チャリ沼にドボン!

また夢に負けて、昨日を愛おしんで

箱根駅伝が山へ呼ぶ、新春ヒルクラライド

1月4日、気温も13℃ほど。
正月休み最終日ということで、じぇんさん、虫さんとともに新年初ヒルクライムに向かうことにした。


場所は、箱根(国道一号)


じぇんさんからの

箱根駅伝見てたら箱根に行きたくなった」

という唐突な連絡が、私たちを山へと呼び寄せたのだった。

 



・スタート!片瀬江ノ島駅


走り出し予定は8:30。
自走のためか朝から連絡の取れないじぇんさんに、「時間通りくるだろうか」という不安を募らせる。


が、無事に彼女はやってきた。


年末に安く譲ってもらったガーミン520Jを、なぜか横向きに搭載して。

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虫さん「これ設定してある?」
じぇんさん「ガーミンコネクトは入れたよ!」


すべてのセンサーのペアリングはおろか、トレーニング画面の表示設定もされていない。
突如ガーミン初期設定の会を開催し、9:00過ぎにスタートとなった。

 


・快適、国道134号


風もなく、車も少なく、慣れた道はとても走りやすい。
昔に比べて、自然とペースアップして走れているし、それにつらさを感じなくなった。

箱根湯本のセブンまで、びゅーんと1時間半ほど。

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じぇんさん「すごいねガーミン!ケイデンス面白い!」


途中から、めちゃくちゃガーミンを注視していたじぇんさんが、大はしゃぎ。後ろから見ているとヒヤヒヤするが、楽しそうで何より。


私も今回からはじめて画面にケイデンスを表示させたので、その気持ちがよくわかる。
おのおの、軽めの補給をとって、いざ箱根の山へ!

 

 

・新年初ヒルクライム


弱虫ペダルラストクライムの聖地

であり、箱根駅伝のコースでもあるこの地だが、観光をせずに自分のペースで走るのは初めてだった。


じぇんさん「今日はゆっくり行くよ~」


虫さん「ゆっくりなら私のペースに合わせてから言うんだな!」

 

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というわけで、箱根湯本の橋を過ぎて、

各自解散!

 

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約14kmのヒルクライム

平均勾配は、確か5%ほど。

最初から、げんなりするくらい長い。

ガーミンを見ながらケイデンスを守りつつ、地道に登坂。

 

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大平台(バカヤロウカーブ)を順調に通り過ぎるが、宮ノ下で車の渋滞につかまった。

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このあたりのバスの進路の塞ぎっぷりは、尋常ではなかった。

 

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そして、ここから少し斜度も上がる。

「こんなに斜度あったっけ?」というのが、久しぶりに訪れた感想だった。

 

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それほどきつい勾配ではないが、ケイデンスを守るのがどんどんとしんどくなっていく。


そもそもこのケイデンス数は、ただのマイルール。
勝手に定めた根拠のないものに従っているのだから、しんどいのも当然かもしれない。


いつかは泊まりたい憧れの三河屋旅館を横目に、長いな~久々で身体がクソだな~と登っていく。

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箱根恵明学園を過ぎてからが、まだ長い。
いよいよか!と道がとぎれ、光りが差す景色からもうひと踏ん張り。

 

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いつも思うが、国1は最後に下りを挟んで最高地点へと達するところが、あまりいただけない。


結局数字に振り回されて、グッダグダにダレたところでゴール。

 

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先についたじぇんさんと合流し、写真撮影をしていると、地元のサイクルチームの方が声をかけてくれた。
シャッターを押してもらっている間に、虫さんもすぐに到着。

 
珍しく、三人揃っての記念撮影ができた。

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私とじぇんさんはケイデンスに翻弄され死んでいたが、虫さんはマイペース登坂をモノにし、かなり元気。


身体が冷え切る前に、来た道を下って昼ご飯を食べることにした。

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・閉店、小田原のマック

 

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宮ノ下にあるビーフシチューパンのお店へ行こうと、意気揚々と下っていくが、残念ながら正月休み。

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そして、ここからは車の大渋滞で、思うように走ることができない。

 

