ抜かれつして、珍妙なローディーに興味を示す小学生たちとお手振りで交流した。
数年後、「あれはロードバイクだったのか!」と、自転車乗りになってくれる子がいたらいいなあ、なんて思う。

 

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ちなみに、今回のライドは視認性を高めるため、集団の最後尾は反射ベストを着用して走っている。

霧の中でも車に誤って突っ込まれないように、なけなしの工夫というやつである。


そして、無事に東武日光駅まで下ってきて、ロッカーに入れておいた荷物を確保。


最終目的地は、温泉!!!


日光駅前にある、日光ステーションホテル内の「駅スパ」に入りにいくのだ。
これまでも立ち寄ろうとしたことがあったが、最終受付時間が15時のため、遠方から来て登って昼食をとって下ってきて……だとなかなか難しい。
今回は、昼食を後回しにして、無事に間に合わせることができた。


自転車はフロントであずかってもらえるため、駅前で輪行状態にして、目の前のホテルに向かう。

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入浴料は700円。バスタオル等借りてもプラス150円という有難いお値段だ。

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しかも、ここの駅スパ……なんと露天風呂がある。昼間のため貸切の温泉で、雨に濡れた身体を癒し、まったりと過ごした。

温泉ライドの贅沢は、何物にも代えがたい。

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旅の最後は、駅前の食堂で湯葉づくし。湯葉入り五目そばや湯葉丼など、日光を満喫した。

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個人的なおみやげは、しいさんおすすめの日光カステラ本舗で「一切れカステラ」

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ここから3時間近い長旅だが、それぞれおやつやコーヒーを買い込んで、心行くまでしゃべりながら帰った。


やはり、いろは坂はいい。いつ行っても、心躍らせるものがあるし、やさしい登りごたえだ。
日光という町もとてもいい。

 

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今日もお疲れ様でした(虫さんのハニージンジャージュースはりんご酢でガリの味) 

 

海と浜焼き!夏の房総半島・先っちょライド

本日のメンバーは、しいさん、どろさん、虫さん。
以前企画した房総半島ライドは、雨のため三浦半島ライドになってしまっていた。
そのときのグルメな思い出はこちら


今回はそのリベンジということで、汗ふき出す快晴の房総半島を、細長~く先端だけ走ってきた記録である。

 



集合は久里浜駅ここから自転車を組み、5分ほどの久里浜港へと向かう。

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三浦半島に位置する久里浜港から、お向かい、房総半島の金谷港までは、フェリーで渡ることができる。

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ろんぐらいだぁす!の4巻でも出てきたこの東京湾フェリー
自転車を組んだままの乗船が可能だ。
チケット代は、往復で2180円。

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乗ったまま、船内車両看板へ行き、乗船員の方にロードバイクを固定してもらって、出発。

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よく晴れた甲板で……


ママの会!

 

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皆、それぞれこの日のために連れてきた、弱虫ペダルのおまんじゅうマスコットでフォトタイム。
こういったマスコットやぬいぐるみにおくるみを着せたり、色々な場所へ連れて行って記念写真を撮ったり、こんな人間たちのことを「○○ママ」と称することがある……。(例:ぬいママ)

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そうこうしているうちに、40分の船旅が終了!車に続いて、自転車に乗ったまま船から降ろされる。

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房総半島のスタート地点は金谷港。まずはここから、30km弱の昼食ポイントを目指すことにした。

 

 

・暑い!トンネル多し海岸沿い

 

今回、はじめて海岸沿いを走ることになった房総半島。本当に平坦基調で、かなり走りやすい。

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三浦半島も走りやすいほうだと思っていたが、三浦の道のりが「起伏」と言いきれてしまうほど、房総の海岸沿いの道のりはアップダウンがない。

 

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ごくまれにある登り坂も短く、トンネルが通っているのでところどころ涼しい。反対側が見通せるような短いトンネルが多いことも、走りやすさのひとつかもしれない。

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トンネルを抜けるとまたトンネル。

 

そして、見事な、雄々しいくらいの夏の雲。

 

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どろさん「斜度~~~」
虫さん「お腹すいた~~~~」
しいさん「がんばれがんばれ、あとちょっと!」

 

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最後の最後にトラップのような小さな坂を越えて、下った先にあるのが、本日のグルメスポット。
海鮮バイキング、浜焼き食べ放題の「漁師料理たてやま」だ。

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浜焼き・海鮮丼の食べ放題は、60分で2700円ほど。11時までならモーニング料金ということで、100円ほどお安くなる。


というわけで、まだ30km弱しか走っていないが、朝も早くお腹もすいているので、いざご飯タイム!