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さらに、国1は日陰が多く、下っても止まっても寒い。
思いのほか時間をかけながら、何とか箱根湯本まで下りきった。

 

今日はリミットがあるので、小田原駅で昼食をとって帰り道は輪行することに。

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冷え切った身体に、ケンタッキーのあたたかな飲み物やスープが染みる……。
行きたかったマックは閉店していたが、ケンタッキーによってポテト欲が満たされた。

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あれやこれやとガーミン、ストラバの設定を話し、いつもの通り他愛のない会話をして解散。
今年も、こんな感じで楽しくゆるく、真面目なところは真面目に、やっていければ幸せだ。

 

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今日もお疲れ様でした!(明るい時間のライドは平和)

走り初め、東京観光と手賀沼平坦ライド

すでに仕事も始まりましたが、あけましておめでとうございます。

旧年中は、こんな拙い走行記録を見守ってくださり、本当にありがとうございました。

 

本年も無事故で怪我なく、そして楽しく走っていこうと思います。

変わらず、おつきあいいただければ幸いです。

 

 

 

新年初ライド、晴天の1月2日。

虫さんと2人で、都内の観光地を回る平坦ライドをすることにした。

 

新宿スタート!

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まず、新宿走り出しすら初めての体験である。人も多く、初売りセール日と重なりさらに混雑しているが、皆が無関心なため輪行解除も難なくクリア。

 

ゆるゆると走り出すも、交差点の複雑さ、信号の多さ、加えて路上駐車の多さで少しも進まない。

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ちなみに、初めてナビとして使ってみたガーミン820jの画面はこんな感じ。

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非常に詳細なので、コンビニに寄りたいときに、地図上のアイコンでいち早く見つけることができる。


都会なら、「セブンに行きたいから、ここのローソンに寄るのはやめて次にしよう」ということも可能だ。

 

 

たらたらと20km前後の低速で、まずは聖地であるTDCを通り過ぎる。

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トーキョードームシティ、もといトーキョードームシティホールは、舞台弱虫ペダルの東京公演でお馴染みの場所なのだ。

 

物販で並び慣れた会場を通り過ぎ、お次は秋葉原

 

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これも、弱虫ペダルの聖地だといえよう。

 

人の多さ、見慣れたはずの電脳街はローディーに混乱をもたらす。

自転車とともに見る景色は、都会の圧倒的な脅威を感じさせた。

 

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虫・クロ「とかいこわい……」

 

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何度電車で訪れた場所であっても、自転車と一緒だといつもと違う見え方になる。

 

 

続いて、路駐の車に翻弄されつつ神田川沿いの大通りを走り、スカイツリーへ。

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ランドマークと自転車は、やはりかっこいい。

 

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途中トイレ休憩を挟みながら、交通量の多い国道6号へ入っていく。

普段はトラックが多いらしいが、正月休みということもあってか、ほとんどが普通乗用車だ。

 

ただし、運転が下手。

 

おそらく連休で久しぶりに乗るという人も多いのだろう。

歩道にははみ出すは交差点ではまごつくわ、よくわからないところで割り込みを始めるわと、道路は長い渋滞だった。

 

最終目的地となる手賀沼を目指し、荒川、江戸川を越えて、千葉へ。

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 40km強で3時間半というペースが、この信号峠と交通状況では限界だった。

 

ほどなくして柏市に入り、ようやく国道6号を外れて穏やかな道へ。 

 

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たどり着いた、手賀沼のサイクリングロード!

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ようやくペースアップし、見渡す限り山のない千葉の景色を楽しんだ。 

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クロ「すごい、まっったいら。ど平坦」

虫さん「だからこっちに走りにきたかったんだよ〜」

 

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10kmほどだが、珍しく、虫さんに平坦を楽しんでもらうことができた。

 

 

かつて、この手賀沼に走りにきてフレームを割る落車をしたことを思い出す。 

その頃に比べれば、随分と2人とも成長したのだなあ、と感慨深いものがあった。

 

酉年なので、飛翔!

 

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(と、両手を離す練習をしてみるも、飛べない生まれたての鳥か何かにしかならないクロ)

 

真っ平らな千葉を堪能し、最後は虫さんの親戚のところでお昼ご飯をご馳走になって、輪行帰宅。

新年らしく、いいものをたくさん見られた気がするライドになった。

 

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今日もお疲れ様でした!(都会の信号峠は寒い)

 

走り納め、おじさまと牧馬峠ライド

12月28日、そこそこ風が強い。

お天気にも恵まれて、2016年最後のライドの日を迎えた。

 

虫さんとおじさまと、ほぼ一年ぶりとなる牧馬峠(まきめとうげ)に走りにいくことに。

去年末も走り納めは牧馬峠だったなと、うれしい気持ちになる。

 

冷たい風の中を、境川沿いにひたすらゆったり進む。

大きな道路は年末の気配で車で混み合っており、帰省などの久々の運転組も手伝ってかあまり状況がよろしくない。

それならば、人の影もほとんどないサイクリングロードを行った方がずいぶん楽そうだ。

 

城山湖のそばのコンビニで休憩。ここから城山湖へも登れるが、今日は回避。

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くりいむわらびはやはり絶品……!ただ、個人的には黒みつが一番好きだ。

 

津久井湖方面から相模湖ピクニックランドの前まで行き、そこから牧馬峠に至る道へ入っていく。

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国道517号の起伏といえば、柳沢峠200の最後に通った、街灯のまったくない「藤野の起伏」だ。

AJ西東京は、ブルベのコースをいつも分かりやすいイラストで紹介してくれている。

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そのイラストで表された、この部分に当たる。

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この暗闇に苦しめられたことは記憶に新しい。

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ブルベのときは山中湖方面から来たために途中から道が変わってしまうが、私はこの藤野の起伏を含めた牧馬峠に至る道のりが大好きだ。

 

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 適度な自然林、登り基調、日陰と日当りのバランス、起伏道……

 

そして最後に待ち受ける、ドーナツ坂。

標識によれば12%だそうだ。

 

せっかくなので私のキシリウムの良さを虫さんに体感してもらおうと、ホイールを交換する。

12-25tのキシリウムと、12-28tのゾンダ。

 

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ゾンダの最初の乗り心地はキシリウムに比べて「大味」という感じだった。

走り出し、低速域はキシリウムよりは重たいかもしれない。

 

そんな感じで、かつて乗り始めの頃に足を着き、一年前にはヒーヒー言いながらリベンジを果たした牧馬峠のドーナツゾーンへ。

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きつく……

 

ない!!!

 

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普通によくある斜度だ!!!!

 

せっかくいつもより軽いギアがあるので、28tを遠慮なく使ってみる。

 

軽い!!!まわる!!

 

これがインナーローの真髄か!!!!!

 

いつも、自分の脚力にとっては踏ん張るようなインナーローを使ってきたためか、1枚軽くなったときの感触は、相当なものだった。

 

ものすごい壮快感とともに、牧馬峠登頂!

好きな峠だけあって、今年もここに最後に来られたことを、本当にうれしく思う。

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ゾンダは下りもずいぶんパワフルだった。キシリウムは高速域はあまり得意ではないと言われているので、速度が乗ってくるとギュンと伸びる!というやつは特にない。

ゾンダには、それがキシリウムよりもある気がした。

 

そして、ここからは慣れた起伏道をゆったり(時折アタック合戦で、最後までおじさまに抜き去られながら)走っていく。

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吹きすさぶ風の中、最後は中華屋でゴール。豚玉ラーメンにライスまでつけて甘やかしランチ。 

油たっぷりの中華風の、豚肉入り玉子焼きがラーメンの真ん中にドーン。

あったかくて、油があまくて、とても美味しい。

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今年も、おじさまには敵わなかった……。

来年もまた、楽しく遊んでもらえますように。

 

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今日もお疲れ様でした!(自転車の洗車も無事完了)

 

クリスマス!ガーミンが家にやってきた話

クリスマスを前に世間が浮かれている週末、仕事後にショップへ猛ダッシュ。

 

 

そして、

 

念願の……

 

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ガーミン820J!!!

メリーーーークリスマーーーーーース!!!