浜焼きサザエ、牡蠣、はまぐり、ホタテ、エビ、まぐろのカマ。豚バラ、きのこ、とうもろこしなどなど……。

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海鮮丼も、サーモン、まぐろ、イカ、タコ、ネギトロと具材もさまざまだ。 

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もう、この時点で楽しすぎて、ライドという目的を忘れてしまいそうになる。

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しばし動けなくなるほど食べて、房総グルメを大満喫。

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・海遊びと房総半島最南端


お腹が落ち着いたところで、少しだけ内陸に入り、海を目指す。

房総半島も中に入ると少し登り基調になるが、それでも激烈な坂はない。

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どろさん「ホタテ出そう……」
クロ「がんばれホタテ!がんばれホタテ!」

 

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上り坂をゆるゆる踏ん張ったところで、広がる海。

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4人「海だ~~~!!」


タオルももちろん持参し、濡れてもいいマリンシューズで、海に砂浜に駆け回る。

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思ったより波が高く、荒れていた。それでもゴリラは海をゆく。

 

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岩場で天日干しになりながら、海を眺め、あれやこれやと気ままなトーク

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この時点で、予定していた距離(120km)は走れないな……と思いながらも、この「遊び重視」「グルメ重視」のまったり柔軟ライドが、しいさん&どろさんプレゼンツの魅力なのである。
方向音痴でタイムキーパーなクロには真似できない形式なので、本当に勉強になる。

ついでに、めちゃくちゃ癒やされる。


ひとしきり海で遊んだあとは、塩っぽい身体で房総半島の最南端に向かった。遊んでいた浜からは約3km。記念碑やフォトスポットのある、素敵な場所だった。

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まさに夏の旅、という感じ。

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 最南端を望む、虫さんとどろさん。

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ここでもママ活動に余念がない。

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暑さでバテバテの身体に、バニラアイスがででーんと乗ったかき氷を入れ、しばしの休憩で回復。

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この辺りは観光スポットのため、軽食屋やおみやげ屋はいくつもあった。


しいさん「ここから館山駅まで走って、そこから輪行しようか」


少しずつ傾いていく日を浴びながら、房総最南端の地から最も近い館山駅まで、ふたたび陸側を走る。

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道のりは楽だが、濡れたマリンシューズが何度も尻を叩く。

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20kmないくらいの道のりで、あっという間に駅についてしまった。

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ここから、フェリーの出ている浜金谷駅までは30分ほど。ただし、電車は1時間に1本くらいなので、注意が必要だ。


電車のなかで拝む西日の美しさ……。

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船の乗船のため、高速で自転車を組み上げ、3分とかからない金谷港を目指す。

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けっこうな斜度のスロープを上がり、2階の乗車看板に自転車を預けて、ふたたびの船旅だ。

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ここでも、沈んでいく夕日は目を奪うものがあった。

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船に揺られる40分は、本当に短い。
すっかり暗くなった久里浜港へと到着!

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本日最後のグルメは、久里浜駅前でいきなりステーキ。
豪脚ローディーたち御用達のイメージがあるいきなりステーキだが、やはり、疲れた身体にがっつり肉のうまみがしみわたる……。

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気ままで、おいしいところだけを詰め込んだような今回のライド。ある程度の力と柔軟性、地図への強さがないとなかなか実践できないものだな、としみじみ感じた。

 

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今日もお疲れ様でした!(こんなに食べてもカリウムは不足する)

 

 

名峰!ふじあざみラインへ、死にに行く合宿②

そして迎えた7月16日。
富士山には思いきり雲がかかっていて、どんよりしている。


宿の朝食も、ザ・朝ごはんという定番がそろっていて大満足。コーヒーも無料なので、ありがたくいただいた。

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じぇんさん「歯が痛くて寝られなかった……」


あれほどはしゃいでいたじぇんさん。歯の痛みに夜中に起きてから、寝られなかったらしく、残念ながらあざみリベンジはDNS
件の原稿をやりつつ道の駅すばしりで待っててもらうことになった。

 

 


ゆたそさん「さよなら現世……」


というわけで、ゆたそさんを連れて二日目のあざみラインスタート。

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最初はお馴染み、10%平均のストレートエリア。ここはやはり暑い。カンカン照りである。

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ここで、貧血による虫さんの状態異常が判明し、進むか戻るか危うい展開に。
とりあえず、休んでもいいし、馬返しまでは行こうということで続行した。
ゆたそさんは思いのほか軽快に、元気に登っていく。

しかも速い。


馬返し前の6km地点で各々補給をし、再スタート。

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ゆたそさん「えっ、ここから馬返し?!!」

 

意外と大丈夫そうなので、ゆたそさんにはひとり先に進んでもらい、私は調子の悪い虫さんとつかず離れず上っていくことにした。


一番の難所でバスとタクシーがそれぞれ二台来てしまい、路肩に避けて自転車を降りたが、再発進はまず無理だった。
8kmすぎまで押し歩いて、車がこないのを確認し、リスタート。

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昨日よりは腰が痛くないことが幸いだが、押し歩くにも困難な斜度である……。

 

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バスとのすれ違いは、いつも肝を冷やした。気持ち、昨日よりもバスが多い気がする。

 


途中、カーブで虫さんをうきうき待つときの私。

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クロ「いろは坂の純太み感じる!ねえ撮って!!!!!」

 

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(弱虫ペダル:39巻より)

 

残念!逆だった!!

  

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……そんなわけで、すずしい曇天模様のなかを総員マイペースに走り抜け、無事に富士五合目に到着。

想像よりもずっと元気に、頂上で合流できた。

 

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昨日は見えなかった富士山も、雲が切れ、ダイナミックに目の前に広がる。


虫さん「今日貧血やばい~」
クロ「でもゆたそさんにあざみライン登ってもらえてよかった~」
ゆたそさん「クソでした」


五合目はびっくりするほど晴れていたので、富士山とともに記念撮影をしまくる。

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そして、昨日教わった通りにさくっと下っていく。霧で若干ウェットなところもあるが、グレーチングに気をつければ問題はなさそうだ。

 

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無事にじぇんさんの元へ帰還。この時点で空腹はマックス、自分たちを救ってくれるものは持参したプロテインのみだった。

 

じぇんさん「せっかくだから、帰りがてら御殿場の『さわやか』に寄っていこうか」

 

明神三国越えの時に初めて食べた、思い出のハンバーグ。

お腹をぐーぐー鳴らしながらその名案に賛成したのはいいが、たどり着いたさわやか御殿場店は、なんと3時間待ち。
結局あきらめて、海老名SAまで行ってから昼食をとることに。


翌々日に発売予定の真波・手嶋のキャラクターソングを視聴などして、

車を縦に揺らしつつ盛り上がりながら、

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ちょっとした渋滞を乗り越え無事にSA入り。
おのおの、食べたいものをフードコートで貪る。

 
いつものごとく最寄までじぇんさんの運転のお世話になり、本気のやれ!do it!!をブチかまして、この合宿に終わりを告げた。


まさしく、大人の夏休み。
近くに泊まるだけで、サラ脚であざみラインに二回も登れるなんて……贅沢な話である。

 

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今日もお疲れ様でした!(ぶよに刺された左足は、パンプスが食い込むほど腫れた)

 

名峰!ふじあざみラインへ、死にに行く合宿①


「この週末明けたらイベントだよ~~~~~!!!」

 

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これは、死地に赴く車のなかでの一コマである。


じぇんさん、虫さんと同じメンツで車バンに乗り込み、目指すは「道の駅すばしり」
薄い本の製本作業に追われながら、私たちは自転車とともに、ついに弱虫ペダル内最強の聖地へ足を踏み入れようとしていた。


運転しているじぇんさんは、製本どころか未だデータ状態である。


尚、人3人に対して自転車は4台。死地にはもう一人、ゆたそさんをも道連れにするのだった……。

 


 


・サラ足であざみライン


東名高速の渋滞を避け、日中の明るく騒がしい「道の駅どうし」に感動しながら、ようやく目的地へと辿り着いた。


連休の渋滞に巻き込まれ、1時間以上遅れて到着した道の駅すばしり。
土日の一泊二日で、じぇんさんの自転車仲間の皆さまの富士山ライド合宿に混ぜてもらった。
私たちの目的は、「ふじあざみライン」……悪名名高きその山を、ようやく走るご縁ができたのだ。


遅刻したので皆さまを早々に送り出し、我々のガイド役を申し出てくだったGさんとともにあざみへ向かう。


Gさん「馬返しまでは、とにかく頑張らないことです」


平均勾配10.5%、最大勾配22%、距離は11.8kmのふじあざみライン。


クロ「頑張るなと言われても頑張らないともはやそこまで行けないのでは……」


久し振りに胸がバクバクするような不安を抱え、計4名で走り出した。

 