 

私の手元に、クリスマスプレゼントがやってきたのだ。

昨年はホイール課金が自分へのクリスマスプレゼントだったので、毎年沼だなぁと思ってしまう。

 

さて、ガーミンを買ったはいいものの、ブルベ装備をしようとして、ハンドルの狭さにつまずく。

 

現状、ハンドル周りにつけるものは

キャットアイ ストラーダスリム

・ガーミン820J

・volt1600 

・ジェントス閃

・キューシート

だ。もちろん、鬼門となるのはキューシート。

 

結局、マウント系をつけるのかどうか、ブルベのたびにつけはずしが可能なのか、散々悩んで、下記の「普通にハンドルに全部載せる」形に落ち着いた。

 

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とりあえず、200kmまでなら許容範囲だろうと、マウント系は買わずに年始のブルベを試してみることに。

ただ、これではガーミン用の充電器がハンドル周りにセットできないなど、問題は山積みだ。

 

ブルベの方々は、ブルベのときにしかつけない装備は、一体どうしているのか…。

マウントごと外すのか、マウントはつけたまま装備のみ外すのか、いっそ自転車ごと変えるのか??

 

ごちゃつくハンドル周りとの戦いは、まだ始まったばかりだった。

 

そして、残すところ今年の野外実走はあと1日。

筋トレごときではしのげない体重の増加を、食い止めることはできるのか。

 

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今日もお疲れ様でした!(この時期は乾杯の嵐)

 

 

アタック城山湖、冬の日のおじさまライド

12月18日、平年にしては気温の高めの快晴。
久しぶりに、ショップのおじさまとのライドだ。

虫さん、ゆたそさん、クロとおじさまの4人で、馴染みのあるコースを走ることにした。

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・朝ごはん休憩


境川CRを雑談しながらまったり走りだし、10kmほどでコンビニに立ち寄る。
ゆたそさんが朝食をとり、その横で私はあんまんとホットコーヒーを補給した。
冬の補給食として、最高の組み合わせだ。

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夏ならば、セブンにかぎり豆大福とアイスコーヒーというのも素敵だが、トイレが近くなると困るので、ブルベの際には取り入れにくいのが悲しいところ。

 

ローソンのコーヒーカップがやたらと可愛らしい。

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・アタック!城山湖


そのまままったりとしたペースでいざ、城山湖へ。
城山湖発電所の上に至るルートは多々あるが、今回はそのうち13%の坂を含むコースで進むことにした。

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そして、坂道がはじまり、おじさまが加速。


追う。

 

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やっぱりちぎられる。

 

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ただ、せめてもとインナーローを封印し、減速してもあきらめない、踏めるところでは踏む、という気持ちで走った。

どうしておじさまはいつも坂で仕掛けてくるのだろうか……。

 

何度見ても、城山湖の景色は絶景。

 

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都市を見渡すのも、穏やかな湖面を見るのもとても楽しい。

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津久井湖インターバル

 

寒いダウンヒルのあとは、わりと高いところか津久井湖を見下ろし、アップダウンを繰り返す。

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おじさまが登りのたびに加速するので、二番手についていた私は追わざるをえず、キレ気味のゆたそさんの声を背後に聞きながら、集団はばらけることに。

 

追っても追っても最後にはちぎられる。

 

結局ちぎられたまま、バス停のベンチスポットにて小休止。

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その際に、虫さんが自慢のチタンフレームやら、ゆたそさんご自慢のカーボンホイールやら、おじさまご自慢のアレなカーボンフレームやらに跨らせてもらい、ちょっと遊んでみる。

 

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そして、ここから先はやや林道っぽさのある、細い道の登り基調だ。

 

ゆったり走り出してすぐ、おじさまがポツリと「もう何をやっても速くならない」と零した。

冬で関節などに不調が出るのもあるし、もちろん年齢的なもので若い頃のようにとはいかないのだろう。 

 

それでもめちゃくちゃ速いのに、この人も衰えに悩んだりすることもあるのだろうと。

 

本当に、しんみりして、

「何言ってるんですか!」と口にした瞬間

 

おじさま、加速

 

「ああああ本っ気で油断してたのにぃいいいい!!!!!!!」

 