 

・道の駅すばしり~3.4kmストレート


道の駅を出て、高架下をすぎれば即ふじみあざみラインがスタートする。
実は、最初がきつめらしく、平均斜度はゆうに10%を越えていると思われる。

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つづらが少なく、ほぼドスレート。道路の両側が自衛隊の演習場なので、びっくりするような砲弾の音なども時折聞こえる。


そして、このゾーン……日影が少なく死ぬほど暑い。

 

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虫さん「ほんと……世の理に反してる……重力」


恨み言をいう虫さんとはうらはらに、軽快にトークを続けるじぇんさん。アドバイスが的確なGさんのお陰で、


Gさん「鳥の絵が見えたら終わりです!斜度がゆるみます!」

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鳥に恨みを抱きつつも乗り越えることができた。

 


・3.4~6kmあたりの緩斜面


補給するならまさにここ、という緩やかな斜度が3km近く続く。

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ここでペースをゆったりめにしておけば、かなり回復するだろう。
暑さも少しずつやわらいでいくし、日陰も現れる。


そして、命を救うゆるやかな斜度は、唐突な下りで終わる。

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・7.4~8.2kmのハードゾーン


下りから、一気に斜度が上がっているのが見え、その先には「馬返し」のバス停が待ち受けている。

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ここからは斜度がガン上がりするので、正直どの部分が馬返しかはよくわからない。
ここからは、じぇんさんがあっという間に先行し、私はマイペースで真ん中、虫さんはGさんにエスコートしてもらい自分の速度を強固に保つ、という方式になった。

 

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7.4~8.2km地点までが、かなりきつめの斜度が続く。
馬返しとは結局、この800mの区間全部なのだろうか?

 

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さて、かつてお伝えしたことがあるが、私のスプロケは12-25である。何のことはない、平地向けのギアだ。
いくらコンパクトクランクとはいえ無謀だと、今日まで散々心配をされてきた。金での解決も進められた。


そして、そこに金をかけなかった自分を恨むかどうかは、……今日の結果にかかっている。

足つきなし(転ばない)を目標に、メインディッシュその1に差しかかった。


腰が爆発するほど痛い。


ちょっとだけ予兆はあったけれど、出力を増やした途端、腰の激痛が私を悶絶させた。
これは1ヶ月ほど前に変えたポジションのせいであることは明白だったが、ロングライドでは問題がなくとも、激坂に耐えうる体幹がなかったことが原因である。


痛みに耐えつつゆるいところを探って蛇行し、何とか乗り越えた。
正直なところ、前輪が浮くような、といわれていたやばい斜度は感じられなかった。蛇行のお陰には違いないが、子の権現の方がよほど伸るか反るかだったといえる。

 


・9kmからの500m


僅かに斜度が緩んだところで、自転車の上で立ち上がって腰を伸ばす。痛い。
もちろん激坂では変わらずシッティングマンなので、ここで腰をかばいつつ、BCAAゼリーを摂取。
呼吸を整えたところで、メインディッシュその2。9kmからのきついエリアだ。

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が、ここは先ほどより短いためか、蛇行でうまいことクリア。


バスの台数は思ったより多いが、マイカー規制のためどうにか乗り越えることができた。
ここまできて、腰痛に耐えながらも足つきなし完走の希望が見えてきた。 

 

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ここからは、何度も短い下りが挟まり、「だから平均勾配を下げているんだな……」と、半ばイラッとする。
11.4kmから、さらに2山ほどあって、ようやくゴール地点。


道の左側に車が数台見え始めると、もう富士五合目は目の前だ。

 

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最後の標識まで登り切って、無事完走!

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持ってるものをつかう貧乏レーシングでも、ふじあざみラインは攻略できることがわかった。

 

頂上で皆様と再会し、先に到着のじぇんさん、程なくしてゴールの虫さん、Gさんと合流。

名物のしいたけ茶(茶というかお吸い物)と、きのこうどんを頂く。

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きのこを使ったメニューは、ここの売りらしい。

 

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サイクリストかつ、こちらの茶屋利用者限定でもらえる登頂シール。

おどろおどろしいが、これが結構うれしいものなのである。

 

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ここまでエスコートしてくれたGさんと、皆で記念に一枚。

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・決死のダウンヒル

 

ギア比以上に要注意とされてきたもの、それは……

 