林道に響き渡る腹の底からの絶叫。

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死ぬ気で追いかけたが、次に斜度が上がったらもうもたない!!というところで、本当に斜度が上がって見事にちぎられた。

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息が上がる前に回転を落として重いギアを踏むなど、そんな芸当私にできるはずもなく。

 

ものすごく楽しかったが道半ばにして脚がブルブルしていた。

この写真は、完全におじさまに不満を訴えている図である。

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 ここからは気持ちよく下り、美しき橋でも一枚。

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このあとは補給食もないのに空腹になり、昼飯どころまでココア一杯でしのいだので、力はあまり出ず。

どんなライドでも、カロリーをとれるものは持っていないといけないというのに……近所のライドだと気を抜いてしまう。

 

インターバルをせずにゆるゆると慣れた道を帰り、胡麻味噌担々麺でようやく生き返ることができた。

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そして、夜は虫さんとゆたそさんとオシャレ飯。

「今日走ったしね〜〜」と言いながら、明らかにカロリーオーバーなデザートまでつけてしまうのだった。

 

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今日もお疲れ様でした!(夜のケーキは筋トレの戒め)

 

 

アナログな味方、キューシートホルダーの話

2016年からブルベを始めたものの、今シーズン中にはガーミン様というお高いものを手に入れることは叶わなかった……。


そんな中、頼りになるのは「キューシート」

交差点や進むべき方向、標識、区間距離などを記したブルベの必需品だ。


地図を正確に読むのが苦手で、病的な方向音痴で、かつ文字の認識だけが妙に得意な私の場合、このキューシートがかなり力を貸してくれる。


そして、欠かせないのが、キューシートをハンドルに取り付けるためのキューシートホルダー。

私なりに突貫工事で装着し、1シーズンを通して使ってみて、多少の不便もあったので改良することにした。

 



①簡易タイプ(旧型)


・必要なもの
ベルクロテープ
丸型面ファスナー(シール)
A6カードケース(ハード)
帽子クリップ


すべて100均で手に入る。


・作り方
カードケースの裏面に、面ファスナーシールを貼る。カードケースの上下に錐で穴をあけ、帽子クリップを通す。

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・装着
ハンドルとステムにベルクロテープを巻き、そのうえにキューシートを入れたカードケースを貼り付ける。
吹っ飛び帽子に、帽子クリップをハンドル下にくぐらせておくといい。

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これの利点は、「明日ブルベに出よう!」と思ったら、その日のうちに準備ができること。あと軽い。

ただ、難点は向かい風、ダウンヒル時の強風にかなり弱い。

ベルクロでは強い風ではがされてしまうので、いちいち気にするのが面倒臭くなり、2代目の作成を決めた。

 


②しっかりタイプ(新型)


・必要なもの

結束バンド
パイプ5~6cm
バインダー(ポリプロピレン)
A6カードケース(ハード)


100均もしくはホームセンターで手に入る。私の場合、塩ビのパイプはなんと28円。

 


・作り方
カードケースのサイズにあわせて、バインダーを切る。バインダーは、はさみで切れて雨にも耐えられるように、ポリプロピレンがおすすめ。
Z型金具という、挟むタイプのバインダーであることが重要。
※カードホルダー、バインダーのサイズは、自身のハンドル幅に合わせて適宜変更可能。同サイズのクリップボードがあれば、わざわざ切らなくてもオーケー。

 

バインダーに穴と切り込みを開け、パイプを結束バンドに固定する。

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・装着
Bikeguy バイクライトホルダーで、ハンドルに固定する。

このとき、バインダーの切り込みにベルトを通して固定すれば、かなり頑丈に。

カードホルダーにキューシートを入れて挟めば完成!