あざみラインのダウンヒル

 

かなり危ないとされているこの下り。相変わらず下ハンが握れない私。

 どうなることかと思ったが、意外や意外、Gさんの指導の良さか安全かつ比較的スムーズに下ることができた。

 

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もちろん、上りの難所に当たる部分は下りでもスピードが出すぎるため、2度ほど路肩に止まって休憩をさせてもらった。

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無理をしない、速度を出しすぎないは鉄則である。

 

道の駅すばしりに戻れば、買い出し班、ライドおかわり班、先に宿に向かう班と各々別行動。

私たちも買い出しをし、ゆたそさんを迎えるため一足先に宿へと向かった。 

 

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何度となくブルベで通ったが、こんなに綺麗な山中湖見たことない……。

 

ゆたそさん、召喚。

 

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晴れたに明るい中で見る山中湖ドライブを心の底から楽しみ、何度となく死の大雨マリモ通り(甲斐300・フレッシュ)の思い出にえずきつつ、宿へ。

 


宿は「山景苑」
8名以上から、+1410円でバーべーキューができるという、すばらしいお宿。

 

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部屋からは富士山も見えるため、ゴリラも大興奮。

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団体だったため、宿も建物まるっと貸切で、大変快適に過ごさせてもらった。


バーべーキューは、富士山の山小屋に灯る明かりを眺めつつ、飲めや食えやの大宴会。


肉、野菜に加えて焼きそば、焼きおにぎり、新鮮なインゲンやキュウリも用意され、大変楽しい夜を過ごすことができた。

 

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こんな楽しい時間に、のちに死ぬほど苦しむほどぶよに刺されているとは、誰しもが思わなかった。

 

 そして、二次会まで飲みに飲み、夜も更け……。

 

酔っ払いじぇんさん「元気元気ーーーーー!!」
ゆたそさん「誰かガヤ芸人だまらせろ」

 

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そして、明日はふじあざみラインおかわりである。

 
②につづく

 

 

初めての飛行機輪行と食い倒れ!十勝中札内グルメフォンド②

7月9日、迎えたイベント当日の朝は、昨日よりも涼しくいい風が吹いていた。
距離が短いので、7時半と、ゆったりめのスタートである。

 

 


・125kmコーススタート

 

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比較的先頭よりにスタートしたものの、先頭の集団が速め&ちょっと危険な走行をするグループがあったので、見送ってペースを保つ。

 

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見渡す限りのじゃがいも畑。
白や紫の花が満開で、基本的には平坦が多い。

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各エイドの区間も20kmほどだし、途中には水分とちょっとしたものを補給できる水エイドもあった。
これで、カンカン照りでも安心だ。 


・第1エイド区間

 

通常エイドは濃厚チーズケーキ

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水エイドはすいか

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この辺りの平坦で、虫さんが遊んでもらってスプリント合戦。

じぇんさんと私はまったりイーブンペース。逃げに乗らないじぇんさんも、わりと珍しいかもしれない。


再びの水エイドにてバナナ

こまめな水分補給スポット、本当にありがたい!

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・第2エイド区間


通常エイドはカレーライス!適量ですばらしい

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数少ないがっつりめの坂、「ナウマン象の坂」の途中に一時停止スポットが設けられていた。
水エイドと一口ゼリー

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すばらしい計らいだが、坂の途中なのでスルーしていく人もしばしば。

 

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平坦は本当に気持ちいいほどまっすぐ伸びている。


・第3エイド区間

 

そして、しばらくのどかな景色を行き、

看板を左手に、角を曲がれば……

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今回のメイン坂でもある、通称「アタック坂」 

 

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この区間、遮るものがなくかなり、かなり暑い。斜度は瞬間的に10〜12%があるくらいだろうか?


頂上の第3エイドはバナナ、大福、ソーセージ。
牛乳やコーヒーも飲むことができる、ちゅうるいのカフェサービスが設けられていた。

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・第4エイド

 

そこから、だいぶ下ってからの、長め〜の登り基調。本当にだらだら続く、ゆるゆるの勾配だ。

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第4エイドでふるまわれたのは、近日発売予定のももとみるくのアイス

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あまずっぱくて、火照った身体に染み渡る。

 

 

・第5エイド

 

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最後のエイドは、噂に聞きし幸福駅

昭和の後半まで実際に使われていた広尾線の駅だ。現在は恋人たちの聖地になっているとか……。


ペットボトルの水、十勝の銘菓2種をいただく。

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とても素敵な場所だったので、調子に乗ってガンガン記念写真タイム。

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幸福駅のその名にあやかるべく、切符やお土産も買い込んだ。

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このエイドを過ぎれば、残りはあとわずか。

ラストの20km未満が一番気温が高く、向かい風という地味な苦痛を味わいながら……

 

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125kmコース、ゴール!!