 

旧型より重さはあるが、風で吹き飛ぶ心配はなさそうだ。位置も高くなり、やや見やすくなった。

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新型は、諸先輩方の様々な知識などを集結して、安く作れるように改良したものである。

とりあえず、年明けからのブルベはこれで走ってみようと思う。

 

尚、自分へのクリスマスプレゼントとして、ハンドル周りに新しいデバイスが増える予定もあるので、そのへんのごちゃつきはまた追々……。

 

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今日もお疲れ様でした!(ブルベカードも収納完了)

 

農道城攻め、小田原満腹グルメライド

12月4日、冬晴れで気温は17℃。
気持ちのいい自転車日和だ。


いつものじぇんさん、虫さんと、風張林道ぶりに遊んでくれるのぞみさん、そしてかねてよりライドの機会をうかがっていたあすくさんをお招きしてのグルメライドだ。  


朝はややゆったりめに、平塚駅集合。
だが、自走かつ早めに駅についていたのぞみさんから、

湘南国際マラソンのため、国道134号封鎖」

との連絡。

一瞬二宮までの電車移動を考えるが、じぇんさんの機転で予定ルートとは違う方から行くことになった。

 

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まさにのぞみさん!といったツールボトルが目に眩しい。

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晴天の海沿いの平坦道はあきらめて、30kmほど離れた開成町へと向かった。

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富士山が見渡せる、どこを走っても気持ちのいい絶景。

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ペダルを回す脚も自然と軽く……

 

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クロ「なんかペース上げ目じゃない?」


先頭を牽くじぇんさんに聞いてみる。
後ろからも同様の意見が飛んできた。


じぇんさん「サイコン壊れて速度がちゃんと出ないんだよね」


誰だじぇんさんに先頭を任せた奴。
と思いながらも、このルートはじぇんさんとご縁あるランドヌールの方から教わったもの。
一度走ったことのあるじぇんさんに、アテンドを頼むしかないのであった。

 

とはいえ、看板が見えれば、もう間もなくである。

 

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・絶品ハンバーグ  


1時間半もかからないくらいで、目的地へ到着。

 

これが、 「備長グリル もん」だ。

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通称、坂シャブハンバーグ。


これは、過去の記事でもちょろっと書いた、私がじぇんさんとの初ライド&初ヤビツ峠で連れまわされたときに、用意されていたご褒美メニューである。
坂シャブに目覚めた記憶を思い返しながら、実に一年半ぶりの来店だ。

 

ここの、「自家製ハンバーグもんスタイル」
ライスかパン、サラダ、ドリンクもついてたったの972円。
しかも自家製ドレッシングが3種類ついてくるし、ハンバーグのソースも種類から選べるのだ。
基本は200gだが、+108円で肉の量も増量できる。

 

肉を増すのか、ライスを増すのか、そのカロリーは消費できるのか……?女性の集まりらしく、あーでもないこーでもないと言いながら、注文をする。


このあとスイーツも待っていることを加味し、内容はやや控えめに(?)
ちなみに、このお店のオープンは11:30だが、昼時はかなり混みやすいので注意してほしい。

 


ほどなくして……

 

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たまらない。
シャブい。

 

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ソースをかけるとこんな感じ。


さわやかのハンバーグに比べると、コショウがやや弱く、肉のうまみのわりにアッサリしている。
食べると誰でも坂が好きになる、魅惑のハンバーグ。尚、虫さんにはその効果は期待できないようだ。

 

ランドヌーズの先輩、あすくさんからブルベの話を聞き、じぇんさんの素ボケにのぞみさんさえつっこみ、虫さんはひたすらに坂への恨みと美食の写真を極め。
おしゃべりに花が咲く感じは、女性同士のライドの醍醐味だ。
ブルベのときにはない、自転車のお供に座ってゆったりご飯は、とてもしあわせな気持ちにしてくれる。


お腹も膨れたところで、ここからさらに30km。
農道のアップダウンを超えて、小田原の石垣山を目指すことにした。

 

 

・南足柄農道インターバル

 

最短ルートでいけば、国府津~小田原のほんの10km未満で済むところを、あえて農道で攻めるじぇんさん。

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ここから先はひたすらアップダウンの繰り返しだった。
下りの勢いで登り切れるほどではない、ひとつひとつが長めの起伏が続いていく。
のぞみさん、じぇんさんと速度を合わせ、その後ろをあすくさんと虫さんがおしゃべりをしながら走る形になった。

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表向きは楽しく雑談。たとえば女子のレース界隈や、ブルベ、ちょっとしたお悩みまで。
しかし、その実際はというと。