7時に出て昼過ぎには終わるという、本当にブルベとはかけ離れたおもてなしライドだ。


夜のBBQに備えて、再び福祉の里温泉へ。

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贅沢に温泉を楽しみながら、地元のおばあちゃんたちから「トラクターBANBA」なる名物行事を紹介された。

これがなかなか……コアなファンの心を掴みそうである。

 


さすがに合流したのが遅かったので、豚丼配布は終了していた。
ここからは、BBQあれこれと宴会タイム。

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豚肉、焼き鳥、魚、野菜となんでもござれ。

ただし、飲み物だけは自腹である。

 

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うまい!!

大鍋の豚汁のやさしい味で満たされる……。

 

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美しい夕日を見ながら、宴会場と化すコテージへ。

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遅くまで、じぇんさんの自転車仲間の皆さまに混ぜてもらって、じゃぶじゃぶワインを飲んで、夜更けまで過ごした。


今夜はテントから移動し、コテージが寝床になったのだが、ほぼ寝に帰ったようなものだった。

 

 

7月10日。最終日の今日も、自転車にまったく乗らない最後の食い倒れ記録になりそうだ。


朝は、フェリーエンドルフ自慢の朝ごはんビュッフェ。

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自家農園でとれた野菜や、件のうみたてたまご。

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野菜がおいしいのは当たり前として、この食べ放題のたまごかけごはんには、ちょっとどうにかなってしまいそうだった。

 

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素敵なコテージ迎える旅の最終日だ。


自転車を再び輪行に組み上げて、飛行機の時間まではグルメ観光に出掛ける。
まずは、一昨日ぶりの花畑牧場へ、お世話になっている人のお土産を買い込みに行った。


ついでに、ご当地限定の要冷蔵生キャラメルを買って、三人で車の中で舌鼓……。

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そのあと、昨晩食べ損ねた豚丼を、「豚飼い屋 十勝」まで食べに行く。

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香ばしく甘~いタレに、小さ目サイズでも惜しみなく乗っけられた豚肉。

うまい!!やっぱりあぶらもあまい。

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あまりくどくはないのだが、添えられた冷やしオクラが口内にさらなるスッキリ感を与え、幸せ度をアップさせてくれる。

 


十分満腹になったところで、宿に戻ったのは13時前。ここから、空港と宿をじぇんさんに往復してもらい、行きに乗り切らなかった自転車を運ぶことにした。 


こちら、2往復目の自転車2台積み&3人積載時の後部座席である。
うまい具合に収容されているのがクロだ。

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そして、ふたたび空の旅。

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苦労しながら帰ってきた飛行機輪行3台だが、この後お世話になっている人たちとの食事会で、羽田空港から虎の門へと向かわなければならなかった。


浜松町まではモノレール。そこからは、たとえ1人1台でもいいから、とタクシーを選択。


空港からのお客さんで混雑している駅で数十分待ち、なんとそこに救世主のごとく現れたのは……


大型タクシー。運転手の方は、スポーツサイクル経験あり。


3台と3人を一度に乗せてくれ、心づけさえも受け取らず、安心安全に私たちを目的地に運んでくれた。
通常輪行袋でも断られることがしばしばあるタクシー乗車だが、この日は奇跡のような出会いに心から感謝した。

 


北海道食い倒れツアー、最後の目的地は

「肉塊 UNO」

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上質な赤身肉を、食って、食って、食って、食い倒した。

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この店からの帰路が死ぬほど大変だったのは言うまでもないが、精神・胃とともに充実した、素晴らしい夏の旅行だった。

中札内グルメフォンドの代表の方に偶然ロビーで会った際にも、「エイドはどうだったか?」「水は足りていたか?」「何か改善点はあるだろうか?」と、熱心に話を聞いてくださって、これからさらによくなるイベントなのだなあと、改めて感謝の念を抱いた。


尚、駅から自宅までの道のりを輪行袋を担いで歩く気力はなく、途中で工具を取り出し自転車の形に組み立てて帰ることとなった……。

 

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今日もお疲れ様でした!(朝一で見つけた四つ葉のクローバー!)