クロ「何かペース速くない??!」


のぞみさん「さりげなくインターバルかけてるんだけど……クロさんついてくるなあ」


クロ「もうきついよ~~つかれたよ~~」
じぇんさん「でも走るでしょ!知ってる!!」

 

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なんだこのペース。
少なくとも私にとってはきつい。


グルメライドなのだから、もう少しゆったりすべきというか、しっかり踏み込むような脚の強さで走ることは想像していなかった……。

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そして、農道といえど結構な高さまで登っているようで、思わぬ景色にも出会える。

 

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せっかくなので、ミラーでテクニカルに記念撮影。

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このあともガッツリと起伏を越え、わりと長めのダウンヒルを経て、ようやく小田原駅のあたりまで降りてきた。

 

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早川口をすぎて、すぐ。

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いよいよ本日最後の激坂スイーツ。 

1.7km、最大勾配15%と聞く、石垣山一夜城だ。


瞬間で斜度15%ときくと、瞬間なら何とか?という気持ちになろうものだ。
それについては、「全然瞬間じゃない!!」とのちの虫さんからめちゃくちゃクレームが入った。

 
激坂は嫌いだというのぞみさんが一瞬で消えていくのを見送りつつ、各自解散で一夜城に挑んでいく。

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農道で私の脚は削り取られたのだ……。
そんな前提があろうがなかろうが、この1.7kmが想像以上にキツい。


全行程の8割強がドーナツ坂。 

 

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ハンドルにかじりつくような斜度ではないものの、蛇行する余地も脚を休める場もほぼない(一回だけ、勾配がゆるくなるところがある)結構な激坂だ。


予想以上に長く感じる道のりを行きながら、これでは到底「ふじあざみラインは無理だろうな……」と頭によぎるのだった。

 


・頂上に待ち受けるバターの香り


あすくさんとほとんど一緒に頂上へと到達。
待っていたのは、

「一夜城 YoroizukaFarm」

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有名パティシェ・鎧塚俊彦さんの農場付きパティスリー&レストランだ。 


ひろーい駐車場に漂うバターの甘い香り。
これは、ご褒美感が強い。


少し先まで登っていたのぞみさんが、頂上がよくわからないと言いながら上から降りてくる。
そして、あすくさんとのぞみさんは虫さんを迎えにリピートヒルクライムするのであった。


虫さん「ほんっとクソ~~~」


すぐに、虫さんが元気に登頂してきた。怒っているが、相変わらず元気である。


日暮れも迫っているので、さくっと記念写真を撮り、

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テラス席で贅沢にスイーツやパンを楽しんだ。

 

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ドイツ風のさくらんぼと洋酒が効いた、激ウマご褒美である。

こってりと見せかけて、どちらかといえば繊細な、さらりと食べられるケーキだ。

甘い物が好きなら、登り甲斐もあるだろう。

 

 

帰りのダウンヒルは、かなーーりキツいものの、小田原市街からうーんと先の江の島までが見渡せる、素晴らしい夜景だった。

 

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何度も止まりつつ、景色を眺める。

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最後に、小田原の有名な小野田クランク(弱虫ペダル1年次のIHで、小野田くんが一番最初に落車したクランク)をご紹介。

小野田くん推しのあすくさんも、喜んでくれた。

 

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小田原駅から輪行となるのぞみさんを心惜しくお見送り!また遊んでもらおうと心に決める。

 

ここからは、軽快な追い風のなか気持ちよく帰る。
あすくさんからは地元のコースの話もたくさん聞けて、とても有難かった。

(あと、虫さんのしょーもない下ネタに結構爆笑していたのが印象深い)

 

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あすくさん「明るいっていいね~~」
虫さん「ブルベの夜は暗いから……」
クロ「都市型は明るいけど、信号峠がつらくない??」
じぇんさん「それな~~~」


と、ブルベにくらべて随分明るい都会???の平坦ライドを楽しんだ。


暗いわりには早い時間に平塚駅に帰りつき、車で帰宅するあすくさんにお別れのご挨拶。
凍らない山へのライドを、ぜひにぜひにとお願いし、本日のグルメライドは終了となった。

 

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今日もお疲れ様でした!(おばけよりも怖いものがある)